魔力は異常なほど持っていながら魔法が使えず、おまけに忌避されているらしい黒色魔法の適正が発覚し放逐されてしまう主人公。
強制転移された先で瀕死となるが、世界最強の魔法使いに拾われると同時に現代日本人である記憶が蘇る。
その後修行を続けて魔法の学校へと入学し、物語は学園モノへと進行する。
ただ、
...続きを読む元日本人の転生の設定だが、知識チートの類は使われていないので、なんで転生設定なのかは意味不明。
この手の物語に多い、美少女にやたらモテる系だがやっぱり鈍感野郎設定でかなり不自然で、いつも思うがどうしてラノベの作者は主人公のみ思春期とか不自然に無視するのか疑問。
主人公は学生レベルであれば無双できるぐらいの実力はありそうだが、師匠関連ではさらに上の実力者が大勢いるっぽく、そう考えると騎士団だの魔法学校の他生徒だの、偉そうなセリフで登場する敵キャラが滑稽なほど圧倒的に弱いと言うことになる。
そう言ったバランスの悪い点を考えなければ、そこそこに読んでいて楽しい作品ではあるけど、感動するとかワクワクする度合いはそれほど大きくもなく及第点と言ったところ。