福沢諭吉「学問のすすめ」 ビギナーズ 日本の思想
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福沢諭吉「学問のすすめ」 ビギナーズ 日本の思想

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国際社会にふさわしい人間となるために学問をしよう! 維新直後の明治の人々を励ます福沢のことばは現代にも生きている。現代語訳と解説で福沢の生き方と思想が身近な存在になる。略年表、読書案内付き。

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福沢諭吉「学問のすすめ」 ビギナーズ 日本の思想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    学生か社会人なりたての頃に、岩波文庫か何かで学問のすすめを読もうとして、挫折した覚えがあります(苦笑)。
    しかし、こちらの文庫は、とても読みやすい口語訳になっているので、時間はかかりましたが、挫折することなく読み切ることができました。
    福沢諭吉は福翁自伝が、読みやすいし内容的にもおすすめだと個人的に思いますが、学問のすすめを読むなら、こちらの文庫本で読むのがおすすめです。

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    学問をすれば、誰もが賢人になれる。
    日常生活に役立つ実学を学ぶ。

    暴虐な政府の支配を受けたくないならば、学問に志し、自らの才知と徳行を磨いて、政府と同位同等に向かい合える力を持つ。

    国民に独立の気力がなければ、独立国家にはなれない。まずは国民一人一人が自立しよう。

    国民と政府とのあり方について述べている部分が多いのは、国がまだ若いからだと考えている。しかし、今にも通用する考えであることが分かる。

    道理を説いて政府に迫るのが上策。むやみに命を棄てても文明には何ら役立たない。

    自分の考えで他人を束縛してはならない。

    衣食住が安定して独立したということではない。未来へ文明の恩恵を遺す。
    人間は食べることだけで満足してはいけない。学問に励もう。

    見識や品行の高尚を目指し自ら妥協してはならない。

    怨望(恨みに思うこと)は、不善中の不善。これ以上の悪はない。
    政府も民間も自由な活動を妨げてはいけない。

    物欲を抑えて精神の独立を果たす。

    人望を得る道は交際を広くすることから。
    話す能力は大切。話し方や表情が大事。
    交際に必要なのは虚飾ではなくて真心。

    今にも通ずる話。そのためか、当時は批判を受けたとのこと。

    少し難解だが何度も読んでみたい。

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    もう10年早く読みたかった。読書をするのに遅いということはないが10年早く読んでたら今だいぶ変わってたかもしれない。なぜ人間は学問をするのかから始まり、それが政治と人民との関係や国と国関係にどう繋がるか。そしてそれを踏まえた上で人はどうあるべきか。当時の福沢諭吉の思いを訳文からでも充分強く感じれる。例えば本文でこれは私福沢に与えられた使命なのです記し、本作に並々ならぬ思いを注いでいたことが伝わる。当時専制政治の慣習が抜け出すがまだその慣習が残ってあた時代。人民に不安を感じ、外交に不安を感じていたということも伝わる。少なからず人生の見方を変える一冊だと思う。リピートしたり原書も読みたい。

    0
    2022年04月28日

    Posted by ブクログ

    「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
    この書き出しから本書を知る人は多いだろうが、おそらく最後まで読んだことのある人はどれほどか。
    斯く言う私も、この少々偽善的な出だしが苦手で敬遠してきたのであるが、機会を得て読んでみれば、全く思っていた内容と違い、衝撃。
    昨今の日本について常々思っていたことが、驚くほどそのまま書かれていた。
    国内外が不安定である今こそ読むべきと思える一冊。
    もちろん細かな点では現代に合わない部分もあるかもしれないけれど、それでも、一体いつの時代に書かれたのかと疑いたくなるほど、今の日本が抱えている諸問題に対する答えが多くある。
    逆に言えば、100年以上もこの国と国民は成長していないのかと申し訳ない気持ちにもなった。
    「今から数十年を経た後の文明の時代には、その時代の人たちが私たちの恩恵を感じるように」との一文があるが、恩恵を感じるどころか、100年経っても未だに教えを請わねばならない状況にあるとは、福沢諭吉ご本人も想定していなかったのではと思う。

    あとがきによれば、本書は福沢諭吉の門下生のお孫さんが訳されたものだとか。
    柔らかい文体で非常に読みやすかった。
    他にも別の方が訳されたものがあるので、そちらにも目を通し、いずれは、あとがき曰く「福沢独特の説得力」を感じられる原書にも挑戦したい。

    0
    2022年04月27日

    Posted by ブクログ

    なぜ学問をするのか。そして、学問を修めた者の責務とは何なのか。福沢諭吉はその答えを、「文明の進歩のため」そして、「国家の独立を得るため」としている。

    学んだものは、活かさなければならない。少し学んだだけで、それをただのステップにして職に就き、日々の暮らしを保つのに腐心するだけでは、個人はそれでいいだろうが、文明が進歩するのに寄与するには至らない。福沢は例として、世の中のすべての人が、自分の家計をやりくりすることのみを考えていたとしたら、新しいものは生まれることなく、ずっと同じ文明水準のまま時代が過ぎて行くだろうとしている。

    原書は明治初期に著されたものである。元々、小冊子のような形で短い論評を断続的に発行した、「シリーズ本」であったようだ。発行当初のコンセプトは初学者に向けたメッセージであり、子どもに向けて話すような非常にわかりやすい内容であったが、次第に近代社会のあり方について、日本の当時置かれていた状況に強い危機感を持って読者に訴える内容となっている。

    そして、福沢が原書中で日本の将来について心配した内容は、後年になっておよそその通りの形で日本を狂わせ、現代に至っている。当時の学者とは、ここまで国の行く末を見ることができるほど学問を究めていたのかと唸らされたほど、福沢の指摘は的を射たものである。

    現在の日本はどうだろうか。福沢が主張した「国家の独立」は少なくとも保たれているとは言い難い。学問は文明を拓くためにではなく、大学の名前を得るために行われている。それをどこにも活かさずに仕事をし、まさに家計のやりくりに腐心するのみの人間が大多数である。
    全体が豊かになったことで、日本人は後ろ向きになったのではないだろうか。まさに今、文明を拓いた人々の論考に触れ、行動を起こすことが我々に、特に若い世代に求められているのではないかと考える。

    なお、本書の現代語訳は非常にこなれていて、やさしい言葉遣いになっているので大変読みやすい。これなら、中高生が読むのにも入りやすいと思われる。

    0
    2010年09月13日

    Posted by ブクログ

    日本国民なら誰もが名前ぐらいは知っていよう「学問のすすめ」。恥ずかしながら内容を知らずに生きてきた。
    読み終えて真っ先に思ったのは、へたにビジネス書や自己啓発書を読むよりも遥かに有益であるということ。残念ながら当時の歴史的知識を持ち合わせていないので、本当の理解はできていないかもしれないが、それでも十分に楽しめる。
    そして、今の社会情勢に照らして、今だからこそ読まれるべきではないかと思わされた。

    武士の世が終わり、新しい時代へと移る動乱期、西洋に文明、思想が劣る今の日本に危機感を抱いて、日本人一人一人が日本人としての自覚と責任を持って社会に貢献できるように日本の現状を伝えたり日本国として立派になるように啓蒙している。その手段として学問を提示しているのが本書である、というのがざっくりとしたまとめ。
    これは今の日本においても十分当てはまる要素があると危惧する。昨今の外国人増加による文化的影響や犯罪の増加、土地の買占めなどによる経済的侵略。幕末期同様、外国勢力によって日本が食い物にされているように思える。
    今一度、日本国民の一人として、将来を案じ一国民としてどうあるべきかと感化される一冊。

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    最近、福沢諭吉先生本を触ることが多くて、
    そうなってくると、大昔に読んだ、
    きむ(もちろん発音はキン)版を再読したくなった。
    ACAPで、、と思ってたら、
    近所の古本屋で110円で何冊もあった
    ありがとう、古本屋。
    ということで、
    現在の世界や日本の状況なんで、
    特に読みたくなりますねぇ。
    何遍読んでも気づきがありますな。

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    基本的人権のこと、なぜ改めて説いているのか考えたら、江戸時代は身分制度があったからなんだね。議員制民主主義のこと、男女平等のこと、学問の必要性など、現在の日本の思想の基本を説いている本。今読んでも素晴らしい。

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    訳者が現代語訳したことで、原文の切れ味の良さが表現しきれなかったと書いていたが、現代語訳でもすごく強い攻めた文章だなと感じた。女性に関する記述と、学問では、読書だけでなく実践を求めていく姿勢、闇雲に洋学をありがたがるのはどうかとヨーロッパと日本を置き換えてユーモアたっぷりに述べていた部分が印象に残った。しかし、付録の個人的なエピソードに関しては、真偽はともかく他人が大事にしてあることを無碍に扱うのは、非常に罰当たりで、よくないと思った。

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    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    チコちゃんは聞きます。
    「学問のすゝめ」は何を書いている?
    「学問のすゝめ?知ってるよ。天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず、というヤツでしょ?明治の四民平等を広めた人だよね」
    そんな風にドヤ顔で答えてくる一般人のなんと多いことか。
    ボヤーっと生きてるんじゃねーよ!

    その人に聞きます。「貴方は学問のすゝめを最初から最後まで読んだことがありますか?」
    おそらくほとんどの人は読んでいない。私も、大学のゼミで、半年かけて読むまでは、福沢は四民平等を訴え、自由民権運動を理論面から支えた人だと思っていた。ところが、最後まで読むと福沢は自由民権運動にほとんど関心を持っていないことがわかる。何故こんなことになったのか?
    理由はある。福沢諭吉は、話しこどばで学術書を書いた先駆けであり、本書は明治のベストセラーになったので、簡単に読めるとみんな勘違いしているのだ。いざ紐解くと、かなり高度で幅広い問題を論じているので、ほとんどの人が途中で挫折するのである。或いは最初だけ読んで理解した気になっている。それは「読んだ」とは言わない。

    「四民平等」の「権理」(権利)を述べたのは、ほぼ最初のみ。
    そのあと、「自由」と「わがまま」の違い、や「政府が産業を起こすべきか」「民間が産業を起こすべきか」とか、国民はこれから「実業」を学ぶべきだとか、「人と人との付き合い」は「国と国との付き合い」につながるし、「一身独立」してこそ「一国独立」する、というような、現代でも「意見の分かれる事案」ではあるが「重要なこと」をつらつら、ほぼ4年間(1872-76)かけて書いている。全17巻の啓蒙書集である。明治時代初めてのベストセラーだった。一巻20万部も発行された。全て合わされば340万部も国内に出回ったという。当時の出版事情、識字率を考えれば、ものすごい影響力を持っていたとは言えよう。

    結果的に明治時代のブルジョワ資本主義を理論面から支えたのかもしれない。その方向が正しいのかどうか、そもそも日本は福沢の思った方向に行ったのか、その辺りを検証しようとすると、物凄く難しい学術書にならざるを得ない。

    福沢は「もし、国民が全員学問に志して物事の道理を知り、文明の風潮に進むならば、政府の法もいっそう寛大で情け深いものとなるでしょう。法が過酷になるか寛大になるかは、国民の品性によってどちらかの傾向が強まるのです」(佐藤訳)という。
    だから富国強兵は、福沢の当然の帰結であったし、イギリスの属国に成り下がったインドなどは絶対避けたい国の姿でした。

    この方向に、第二次世界大戦の日本の悲劇があると思っている私には、やはり漢文調の本を書き続けていた中江兆民の「小国主義」を対置してしまう。

    「学問のすゝめ」は何を書いている?
    一言では表せない、明治時代初めての国のグランドデザインを書いていた。

    0
    2022年01月31日

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