統治作品一覧

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  • 公安警察の手口
    3.8
    監視社会化が進む日本。こうしたなかで、不当逮捕を繰り返し、統治機構の末端で暴力を行使しているのが公安警察である。いったいヴェールの向こう側では何が起きているのだろうか? かつて赤報隊事件で公安警察に濡れ衣を着せられた経験を持つ著者が、その捜査手法や権力構造を照射し、知られざる公安警察の"真実"を追究する。
  • 後期ローマ帝国史Ⅰ:帝国の勝利
    -
    新たな制度を打ち立てた、2~4世紀の政治史 本書は、ハドリアヌスからユリアヌスまで、2~4世紀を年代順に、人事と権力闘争、外敵との戦いを扱った政治史である。 共和政期、帝政前期の政治史については、日本語で読める文献も多く、皇帝の伝記もある程度揃っている。しかし「危機」の時代と呼ばれる3世紀については、ギボン『ローマ帝国衰亡史』を除けばきわめて少ない。本書はそれを補う、碑文学・古銭学を駆使し最新の研究成果を反映した通史であることに加え、著者はこの時代を「衰退」の時代、「滅亡」へと向かう過程ではなく、多くの失敗もあったが数々の改革を試み、内外の危機に見事に対応した勝利の時代として描いている。 帝政前期には、元老院議員たちが帝国のエリートとして統治の担い手となり、新たな事態に悪く言えば場当たり的な対応をしてきた。そこからしだいに安定した、一貫した統治が可能な官僚機構ができ始め、その担い手として騎士身分が興隆することになる。3世紀のさまざまな改革の試みの到達点がコンスタンティヌスの帝国であったという。 「出来事」を追ううちに「構造」が見えてくる1冊。
  • 皇軍恋詩 紫の褥、花ぞ咲きける【特別SSつき】【イラスト入り】
    4.3
    神聖蓬莢帝国──万世一系の皇帝が2000年にわたり統治してきた、大小一万の島々からなる東洋の絶対君主国。皇族三閥が連綿と対立し合うなか、涼白宮星華は敵対派閥である如月宮家の養嗣子・紫苑と秘密裏に取引した。窮地に立たされた姉・水薙伯爵夫人を助けるために。代償は、紫苑の未来の妻が望んでいるという、マニアックな褥の練習台。他に差し出せるものもなく、白薔薇と讃えられる清廉な身体を開いたが、星華は想像もしていなかった。まさかそれが身も心も焦がす狂気の恋の引鉄になろうとは──。高貴なる皇族たちの、歴史を動かく恋の詩!
  • こうして組織は腐敗する 日本一やさしいガバナンス入門書
    4.0
    ガバナンス(組織の統治)とは、組織としての方向性を定め、メンバーを従わせるための工夫のことであり、あらゆる組織を維持していくのに不可欠である。なぜ欠かせないのか、ガバナンスが不十分だとどうなってしまうのかを、たびたび不祥事を起こして話題になってきた日本相撲協会をはじめ、仏教寺院、学校などのNPO(非営利組織)に加えて、練習中の暴言、暴力等で問題となっている全日本柔道連盟も例にとってわかりやすく説明。
  • 講談社 学習まんが 後藤新平 歴史を変えた人物伝
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大谷翔平を生んだ岩手県奥州市が、世界に誇る巨人・後藤新平は、 医師であり、その後、行政官僚として、不可能と言われた検疫事業を成功させ 感染症の流行を防ぎ、日本を救います。 その後、台湾の統治、満鉄の経営とさまざまな難問を解決し 政治家に転身。東京市の改革、関東大震災からの復興を担った大政治家です。 昭和天皇やドイツ皇帝を驚嘆させた、壮大なヴィジョンと実行力。 板垣退助やビスマルクをして、「医師にしておくにはもったいない」と 言わしめた先見性。 鉄道院総裁として国鉄発展の基礎を築き、震災から現代の東京につながる都市計画をつくったマルチな才能と実行力。 かつて日本には、こんな政治家がいた! 第1話 謀反人の子 第2話 感染症と検疫 第3話 台湾の統治 第4話 満洲の開拓 第5話 東京市の改革 第6話 震災復興 エピローグ 人を残して ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 幸福な監視国家・中国
    3.8
    習近平体制下で、人々が政府・大企業へと個人情報・行動記録を自ら提供するなど、AI・アルゴリズムを用いた統治が進む「幸福な監視国家」への道をひた走っているかに見える中国。 セサミ・クレジットから新疆ウイグル問題まで、果たしていま何が起きているのか!? 気鋭の経済学者とジャーナリストが多角的に掘り下げる!
  • 荒野のプリンセス
    -
    アレクサンドラは生まれ育ったアメリカを去り、祖父のあとを継いでカリスタンの統治者となった。問題山積だが、目下の悩みはカリスタンの人口減少だ。相次ぐ戦争で多くの男性を失ったこの国では、アレクサンドラを含め、若い女性ばかりが余っている。ある日彼女は、アメリカ大統領からの就任祝いに驚愕した。届いたのは、毛並みのよい名馬と見ばえのよい男性。ネイト・スローンと名乗る男性いわく、国家繁栄のため“種馬”を活用してほしいという大統領メッセージを携えてきたとのこと。いったいどういう意味?ネイトの誘うような微笑に、彼女は動揺を抑えきれなかった。★’03~’04年にかけて大統領直属のエリート組織〈オメガ〉の秘密捜査員たちが活躍するストーリーを三作品お届けし、ご好評をいただきました。2、3月そして5、6月と〈オメガ〉の面々が帰ってきます。これまで登場したカリスマ捜査員たちの知られざる過去が今あきらかに!★
  • 黄老道の成立と展開(東洋学叢書)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前漢の前期に主導的な政治思想であった黄老道は長く実態が不明だったが、新たな出土資料を駆使して初めてその軌跡を詳細に分析する。 【目次より】 目次 序説 第一部 黄老道の形成 第一章 巻前古佚書と黄帝書 第二章 『国語』越語下篇の思想 第三章 范蠡型思想と『老子』 第四章 『経法』の思想的特色 第五章 『十六経』の思想的特色 第六章 『称』の思想的特色 第七章 『道原』の思想的特色 第八章 『管子』勢篇の性格 第九章 『国語』の資料的性格 第十章 范蠡型思想の淵源(一) 『尚書』との開係 第十一章 范蠡型思想の淵源(二) 『国語』との比較 第十二章 瞽史の官と古代天道思想 第十三章 古代天道思想と范蠡型思想 第十四章 『老子』の成立状況 第十五章 范蠡型思想と稷下の学 第十六章 黄帝への仮託 第十七章 黄老道学派の成立 第二部 黄老道の隆盛 序 第一章 『経法』の道法思想 第二章 『管子』心術上篇の道法思想 第三章 『韓非子』の道法思想 第四章 申不害の法思想 第五章 慎到の法思想 第六章 道法思想の展開 第七章 法術思想の形成(一) 商鞅の法術思想 第八章 法術思想の形成(二) 韓非の法術思想 第九章 秦帝国と法術思想 第十章 秦帝国の皇帝概念 第十一章 皇帝と法術 第十二章 黄老道の政治思想 法術思想との対比 第十三章 漢帝国の皇帝概念(一) 高祖の皇帝観 第十四章 漢帝国の皇帝概念(二) 恵帝・文帝・景帝の皇帝観 第十五章 「秦漢帝国論」批判 第十六章 漢の皇帝権力と諸侯王 第十七章 漢の帝国運営と黄老道 第十八章 漢の重臣と黄老道(一) 曹参の場合 第十九章 漢の重臣と黄老道(二) 陳平の場合 第三部 黄老道の衰退 序 第一章 『伊尹九主』の道法思想 第二章 『六韜』の兵学思想 天人相関と天人分離 第三章 鄒衍の思想 第四章 『五行篇』について 第五章 『五行篇』の内容 第六章 『五行篇』の思想的特色 第七章 『五行篇』と子思・孟子学派 第八章 『五行篇』の文献的性格 第九章 『五行篇』の思想史的位置 儒家による天への接近 第十章 董仲舒・天人対策の再検討 儒学の国教化をめぐって 第十一章 武帝の統治と黄老道の衰退 あとがき 浅野 裕一 1946年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国哲学。文学博士。東北大学大学院環境科学研究科教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。おもな著書に、『孔子神話』『古代中国の言語哲学』『「孫子」を読む』『古代中国の宇宙論』『老子と上天』『孫子』『墨子』『諸子百家』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 〈声〉の国民国家 浪花節が創る日本近代
    4.0
    近代国家への歩みを始めた日本に国民国家の理念をもたらしたものは、上からの法制度や統治機構ではなく、大衆の側の浪花節芸人が語る物語と、彼らのメロディアスな<声>だった。前時代の封建的秩序を破壊し、天皇制の精神的支柱となった義理人情のモラルをつまびらかに分析、声を媒介に政治と芸能とを架橋して日本近代の成立を探る、斬新な試み。(講談社学術文庫)
  • 国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序
    4.1
    人類のおかれた状況が混迷の度を深め、希望と苦悩が錯綜している今日ほど、断片的な情報ではなく、深い考察が求められている時代はない。本書はまず、国際政治の起源を近代ヨーロッパにたずね、現代までの軌跡を追うことで、その基本的な性質を明らかにする。その上で安全保障、政治経済、価値意識という三つの角度から、差し迫る課題に人間が人間を統治する営みとしての政治がどう答えられるのか、的確な視座を提示する。
  • 「国土」喪失。 なぜ日本は領土を守れないのか
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    尖閣諸島、竹島、北方四島……日本の領土が喪われつつあるいま、初代・内閣安全保障室長が「国家」危機管理のノウハウを説く。「国防力」というと、通常は陸海空の軍事力を指す。その意味では、わが国の国防力は、装備という“ハード=目にみえる国防力”は立派だが、それを運用する“ソフト=目にみえない国防力”は欠陥だらけなのである。「主権意識、情報力、統治能力なき政権に、わが国は守れない! いま求められているのは、愛国心と国防力だ」。にも関わらず腹立たしいのは、中国船による確信犯的な領海侵犯、丹羽宇一郎中国大使の公用車襲撃・国旗奪取……といった事態に際し、怒らないことをもって「大人の対応」と、己の臆病保身を正当化するリーダーの発言が数多見受けられること。日本の国防的威信失墜はとどまるところを知らない。総理をはじめとする政府中枢は、直ちに国際社会と国民に向けて所信表明すべきだ。著者は繰り返しいう、「公憤なき政治家は去れ!」と。

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  • 国民主権と天皇制
    4.0
    惜しまれながら急逝した不世出の法哲学者・尾高朝雄(1899-1956年)、初の文庫版。本書の原本は、1947(昭和22)年10月に国立書院から出版されました。その5ヵ月前には日本国憲法が施行されています。大日本帝国憲法から日本国憲法への移行は、前者の改正手続きに基づいてなされました。そうして「天皇主権」から「国民主権」への大転換を遂げた新しい戦後日本には「象徴天皇」が残されました。国民主権と天皇制ははたして両立可能なのか? もしそこに矛盾があるのなら、戦前から戦後の移行はいかにして根拠づけられるのか? これらの疑問は、単に憲法学の問題であるだけでなく、戦後の繁栄を支えた日本の新しい形は正当な根拠をもつものか、というすべての日本国民に関わる問題でもあります。本書は、この問題を解きほぐしてくれるものです。改正手続きの具体的な経緯をたどり、その過程で起きた「国体」をめぐる論争に触れつつ、「主権」とは何なのか、という問いを追求します。誰にでも理解できるよう、ていねいにたどられていった考察の末、「国民主権」と「天皇制」を両立させる「ノモス主権」が提示されます。本書が発表されたあと、憲法学者・宮沢俊義(1899-1976年)が異論を唱え、二人のあいだに論争が繰り広げられました。本書は、宮沢の批判に対する応答として書かれた二篇を増補して1954(昭和29)年に青林書院から刊行された版を底本とし、その内容を追えるようにしました。「ノモス主権」の概念は、長らく忘れられてきました。しかし、ここには今こそ考えるべき問いがあります。学術文庫『立憲非立憲』に続き、唯一無二の憲法学者・石川健治氏による渾身の「解説」を収録した本書は、新しい時代の日本にとって必須の一冊となることでしょう。[本書の内容]序 言/はしがき/第一章 新憲法をめぐる国体論議/第二章 主権概念の批判/第三章 国民主権の原理/第四章 天皇統治の伝統/第五章 新憲法における国民主権と天皇制/第六章 ノモスの主権について/第七章 事実としての主権と当為としての主権/解説(石川健治)
  • ここから買う株2万円
    -
    日経平均株価が2万円を突破した。割安と言われる日本株の更なる上昇余地はどれほどなのか。 本書は週刊エコノミスト2017年7月18日号で掲載された特集「ここから買う株2万円」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに ・金利上昇で見直される金融株 日米欧中の好況感そろい踏み ・インタビュー キャシー・松井 人手不足など契機に内需拡大 海外投資家が日本株買いに ・自動車、金融株が上昇へ 米経済の後退リスクは低い 弱まる日本株の悪材料 ・割安な日本株 秋には海外の政治リスクが低下 中間決算発表で2万2000円も ・円高でも株高 海外投資家呼び込む要因に 非製造業が利益増 ・変わるインバウンド 化粧品や「コト消費」へ ・人手不足、働き方改革 産業用ロボットや人材派遣 女性の「時短化」製品に追い風 ・低ROE銘柄 企業統治改革で収益向上に期待 ・収益構造 魅力の内需・ディフェンシブ銘柄 ・東証1部昇格へ 新興市場で好調な10銘柄 ・実は出遅れていない日経平均 ドル建ては17年ぶり高値圏 ・懸念材料 米国株に急落の兆し ITバブル並みに割高 【執筆者】 松本 惇、阪上 亮太、井出 真吾、柏原 延行、香川 睦、糸島 孝俊、大川 智宏、藤本 誠之、三浦 豊、菊池 真 【インタビュー】 キャシー・松井
  • ここまでわかった! 卑弥呼の正体
    2.5
    邪馬台国の統治者・卑弥呼は何者なのか? 本書では天照大神説、神功皇后説、朝鮮半島の公孫氏説、卑弥呼機関説など、卑弥呼の正体について9つの説を紹介。
  • 古写真が語る台湾 日本統治時代の50年 1895-1945
    4.0
    日台読者の熱望に応え、空前の快著、堂々の電子化! 李登輝氏(元台湾総統)絶賛!「台湾と日本がともに歩んでいた時代。台湾を知りたい、そして、日本を知りたいすべての方にお薦めします」――全島を網羅! 1千余枚の写真で甦る日本統治下の台湾、瞠目の半世紀! 懐かしさと驚きを満載!「皇太子裕仁親王の台湾行啓記録(大正12年)」「台湾歴史詳細年表」も併録.。本書は、台湾をこよなく愛し、台湾全土を踏破した著者が、これまでに収集した2000枚を超える古写真を構成し、奇跡とも言うべき日本統治時代の台湾を再現した空前の一冊である。そこには明るい南国の空の下、快活に暮らす人々がいる。街があり、村があり、学校があり、工場があり、田畑があり、鉄道があり、そして麗しき自然がある。当時を知る人なら切なく懐かしい光景に、若い世代なら数々の新鮮な発見に出会うはずだ。日台両国の皆さんに、心ゆくまで楽しんでいただきたい。
  • 『古事記』とスピリチュアリズム 「天皇制」――世界に誇るべき日本の遺産
    -
    島国、日本。文化や食べ物は大陸から渡ってきたが、国を治める術についてはなんの教えもマニュアルもなかった。統治については沢山の失敗、試行錯誤があったはずである。そうして生み出され我々が継承してきた統治システムが「天皇制」であった。なぜ日本人は「天皇制」を生み出し、それをベストとして今日まで継承しているのか。その証明と理論をのこしているのが『古事記』。日本最古の歴史書と言われている。日本最古と言われながらも、その内容は、宇宙の成り立ちや世界の原理、権威と権力の原則など、現代になっても物理学では証明できないもの。その「目に見えない世界」を教え、伝えたのが『古事記』であったのだ。『古事記』をスピリチュアリズムの観点から見る本書は、私たちの概念を一掃する新しい視点を与えてくれる。AIとの共存や新天皇即位という、新たな時代へ突入しようとする私たちが、今読むべき一冊!

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  • 古代エジプトの女王 王座で新しい役割を果たした6人の物語
    -
    古代エジプトという巨大な帝国の王座に座った女性は数えるほどしかいない。 メルネイト、セベクネフェルウ、ハトシェプスト、ネフェルトイティ、タウセレト、クレオパトラの6人はなぜ女性の王となりえたのか。 どのような生涯を送り、どのような統治を期待され、何を目指していたのか。 6人の生涯をつぶさに追いながら、およそ3000年にもおよぶ古代王朝それぞれの時代で果たした役割を読みといていく。 これまであまり語られてこなかった女王も、伝説に彩られた有名な女王も、改めて史料を検討し、その歩みを生き生きと描き出す。
  • 古代日本の宮都を歩く
    -
    よく知られるように平城京・平安京以外にも、古代には数多くの宮都があった。王権の所在地であり国家統治の中枢だった王宮は、やがて「百官の府」と称され、京域に貴族官人や庶民が集住し都市文化が萌芽。それは遷都と造都を繰り返す中でもたらされた。半世紀以上にわたり、古代の宮都を訪ね歩いてきた著者が、過去の景観と現在を比較し、文献史料を再検討することによって、宮都の知られざる事実を掘り起こす。通説にとらわれずに史実を明らかにしてきた碩学による宮都案内。
  • 古代ローマ ごくふつうの50人の歴史
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル 古代ローマの人々は、どのような生活を送っていたのだろうか。本書ではローマが大きく発展した共和政末期から帝政初期に生きていた50人の人々(ときどき神様や伝説上の人物、動物も含む)に焦点を当て、彼らの碑文などの資料から当時の庶民の暮らしをひもといていく。 取り上げる50人は、ほぼ無名の一般人だ。クリーニング屋の店主、居酒屋の女将さん、人気のパン屋、美食家、マンションの管理人、美容師、戦車競走の賞金王、兵士、ジュエリーデザイナー、モザイク職人、大理石取引業者、ガラス職人、配管工、小学校の先生、図書館司書、助産師など。彼らはカエサルやアウグストゥスといった、ローマの統治によって歴史を彩った有名人物ではない。しかしその暮らし・人生を一片一片集めることで、巨大なモザイク画のように古代ローマがリアリティをもってよみがえる。 ★写真多数!カラー口絵16ページつき
  • 国家 上
    4.1
    ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトンは、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけでなく、国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなすあの哲人統治の思想に他ならなかった。プラトン対話篇中の最高峰。

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  • 【国家の動かし方(3)】大阪都構想、菅改革……最適な組織設計とリーダーの気合いが事態を動かす【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.222】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■大阪都構想、最終盤で起きた大誤報事件! ■大阪都構想は第一歩、最終目標は統治機構を変える道州制だ ■組織を動かす最大の要因:「やるんだ!」というリーダーの気合い ■なぜ未来投資会議を廃止したか:方針決定と制度設計の役割分担を明確化 ■なぜ大臣が権限を行使できるか:「議論だけ」に止めず実行に移すための環境づくり ■なぜ期限設定と進捗管理にこだわるか:組織全体へのメッセージ ■うまくスタートダッシュを切っているからこそ、残念なこと <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 国家の猫ムラヤマ 1
    完結
    4.0
    2XXX年、人間は絶滅しかけ、どうぶつ達が政権を握るようになった日本。投票率0%で続投決定のムラヤマ総理大臣(ツシマヤマネコ)が国を統治する!! 日本の問題点をあぶり出して燃やす、社会風刺行政ギャグ!! 時事ネタひとコマ漫画「文化庁チンアナゴ長官」も同時収録!!
  • この国のたたみ方(新潮新書)
    4.0
    交通手段が徒歩や馬だった時代に設定された「都道府県」という仕組みは、もはや合理性を失った。すでに日本人の半数以上は都市部に住んでいる。今後は人口減少が不可避であることを前提に、地域の潜在力を発揮させる「市町村+州」の単位に、統治機構を賢くたたみ直そう――。道州制論者として長年、地方自治のあり方を考えてきた第一人者が描き出す「日本の未来地図」。
  • この国の乱れを整える トノヲシテ《瀬織津姫さま》言霊リメンバリング
    -
    古事記、日本書紀では絶対わからないように 完璧に封印されてきた《この国根幹の神話時代》が セオリツヒメ様のご神託とトノヲシテ(ほつま文献)でよみがえる! 《ヤマトびと》のたましいの岩戸を開く衝撃の本! ◎ 「メ(女)の道を世に示してほしい」オオン神(天照大神/男神)の皇后セオリツヒメ様より降ろされた緊急のご神託! ◎ 日本人が、ごく自然に社会の中で身につけることのできた日本の伝統を通じて、ごく自然に継承されてきた教えがトの教え=トノヲシテです。 ◎ 人の良心の中にトの教えは生きています。忘れかけられたトの教え、それが反映されたホツマに触れることによって、神代の時代の本当の歴史がわかるだけでなく、人類が本来持つべき基本的な考え方を学ぶことができます。 ◎ 三種の神器の中でも最も大切なものはトノヲシテであることは言うまでもありません。これは常に肌身離さぬ、という意味を持ってマガタマ、というモノザネで示されましたが、本来はトノヲシテが記された文書です。トノヲシテは時代や地域を超越した理念であり、平和で健全な社会を作り、維持するための宇宙普遍のルールといえるでしょう。 ◎ 古からの天皇方の御意志でございます。つまりは高天原の御意志です。国の大事を成すためには、高天原の意志を以て事に当たるのです。 ◎ 我らはトノヲシテの復興の為に動きます。それはこの国を守る事でございます。どうぞ貴方がたのお力をフルに生かされてこの大事業を貴方がたのものになさって下さい。我らも力添えをいたします。 ◎ トノヲシテはオオン神や指導者達の教育の根源を成すものですから、草民に降ろされたものではありません。 ◎ 日本は、神による建国がなされて、それが現代まで続いているという世界でもまれにみる貴重な国です。その理想の国の建国の過程で様々な困難があったことも、後の世への教訓としてホツマに記されています。 ◎ トノヲシテがふんだんにちりばめられているホツマは、日本の神の教えをすべて削り取った『古事記』、『日本書紀』とは全く次元が異なります。 ◎ トノヲシテとは48音の言霊神、一音一音がそれぞれ神であるのです。ヲシテの文字と音を基にした、日本の建国以来の平和な社会を築くための根本思想をなすものなのです。 ◎ 天照大神は八代天神、男神であり、日本の統治者としての理想のご活躍をされました。その御言葉は皇后瀬織津姫によって筆録され、それがホツマツタヱに反映されているのです。 ◎ トノヲシテとは発音方法や、発声方法とは違います。48元素を示すそれぞれのヲシテ文字と、その音だまこそがクニトコタチ様の宝物でございます。それはモトアケが示しますものでございます。 ◎ トノヲシテは、人がどう生きるのが天の摂理と合っているか、天の摂理と共にある事が、人としてこの地球で生きる上において正しい生き方なのだ、という事を教えて下さっております。

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  • この世の王国
    -
    カリブ海の島国ハイチを舞台に、黒人奴隷、ブードゥー教の祭司マッカンダル、独裁者アンリ・クリストフによる、それぞれの革命と統治、その終焉を、黒人奴隷のティ・ノエルの視点から描いている。次々と繰り出される神話的・驚異的現実の数々がマジック・リアリズムの夢幻的な語りとして披瀝される。キューバのカルペンティエルは、アルゼンチンのボルヘス、グアテマラのアストゥリアスらと並ぶ現代ラテンアメリカ文学の先駆者の一人だ。
  • 古墳との対話
    NEW
    -
    日本の本質を問うとき、国家形成期に立ち戻るとみえてくるものがある。律令制度が取り入れられるまえ、古墳時代に倭王権がどのように国家を形成していったのかをなぞり、日本列島のありようを浮かび上がらせる。そこには倭独自の思想・統治体系があったのではないか。宮内庁で天皇陵古墳の発掘調査に従事する著者が新たな古墳時代像を導き出す。
  • これからの日本の論点2020 日経大予測
    4.0
    記者の視点を先取り! どこに着目するかで、世界の見え方が変わる。 歴代最長となる安倍政権はどこへ向かうのか。 令和の時代に日本企業が再び飛躍する条件とは何か。 通商から安全保障、テクノロジーへと急展開する米中の覇権争いは世界をどう変えるのか――など。 「日本経済新聞」を代表する編集委員、コメンテーターら、ベテランの専門記者22人が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。 I 日本経済はこれからどうなる ・正念場の世界経済、国内景気に消費増税の壁 ・「米欧との緩和競争」開始か、日銀の追加対応は2段階で ・お金と人手、社会保障は2つの「不足」を克服できるか ・五輪や消費増税、貿易摩擦で「株式相場」は膠着か ・日本企業は「バブル脱出速度」に達するか ・デジタル化で変貌する日本型雇用 ・加速するエネルギー転換、強まる脱炭素への圧力 ・安倍政権はついに終わるのか II 日本企業はこれからどうなる ・令和時代に日本企業が飛躍するための条件 ・日本企業のリーダー、稲盛氏・孫氏だけでいいのか ・問われる質、第2段階に入った企業統治改革 ・「恐竜」メガバンクは生き残れるか ・5Gは産業や社会をどう変えるか ・世界的スタートアップは日本から生まれるか ・崩壊か再生か、小売業を脅かす3つのジレンマ III 世界はこれからどうなる ・深まる米中覇権争い、日本が直面する3つの試練 ・米中テクノ冷戦、閉じる「デジタル鉄のカーテン」 ・トランプ再選か民主奪還か、米大統領選を占う「4つのE」 ・米中覇権争いと習近平政権の行方 ・新興IT企業は中国経済を救うか ・難路続く?日本の周辺国外交 ・政治クライシスの欧州はどこへ向かうのか
  • これからの優良企業 エクセレント・カンパニーからグッド・カンパニーへ
    3.7
    企業の不祥事が続いている。その中には、「会社の常識は社会の非常識」が当たり前だった時代には黙認されていたようなものもある。社会の見る目が厳しくなっているのだ。しかも、世界的なマネーの動きが飛躍的に活発になり、スティール・パートナーズなどの企業が虎視眈々と買収を狙っている。経営不振で株価が下がれば、いつでもターゲットにされる可能性がある。本書では、数々の企業買収を成功させている日本電産、経営統合に成功したJFEやKDDI、ほとんどが社外取締役の企業統治を行なうソニーと社内取締役ばかりのトヨタ自動車、CSRに努めるコスモ石油などなど、多くの企業の奮闘する姿を取材し、これからの時代の優良企業とは何かを考える。高収益のエクセレント・カンパニーであることは、株式会社として必須の条件だ。さらに、従業員や地域住民などの幅広いステークホルダーに支持されるグッド・カンパニーになるためには?

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  • コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴【電子特典付き】
    3.5
    累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、新章第2幕! 「近い将来、また襲ってくるであろう新たな感染症に対しても、本書はまたとない警告の書となるはずだ。」――斎藤美奈子(文芸評論家) (あらすじ) 新型コロナウイルスの第二波が収まりつつある中、安保首相は体調不良を理由に辞任、後継の酸ヶ湯はGo Toキャンペーンに励み、五輪の開催に向けて邁進していた。しかし変異株の上陸で状況は一変、それまで感染対策を自画自賛していた鵜飼府知事統治下の浪速で医療が崩壊し始め……。浪速を復活させるべく、政策集団「梁山泊」の盟主・村雨が、フリー病理医の彦根とともに行動を開始する! 電子版共通あとがき、全著作リストを含む電子特典付きです。
  • コロナ・ショックは世界をどう変えるか 政治・経済・社会を襲う危機
    4.0
    世界を空前の混乱に陥れたCOVID-19。現代ヨーロッパを代表する知識人が、グローバリゼーション、国家間関係、統治のあり方などに関して突きつけられた深刻な問いを浮かび上がらせ、パンデミックによる危機がもたらした7つのパラドックスを指摘する。宇野重規、細谷雄一、三浦瑠麗による特別論考付き。
  • コロナ戦記 政治の中間決算
    -
    【日経の政治、国際関係分野を代表する書き手が集結! 新型コロナが揺るがした世界の1年間を解説する】 ☆コロナ禍で矢面に立たされているのは、各国の政治指導者たちだ。リーダーシップを発揮して、不安心理を抑えつつ、いかに感染拡大を防いでいくかに真価が問われる。トランプ前大統領のように、直接的ではないものの、コロナ禍により権力を喪失した指導者もいれば、メルケルのように国民の支持を集め政権基盤を固めたケースもある。この違いはなんなのか。 ☆また、コロナへの対応は統治のあり方も問い直す。行動抑制のために、国家がどのような形で個人に関与するのかは、政治体制の問題になってくる。中国、日本、韓国、米国を事例にこの1年間の動きを振り返りながら、コロナに振り回される政治の姿を活写、現代社会の課題に迫り、今後の方向を探る。
  • コロンブス 全航海の報告
    4.0
    新天地を発見した第一次航海、大船団を組み出帆するも、部下の反抗、原住民の蜂起に遭ってエスパニョーラ島の統治が困難となった第二次航海、鉄鎖を付され本国に送還された第三次航海、そして失意の第四次航海――。四回にわたる航海の様子と成果について、コロンブス(1451-1506)自らが国王や貴顕に宛てて認めた報告書簡。

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  • コーポレート・ガバナンス
    3.9
    低迷する業績、頻発するスキャンダル。悲鳴をあげる日本企業にとって、ガバナンス(企業統治)の見直しは必須である。1990年代以降、会社法施行・改正によって企業はどう変わったのか。そもそも銀行をはじめとする日本企業のガバナンスにはどのような特徴があったのか。実証分析によって通説がくつがえる。

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  • 【合本版】永遠の青 ~Eternal Blue~ [上巻]
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    たとえ世界が変わったとしても、僕はもう一度あなたと巡り合う――。 巨大財閥群が統治する経済大国“大日本共和国”は、世界最強の経済力を武器に長き繁栄の美酒に酔い痴れていた。しかし、身分格差制度による分離と閉塞によって社会は徐々に歪みが広がり始めていた。 一方、支配階級の子息たちが集う名門全寮制高校『海星聖明学園』でも、庶民階級でありながら外部入学を認められた山崎静流という少年の存在によって、劇的な変化が生まれようとしていた……。 悲劇的未来から過去へとタイムスリップした少年が選び取る、もう一つの運命とは……!? 隠された過去の真実と、新たに切り開こうとする未来への意志が、複雑に交錯するドラマティックBL! ※本作品は「永遠の青 ~Eternal Blue~」(分冊版)を合本収録したものです。重複購入にご注意ください。
  • 誤解しないための日韓関係講義
    4.3
    1巻850円 (税込)
    韓国の平均賃金はかなり前から日本を上回っており、日韓の一人当たりGDP(PPPベース)の差は近い将来5000ドル近くにまで達するという予測がなされている。日韓関係を正しく理解するためには、まずこうした逆転現象が起こっている現実を知らなければならない。そして「日本の韓国統治は植民地支配ではなかった」「韓国の反日意識を生んだのは反日教育」といった思い込みは改めたほうがいい。日本を代表する韓国の研究者が、精緻な論述と豊富なデータで日韓関係を明快に論じ、さらにいま韓国で焦眉の急となっている、不動産問題や就職できない若者の問題について解説する。 ■ステレオタイプな日本の韓国認識 ■なぜ大統領のレイムダック現象が生まれるのか ■日韓の賃金を比較する ■「日本は韓国を植民地支配していない」は本当か ■反日意識を生み出したのは反日教育か ■アジア通貨危機による大規模な改革 ■やがて日本を追い抜く韓国の高齢化
  • 極道戦艦ベニバナ
    -
    西暦二〇二二年、北朝人民統治国が撃ち込んだ謎の弾道ミサイルによって、催淫作用のある毒性物質を含むニセベゴニアが、ODAIBAに咲き乱れていた。その最中、小粒な侠客組織である湾岸牛神一家の若き組長・草太郎は、古くから守ってきた縄張を鷲巣連合に奪われ、瀕死の重傷を負う。主治医・白竜によって蘇生、再びODAIBAに乗り込むこととなった草太郎は、鷲巣連合の恐るべき計画を知り……。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか
    3.0
    幕府討滅計画=承久の乱で知られる後鳥羽上皇は、なぜ『新古今集』の撰集にあれほどの心血を注いだのか。幕府の「武」に対し、これを圧倒する文化統治として「和歌の力」を位置づけた上皇の足跡と史実を描く。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム
    値引きあり
    4.0
    1巻800円 (税込)
    『わしズム』連載の好評シリーズ電子化! 小林よしのり苦悩す――日本のナショナリズムに火をつけ戦後の言論空間に地殻変動を巻き起こした『戦争論』から9年。日本に出現したのは「危険なナショナリズム」だった。ネット右翼、ネオリベ一派の「偏狭なナショナリスト」は小林よしのりが『戦争論』によって昂揚させた「愛国心」から生まれたのか? 日本に真のナショナリズムは育ちつつあるのか? 今回はパラオ現地取材による「日本統治論」、自らの故郷・福岡から「美しい国」を描く「パトリ(故郷)とナショナリズム」、挑戦的意欲作の「国家と結婚」、など新しいテーマが満載。さらに語り下ろしと漫画による“沖縄戦スペシャル”、ギャグ漫画「ザ・樹海」なども特別収録する。(2007年6月発表作品) フィックス型EPUB140MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
  • 最新 世界情勢講義50
    -
    地政学の世界的権威が間違った「定説」を覆す! 驚きと発見に満ちた地政学最良の入門書 「ドイツがヨーロッパを支配している?」 「9・11が世界を変えた?」 「国際的な制裁は有効である?」...etc 政治家や外交官、官僚、研究者など、 地政学の専門化たちにも広まっているこのような「定説」は、 インターネット上に限らず、新聞や雑誌、本においても、 いくらでも見つけることができる。 たいていの「定説」は事実から生まれるが、 間違いも多く、それが誤った解釈を生み、 私たちが世界を正しく理解することを妨げているのだ。 なぜ、それらは間違っているのか? その裏には、いったいどのような事実が隠されているのか? 本書を紐解けば、世界の本当の姿が見えてくるだろう。 ◎本書で覆される国際情勢の「定説」 「国境はもう存在しない」 「9・11が世界を変えた」 「外交交渉が弱腰の姿勢を招く」 「西洋は危機に瀕している」 「地球温暖化は技術の進歩によって食い止められる」 「陰謀が世界を動かしている」 「多国籍企業が世界を動かす」 「やがて中国が世界を支配する」 「ドイツがヨーロッパを支配している」 「ブレグジットはEUにとって致命傷」 「『ならず者国家』が存在する」 「核拡散によって世界は危機に瀕する」 「国際的な制裁は有効」 「民主主義は輸出できる」 「現実主義の政治は道徳的観念を欠く」 「ロシアは強権体制でなければ統治できない」 「テロは欧米諸国の存亡に関わる脅威」 「イスラム教がテロの元凶」etc ◎目次 - イントロダクション(No.01 - No.02) - グローバリゼーション(No.03 - No.17) - 世界を動かす力(No.18 - No.28) - 戦争と紛争(No.29 - No.38) - 民主主義(No.39 - No.46) - テロリズム(No.47 - No.50)
  • 「最弱」徳川家臣団の天下取り
    -
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【最弱家臣団が考えた「弱くても勝つ」方法】 なぜ徳川家臣団は最強組織になったのか 幼少期から人質となるなど苦難の連続だった家康を支え続けた家臣たちは、最終的に徳川家が天下を統一したことから「最強の家臣団」と語られる場合もままある。 しかし、家康と家臣たちとの関係は、必ずしも最初から良好ではなく、三河一向一揆の際には、家臣の約半数が寝返ったほどだった。 むしろ、家康と徳川家臣団は、きわめて脆弱な間柄だったともいえる。 本書は、そのような主従が戦国の荒波を乗り越えることによって、いかにして人間的にも軍事的にも、そして統治者としても成長を重ね、最終的に「徳川の天下」を築くに至ったのかをつづったものである。 ぜひ、本書を通じて、家康とその家臣たちの等身大の姿に目を向けてほしい。 〈本書の内容〉 ■第一章 「信」で繋がった家臣たちの苦悩 ■第二章 主従一体となった独立への道 ■第三章 一武将としての足場を確立する ■第四章 忍耐で結束を固めた経営戦略 ■第五章 一大名から天下人への歩み ■第六章 戦闘集団から政治家集団への脱皮 ■第七章 異能のプロフェッショナル集団 ■第八章 国家運営の礎を築く ■終 章 徳川家康のリーダー論 〈プロフィール〉 矢部健太郎(やべ・けんたろう) 監修 歴史学者。1972年、東京都に生まれる。2004年、國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期終了、博士(歴史学)。防衛大学校人文社会科学群専任講師を経て、現在、國學院大學文学部史学科教授。専門分野は日本中世史、戦国・織豊期の政治史・制度史・公武関係史。おもな著書に『豊臣政権の支配秩序と朝廷』『関ヶ原合戦と石田三成』(以上、吉川弘文館)、『関白秀次の切腹』(KADOKAWA)などがある。 小野雅彦(おの・まさひこ) 著 作家。1973年、秋田県生まれ。明治学院大学法学部法律学科卒業。雑誌などの編集部を経て、歴史関係の雑誌を制作する編集会社に入社。在籍時から戦国時代や幕末など、日本史にまつわる記事を中心に雑誌やムックなどで歴史関係の著述業を開始し、2012年に独立。著書に『なぜ家康の家臣団は最強組織になったのか 徳川幕府に学ぶ絶対勝てる組織論』(竹書房新書)がある。

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  • 裁判員Xの悲劇 最後に裁かれるのは誰か
    -
    司法改革の美名の下に着々と進む国民精神改造計画。画策したのは誰だったのか?――まったく新しい視点から、重大審判2000回傍聴の著者が、裁判員制度の恐るべき現実に斬り込む! ◎本文より抜粋 なぜ裁判員制度の対象が刑事裁判なのか。どうして重い罪を裁くものに限られるのか。まず、民事事件ではダメだ。複雑過ぎる。費用もかかる。裁判員の負担も大きい。経済事件や医療問題などとなると専門的過ぎて一般市民の手に負えない。行政訴訟となると、民意が行政に不利に作用するかもしれない。すると刑事事件だ。起訴された犯罪者を裁く。単純な構図でわかりやすいもの。罪と責任の所在のはっきりするもの。それもケチな犯罪ではダメだ。大きな事件でこそ人々の視線が注がれ、判決の行方が話題となろう。人を殺した犯罪者の裁判、死刑か否かの判断が迫られる重大審判。そこへの国民動員。加わった一般市民は、統治の主体者としての意識を強く持つだろう。同じ社会に生きる凶悪犯を裁くのだ。国家の一員として凶悪犯をどう裁く?  死刑か? 生かすか?  よく考えろ。自己責任の意味をよく噛み締めろ。統治者としての判断が求められる。それを日本中が見る。自分だったら、どんな判断を下すか、判決は正当だったかそれともおかしなものであったか。国民の意識を昂揚させる。そのための「見せしめ」裁判。裁判員によって裁かれる重大事犯は、意識改革のための国中への「見せしめ」の意味を持つのだ。
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 上
    4.0
    日本統治下のアメリカで、メカパイロットの守川は、特高の捜査官とナチスキラーを追うことに。二人は革命の渦に巻きこまれ……!
  • 最北領の怪物 ~借金地獄から始まる富国強兵~【電子版限定書き下ろしSS付】
    4.0
    借金辺境伯、前世の知識で雪国辺境地を大帝国へと導くッ! 父親の死によって騎士爵家を継承したロドニーは、最北辺境の統治者になる。 が、実は騎士爵家には膨大な借金があり、こうしているうちにも借金は雪だるま式に増えていった。 苦悩する日々を送る中、ある日ロドニーは別世界の前世の記憶を思い出し、高度な文明の知識を取得するのだった……! これは、『最北領の怪物』と言われる男がどん底から人生を一発逆転させる物語である!
  • サハリン棄民
    4.5
    戦前・戦中、炭坑資源開発のためサハリン(樺太)に渡った労働者の中には強制的・半強制的に募集・連行された韓国・朝鮮人が数万人いた。終戦とともに始まった引き揚げ事業はサハリンにも及んだが、その中に帝国臣民として徴用された朝鮮人は含まれていなかった。彼らはソ連統治下のサハリンに残されたのである。冷戦・南北朝鮮対立という国際環境、そして日本の戦後責任への無自覚に抗し、故郷訪問に至るまでの四十五年の足跡を克明に辿る。

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  • 砂漠に咲いた愛【あとがき付き】
    4.6
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】医師としてハナが働くオーストラリアの奥地に、ある日小型ジェット機が舞い降りた。やって来たのは、遠いアラブの国の偉大なる統治者シーク・マリク。彼は、ハナが育てている6歳になる甥のミッキーは未来の王になると告げ、こんな不毛の地に置いてはおけない、ミッキーを渡せと迫ってきた! なんてこと…育児放棄した妹の代わりに赤ん坊の頃から愛をそそいできたのに。しかもミッキーを手放さずに済む方法はただひとつ、彼との結婚だけだと宣言され…?
  • 砂漠に咲いた愛【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    医師としてハナが働くオーストラリアの奥地に、ある日小型ジェット機が舞い降りた。やって来たのは、遠いアラブの国の偉大なる統治者シーク・マリク。彼は、ハナが育てている6歳になる甥のミッキーは未来の王になると告げ、こんな不毛の地に置いてはおけない、ミッキーを渡せと迫ってきた! なんてこと…育児放棄した妹の代わりに赤ん坊の頃から愛をそそいできたのに。しかもミッキーを手放さずに済む方法はただひとつ、彼との結婚だけだと宣言され…?

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  • 砂漠のウエディング
    -
    リアナはアメリカンスクールで教鞭をとるため、アラブの王国エル・バハールへとやってきた。空港を出てタクシーに乗り、教員用住宅へ向かったものの、運ばれた先は、王国を統治するカーン家の巨大な宮殿だった。目もくらむばかりの豪華な建物に、ただ茫然としていると、リアナの目の前に王国の皇太子マリク・カーンが現れた。飛行機の中でリアナを見かけて気になったため、みずからの指示で宮殿に連れてこさせたという。彼の目的はいったいなに? わたしをどうするつもりなの?
  • 砂漠の王と拾われ花嫁
    3.8
    ある朝莉世が目覚めると、なぜか灼熱の砂漠に! 強烈な日差しと熱風で気絶した莉世を助けたのは、圧倒的な力で一帯を統治する容姿端麗な王・ラシッドだった。宮殿で妹姫として溺愛してくれる彼に惹かれる莉世。けれど異世界から来た彼女を不審がる臣下達が、ラシッドに高貴な姫との婚礼を進言。身分違いの恋に悩み、身を引こうとした莉世だが「お前を妃にする」と強く抱きしめられ…!?
  • 砂漠の涙は夢にこぼれて~魔法戦士の過去は男装騎士に優しく抱かれる~
    3.0
    砂漠地帯を統治するディンブラント家と、古くから砂漠に住まう魔法戦士の一族「砂漠の薔薇」の間に、婚姻話が持ち出される。過去に深い傷を負わされた砂漠の薔薇アリウムと、領主の娘で騎士でもある男装の麗人ミモザ。ふたりで賊退治に赴くも、アリウムは夜に紛れてひとり、圧倒的な魔法で賊を殲滅してしまう。驚愕するミモザだったが、激しい戦いをする彼に潜んだ過去の傷を砂漠の夜に垣間見る。ミモザによって忘れていたはずの過去の傷を思い出し、動揺のままにアリウムは縋るが…

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  • 彷徨える日本史 日清、日露、太平洋戦争『大東亜共栄圏構想の目算』
    -
    段階(ステップ)を踏んだ共栄圏構想 「八紘一宇」「アジアの解放」の名のもとに 朝鮮統治に始まり、太平洋戦争に至るまで、 なぜ日本は、戦争を続けざるを得なかったのか? 欧米列強の植民地政策と東アジアの地理的要件から ひも解く、シリーズ第五弾にして完結作。

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  • 三栄ムック 今こそ知りたいアイヌ 北の大地に生きる人々の歴史と文化
    -
    アイヌ民族とは何か? はじめに アイヌ民族とは何か? 目次 第一章 今こそ知りたいアイヌの文化 まず始めに知っておきたい アイヌ文化へと誘うキーワード17 【自然】アイヌの人々にとって暮らしを育んできた自然は畏怖すべき存在である 【動物】 独自の生態系のなかで育まれる命 北の大地に生きる動物はアイヌの隣人 【衣】 樹皮などを利用して丁寧に紡いで織る衣には知恵と工夫が生かされている 【装身具】 華やかに着飾るアイヌ民族 美意識の高さが表れている 【食】 山・川・海の恵みを受け保存加工技術を駆使して食を確保した 狩猟/晩秋から初夏にかけて行われる男たちの仕事 漁労/狩猟と並ぶ大切な生業 コタンは河口付近や川沿いに形成された 山菜/山野で芽吹く自然の恵み アイヌの山菜図鑑 農耕/食料の不足を補う副次的労働 小規模な農耕によって野菜や穀物を得た 【住】 生活の身近にある自然の材料で建てる伝統的家屋の秘密を紐解く 【信仰】 アイヌ民族は人間に影響を及ぼす全てのモノ・コトに神を感じる 【イオマンテ】 命を生かす糧への感謝を込めて行うアイヌにとって最大の儀式 【楽器】 アイヌ民族に伝わる楽器の音は自然そのものを表現している 【踊り】 カムイを喜ばせ、ともに舞う アイヌの人々にとって歌と踊りは一体 【生と死】 和人とは大きく違う死生観 死者は祖先たちの住む世界へと旅立つ 【言葉】 言語学者・中川裕先生に聞く 口承によって受け継がれるアイヌの言葉 第二章 北海道の歴史とアイヌ民族 旧石器時代から古代国家へ アイヌへの道をたどる 中世の北海道とアイヌ アイヌ民族と中世国家が入り交じる時代 松前藩の成立は喜べぬこと 不利益な和人支配、そして戦い 交易独占に対する大蜂起“シャクシャインの戦い”蜂起から敗北まで アイヌ最後の武装蜂起 クナシリ・メナシの戦いの背景とその結末 江戸幕府の統治下のもとに ロシアの接近と交易新たな蝦夷地探検 明治政府の開拓使が置かれて幕末から明治へ、アイヌ文化苦難の時代 北海道庁の設置、開拓の進行 開拓使による開発と自立を模索するアイヌ イザベラ・バードの目にアイヌの人々はどう映ったのか? 保護法の改正とアイヌ学校の廃止 太平洋戦争下の北海道と出征するアイヌ アイヌ新法が制定されたことで訪れた民主化とアイヌ民族の現在 『アイヌ神謡集』をまとめ上げたアイヌ少女・知里幸恵の19 年の生涯 神々と人間の交流の物語を謡う『アイヌ神謡集』の精神世界 第三章 北の大地に息づく文化を訪ねて──アイヌゆかりの地を巡る 北の大地でアイヌの世界を旅して日本の多様性を体感する 2020年に国立博物館が誕生【白老町】 アイヌ文化の発信拠点へ 沙流川流域に受け継がれる【二風谷】 アイヌの伝統工芸を訪ねる 巻末 アイヌ文化を見て、触れて、正しく学べる! 北海道の博物館&資料館ガイド おわりに 民族が共に生きるということ 奥付 裏表紙

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  • 三栄ムック 米朝開戦20XX年
    -
    予断を許さない状況をリアルに捉え日本の最善策を考え尽くす 目次 [第1章]米朝開戦シミュレーション 【兆候】開戦の兆候を捉え、読み解く8つのポイント 【斬首作戦】敵首脳を排除する斬首作戦、居場所の特定が成否を決める 【先制攻撃】北の防空網を潰し制空権を確保、精密爆撃で反撃を抑え込む 【北の反撃】金体制維持不能なら核による全面反撃、限定攻撃には通常弾とテロで日韓へ報復 【ミサイル防衛】成功率:SM-3=80%、PAC-3=100% 優れた迎撃試験とともに課題あり 【日韓の被害】核使用で「広島・長崎」以上の戦禍に米韓との全面戦争では百万人超の死者 【地上戦の様相】地上戦は戦後統治まで見据え、徹底的な破壊が行われる 【避難】もし開戦したら、朝鮮半島からの避難はどうなる? 【難民】最大260万人の難民が発生 これにどう対応すればいい? 【自衛隊参戦】前線へ出動する自衛官は個人的に生命保険への追加加入を行う 米軍勢力の配置と展開方法 米軍の戦力 北朝鮮の戦力 北朝鮮のミサイル MiG-29戦闘機/朝鮮人民軍特殊部隊 自己延命を最優先した戦い 金正恩の生き残り方 朝鮮民主主義人民共和国DATA 朝鮮人民軍DATA Column 混乱する韓国の国産兵器開発 [第2章]中国とロシア 中国から見た半島有事 平和裡の解決より統制の効く国を望む 中華人民共和国DATA 中国人民解放軍DATA ロシアから見た半島有事 ロシアは米朝開戦に関わるか? ロシア連邦DATA 極東ロシア連邦軍DATA Column あの朝鮮戦争とは何だったのか [第3章]戦後と平和を考える 米朝戦争の終わらせ方 戦後処理・復興は信託統治で行う 平和を希求するなら 核抑止戦略の結末を見極めろ [第4章]変わる自衛隊 陸上自衛隊の最新「状況」、現場レポート 日米共同演習「アイアンフィスト18」 防衛戦の基本を知る 航空戦闘のイロハ  航空自衛隊部隊配置  海洋戦闘のイロハ  海上自衛隊基地配置  陸上戦闘のイロハ  陸上自衛隊駐屯地配置 奥付 裏表紙

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  • 三国志(一)
    4.2
    日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである。
  • 散歩の達人 台湾さんぽ
    3.0
     東京なら飛行機で3 時間の近さ。暮らす人々はメンタルが日本人に近く、 日本統治時代に歴史を共有したせいか、古い街並みが妙に懐かしい。 台湾は半分外国で半分日本みたいな不思議でゆるい場所。 治安もいいから、散歩も日本と同じ地続き感覚で楽しめます。  もしも雑誌『散歩の達人』が台湾特集を組んだら……なんてことを考えながらこのガイドをまとめました。 万事『散歩の達人』流なので普通のガイドと違います。 小籠包もマンゴーかき氷も、有名観光地もあんまり登場しません。 代わりに台北ほか歩いて楽しい街を、生活に根ざした散歩目線で彷徨えるよう、努めました。  嘉義や新竹など、あまり紹介されないけれど散歩しがいのある地方の街も含んでいます。 食指が動いたら、ほじくりがいのある“台湾さんぽ”に出かけてみてくださいませ。
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    4.2
    国家の財政を担い、「官庁の中の官庁」「最強官庁」と称される財務省(旧大蔵省)。55年体制下では自民党と蜜月関係を築いた。だが90年代以降、政治改革などの統治構造改革が、首相の指導力強化と大蔵省「解体」を推進。2001年には財務省へ衣替えした。小泉政権、民主党政権、第二次安倍政権と政治が変動するなか、経済停滞と少子高齢化により財政赤字の拡大は続く。20年以上の取材をもとに「最強官庁」の実態を追う。
  • ザ 討論
    -
    景気はよくなるのか。賃金、物価は上がるのか。米国経済の行方は? 円高か円安か。日本株は? 原油相場は?2017年度下期の金融経済・マーケットを見極めるうえでカギとなるテーマについて、見方が異なる専門家に論じてもらった。 本書は週刊エコノミスト2017年10月3日号で掲載された特集「ザ 討論」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに 【賃金は上がるか】 ▲上がる 労働需給が逼迫/▼上がらない 企業姿勢など構造要因 【日銀は2%物価目標を達成できるか】 ▲達成できる 大幅な原油安なければ達成できた/▼達成できない 貨幣数量説に基づく金融政策は誤り 【米国景気の拡大は続くか】 ▲続く 「適温経済」の状態にある/▼続かない 自動車など指標が後退局面入り示唆 2017年度下期注目イベント 主要国の金融政策と日米中銀トップ人事 【ドル・円市場の行方は】 ▲円高 下値1ドル=104円も 米金利に低下圧力/▼円安 ドル上値1ドル=120円 米政治・経済が好転 【どうなる?日本株】 ▲上昇 業績好調・統治体制改善を評価 日経平均2万2000円へ/▼下落 米朝有事なら暴落不可避 下値は1万5000円台 【原油価格はどう動く】 ▲上昇 1バレル=60ドル台目指す/▼下落 来年初に1バレル=30ドル割れも 【執筆者】 嶋津 洋樹、湯元 健治、嶋中 雄二、吉川 洋、渡辺 浩志、重見 吉徳、小玉 祐一、内田 稔、鈴木 健吾、黒岩 泰、江守 哲、藤 和彦
  • THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき)
    5.0
    ≪帯の言葉より≫ 日韓併合前の朝鮮では日本と全く異なり女性は奴隷同然で何の権利も与えられていなかった。結婚すれば家屋内奴隷として扱われ、それは余りに過酷だった。 それ以下だったのは、奴婢(ノビ)・白丁(ペクチョン)と言われた本物の奴隷たちである。1871~2年の大飢饉では、人口の半分を占めた奴婢らの多くが、餓死したが朝鮮を支配していた両班(ヤンバン)たちは、清にも日本にも食糧支援を求めず、奴婢たちの死に行くのを全く歯牙にもかけなかった。この様な非人道的制度を一気に改善し、想像を絶した朝鮮の近代化を行なったのが、日韓合邦の歴史的事実である。 その真の姿は、巨額の予算を当時、首都京城(ソウル)を東京よりも近代化させてしまった日本人の器の大きさで証明されている。インフラ面だけでなく、衛生面での改善も著しく、感染病の多くが激減した事など枚挙に暇がない。他の一切の西欧列強が成し得なかった信じ難いこの偉業を日本人は誇るべきであり、当時朝鮮人と台湾人の大半が喜んでいたことであった。しかし、朝鮮では全権力を奪われた両班たちが第二次世界大戦後この事実を覆い隠し、虚偽の歴史を捏造し、再びと権力の座に就いて、言論弾圧と私刑(リンチ)とによって真実の声を封殺し、現在の韓国に到らしている。 蒙古襲来時に蒙古の手先となって日本人を虐殺したように、19世紀末当時は、ロシアの手先となって、日本を侵略することが目に見えていた当時の朝鮮に対して取った大日本帝国の日韓併合政策は、結果として韓国に決定的な文明の開化を齎したのである。この客観的事実を、当時最も著名な植民地研究家のアレン・アイルランドが克明に分析し日本の統治を西欧列強のいかなる政策よりも優れているとして高い評価を与えていることは刮目に価する。

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  • THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき) 日本語版・縦書き
    5.0
    【縦書き版】  読者の方々からのご要望にお応えし、縦書き版をご用意致しました。本文(原書の完全翻訳)、表や図は、≪完全日英対訳本≫と同じです。但し、英文は掲載しておりません。 植民地研究の第一人者の日韓併合分析。20世紀初頭の朝鮮半島の真実が語られている。原著は、英国生まれで世界の植民地統治研究の専門家であるアレン・アイルランド氏が1926年に発表した「The New Korea」。

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  • 始皇帝の愛読書;帝王を支えた書物の変遷
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    中国史上最初の皇帝となった秦の始皇帝。東方六国を平定し、天下統一を成し遂げた彼の覇業を支えたのは、数々の書物であった。 始皇帝は各種の書物とどのように出会い、どのように読んでいたのか。当時の書物の読み方を丹念に分析していくことで、彼が生涯のどの時期にどんなかたちで書物から影響を受けて政治を行ったのかが見えてくる。秦王即位の時期には帝王学を学び、六国との戦時には戦略を学び、統一後は統治を学び、そして、晩年は不老不死へ思いを馳せるに至る。現代の私たちも年齢に応じて読書傾向が変わるように、始皇帝自身もその生涯のそれぞれの時期に応じて必要とした書物のジャンルが変わっていった。 生涯を通して様々な書物から考えを取り入れて政治を行った聡明な帝王だった始皇帝だが、なぜ最晩年に焚書坑儒という事件を起こすに至ったのか。書物を通して、新たな視点で人間始皇帝の人生を見つめ直す。*電子書籍化にあたり、許諾等の理由から、紙本に含まれていた一部の写真は掲載しておりません。
  • 資治通鑑
    4.0
    『資治通鑑』は11世紀なかば、北宋の皇帝英宗の詔により編纂された編年体の歴史書である。中国の戦国時代から北宋建国前年に至るまで1362年間にわたる歴代君臣の事績をまとめた本書は、「治を資(たす)く」という書名の示す通り統治者が参照すべき書として、『貞観政要』と並び政治家や学者の読むべきものとされた。294巻にのぼるこの膨大な『通鑑』のなかから、本文庫では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史(安禄山)の乱」を綴った巻を収録。権力者たちのたくらみが交錯するドラマが流麗な訳文で蘇る。
  • 司政官 全短編 【完全版】 《司政官》シリーズ
    4.3
    地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の一巻本とした決定版。《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。

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  • 司政官 全短編 上 《司政官》シリーズ
    -
    地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の一巻本とした決定版。《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。「長い暁」「照り返しの丘」「炎と花びら」収録。

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  • 自然法論
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は「ばら戦争」最中の一四六一-六三年頃、王座裁判所首席裁判官の経験もあるジョン・フォーテスキューによって、ランカスター朝ヘンリ六世の権原を擁護するという実践的意図の下に書かれたものである。イングランドにおける従来の相続法準則によれば、ヨーク朝による王位継承権の主張が有利であったため、フォーテスキューは「被相続人たる国王に男子直系卑属が存在しない場合に、娘およびその子たる孫と国王の弟のいずれが王位継承権を有するか」という――現実の王位継承争いがその応用問題となるような――形で問題を設定し、自然法を準拠法として「弟」に有利な結論を導き出す。詳細な訳註を付した本訳書は、一九世紀の刊本と一六世紀の残存写本(Lambeth MS 262)の厳密な校合に基づく決定版。 【目次より抜粋】 凡例 覚書 第一部 自然法の本質について 第一章 ここで著者は、その執筆の理由を示す。 第二章 これは法に属する問題ではあるが、著者は他の諸分野の援助を拒むものではない。 第三章 この問題の解決は、カノン法あるいはローマ法以外の法を必要とする。 第四章 モーセの手を介して律法が与えられるまで、自然法のみが但界を支配していた。 第五章 自然法は他のすべての人定法にまさっている。 第六章 メルキゼデクは自然法の下でのみ王とされた。 〔省略〕 第四〇章 いかにして正義の名が人の名に等しいものとさせられるか。 第四一章 ここでは、始源的正義が自然的正義といかに相違するかを見よ。 第四二章 自然法は何故に神に属すると言われ、また神法の娘と言われるのか。 第四三章 人定法の神法に対する関係は、月の太陽に対する関係のごとくである。 第四四章 ここでは、神法の目的と人定法の目的が問われ、それが示される。 第四五章 知性を通して活動する意思の目的は二つある。 〔省略〕 第二部 至高の諸王国における継承権について 第一章 提起された問題において正義が裁判官として選ばれ、立てられる。 第二章 王の娘の権原 第三章 王の娘が主張した最初のことに対する王の孫の返答 第四章 王の娘が主張した第二のことに対する〔王の〕孫の返答 第五章 イスラエルおよびユダの王国において、女達は決して継承権を有してはいなかった。 [省略] 第七一章 慣習は、上位のものを知らない王国において女が継承することを可能としない。 訳者あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 フォーテスキュー,ジョン 1394~1480年。イギリスの法学者、政治家。 著書に、『イングランド法の礼賛について』、『イングランド王国の統治について』、『自然法論』などがある。
  • 七王国の騎士
    4.5
    『七王国の玉座』で語られる時代から約百年前、デナーリスから遡ること数代、前王朝ターガリエン家による統治が続くウェスタロス大陸で、諸国を遍歴して城から城へと渡り歩く“草臥(くさぶし)の騎士”ダンクと、その従士となった少年エッグ──数奇な運命を背負う二人の波瀾万丈の冒険を描く。海外ドラマの最高峰「ゲーム・オブ・スローンズ」へとつながる中篇「草臥の騎士」「誓約の剣」「謎の騎士(ミステリ・ナイト)」の3篇を収録。
  • 疾駆する白象
    -
    あらゆる歴史は現代史である(ベネデット・クローチェ) コンバウン朝ビルマでは、第六代ボードーパヤー王(在1782 ~ 1819)が 1784年末、アラカン王国を制圧、当時上座部仏教の崇拝の的だった青銅製の 大牟尼仏を略奪し、同時に緩衝地帯はなくなり英領インドと対峙した。 ついで北部のマニプール王国、アッサム王国をも支配下におき、版図を最大に 広げ、列強国と角突き合わせた。 ベンガル州の平原プラッシーにおいては1756年6月23日、東インド会社が、 仏ベンガル太守の連合軍を撃破する。1764年10月には、ブクサールの戦いで ムガル帝国・アワド太守・前ベンガル太守の連合軍を破り、1765年8月、 アラーハーバード条約が締結される。これにより東インド会社は、 ムガル帝国からベンガル、オリッサ、ビハール三州での租税徴収権を獲得する こととなり、徴税官を介して財政基盤を固め、民間商社から政治機構へと転身する こととなった。財源を失ったムガル皇帝とベンガル太守は、単なる年金受領者に 落魄し、同じように度重なる戦争と飢饉により東インド会社も財政難に陥っていった。 1774年、140万ポンドの政府貸付金と引換えにしたノース法により、本国からの 規制をも受けることとなる。1784年8月13日、ピット政権はインド法を議会通過 させ印度庁を政府内に設けた。東インド会社は多額の国費を本国に支払いながらも 政府との二重権力の下、インドの植民地化を推進。ナポレオンの時代になる1806年、 弟ルイはオランダに王政を布いたものの、兄の指示に従わなったため1810年、 オランダはナポレオンの直轄領とされることとなった。 これを契機に、1810年~11年にかけては、ベンガル総督ミントーがオランダ支配下 のジャワ島を侵略しラッフルズを知事代理に任命、4年間統治させた。ラッフルズは 1819年、シンガポールをも開く。間もなく王は第七代バジドー王に代替わりし、 そして、西欧列強による東南アジア進出はいよいよ拍車がかかることとなった。 本書は、こうした当時のミャンマー(ビルマ)情勢を背景として、 日本人の漂流民と、アワド藩王国出身のセポイ(インド兵)を主人公にすえて、 血湧き肉躍る冒険活劇的に、小説として創りあげたものである。
  • 疾風怒涛の米国企業改革 -エンロンに始まりエンロンに終わる-
    -
    2001年12月に起きたエンロン破産は、米国企業社会に近来稀にみる統治改革の嵐を巻き起こした。本書は、エンロンの破綻からスキリング元エンロンCEOの入獄までをひとつのうねりとして捉え、裁判の内容をもとに、エンロン事件の全体像と、この事件がきっかけとなって制定された2002年サーベンス・オクスレー法制定の背景にある真実に迫って解説。巻末には、サーベンス・オクスレー法の全文和訳を付録として掲載。

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  • 私的土地所有権とエジプト社会
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 土地立法レベルにおいてエジプト政府が時代の要請である法の近代化にいかに対応したか。19世紀中葉における一連の土地立法を、法の近代化と短絡させることなく、伝統的イスラム土地法体系の文脈の中で分析する。伝統的イスラム法体系の文脈で私的土地所有権の確立を見直し、19世紀エジプト社会の近代を描く。発展途上国研究奨励賞受賞。 【目次より】 はしがき 史料解題〔法令・文書〕 一 法令 I 法令集 II 土地・税関係法令 III 判例・判決文 二 文書 I エジプトにおける「文書」史料事情 II 『エジプト総督内閣官房トルコ語局文書』 第一部 近代エジプト土地制度史 I 近代エジプト土地制度小史 II ムハンマド・アリー統治下におけるエジプト村落社会 「農業法」の分析から III 一九世紀中葉におけるエジプト灌漑行政 第二部 エジプトにおける「私的土地所有権」の確立 IV 一九世紀エジプト土地制度史研究 学界事情と史料紹介 V エジプトにおける私的土地所有権の確立 第三部 近代エジプトにおけるさまざまな土地範疇 VI 一九世紀中葉エジプトにおける『土地税』 VII 一九世紀中葉エジプトにおけるさまざまな土地範疇 リズカ地について VIII 一九世紀中葉エジプトにおけるさまざまな土地範疇 都市不動産について 第四部 「私的土地所有権」の確立とエジプト社会 IX 近代エジプト農村社会研究のためのノート X  「徴兵免除」嘆願文書にみる一九世紀中葉エジプトの農村社会 XI 一八六三年公布の二勅令にみる一九世紀中葉エジプト農民の土地喪失過程 XII カフル・シュブラフゥール村の村方騒動 一九世紀エジプトにおける私的土地所有権の確立とイズバ農民 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 加藤 博 1948年生まれ。 中東史学者。一橋大学名誉教授。一橋大学商学部卒業、同大大学院経済学研究科修士課程修了。カイロ大学留学。一橋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。経済学博士。専門は、中東社会経済史、イスラム社会論。 著書に、『私的土地所有権とエジプト社会』『文明としてのイスラム』『アブー・スィネター村の醜聞』『イスラーム世界の危機と改革』『イスラム世界の常識と非常識』『イスラム世界論』『イスラム世界の経済史』『「イスラムvs.西欧」の近代』『ナイル 地域をつむぐ川』『イスラム経済論 イスラムの経済倫理』『ムハンマド・アリー 近代エジプトを築いた開明的君主』 など、 訳書に、Cl.カーエン『比較社会経済史 イスラム・ビザンツ・西ヨーロッパ』(共訳)アリー・バラカート『近代エジプトにおける農民反乱 近代エジプト社会史研究入門』(共訳)などがある。
  • 死人起こし(1) 迷宮の獣王
    -
    エジプト王家の秘密、クレタの魔神の復活……そして世界滅亡の時が来た  旧約聖書の成立よりさかのぼること一世紀。時は紀元前一三五〇年。当時、栄華をきわめたエジプト王国の地には、王家の墓を狙う「墓荒らし」という盗賊達がいた。「死人起こし」の異名を持つパキも、そんな盗賊のうちの一人であった。ある日彼は、ふとしたことから現王イクナテンの共同統治者であるスメンクカラー王の死と秘密を知る。王の頭には二本の角があり、しかもその生地はエジプトではなく、牛を神と崇めるクレタ島であったのだ。半人半獣であったエジプトの王とクレタとのつながりを解明すべく、パキの冒険が始まった。  古代エジプトを舞台にした長篇英雄活劇、第1弾。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 支配されるか、支配するか マックス・ウェーバーの「経済と社会」より
    完結
    3.0
    時代は昭和。敗戦で日本の権力構造がリセットされた時。一人のヤクザが生まれ変わった――。日本統治に乗り込んだマッカーサーから支配の方法を学ぶことで、人心をあつめ、金力をつけのしあがっていく。人は権力をどのように手にしていくのか。マックス・ウェーバーが複数の論文で明らかにした理論を完全まんが化! 権力支配の構造がわかりやすく学べます!
  • 司馬遼太郎の「日本人論」と現代の日本 二十一世紀の日本人にその声は届いているか
    -
    1巻1,430円 (税込)
    司馬遼太郎は、日本の近代のルーツを鎌倉幕府の誕生に求めた。封建制は進歩の力を内包し、西欧近代へも親和的な統治システムだったからだ。こうした中世を経験しなかったアジアの国々は立ち遅れた。一方で、日本人が長く育んできた道徳観や規範意識は、進歩と安定を調和させ、近代化を支えた。我々がそうした伝統の下にあることは、現代の日本が、世界中でも稀に見る、豊かで秩序ある社会を実現させていることからも明らかである。  しかし、その良き伝統は一時期失われ、太平洋戦争に向かう異胎の時代を生んだ。世界の動きに耳目を塞ぎ、合理的に考えることを怠れば、国は容易に危機に瀕する、それが、司馬のもう一方のメッセージでもあった。世界の組合員としての振る舞い、イデオロギーの対立の克服、歴史認識問題など、司馬の声を聞きながら、日本のこれから歩むべき道について考えてみる。
  • 指標とランキングでわかる! 本当のホワイト企業の見つけ方
    4.0
    働きやすくて信頼される会社はここだ! 「ゆったり働ける」だけでは真のホワイト企業ではない。人材活用・環境・企業統治・社会性といったCSR(企業の社会的責任)の観点や財務状況から、本当の優秀企業を見る眼を養う徹底ガイド。 CSR報告書を就活に役立てるためのチェックポイント10カ条は必見。 282社採録! 【本書に登場する主要ランキング・一覧】 新卒3年後定着率100%企業一覧 有給休暇取得率ランキング 育児休業取得者数ランキング 短期男性育児休業取得者数ランキング 女性部長比率ランキング 女性の方が勤続年数が長い大手企業ランキング 社会貢献支出比率ランキング 企業統治ランキング CSR企業ランキング 中堅企業CSR企業ランキング CSR企業ランキング業種別ランキング CSR高成長企業ランキング ホワイト企業ランキング ホワイト企業中堅ランキング 【主な内容】 第1章「ゆったり働ける」だけのホワイト企業は生き残れない 第2章CSR評価で見つけるホワイト企業 第3章本当に働きやすい会社はこのデータで見つけよう 第4章男性も働きやすい女性活用企業はここで見る 第5章ホワイト企業を目指す姿勢が最も大切
  • 資本主義をとことん考える
    -
    先進国を中心に長期停滞論が叫ばれ、拡大する貧富の差がその限界論を裏付けようとしている。「資本主義」というシステムは限界に達したのか。どこに問題があるのか。徹底検証した。本書は週刊エコノミスト8月12・19日合併号の特集「資本主義をとことん考えよう」をまとめた。 主な内容 Part1 何が問題か ・ピケティ理論で知る資本主義の本質 ・長期停滞論 先進国が直面する避けがたい限界 ・インタビュー バリー・アイケングリーン教授 ・対談 寺島実郎vs水野和夫 ・日本の現実 速いスピードで若年層格差が深刻化 ・120年実証研究 日本も戦前は「格差社会」 高度成長期に「格差なき成長」 ・法人税減税は有効か 不公平感をなくす所得再分配政策を ・タックスヘイブンの弊害 専門テクを駆使して税金を払わないグローバル企業 ・ピケティ理論と日本経済 資本分配率の上昇は日本には当てはまらない ・日本経済の課題 回復には生産性の向上が不可欠 Part2 歴史に学ぶ ・資本主義の起源 「英国」や「西欧」を超え「世界的」だった ・グローバリゼーション 覇権国の盛衰と金融危機を伴う ・財閥が果たした役割 企業統治と買収で資本市場を活性化 ・なぜキリスト教だけか ウェーバーが説き明かした資本主義成立の条件 ・経済学は考える 資本主義における「対立」と「不況」 ・アジアと欧米で違い 経済成長の経路は同一ではない Part3 秘話探訪 ・サッカーと初期資本主義 ・富岡製糸場―近代産業の原点 ・サグラダ・ファミリア教会のパトロン
  • 資本とイデオロギー
    4.0
    ベストセラー『21世紀の資本』を発展継承する超大作、ついに邦訳。《財産主義》という視点から、三機能社会、奴隷制社会、フランス革命、植民地支配から現代のハイパー資本主義まで、巨大なスケールで世界史をたどり、イデオロギーと格差の関係を明らかにする。さらには《バラモン左翼》と《商人右翼》の連合に囚われつつある現代民主政治を分析。労働者の企業統治参画と累進年次資産税など、新たな公正な経済システムを提示する。
  • 社会とは何か システムからプロセスへ
    3.9
    「社会」という語は、どのような意味や役割を担わされてきたのか。十七世紀以降のヨーロッパで、それは初め、統治や富の増大を目的に国家が介入する空間として認識された。後に、貧困・暴力・不衛生など、「社会的な」問題が拡大し、それに対処するための対象となった。社会を複数の要素からなる複合的なものとしたのはスピノザである。人が他者とともにより良き生を築くための場という彼の構想に、社会の可能性を読む。
  • 「社会」はどう作られるか?:家族・制度・文化
    -
    社会のなかでジェンダーはどのように作用してきたか。日本、アジア、イスラーム圏も比較!西洋文明の「近代」を相対化する! ジェンダーは、時代や地域によって異なるさまざまな社会の構成原理になっている。すなわち、その社会の規範や価値観、アイデンティティを構築し、行動様式や活動空間、役割分担を規定し、法律や政治・経済制度のなかに組み込まれるなど、構造をつくりだす力として作用している。どのようなメカニズムで作用し、社会はどう形成されていくのか。 第1章では、社会形成の基盤となる「家・家族・親族」を扱い、世界各地の多様な家族とその時代による変化、そして変化を促した社会的要因、宗教的規定を含めた家族とその成員の捉え方、財産権と相続から家族内での女性の地位と立場を明らかにする。 第2章「社会的ヒエラルキーとジェンダー」では、ヒエラルキー的な社会制度におけるジェンダーの位置づけ、男女分離・隔離の理由とその帰結、宗教のもたらす影響、近代社会における女性・人種排除と統合への試みについて考察する。 第3章「権力・政治体制とジェンダー」では、王権とジェンダー、女性による統治、さまざまな政治体制におけるジェンダーの位置を取りあげる。 第4章「労働・教育・文化」では、男女の労働とその位置づけ、教育の目的・あり方と職業との関連、ジェンダーの表象について検討している。 ■本書の特徴 ・比較項目の設定 異なる文明圏のそれぞれの社会の特質が家族や労働のあり方にどのような違いをもたらすのか、対比できる。 ・イスラーム圏への着目 宗教が家族・社会生活に及ぼす影響を考察し、形成される諸制度とジェンダーとの関係を考察していく上で、イスラームは一つの重要な柱である。 本書ではイスラーム圏に関する偏見を払拭するため、イスラームのジェンダー把握を聖典の解釈による変化を含めて紙幅を割いて解説した。また、イスラームは地域ごとに異なる様相となっているため、地域をできるだけ明示して正しい理解につながるよう配慮した。
  • 社会を変える投資 ESG入門
    5.0
    「良い会社」とは何か? ESG投資で先頭を走る、欧州最大の資産運用会社が、 世界最先端のノウハウを初めて明かす。 ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)のこと。資産運用の新たな手法として、世界的に大きな潮流となっています。 2017年7月、世界最大の機関投資家、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人、日本の公的年金を運用)がESGに基づく投資を1兆円規模で開始し、日本でも急速に注目が集まっています。 ESGの考え方、世界の現状といった基本から始め、ESGに取り組む企業の株式リターンまで考察。最新の知見を解説し、「良い会社」とはどのようなものか、明らかにします。
  • 灼熱の足枷
    -
    憎い仇との結婚か、監獄行きか。彼女に課せられた究極の選択。 それは、6歳のサマラにとってむごすぎる現実だった。彼女の父が統治するジャハールと隣国のカドラが争い、父は死亡。サマラと母はすんでのところで国外に逃れた。その後、逃避行の途中で母も亡くなり、彼女は天涯孤独となった。21歳になったサマラはいま、カドラの宮殿に密かに忍び込み、国王フェランへ復讐する機会を狙っていた。仇を討てば、天国の父と母は褒めてくれるだろうか?だがすぐにサマラは捕らえられ、フェランから意外な言葉を聞く。「君を利用する方法を思いついた。僕の婚約者として公表する」 ■わずか6歳にして残酷な運命に投げ込まれたサマラ。父と母の復讐だけを糧に成長した彼女が思いがけず恋に落ちた相手は、まさにその仇、国王フェラン。ふたりの運命は……?
  • 灼熱の足枷
    完結
    2.0
    サマラが6歳の頃、彼女の父が統治するジャハールと隣国のカドラが争い、父は死亡。サマラと母はすんでのところで逃れたが、逃避行の途中で母も亡くなり、彼女は天涯孤独となった…。21歳になったサマラはいま、カドラ宮殿に密かに忍び込み、国王フェランへ復讐する機会を狙っていた。だがすぐにサマラは捕らえられ、憎き相手フェランから意外な言葉を聞く――。「君の利用方法が見つかったよ。来週、僕の婚約者として世界に紹介しよう」
  • 灼熱の足枷【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    サマラが6歳の頃、彼女の父が統治するジャハールと隣国のカドラが争い、父は死亡。サマラと母はすんでのところで逃れたが、逃避行の途中で母も亡くなり、彼女は天涯孤独となった…。21歳になったサマラはいま、カドラ宮殿に密かに忍び込み、国王フェランへ復讐する機会を狙っていた。だがすぐにサマラは捕らえられ、憎き相手フェランから意外な言葉を聞く――。「君の利用方法が見つかったよ。来週、僕の婚約者として世界に紹介しよう」

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  • 写真図説 占領下の大阪・関西 昭和20年(1945)~昭和30年(1955)
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新聞社の保存庫に眠る膨大な資料の中から、GHQ統治下、占領期特有の希少な写真を発掘し、テーマ別に編んだ戦後史ビジュアル・コレクション。大空襲、敗戦を経て、進駐軍の上陸、米兵の駐留、各施設の接収から解除に至るまでの特異な時代を写真記録でたどる。焼け野原から復興していく街並みと暮らしの激変ぶりも活写。昭和20年から昭和30年にかけて、大阪を中心に関西2府4県で撮影された約400点の蔵出し写真を収載。
  • 社長って何だ!
    3.8
    【あなたが変われば組織も変わる!】 【部・課長必読! これからのリーダーに必要な「資質と能力」とは?】 【一歩前に踏み出す勇気が湧くアドバイスが満載!】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「決着をつける時の鉄則」 「お金は追いかけると逃げていく」 「二重人格者であれ」 「自分が未熟であることを知る」 「“グローバル・スタンダード”への違和感」 「社長と乞食は3日やったらやめられない」 「社長を辞めれば、ただのおじさん」 「世界の真のエリートは寸暇を惜しんで勉強している」 「利益至上主義と社内カンパニー制の落とし穴」 「過度な成果主義の弊害」 「女性の力をいかに引き出すか」 「後継は未熟者に任せよ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさんも疑問に思っているのではないでしょうか。 不正会計や検査データ改ざんなど、大手企業の不祥事が相次いでいます。 不正が発覚するたびに謝罪会見で深々と頭を下げているリーダーや社長とは どういう存在なのか。 あるいは、そうした不祥事をきっかけに大企業経営者の役員報酬が注目されますが、 飛び交っているのは一般庶民には縁のないケタ外れの金額です。 これだけ巨額の報酬を手にする社党とはいったい何者なのか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本書では会社を率いるトップを「社長」あるいは「経営者」と表現しています。 しかし、これは時と場所によっては、部長や課長といった各部署のリーダーに 置き換えることも可能です。 会社組織に限りません。 いま、政治、経済、教育、スポーツ、世界中のあらゆる分野で、かつてのエリートや 知識層といわれるリーダーに対する不信感が渦巻いています。 日本人は本来、すぐれた資質を有しています。その能力をどう伸ばし、どう生かすかは リーダーの双肩にかかっています。 本書は、日本の未来を拓くリーダーの意義と役割について、 あらためて考えるための本です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【本書のおもな内容】 はじめに――リーダー不振の時代に問う 第1章 孤独と覚悟 第2章 資質と能力 第3章 報酬と使命 第4章 自戒と犠牲 第5章 信頼と統治 第6章 後継と責任おわりに――社長の器以上に会社は大きくならない
  • 宗教対立がわかると「世界史」がかわる
    3.6
    読まずに生き残れるか…!? グローバル化がすすんだ今、 世界史と日本は切り離せない ・ロシアによるウクライナ侵攻の背景 ・ラテンアメリカ、中国で福音派が増えている ・日本人は宗教対立とは無縁なのか ・十字軍遠征の意外な真実 ・イスラム支配地域でも、キリスト教やユダヤ教が許される条件 ・多神教は寛容で、一神教は排他的なのか ・宗教とテロの関係史 ・急激にイスラム化が進む欧州で起きていること ......etc 「宗教対立」を入口に、新たな世界史の見方を提示。 世界の歩みも、国際情勢の「なぜ?」も、背景を読むカギは「宗教対立」にある。 ・・・ 世界で起こる出来事の背後に宗教対立がある。それは、最近起こった世界的に重大な出来事の場合にもそうである。しかし、現代の日本人には宗教対立は先鋭な問題として感じられてはいない。私たちは、宗教というもの、あるいは異なる宗教同士の対立がどういった事態を生むかを理解できていない。それは、世界の歴史、世界の歩みを十分な形では理解できていないことを意味する。国際化が著しく進んできた現在の状況のなかで、果たしてそれで世界を知り、他の国々とかかわり、日本の進路を定めていくことができるのだろうか。そこには大きな問題がある。(本文より) 目次 はじめに ロシア正教とウクライナ正教の反目 ロシア正教会はロシアのアイデンティティ 「第3のローマ」モスクワ 共産主義と宗教の和解 聖なるロシア 仏教と神道の対立 日本における宗教弾圧 第1章 宗教対立の起源――十字軍遠征の意外な真実 1 ローマ帝国はキリスト教を迫害していない 外来宗教との対立 デウスを大日としたザビエル 手強い禅宗との宗論 仏教と道教の対立 度重なる老子=釈迦説の否定 儒教には教団がない キリスト教徒は皇帝崇拝を拒絶? ローマ帝国によるキリスト教公認は怪しい 天理教は軽犯罪で罰せられた 皇帝崇拝はキリスト教公認以前のもの 国家統合に役立つ公認宗教 2 贖罪と金儲けのための十字軍 キリストは神ではない、という根深い主張 ぬぐい切れない「キリスト教= 多神教」論 3つの宗教の交差点「エルサレム」 十字軍のそもそもの目的は「贖罪」 ユダヤ教に原罪の観念はない アウグスティヌスの回心 善悪二元論、現世否定のマニ教 マニ教の深い影響力 聖遺物の蒐集と十字軍派遣 中世で大流行した聖遺物崇敬 聖地奪回では片づかない十字軍の意味 第2章 宗教対立の陰に経済がある 1 プロテスタントは何を“改革"したか ハンチントンの文明の8分類 文明の主軸に宗教あり プロテスタントの側から見た改革イメージ ルターは“公然と"教会批判をした パウロの書簡のなぞ 終末論と教会制度の結びつき 生誕から死までカバーする「七つの秘蹟」 教皇こそ教会の力の源泉 2 教会と世俗権力の「人事と金」をめぐる争い 教会と経済活動 人事をめぐる闘争 銀行業務を行ったテンプル騎士団 異教徒からは利子が取れる 十字軍のための経済的な支え 宗教改革に対抗してできたイエズス会 商才に長けた宣教師たち 教会領としての長崎 アジールとしての宗教勢力 教会に頼らず聖書に頼る――ルターの改革の真意 第3章 キリスト教とイスラム教は対立していたか――近代以前と以後 1 野蛮なキリスト教世界、進んだイスラム教世界 宗教対立の契機 アラブ側には不明だった十字軍の目的 文明の先進地アラブ 医療もイスラム世界の方がすぐれていた 野蛮な十字軍 オスマン帝国に「スルタン・カリフ制」の成立 重要問題の判定者= カリフ オスマン帝国の軍人にキリスト教徒もいた 宗教の混交は当たり前 「イスラーム世界」という言い方への違和感 イスラム教の大勢力は東南アジア、南アジア 19世紀に成立した「イスラーム世界」という見方 2 イスラムには組織も宣教も現在もない キリスト教に宗教法がない イスラム教徒はモスクに属してはいない イスラム教は商人の宗教 イスラム教のもつ緩さ 「啓典の民」を認めるイスラム教 利子を取れる「啓典の民」は貴重 対立は近代に入ってから 第4章 インドの宗教対立の歴史を追う―― 多神教は寛容なのか 1 中国、朝鮮、日本の「廃仏」の歴史 中国における「廃仏」 仏教弾圧にも経済的背景が 李氏朝鮮における廃仏政策 寺社勢力から土地を奪い、税を課した明治政府 2 神話とナショナリズムの形成 ヒンドゥー教徒によるモスク襲撃 アヨディヤ事件の背景 イスラム教徒は全体の13パーセント 体系化されていないヒンドゥー教 ヒンドゥー・ナショナリズムの2つの背景 政治への幻滅から興ったナショナリズム 3 神話の政治利用 神話ドラマと連動する政治 神話と歴史的事実との関係 捏造される神話 神話を根拠とナショナリズム 税金を取り異教を許したオスマン帝国 非イスラム教組織を徴税に利用する オスマン帝国とムガル帝国の統治の違い 第5章 2つの原理主義が向かう先――福音派とワッハーブ派 1 アメリカを襲った信仰復興の狂熱 新しいことば「原理主義」 イラン革命とイスラム原理主義 先にあったキリスト教原理主義 福音派の主張 「アメリカの子どもたちを戦士に」 アメリカの異様な信仰復興熱 商品のセールスと信仰の宣伝 キリスト教の特殊性 2 何度もよみがえるイスラム原理主義 18世紀のイスラム改革運動 イルハン朝の従軍記者 ムスリム同胞団に引き継がれた思想 原理主義が対したのは国内政治の矛盾 第6章 宗教とテロの関係史 1 イスラム教の特性とテロ イスラムは「普通名詞」の世界 アフガニスタンでの米ソの確執 同時多発テロ ハンブルグ・グループ ビンラディン主犯説の疑わしさ 組織ではなくネットワーク イスラム教徒による襲撃事件 増える「自爆テロ」 殉教者を聖人とする仕組みがない 2 個人の改心が宗教対立を引き起こす エリートたちがテロリストに 世俗的な若者たちの変身 内面の変化が大きな要因 「チンケな若者」による大量殺戮 宗教の確信と劣等感 外側にある悪を強く意識する 狂信者の系譜 暗殺対象の歴史的な変化 個人が引き起こす宗教対立 第7章 世俗主義が巻き起こす新たな宗教対立 1 宗教改革から政教分離へ ある映画の隠された意味 改革派「ユグノー」への弾圧 フランス革命と宗教 フランスにおける政教分離の流れ カトリック教会の激しい抵抗 宗教的標章規制法の成立 2 国内の宗教対立 オイルショック後の移民政策の変化 聖俗一体化したイスラム教との根本的差異 トルコにおける世俗化 顕著なイスラム教復興の動き 国家による世俗化との対立 おわりに 民族宗教と世界宗教 宗教衰退の原因 カーストとイスラム教の拡大 分断と宗教対立のゆくえ
  • 習近平政権の権力構造 1人が14億人を統べる理由
    -
    「習氏は様々な場でこう訴えてきた。『100年に1度の変革の時が来ている。世界、時代、歴史の変化がかつてない形で展開する』。その言葉からは、世界がもはやかつて来た道へと帰ることのない『ポイント・オブ・ノーリターン』に立つ覚悟が滲む」(本書おわりに「『中国式鎖国』と世界が迎える『ポイント・オブ・ノーリターン』」から)  3期目がスタートした中国の習近平政権。米中の対立が深まる中、その毛沢東、韓非子流の統治スタイルはどこに向かうのかーー。習氏の幼少期から文革期の下放時代、福建省、浙江省、上海市などでの地方幹部時代を丹念に追い、習氏のプロファイリングから導き出されるものから、今後を占う。
  • 習近平の支配
    -
    強権・独善の政治、習政権の第二幕は、どこへ向かうのか。 日経取材班が最新情報をもとに渾身のレポート! 2017年10月、中国共産党の党大会が開かれ、新たな指導部が発表された。政敵を次々粛清し、若手の登用も阻んだ習近平政権がいよいよ2期目を迎え、その強権体制はさらに強化された。 国内では盤石の体制を誇る習近平政権だが、その強権性、独善性ゆえに国内外でさまざまな問題を抱える。ますます強くなる統制に萎縮する人民や国有企業、「不信」が支配し側近政治が蔓延する統治、近隣諸国との関係のきしみ、思うままにならない北朝鮮の暴走……。これらの様々な問題について、現状を詳細にレポートしつつ、隣国の今後も鋭く見据える。 本書は、日経本紙の好評連載企画に、党大会の結果など最新情報を受け、大幅な加筆をし再構成をしたもの。今後の中国情勢、またアジア、世界の情勢を占う意味でも、見逃せない1冊である。
  • UP plus 習近平の中国
    3.0
    1巻2,640円 (税込)
    異例の3期目にはいる政権は何をめざすのか? 経済発展、少子高齢化、イノベーション、環境問題、統治体制、民主化、人民解放軍、新疆ウイグル、香港、台湾、外交戦略、日中関係など様々な課題・政策・理念を最新の知見をもとに分析し、今後を見通す中国研究の最前線。 【「はじめに」より】 ……習近平政権の輪郭を理解することはある程度できるのだが、日本から見ていると中国はわかりにくい。日本社会には、中国は分裂するものであるとか、社会にまとまりがないとか、権力闘争があるとか、一君万民、上位下達であるとか、さまざまな見方が流布している。隣国ゆえの経験則の結果だとも言えるだろう。かつて、共青団vs.太子党vs.上海派という見方が広がった。これは三国志的な理解と重なったのだろう。そして現在も、この三派の対立、あるいはそのようなものを敢えて探そうとする向きが強い。一旦、ステレオタイプ化した見方が広がると、なかなかそこから脱することができない。また、近代以降に日本が身につけた西洋近代、先進国的価値観や、冷戦期前後に形成された、社会主義、共産主義への懐疑も根強い。そして、日中間の(すでに中国側にも、日本の若年層にもないかもしれない)ライバル意識があるためか、日本を抜き去る/去った中国への懐疑や衰退願望などもあるのかもしれない。いずれにしても、中国を観る際には、さまざまな「眼鏡」が眼前に立ちはだかり、またいろいろなバイアスが思考のプロセスに入り込んでいるようでもある。これはその日本社会で中国研究をおこなっている研究者にも言えることかもしれない。 【主要目次】 はじめに――問いの解説(川島 真)   I 中国の発展は保たれるのか 中国の経済発展はサステイナブルなのか(川島 真) 1 中国経済はバブルだったのか もしそうならバブルは弾けるのか(岡嵜久実子) 2 中国はイノベーション大国となれるのか(高口康太) 3 高齢化は中国に何をもたらすか(片山ゆき) 4 環境問題の解決はどこまでできるのか(大塚健司) II 中国共産党の統治は保たれるのか(小嶋華津子) 5 共産党は「良い統治」を実現できるか──法の支配、党組織の健全化、社会の安定化(金野 純) 6 「中華民族の父」を目指す習近平、あるいは「第二のブレジネフ」か「第二のプーチン」か──権力、理念、リーダーシップ、将来動向(鈴木 隆) 7 中国は民主化しないのか(小嶋華津子) 8 人民解放軍は暴走しないのか(八塚正晃) III 中国はどう世界で振る舞うのか(川島 真) 9 中国では「人権」をどのように考えているのか──「少数派」と周辺地域への帰順の強制(倉田 徹・熊倉 潤) 10 中国の目指す覇権と国際秩序とはなにか(山口信治) 11 習近平は台湾を「統一」できるのか──対台湾政策の理念・政策・課題(福田 円) 12 日本は中国とどう付き合うべきか──崩れゆく五要因と新たな関係構築の可能性(川島 真) あとがき 【編者】 川島 真(かわしま・しん):東京大学大学院総合文化研究科教授 小嶋華津子(こじま・かずこ):慶應義塾大学法学部教授
  • 主権者を疑う ──統治の主役は誰なのか?
    3.5
    近年の改憲ムーブメントで連呼された「最終的に決めるのは、主権者たる国民の皆様です!」――私たちは改めて主権者としての自覚が求められ、いよいよ最後の出番に呼び出しがかけられている。しかし、主権とは何で、主権者とは誰なのか? 本書は、神の至高性に由来するこの“取り扱い注意”の概念を掘り下げ、新たなトリセツを提示する。ロゴスから意思へ、神から君主そして国民へ、魔術から計算へ、選挙からアルゴリズムへ――中世神学から現代の最新論考までを包含しためくるめく“主権者劇場”がここに開幕!
  • 商業・専制・世論 フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 エコノミーの概念が統治と深く関わった時代、「政治的なもの」と「経済的なもの」の関係はどのように揺れ動いていたのであろうか。本書は、18世紀フランスの言説空間において、富や市場の問題と統治形態や社会編成の問題とを含んだ「政治経済学」の思想的展開を、1760~70年代における穀物取引論争をコンテクストとして論じる。アダム・スミスとも通底する経済的自由主義を唱えながら中央集権体制を理想化したフィジオクラット運動の指導者フランソワ・ケネー。その弟子で、師の政治理論を「合法的専制」という衝撃的な概念へと発展させたル・メルシエ・ド・ラ・リヴィエール。穀物取引自由化の理念をフィジオクラットと共有しつつも、他方でその政治理論からは距離を置き、世論という考え方に期待を寄せたチュルゴーとコンドルセ。さらには二人と同様に世論の重要性を捉えながらも自由化には反対の立場を貫いたネッケルの思想を順にひもとく。長らく政治思想史の大舞台において、モンテスキューやルソーの脇役と位置づけられ、看過されてきた思想家たちに光を当て、フランス啓蒙主義の政治哲学研究に新たな一ページを開く業績。 【目次より】 凡例 序論 第一章 「政治経済学」の言説空間としての穀物取引論争 第一節 穀物取引論争の概要 第二節 穀物取引論争の布置 第二章 経済的自由主義と専制政治 ケネーの「政治経済学」 はじめに 第一節 ポリス批判と「自然な流れ」の擁護 第二節 合理的経済人の理念と新たな秩序観 第三節 経済的自由の享受と後見的権力 小括 第三章 合法的専制の構想と世論の観念 ル・メルシェ・ド・ラ・リヴィエールの「政治経済学」 はじめに 第一節 自然的秩序・明証性・合法的専制 第二節 マブリのフィジオクラット批判 第三節 合法的専制における世論の問題 小括 第四章 「一般均衡」の発見と合理的経済主体の不在 チュルゴーとコンドルセの「政治経済学」………八八 はじめに 第一節 自由化と「一般均衡」の理論 第二節 理論から実践ヘ リモージュでの「実験」 第三節 一七七四年の自由化立法 第四節 合理的経済主体の不在 説得から強制へ 小括 第五章 世論と市場に対する為政者の技法と苦悩 ネッケルの「政治経済学」 はじめに 第一節 世論 抗い難い事実 第二節 市場の理論と現実 第三節 介入主義、あるいは技法としての政治経済学 第四節 ふたたび、抗い難い世論について その両義性 小括 結論 注 あとがき 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 安藤 裕介 1979年生まれ。立教大学法学部准教授。立教大学法学部政治学科卒業、同大学院法学研究科に学ぶ。専門は、政治思想史・政治哲学。著書に『商業・専制・世論』、訳書にジョン・ポーコック『島々の発見』(共訳)、ピエール・ロザンヴァロン『良き統治』(共訳)などがある。
  • 小説 金融庁
    値引きあり
    3.9
    「銀行が嫌いだから、金融庁に入った」。まじめで、公正。最も信頼される金融庁検査官、松嶋哲夫。ある日、大合併による綻びが噂される大東五輪銀行の怪文書が届く。哲夫に下った、そのメガバンクへの査察命令。しかもそこは弟が勤める銀行で――。巨大化した組織の闇。金融庁vs.銀行。企業統治(コーポレートガバナンス)の心はどちらに。
  • 象徴天皇存続の秘密 「古事記」上つ巻に読む家族の発展諸段階
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、『古事記』上つ巻の中で神話という外皮に覆われている、現生人類史上における家族の合理的な発展諸段階を論理的に顕現させ、原始時代における唯一の共生社会的関係である家族との関連で、本源的普遍的なアジア的生産様式という原始共同体的生産様式を解明、次いで古代的、封建的生産様式等々、経済的見地から見た社会構成の累進を概観する。 その中で、共存象徴である原始的首長の延長たる天皇という地位が、古代から今日まで存続してきたその秘密、天皇という地位の永続的な客体的存立基盤は、原始共同体を淵源とする社会の本源的、普遍的、および永久的な共同体的側面であって、この基盤の上で古代日本以降、天皇という地位が、古代の早期に権力から相対的に乖離し、ライトゥルギー的需要充足の家父長制的な家産官僚制的トーナメント型統治機構を拠に発展してきて、温故創新という日本人気質が、その地位を受容し続けてきた、ということを解明します。
  • 少年の日の覚悟―かつて日本人だった台湾少年たちの回想録
    -
    古き良き日本時代の台湾で育ったかつての少年兵が「日本へのご恩返しに」と語った、日本の本当の歴史 大東亜戦争末期の台湾。 日本は苦戦を強いられ、当時日本だった台湾への米軍上陸も間近と予想されていた。 その台湾で、内地の学徒兵と同様、まだあどけなさの残る 15歳、16歳の学生たちが祖国を守ろうと立ち上がった。 ある者は志願して、ある者は召集令状を受け取って。 皆が抱いたのは「僕たちがやらなければ、誰が国を守るのか!」という悲しくも強い想いだった。 平和しか知らないあなたに読んで欲しい 国とは戦争とは、人間とは、 そして生きるとは何か <目次より抜粋> 第一部 日本統治時代の語り部として-蕭錦文氏の証言 日本が変えた世界地図 日本軍に志願した理由 激戦の跡シンガポールへ上陸 ビルマから必死の撤退 日本が植民地に勇気を与えた 日本の台湾統治は良かった 今後の日本への不安 大和魂の大切さ 第二部 私は今でもサムライです-許江陶氏の証言 私は今でもサムライです 毎日暗誦した軍人勅諭 戦友たちが私に宛てて書いてくれた寄せ書き 終戦後の台湾の運命 第三部 終戦間際の北京は平和だった-李延益氏の証言 終戦間近の北京 ラッパと共に起きる軍隊生活 中国人と日本兵の交流 北京で聞いた玉音放送 国民党員としての戦後 同期の日本人、先生との交流 第四部 十五歳、命の覚悟-郭鏡川氏の証言 高雄が空襲で全壊 自然に芽生えた信仰心 陸軍歩兵の本当の意味 命懸けの重労働 生死は一瞬で決まる 日本軍の誇り 中国人への落胆 シリーズ「日本人の誇り」刊行によせて

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  • 昭和史の声
    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    「生の声」は時に告白であり、懇願であり、叫びであった…… 令和に伝え残すべき最後の証言 取材生活20年余の集大成にして歴史ノンフィクションの金字塔 新たな史実や秘話と出会う全8章 第1章日本統治下の生活 第2章日中戦争 第3章軍人たちの戦い 第4章特攻隊 第5章空襲と終戦 第6章ソ連の侵攻 第7章東京裁判 第8章抑留
  • 植民地残酷物語 白人優越意識を解き明かす
    -
    1巻1,100円 (税込)
    戦後70年となる今年、日本が真の意味で戦後体制からの脱却を果たすために、元外交官の著者が欧米列強の植民地支配の実態を暴き、その対比として日本の国家経営の本質を解明する渾身の1冊。 国際社会で活躍するビジネスマンの必読書! 欧米の植民地支配は過去のことではなく、今日の国際問題と密接に結びついている。相手を正しく理解するためには、相手の真の過去を知っておく必要がある。欧米の植民地支配の実態を暴くと共に、日本の国家経営の本質からかつての日本の海外領土統治を解明した画期的な1冊。
  • 植民地台湾と近代ツーリズム
    -
    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、日本統治下の台湾における近代ツーリズムの形成を説明するものである。

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  • 所有とは何か
    -
    本書は、激動する19世紀フランスに生きた社会思想家ピエール=ジョゼフ・プルードン(1809-65年)の初期の主著である。 スイスとの国境に近いフランス東部のブザンソンに生まれたプルードンは労働者階級出身であり、向学心旺盛でありながら学業を断念せざるをえなかった。そうして働き始めた印刷所での日々は、のちの社会思想家を生み出す養分を提供することになる。すなわち、校正作業を通じてヘブライ語を習得したほか、聖書や言語学をはじめとする学的関心を養うとともに、同郷の社会思想家シャルル・フーリエの著書を校正することで、現実とは異なる社会を構想する動機を与えた。さらに、印刷工として働く傍らでフランス各地を巡行して印刷所の現場監督を務める中で労働者の境遇を身をもって知り、これが「社会の構成単位は仕事場である」という発想を導くことになった。これらの成果が結実したのが本書にほかならない。その冒頭には「最も数が多く最も貧しい階級の物質的、道徳的、知的境遇を改善する手段」を見出すというプルードンの動機が明確に宣言されている。 本書は第一章で提示される「所有とは盗みである」という警句によって物議をかもした。これは「奴隷制とは殺人である」という命題を「変形させただけ」だと言われるとおり、「所有」とは合法化された「盗みの権利」にほかならない。ならば、それが奴隷制につながらないための線引きを担保する必要がある。その方策を実現するものこそ、プルードンが構想した理想の社会だった。 紛れもない社会哲学の古典である本書の邦訳は1971年になされたあと半世紀以上、新しいものは登場していない。本書は、気鋭の研究者が清新な日本語で作り上げた新訳であり、格差が激化する今こそ熟読したい1冊である。 [本書の内容] ブザンソン・アカデミー会員諸氏へ 第一章 本書が従う方法論――革命という観念 第二章 自然権とみなされる所有について――所有権の始動因としての先占と民法について 第三章 所有権の始動因としての労働について 第四章 所有は不可能であること 第五章 公正・不公正の観念の心理学的説明および、統治と法の原理の確定 訳者解説
  • 白菊の花冠~甘く湿った蜜宮~
    -
    1巻660円 (税込)
    「それなりには……、良いものに出来るとは思うが、嫌なら叫べ……」「叫んだら……どうなるの?」菊理はある日突然、龍の手により王の后となるべく異界へと連れられる。そこには仙が住まい、神が統治する大地があった。煌びやかな王宮で菊理は、運命の相手である王に初めて肌を許す事になる。王に抱かれる度にその広い心に愛を覚える菊理。しかし寵愛の最中に神が王后と認める天啓が下らなければ、菊理は命を落とす運命にあった。限られた日数の中、2人はまさに命がけで愛を交わし続けるが……。神仙の地の異世界浪漫、ここに誕生!!
  • 白と黒のアリス
    5.0
    白の世界で平穏な日々を送っていた高校2年生の「愛日梨」。 黒の世界をその血の力で女王として統治していた「ルナ」。 ある日、黒の世界でクーデターが起こり、状況を重く見た側近・黒うさぎのレインと白うさぎのスノウは、「女王を白の世界へ避難させ、新たな女王候補を連れてくる」計画を実行。二人の少女は交換されることとなる。 愛日梨は黒の世界へ、ルナは白の世界へ。二つの世界に隠された秘密とは――。 発売直後の女性向け恋愛ADVゲーム【白と黒のアリス】。その共通ルート部分を描いたコミカライズが早くも登場!!!!
  • 秦漢出土文字史料の研究(東洋学叢書) 形態・制度・社会
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦国末から魏晋に至る多様な出土文字史料を対象に、文字情報のみならず形状や出土状況をも視野に入れ、史料の形態論に先鞭をつけた研究成果。漢簡の側面に施された刻みを解読し、紙木併用期に特有の木簡の用法を分析することで、木から紙への書写材料の変遷に新たな角度から光を当てる。さらにテクストを読み解いて、地方統治を支えた官吏の姿や、統一法典不在のもとでの司法の実態に迫るとともに、漢の西北辺境という歴史世界の復元を試みる。中国出土文字史料研究の世界的水準を示す待望の一冊。 【目次より】 序章 出土文字史料研究の立場と方法 第一部 素材としての出土文字史料 第一章 刻歯簡牘初探 漢簡形態論のために 第二章 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として空 第三章 簡牘・〓帛・紙 中国古代における書写材料の変遷 第二部 制度と習俗の復元 第四章 里耶秦簡と移動する吏 第五章 王杖木簡再考 第六章 長沙東牌楼出土木牘と後漢後半期の訴訟 第七章 漢代結〓習俗考 第三部 居延漢簡研究の地平 第八章 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開 第九章 日本における居延漢簡研究の回顧と展望 古文書学的研究を中心に 第十章 爵制論の再検討 第十一章 皇帝支配の原像 民爵賜与を手がかりに おわりに コメント あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 籾山 明 1953年生まれ。中国史学者。島根大学、埼玉大学で教授を歴任。 信州大学人文学部卒業、京都大学大学院文学研究科(東洋史)単位取得退学。文学博士。 著書に、『秦の始皇帝 多元世界の統一者』『漢帝国と辺境社会 長城の風景』『中国古代訴訟制度の研究』『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』など、 共編書に、『文献と遺物の境界 中国出土簡牘史料の生態的研究』(共編)『秦帝国の誕生 古代史研究のクロスロード』(共編)などがある。
  • 新完全ヒモマニュアル
    -
    不況の現在、“ヒモ”以外に生きていく道がどこにある? 「ヒモは男性の生活必須技術である」と言うヒモ歴17年の著者が、ナンパからヒモ生活、そしていい捨てられ方まで全部公開。上級者向けヒモテクニックともいえる、『完全ヒモマニュアル』の続編。  2003年に刊行された「伝説のヒモ指南書」が電子化されて復刊! 時代が変わっても男と女の恋愛ハウツーテクニックは不変!? 当時の風俗・世相を知る上で貴重な資料でもある。 プロローグ 大失業時代はヒモの時代だ 第1段作戦 ファースト・コンタクト〈ナンパ〉 第2段作戦 植民地統治〈ヒモられさん管理〉 第3段作戦 独立運動への対応と連邦制への移行〈いい捨てられ方〉 第4段作戦 鍵英之戦史 ●鍵英之(かぎ・ひでゆき) 1966年、神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。ソニー宣伝部にて三年半就労するも「生涯賃金」よりも「生涯人数」を優先すべきと己の人生の目的に目覚め、エリートコースを捨てて脱サラ。以降、常に複数の「ヒモられさん(貢いでくれる女性を意味する)」によって生計を立てながら「ナンパ真剣師」として400人を超える女性たちとのセックスに成功。その中で「ヒモられさん」になってくれて貢がれ続けた末に、一時は銀行口座残高が4000万円を超えたことさえある。トークイベントの他、雑誌・テレビなどへの出演も多数。
  • 新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年
    4.1
    中国西北部に位置する新疆ウイグル自治区。中国全体の6分の1ほどの面積に、約2500万人が暮らす。1955年に自治区が成立した当初、中国共産党は少数民族の「解放」を謳った。しかし習近平政権のもと、ウイグル人らへの人権侵害は深刻さを増している。なぜ中国共産党は、多くの人々を「教育施設」へ収容するといった過酷な統治姿勢に転じたのか。新疆地域の歴史を丁寧にたどり、その現在と未来を考える。
  • 新・共産主義に破壊されるアメリカと日本の危機
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    日本とアメリカに静かに広がりつつある 新たな共産主義の脅威とは! 人種、ジェンダー、格差…… ポリティカル・コレクトネスやアイデンティティ・ポリティクス、キャンセルカルチャーの名で、社会に分断と混乱をもたらす者たちの正体とは。 GHQに入り込んだ共産主義者がつくった日本国憲法に操られる日本、 アメリカで非合法な共産党を日本でGHQが存続させた理由、 そしていま日米で進む分断政治と中国の関係を暴く! いまアメリカを覆いつつある新たな共産主義の脅威。 過剰なまでに「反差別」「反格差」を叫び、社会の分断をもたらし、伝統や価値観、統治システムを根底から覆そうとしている。 その影響は日本にも及び、保守分裂や他国による世論操作や政治介入に利用される事態となっている。 「多様性」のもとで行われる、行き過ぎたポリコレ、アイデンティティ・ポリティクス、キャンセルカルチャーの実態とは。 日本がリベラルや共産主義に甘い背景に、GHQの共産主義者たちが日本人に押し付けた贖罪意識と日本国憲法の存在があることを指摘。 さらには現在のリベラル勢力による分断政治と中国との関係などを暴く! 目次 第1章 「反差別」「反格差」でアメリカを侵蝕する新たな共産主義 ・ポリコレ、キャンセルカルチャーによる社会分断 ・既得権益化する弱者優遇政策 ・アメリカでまかり通る「批判的人種理論」の怖さ ・左翼によって書き換えられる歴史評価 ・市民運動に入り込む共産主義者たち ほか 第2章 リベラルに分断されるアメリカ ・アメリカでは共産党は非合法組織 ・安全保障の問題を差別にすり替え ・不法滞在者を増やしたい民主党の思惑 ・言葉狩りによる深刻な社会分断 ・アイデンティティ・ポリティクスの大罪 ほか 第3章 日本を分断するメディアと左翼の大問題 ・憲法改正を否定する憲法学者の致命的誤り ・日本共産党と組む野党連合政権で何が起こるのか ・国民にワクチン不信を煽ったメディアの罪 ・慰安婦を国際問題にした日弁連と朝日新聞 ほか 第4章 陰謀論に毒された日本の保守 ・「Qアノン」が広めた陰謀論の実態 ・米大統領選挙で保守が陰謀論に傾いた理由 ・「ディープ・ステート」の真実 ・中国共産党に煽動されたJアノン ほか 第5章 今日本にどのような危機が迫っているのか ・中国による「エコノミック・ステイトクラフト」 ・親中派によって骨抜きにされる中国への警戒 ・移民政策で警戒すべき中国の浸透工作 ・スパイ防止法を阻止され情報戦に敗れてきた日本 ・サイバー攻撃に備えよ ほか

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