川北稔の作品一覧
「川北稔」の「砂糖の世界史」「8050問題の深層 「限界家族」をどう救うか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川北稔」の「砂糖の世界史」「8050問題の深層 「限界家族」をどう救うか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
コンパクトながら興味深い内容で読み応えがある。バルバトスやタヒチを代表とするカリブ海の奴隷の歴史は恥かしながらあまり知らなかった。このような本を読むと、現在を理解するにはいかに歴史を知っておく事が必要か思い知らされる。イギリスを中心とした西洋人の欲による奴隷貿易が歴史上存在しなければ、モノカルチャー経済国が人口的に作らなければ、インド、アジア南米諸国は発展途上国にならずに済んでいたかも。現在のイギリス、フランスが抱えている移民問題や、西洋先進諸国の肥満問題などもこれらの行為のツケのようなものでしょうか。西洋の先進国が未だにモノを作らず、楽をして富を得ようとしている限り解決策は難しいのでは。日本
Posted by ブクログ
砂糖を軸に、世界はどのような流れで近代へ至ったか、その時その時の人々の暮らしはどのようなものであったかを解説する。
岩波ジュニア新書の中でも屈指の名著として名高い一冊。
ウォーラーステインの世界システム論とはこういうものであったのだなと読みやすい文章で知ることができた。
私は日本史を選択したので世界史は疎いのだが、そんな私でも今の階級・格差多きグローバリズムがどのように構築されてきたのか、実に興味深く読んだ。
かの高名な、港に紅茶を投げ入れる「ボストン茶会事件」が出て来た時には若干興奮。点と点が繋がって、線になる快感。年代や人名を覚えるだけが歴史じゃないのだ。
ダレることなく一気読み。
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