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Posted by ブクログ 2023年10月06日
いまの貧富の差がどうして生まれたのか。
中村哲さんをはじめ、今までいろんなこういった世界を知る本を読んできて、もうわたしは嫌というほど知っている。
アジアやアフリカが発展途上国と呼ばれているのは、決して彼らが怠け者であったからじゃない。
彼らがいまもひどい状況に置かれているのは、イギリスやフランスと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月11日
我々の食生活に深く根ざし、無くてはならない砂糖がどのように作られ、急速に世界へ広まったか紐解いてくれる本。世界的な人気商品(本書では「世界商品」と呼ぶ)をどの国が握るかで常に競争が繰り返され、大量生産のため奴隷制度と深く結びついていく……。一つの調味料の歴史を追うことが世界の歴史を追うことに繋がり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月03日
「歴史を学ぶということは、年代や事件や人名をたくさん覚え込むことでありません。いま私たちの生きている世界が、どのようにしてこんにちのような姿になってきたのかを、身近なところから考えてみることなのです。」
あとがきにあった一文、本書はまさにこれを体現した本でした。
歴史で学んだこと、今の世界のあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月26日
世界史の中での大きな革命期である海の道の拡大。
16世紀以降の大航海時代を“世界商品“を軸に見る事で、その流れを追ううちに植民地となった地域に歪みが始まる様や、日本に宣教師が来た布教では無い理由、奄美大島にまで繋がるモノカルチャーの波を見せてくれると言う。伝染病の波及もまた、こう言っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月04日
岩波ジュニア新書ということで中高生向けにわかりやすくまとまっている。世界商品としての砂糖を軸にして、大航海時代、植民地・プランテーション・奴隷制度、産業革命などの歴史の流れとつながりを世界システム論的に解説しつつ、各国の食文化への影響の背景や文脈など文化人類学的な考察も重ねてあるので飽きずに読める。...続きを読む
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