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茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!
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Posted by ブクログ
「君たちの記念碑はどこにある?」の後に、そういえばあったな、と積読の山から出してきて読んだ一冊。岩波ジュニア新書なので、読みやすく、あっという間に読み終えた。 ぼんやりとしか知らなかった「プランテーション」「奴隷貿易」そして砂糖、お茶、コーヒーの歴史。 衝撃的な残酷さ。 資本主義というのは内因...続きを読む的に誰かを、何かを搾取するエンジンのようなもので、本当に轟音と共に、周辺世界を貪り食うような獰猛さで暴れ回っていたんだな。 とにかく、利益を上げるためには安い労働力を極限まで使い倒す。必要なら遠い大陸から人を誘拐して連れてきてでも。清々しいほどにシンプルなシステム。 一定の反省を経て、もう少し上品にルールを守って体裁を整えてやろう、となっていた20世紀が終わり、利益があげられなくなってきた資本家(を抱える国)が、なりふり構わず獰猛さをむき出しにしてきているのが21世紀なのだなと思う。 当時、アフリカでは自国の人々を捕まえてヨーロッパの奴隷商人に売って儲けていた者もいたという。 資源もない日本。賃金の低い日本。その割に国民負担率は高い日本。古い武器を高く買わされている日本。それを喜んでやっているように見える政治家。これ、現代の植民地の完成なのではという感想を持った。
世界史を砂糖という観点から紐解く非常に分かりやすくて面白い歴史書でした。 普段口にしている甘い粉がかつてはこんなに世界を大きく動かしたということが分かりやすい文体で記述されており、さくさく読めました。
砂糖は世界を動かした。 しかし、その裏で多くの犠牲が生まれた。 砂糖が高級品になったからだ。 ヨーロッパで需要が急増した。 その結果、大規模なプランテーションが広がった。 労働力として多くの奴隷が連れてこられた。 いわゆる三角貿易が始まった。 砂糖は「世界商品」になった。 甘さは人々に喜びを与...続きを読むえた。 お菓子や飲み物が広まり、生活は豊かになった。 しかし同時に、 過酷な労働が生まれた。 多くの命が奪われた。 さらに、砂糖のとりすぎは病気も増やした。 甘さは幸せの象徴に見える。 だがその裏側には、 苦しみと悪夢があった。 砂糖の歴史は、 光と影の両方を持っている。
テーマ史としても十分面白いが、個人的には最後のエピローグが重要だと感じた。モノを通じて見ることで、中央政治などに大きな歴史だけではなく、ミクロな単位に焦点を当てた小さな歴史を構築できる。 この視点は様々な分野に転用できる考えだと思う。
モノ1つを選んでここまで世界の流れを理解できるとは思わなかった。ヨーロッパの人々と砂糖の出会い、砂糖を中心とした大西洋三角貿易、アフリカ人の移動と奴隷制度の廃止などなど、砂糖を中心にして世界が動くことに衝撃を受け、また、世界商品が世界に与える影響の大きさにも驚いた。 砂糖を通してピューリタン革命から...続きを読む産業革命までのイギリスの近世から近代史について大まかに知ることができた。脳内にある順序がばらばらだった出来事たちが水の流れのようにひとまとめになって前後関係が理解できたのはこの本の大きなメリットだと思う。 ほかの岩波ジュニア文庫にも挑戦したい。
コーヒーが好きなんです。もう10年以上前ですかね、優待でコーヒーの豆がもらえるというんで某株を1000株買ったところ、あんまり飲まない紅茶までずいぶんときちゃって、1年後もぜんぜん飲まないまままた紅茶きちゃって、これは無駄になっちゃうなと思って500株売ってコーヒーだけもらうことにしたんだけれど、こ...続きを読むこ数年の世界的なコーヒーの暴騰によって株価5倍になっちゃった。配当金も数倍。そう思うと500株売ったのが悔やまれる! なんて暇はなくって、コーヒーが暴騰しているんだから砂糖も上がるんじゃ? ってことで安かった砂糖の某社株1000株を購入。目論見通りこれまた3倍になってニンマリ。 そういうタイミングでこれ。マジかぁ! まぁ砂糖がテーマの本だからってことはおいといても砂糖が世界を動かしてきたんじゃ? って思えるくらいに砂糖LOVEの本でした。そこに付随してくるのが紅茶でありコーヒーであると。うむ。ほとんど30年前の本なので今や「砂糖は敵だ!」みたいな風潮もあるけれど、あたしは逆に「人工甘味料こそが悪であり砂糖は体にとって必要だ!」と思っているんでコーヒー株も砂糖株も10倍を目指します! ってどんな感想だ?
コンパクトながら興味深い内容で読み応えがある。バルバトスやタヒチを代表とするカリブ海の奴隷の歴史は恥かしながらあまり知らなかった。このような本を読むと、現在を理解するにはいかに歴史を知っておく事が必要か思い知らされる。イギリスを中心とした西洋人の欲による奴隷貿易が歴史上存在しなければ、モノカルチャー...続きを読む経済国が人口的に作らなければ、インド、アジア南米諸国は発展途上国にならずに済んでいたかも。現在のイギリス、フランスが抱えている移民問題や、西洋先進諸国の肥満問題などもこれらの行為のツケのようなものでしょうか。西洋の先進国が未だにモノを作らず、楽をして富を得ようとしている限り解決策は難しいのでは。日本は豊かな国であると同時に、自国で勤勉にモノづくりを昔からしてきた、日本の文化であり食生活であるお茶も自国で作ってきた、故に今の日本がある。自国でお茶も砂糖も生産せずに砂糖入りミルクティーはイギリスが産んだ文化であるというのはおかしな話である。イギリスの紅茶文化は、紅茶が好きだからではなく、奴隷に作らせたモノを、高級なティーカップで仕事もせずに午後にゆっくり頂くというハイソサエティなステータス文化が好きなだけという事。イギリスが占領していた奴隷地域ではコーヒー豆の栽培が出来なかったが紅茶は栽培出来たというだけ。砂糖の歴史だけに限らず、紅茶、コーヒー、チョコレートの歴史と現在のグローバル問題を色々考えてさせられる良い本でした。おすすめしてくださった方に感謝。
砂糖を軸に、世界はどのような流れで近代へ至ったか、その時その時の人々の暮らしはどのようなものであったかを解説する。 岩波ジュニア新書の中でも屈指の名著として名高い一冊。 ウォーラーステインの世界システム論とはこういうものであったのだなと読みやすい文章で知ることができた。 私は日本史を選択したので世...続きを読む界史は疎いのだが、そんな私でも今の階級・格差多きグローバリズムがどのように構築されてきたのか、実に興味深く読んだ。 かの高名な、港に紅茶を投げ入れる「ボストン茶会事件」が出て来た時には若干興奮。点と点が繋がって、線になる快感。年代や人名を覚えるだけが歴史じゃないのだ。 ダレることなく一気読み。 ジュニア新書なのに大人が読み込める深い本だった。
砂糖の歴史を辿ることで、世界全体が見えてきて、とても読み応えのある本だった。後半はどうにも我慢出来なくなり、砂糖入り紅茶を飲みながら当時の人々の生活や感情に思いを馳せた。いつの時代も人間は私利私欲に塗れているんだなぁと思いつつ、その強欲さと奴隷たちの犠牲があったからこそ、今では簡単に砂糖もお茶も気軽...続きを読むに手に入れられるのかと思うと少し複雑な気持ちになった。
途中からイギリス在住友人のお土産紅茶に砂糖をたっぷり入れて読んだ。でも良く考えたら我が家の砂糖はきびではなく、ビートだった。。奴隷貿易、産業革命、アフリカ、カリブの島々、世界も歴史も全て繋がっている。
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