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茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!
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Posted by ブクログ
砂糖というものが、近代になるまではほとんど広まっていなかったということに改めて気付かされた。 イギリスを始めとするヨーロッパの国々が、大規模に砂糖を栽培するために、アフリカから輸入した奴隷を使って、カリブ海やラテンアメリカの国々に作った砂糖プランテーションを作った。プランテーションが作られた国々はモ...続きを読むノカルチャーとなり今に至る。 今の世界システムの成り立ちを理解するうえで読んでおいたほうがいい。
砂糖の生産と普及から世界史を見直す試みで刺激的だった。砂糖きびから作られる砂糖は、元々は貴重品で薬と考えられるほどであったが、砂糖きびがプランテーションで栽培されるようになると爆発的に普及した。大量生産が可能になったのは、奴隷貿易のおかげで、トリニダード・トバゴの首相で歴史家であったエリック・ウィリ...続きを読むアムズの言うように「砂糖のあるところ、奴隷あり」であった。砂糖と奴隷の貿易で莫大な利益を上げたイギリスは、やがて産業革命を成し遂げていく。砂糖が世界史を動かしていったのだ。人物や国ではなく、モノから歴史を見ていくことで「世界システム」を理解できることを知った。
ついに念願かなってこの名著の読破ができた。前評判どおり、読みやすくも中身の濃い新書であった。特にボストン茶会事件の下りが面白かった。 ・イギリスはアメリカでの7年戦争に勝ったものの、財政難に陥った。 ・そんな中、イギリスは植民地の人々がこの費用負担すべきだと言い出した。そして、印紙法制定に至ったが...続きを読む、これにボイコットしたのが植民地の人々である。彼らはあこがれのイギリスのジェントルマンの真似はこれに懲りてやめた。 ・その代わり、植民地でできた衣類や食料重視となっていった。 ・そしてやむなくイギリスは不買運動のダメージによい印紙法廃止に至った。 ・だが、次は茶やペンキなどに税の付加にいたる。植民地の人間たちはイギリスのジェントルマンのように暮らしたがっているはずなので税金払ってでも茶は売れると思った。ところが。。。ボストン茶会事件が起こり、アメリカ独立の引き金となった。
なんとなく存在が当たり前だと思うものにも壮絶な背景があったりします。身近なものの歴史に、改めて目を向けることは大事だと思いました。歴史と聞くととっかかりにくいかもしれませんが、ジュニア向けなので読みやすく、大人の方にもおすすめです。
超ベストセラーと言われているのも納得の内容。 ジュニア向けなだけあって読みやすい。 学生時代は断片的に暗記していた世界史の用語ががこの本で一気に繋がる。 用語の中に人々の生活が、奴隷の厳しい現実があることに気付かされた。 世界商品とはというところからヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸を砂糖を通して見て...続きを読むいく。 歴史って面白いということを改めて実感できる一冊。 もっと若い頃に読みたかった……!
「君たちの記念碑はどこにある?」の後に、そういえばあったな、と積読の山から出してきて読んだ一冊。岩波ジュニア新書なので、読みやすく、あっという間に読み終えた。 ぼんやりとしか知らなかった「プランテーション」「奴隷貿易」そして砂糖、お茶、コーヒーの歴史。 衝撃的な残酷さ。 資本主義というのは内因...続きを読む的に誰かを、何かを搾取するエンジンのようなもので、本当に轟音と共に、周辺世界を貪り食うような獰猛さで暴れ回っていたんだな。 とにかく、利益を上げるためには安い労働力を極限まで使い倒す。必要なら遠い大陸から人を誘拐して連れてきてでも。清々しいほどにシンプルなシステム。 一定の反省を経て、もう少し上品にルールを守って体裁を整えてやろう、となっていた20世紀が終わり、利益があげられなくなってきた資本家(を抱える国)が、なりふり構わず獰猛さをむき出しにしてきているのが21世紀なのだなと思う。 当時、アフリカでは自国の人々を捕まえてヨーロッパの奴隷商人に売って儲けていた者もいたという。 資源もない日本。賃金の低い日本。その割に国民負担率は高い日本。古い武器を高く買わされている日本。それを喜んでやっているように見える政治家。これ、現代の植民地の完成なのではという感想を持った。
世界史を砂糖という観点から紐解く非常に分かりやすくて面白い歴史書でした。 普段口にしている甘い粉がかつてはこんなに世界を大きく動かしたということが分かりやすい文体で記述されており、さくさく読めました。
砂糖は世界を動かした。 しかし、その裏で多くの犠牲が生まれた。 砂糖が高級品になったからだ。 ヨーロッパで需要が急増した。 その結果、大規模なプランテーションが広がった。 労働力として多くの奴隷が連れてこられた。 いわゆる三角貿易が始まった。 砂糖は「世界商品」になった。 甘さは人々に喜びを与...続きを読むえた。 お菓子や飲み物が広まり、生活は豊かになった。 しかし同時に、 過酷な労働が生まれた。 多くの命が奪われた。 さらに、砂糖のとりすぎは病気も増やした。 甘さは幸せの象徴に見える。 だがその裏側には、 苦しみと悪夢があった。 砂糖の歴史は、 光と影の両方を持っている。
テーマ史としても十分面白いが、個人的には最後のエピローグが重要だと感じた。モノを通じて見ることで、中央政治などに大きな歴史だけではなく、ミクロな単位に焦点を当てた小さな歴史を構築できる。 この視点は様々な分野に転用できる考えだと思う。
モノ1つを選んでここまで世界の流れを理解できるとは思わなかった。ヨーロッパの人々と砂糖の出会い、砂糖を中心とした大西洋三角貿易、アフリカ人の移動と奴隷制度の廃止などなど、砂糖を中心にして世界が動くことに衝撃を受け、また、世界商品が世界に与える影響の大きさにも驚いた。 砂糖を通してピューリタン革命から...続きを読む産業革命までのイギリスの近世から近代史について大まかに知ることができた。脳内にある順序がばらばらだった出来事たちが水の流れのようにひとまとめになって前後関係が理解できたのはこの本の大きなメリットだと思う。 ほかの岩波ジュニア文庫にも挑戦したい。
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川北稔
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