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Posted by ブクログ 2011年09月14日
世界システム論+川北さん、久々に目にしたコンビでした。
で、つい手に取ってみました、、十数年振りですかね。
斜陽といわれて久しい大英帝国、その斜陽の推移を追うことで、かって経済大国であった我が国”日本”への、
今後の立ち位置にも敷衍できる点を見出せるのではないかとの、一冊になります。
取り上げて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月16日
I・ウォーラーステインの世界システム論をベースとしてイギリスの近代産業革命の成立を説明する。講義を元にして書籍化されているので授業を受けているような感覚で読める。とくにイギリスのジェントルマンの成立のくだりは興味深かった。
ジェントルマンとは、もともとイギリス各地を治めていたカントリージェントルマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月23日
なかなか堅苦しい題名の本ですが、なかなか面白い内容でした。帯にもあるように「大英帝国の興亡から現代日本を考える」と言うことで、日本はイギリスの追体験してきたようなところがあるのではないかという発想は面白いものがあります。しかし、そこから何を学ぶかと言うとこれがなかなか難しい。
イギリスがどうして「...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月18日
歴史ものの新書はなぜこんなにおもしろいのだろう。
ディケンズの描く「ロンドン」のイメージが色濃い自分の中の「イギリス」がガラガラと音を立てて崩れていく。。
一般的な解釈に事実を突きつけて別の解釈が可能であることをただただ述べていく。そして教科書的な「大英帝国」という虚構の帝国を解体してしまう。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月06日
英国近代史を経済システムや内的発展の観点から描く。19世紀に世界を網羅する帝国を築いた同国の歴史は、議会政治とかインド制服とか、政治・外交史の観点から描かれることが多いけれども、帝国を形成するに至った内的活力に目を向ける本書は、どうやら著者の講義を書き起こしたものであるらしい。
ポイントの一つは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月11日
世界で最初の産業革命が起こり「世界の工場」と言われたイギリス。
その後、途中に二度の大戦を挟みながらアメリカやドイツでも発生した産業革命は、近代史の基盤とも言えるキーワード。
そもそも産業革命はなぜイギリスで最初に発生したのか。
広大な植民地で築かれた経済の仕組み?
伝統的な議会政治の体制?
はたま...続きを読む
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