【感想・ネタバレ】イギリス近代史講義 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年12月12日

教科書のような形式の堅苦しい書き方でないため非常に読みやすいが、その内容は、やはり川北先生が書かれているだけあって充実している。特に、「生活水準論争」や「イギリス衰退論争」は、論争とあるように長く議論されてきた事柄であるが、その様相をコンパクトにまとめているのは圧巻である。
この本では、近代から現代...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年09月14日

世界システム論+川北さん、久々に目にしたコンビでした。
で、つい手に取ってみました、、十数年振りですかね。

斜陽といわれて久しい大英帝国、その斜陽の推移を追うことで、かって経済大国であった我が国”日本”への、
今後の立ち位置にも敷衍できる点を見出せるのではないかとの、一冊になります。

取り上げて...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年08月16日

I・ウォーラーステインの世界システム論をベースとしてイギリスの近代産業革命の成立を説明する。講義を元にして書籍化されているので授業を受けているような感覚で読める。とくにイギリスのジェントルマンの成立のくだりは興味深かった。

ジェントルマンとは、もともとイギリス各地を治めていたカントリージェントルマ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年05月23日

なかなか堅苦しい題名の本ですが、なかなか面白い内容でした。帯にもあるように「大英帝国の興亡から現代日本を考える」と言うことで、日本はイギリスの追体験してきたようなところがあるのではないかという発想は面白いものがあります。しかし、そこから何を学ぶかと言うとこれがなかなか難しい。

イギリスがどうして「...続きを読む

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Posted by ブクログ 2020年02月17日

帝国と王国の違いの説明が面白い。イギリスの社会構造が、大陸とは違っており、それがたまたま産業革命を推進した。晩婚(24歳)で核家族っていうのが普通という珍しい社会。

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Posted by ブクログ 2019年02月18日

歴史ものの新書はなぜこんなにおもしろいのだろう。
ディケンズの描く「ロンドン」のイメージが色濃い自分の中の「イギリス」がガラガラと音を立てて崩れていく。。

一般的な解釈に事実を突きつけて別の解釈が可能であることをただただ述べていく。そして教科書的な「大英帝国」という虚構の帝国を解体してしまう。

...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年11月05日

「衰退」したイギリスは、日本は何を学ぶべきか。しかし、イギリスは「衰退」していたのだろうか。長期スパンで見れば、決して衰退していなかったのではないだろうか。ひょっとして我々は、“成長しなければならない”ということに過度にこだわりすぎていないだろうか。

また、そもそも、なぜ産業革命はイギリスから始ま...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年11月06日

英国近代史を経済システムや内的発展の観点から描く。19世紀に世界を網羅する帝国を築いた同国の歴史は、議会政治とかインド制服とか、政治・外交史の観点から描かれることが多いけれども、帝国を形成するに至った内的活力に目を向ける本書は、どうやら著者の講義を書き起こしたものであるらしい。

ポイントの一つは、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年03月22日

碩学によるイギリス近代史の集中講義が本になった感じ。通史でもないし、体系的でもないが、今を意識しつつ歴史の流れをざっくり、かつ角度をつけて眺めていて興味深い。
需要から生まれた産業革命や、世界システムのとらえ直しなど、ワクワクするようなパースペクティブが提供されている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月31日

内容説明
大英帝国の興亡から現代日本を考える。
世界システム論、生活史を切り拓いた西洋史の泰斗による画期的入門書。
高齢者問題、「外見」の重視、昼寝よりも残業という心性―。
拡大する世界システム下、イギリス民衆の日常生活を描く。

目次
プロローグ 歴史学は終わったのか
第1章 都市の生活文化はいか...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年10月11日

世界で最初の産業革命が起こり「世界の工場」と言われたイギリス。
その後、途中に二度の大戦を挟みながらアメリカやドイツでも発生した産業革命は、近代史の基盤とも言えるキーワード。
そもそも産業革命はなぜイギリスで最初に発生したのか。
広大な植民地で築かれた経済の仕組み?
伝統的な議会政治の体制?
はたま...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年07月25日

おすすめです。学者たちがどう歴史を捉えていくかという方法論が多く書かれていたあたりは眠くなりましたが、「成長パラノイア」に関するくだりの記述は、現代日本の閉塞感に十分関連付けて考えられるのでは、と思いました。みんな山の登り方とか頂上でどんなことするか(インスタントラーメン食ったり叫んだりとかね)は考...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年05月07日

講演録のような記述スタイルなので、肩が凝らずに読むことができました。

さて、著者はウォーラースティンの世界システム論を下敷きにしながら、イギリスの近代史を俯瞰していきます。「なぜ世界で最初にイギリスが産業革命を成し得たのか」「なぜイギリスは衰退したのか」等々。

私が興味深かったのは、「そもそも衰...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年01月15日

イギリス近代に経済の視点から迫った入門書。記述にもうちょっと深みが欲しかったが、新書だからしょうが無いか。社交庭園の話や、各家族の話、世界システム論など、マクロもミクロも幅広く見れて、エキサイトな一冊。

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Posted by ブクログ 2011年12月13日

寝ながらイギリスの近代史が学べる本。世界システム論、ウォーラーステインが何度も出てくるので、予備知識があったほうがいいのかな…と思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月13日

まさにイギリスに行く飛行機の中で読んだ。世界システム論や生活史などを切り口としてイギリスの社会構造を活写している。ヨーロッパがなぜ膨張主義政策をとり植民地を海外に希求するのか、国内の社会状況や「モノ」の観点から初学者にも大変わかりやすく解説していて何度も読みたくなる本です。

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Posted by ブクログ 2011年09月21日

マックス・ウェーバーの議論を(意図的に?)誤読・矮小化している嫌いがあるが、その点を差し引いても、読み物としてとても面白かった。

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Posted by ブクログ 2011年07月23日

書いてある内容が多岐にわたっているので少し把握しにくかった。ジェントルマンの話や産業革命の話は面白かった。ヨーロッパは世界進出してアジアは進出しなかったのか?その辺の話をもう少し詳しく知りたい。

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Posted by ブクログ 2011年06月19日

イギリスの近代に関する文章群。講義形式なので、一部論旨がぐだぐだになっているところもあるし、たまに文脈がおかしいところもあるが、産業革命を一国の内部の現象ではなく、世界経済のパラダイムの変化として捉える試みは興味深かった。

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Posted by ブクログ 2011年04月15日

世界が、一つのシステムによって成り立っているとしたら、その世界大に広がっているものは何だろうか。
それはヒトだろうか。それともモノ・カネだろうか。
グローバリズムという「傾向」は、決してここ数十年来に始まったものではない。
文明としての技術は、産業化ないし工業化を促したわけだが、まさにそれが、どこに...続きを読む

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