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Posted by ブクログ 2020年07月01日
本書は昨年(2019年)の8月に刊行されてから、大変話題になり、かつ其の後起きたコロナ禍への中国の対応/管理手法の一つとして個人情報を国が使って監視したことから、さらに注目された本だ。
これについては否定的な視点はありつつも、実は昨今(特にコロナ禍以降)の日本においても、このような手法を肯定的に捉...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月18日
中国の監視社会について、外部のイメージと実態との解離を分かり訳す解説している良書。監視社会は日本を含む民主主義国家と異質なものではなく、その延長上にあるものもしれない…ということがよく理解できた。
作中でも言及された「1984」と「すばらしい新世界」に加え、PAYCHO-PASSを観ると更に楽しめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月13日
伊藤計劃『ハーモニー』を読みながら思い出したので、改めて手に取る。中国におけるテクノロジーを用いた「監視社会化」の進展は、『1984』的な権威主義的全体性というよりは、ハックスリーの『すばらしき新世界』のイメージで捉える方が適切であり、主にデータを譲渡することと利便性の向上とのバーターが意識されて...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月18日
この本に手を伸ばしたきっかけであり、読書前に抱いていた疑問でもある「中国国民は一体どのような価値観でもって、この監視社会化を受け入れているのか」という問いに対する答えが納得のいく形で得られた。
・儒教的価値観(一部の教養があり、徳を積んだ者のみが天理に従って統治する資格をもつ)
・市民公共性が土...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月29日
梶谷懐(1970年~/現代中国経済論を専門とする経済学者/神戸大学大学院経済学研究科教授)と、高口康太(1976年~/中国の社会、ネット事情などに精通するライター、翻訳者、リサーチャー)による共著。
私は仕事柄、何人かの中国人の友人を持っているが、彼らとの連絡にはLINEは使えず、Wechatを使用...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月18日
ある時期を境に中国、特に上海や深圳といった経済都市の犯罪は減少し中国人のマナーが劇的によくなった(たぶん今や日本人のマナーのほうが悪い)。テクノロジー&経済大国となった中国を「独裁国家」で紋切りしてしまうことに前々から違和感を感じていた。その理由が監視社会の「光」に焦点を当てた本書でクリアになった。...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月22日
以前、中国に行ったとき、空港からホテルに向かったタクシーの中に財布を忘れてしまったことがあった。ホテルの人に伝えたところ、すぐにビデオをチェックすると言って確認をしてもらった。結局夜なのでナンバーが見えなかったということだったのだけれども。その後、警察に行ったとき、当たり前のようにテレビのモニタで空...続きを読む
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