文化的作品一覧

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  • 健康で文化的な最低限度の生活 1
    4.2
    新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。 えみるはここでケースワーカーという 生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、 そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして―― 新聞メディアはもちろん、 現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ! [生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!
  • 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~
    -
    黒人はいかなる論理で「劣った人種」とされてきたのか。政治・経済・文化的な利己主義から、またときに「性」が誘導し、「宗教」や「科学」が追従することで、その差別の正当化を行ってきたアメリカ社会。著名な学者・哲学者の理論から、政治家の言動、そして一般大衆や黒人自身までを対象として複雑に絡み合うその「人種差別思想」の歴史を描く、アメリカ人種差別問題の決定版!
  • ビジュアルマップ大図鑑 世界史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アフリカで生まれ、世界中に移動し、そして今、宇宙へと進出しようとする人類500万年の歴史を、テーマに即した豊富な地図、写真、イラストで解説するビジュアル大図鑑。 西欧はもちろん、アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアなどの文化や動向までを押さえた、世界史上の重要で興味深い162のテーマを、グラフィカルな地図をメインに用いて時系列で配置しているため、全世界の歴史の流れと文化の多様性が自然に統合されながら理解できるよう工夫されている。 〔本書の特長〕 ・人類誕生から現在まで世界の歴史を精細なヴィジュアル表現で解説した決定版的図鑑 ・世界最大の研究所・博物館群であるスミソニアン協会による監修 ・縦軸としての歴史と横軸としての文化的広がりを1冊に集約

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  • J12 地球の歩き方 四国 2024~2025
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「地球の歩き方四国」は、国内シリーズ初のエリア版として香川県、徳島県、愛媛県、高知県、4県の全市町村を掘り下げます。観光トップクラスの県にも負けない、知られざる四国の文化的魅力や歴史にもクローズアップした「四国」ガイドブックの決定版!
  • コッツウォルズ イングリッシュガーデンとティールーム:庭園と紅茶とマナーハウスを楽しむ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本はもとより、世界中の観光客を魅了するイギリス・コッツウォルズ地方は、美しい田園風景と個性豊かなイギリス庭園が多く点在することで知られます。 田舎とはいえ辺境の地ではなく、イギリスの主要産業だった毛織物産業で栄え、裕福な荘園領主による邸宅と庭園が数多く造られました。 20世紀以降も田園にあこがれを抱く上流階級の人々が移住し、新たな庭園が造られています。 整形式庭園、イギリス風景式庭園、コテージガーデンなど、庭園の歴史において特徴のある各時代の庭園が揃い、この地域のみでイギリス庭園をひととおり見ることができます。 「コッツウォルズの庭園を巡れば、イギリス庭園のすべてがわかる」といっても過言ではありません。 本書では、イギリス好きはもちろん、庭園愛好家が多く訪れる、この人気観光地の庭園にスポットをあて、存在する庭園のなかから約25園を選び、美しい写真と文章で紹介します。 観光ガイドとしての情報だけでなく、歴史や、庭園の流行をもたらした社会的背景などの解説も充実させ、文化的側面からもイギリス庭園全般についての知識が深められる内容です。 また、イギリスといえば、欠かせないのがティールームです。 コッツウォルズには、地元の人々から愛される上質なティールームが数多く存在し、伝統的なクリームティーやアフタヌーンティーを気軽に味わうことができます。 また、かつてのイギリス貴族の館を改装した宿泊施設、マナーハウスも充実。 これらを、庭園のエリアごとに掲載し、庭園散歩とお茶、両方を楽しみたい人にとって、ガイドとして使いやすい構成にまとめました。 美しい田園風景の中に点在する個性豊かなイングリッシュガーデンを巡りながら、本場のティーとスイーツに舌鼓をうち、歴史ある館で優雅な時を過ごす。 そんな旅のおともに、ぜひ携えたい1冊です。
  • Pen 2024年7月号
    NEW

    Pen

    -
    509~990円 (税込)
    どんなものに心を奪われ、なにをかっこいいと思うかは人それぞれだ。 と同時にそれは、時代の空気感や価値観を反映し移り変わるものでもある。 ここ数年、あらゆるジャンルで多様化が進み、社会的・文化的にジェンダーフリーの概念 も定着してきた。こんな時代にふさわしい男性像とは、どんなものだろうか。 まず言えるのは、当然ながら容姿の良し悪しだけではないということだ。 「知性のある人がかっこいい」と話してくれたのは、いま目が離せない俳優、板垣李光人。 さらに、自分のためだけでなく他人のために動ける行動力と優しさも必須だろう。 人気インフルエンサーのkemioは「人のふるまいにかっこよさを感じる。コミュニティや 下の世代のためになにかできるような、志高い人に惹かれる」と語った。 そして私たちは、小説家の平野啓一郎が指摘するように、「新しい価値観を提示する人」 「限界を超えていく人」に共感し熱狂するのかもしれない。 キーワードは、知性、柔軟性、挑戦心、軽やかさ、そして他者への優しさと行動力─。 こんな時代だからこそ改めて考えてみたい、新時代の「かっこよさ」について。 目次 HEADLINER Choose Choose Trends WORLD UPDATE はみだす大人の処世術 小川 哲 新時代の男たち しなやかな表情を裏切る、飽くなき向上心 <板垣李光人> Column1:「カッコよさ」とは価値を創造し、社会を更新する力 平野啓一郎 SNSからブレイク、ありのままの自分で柔軟に挑み続ける <imase> Column2:かっこいいの対象は、自分から遠いところに 談・藤原ヒロシ “俳優”の領域を超え、閉塞感を打ち破る表現者の挑戦 <賀来賢人> “いま”という時代に輝きを放つ男たち 時代を彩る男たちの変遷 人気洋画の登場人物に学ぶ、いい男の条件 kemioがいま考える、「かっこいい」の最新形 韓国エンタメ界で愛される男たち、その人気の理由 ヒット作品から見る、いま旬の韓国俳優 Column3:本当の利他は、美しさすら宿す 文・若松英輔 Column4:主役は遅れてやってくる 文・玉置周啓 私がシビれた、この男たちの生きざま 斎藤 工/岩井俊二/ハービー・山口 永遠に輝くクリエイターたち 並木教授の腕時計デザイン講義 エースをねらえ!!! BREAKING クリエイションの新たな開拓者たち 定期購読のご案内 ■第2特集 ポール・マッカートニーが撮った、絶頂のザ・ビートルズ 賀来賢人が描く、ディオールの過去と未来 文字盤を彩る、ルイ・ヴィトンの芸術的な手仕事 60年以上にわたり衣服を探求した、三宅一生の全仕事 伝統と技術が融合する、美しく上質なアイウエア クリエイターの想像力を拡張させる、生成AIの力 創造の挑戦者たち #90 山崎育三郎(ミュージカル俳優) ART BOOK CINEMA MUSIC DESIGN ARCHITECTURE FILE 白モノ&黒モノ 家電コンシェルジュ グルーミング研究所 プロの自腹酒 New & in the News +FUTURE 未来はここからはじまっている 東京車日記 小山薫堂の湯道百選 CCCメディアハウス書籍のご案内 Pen BOOKSフェアのご案内 次号予告

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  • 【電子限定版】治癒魔法の間違った使い方 ~誘いの街・レストバレー~ 1
    4.0
    魔王軍の脅威に備え、各国に協力を仰ぐべく書状渡しの旅を続ける治癒魔法使いのウサト。 次の目的地に向かう道中で、ウサト達は地図にも載っていない街を見つける。 霧深い渓谷の街、レストバレーに立ち寄ることとなったウサト達は、街の人達から温かい歓迎を受ける。親切な人ばかりで亜人差別もなく、豊かで文化的な生活を営むこの街は、まるで理想郷そのもの。 だが、この街には隠された秘密があり――!? 常識破りの治癒魔法使いが繰り広げる大人気バトルコメディ、著者書き下ろしのオリジナルストーリーで堂々登場!!
  • 現代英語基礎語辞典(集英社インターナショナル)
    4.0
    NHKラジオ『実践ビジネス英語』で30年以上講師を務め、今も『杉田敏の現代ビジネス英語』でビジネス英語を教え続けるカリスマ講師、杉田敏。その長い講師歴の集大成となる、全く新しいタイプの英語辞典。「pen=柵、囲い」のように、ネイティブ・スピーカーにとっては基本的な単語だが、日本の英語学習者が意外と知らない1文字~4文字の「基礎語」に的を絞り、豊富な例文で実際の語法を解説する。基礎語を使ったイディオムや、多くのコラムで語の文化的背景も学べる。
  • 桜の樹木学
    2.7
    1巻2,508円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たち日本人は桜が好きです。他の樹木とは比べようがないほど鮮やかに咲き誇る桜の花は、爆発的な春の喜びを感じさせてくれます。同時に、花の盛りが短く、散り急ぐ花びらに、人の世の無情を感じとらせてくれます。歓喜と無情………日本人の心を強く揺さぶる桜を、桜の側から、いわば桜の本音として語らせたらどうなるのでしょう。本書は、植物学的知識を用いて、桜とはいったいどういう存在なのかに迫ってみます。植物としての桜、人間の文化的側面と桜の生き様、世界の桜と日本の桜の系統などなど、さまざまな角度描かれる桜の本音とは? 生物としての桜の本音を察してみると、人間が桜を観賞して感じる世界とは違ったものが見えてきます。貴重で美しい桜の写真と繊細なイラストをふんだんに用い、資料としての価値も併せ持つ価値ある1冊。存分にお楽しみ下さい。
  • 数学の世界史
    4.0
    数学はそれ単体で進化したのではない。各々の文明圏から生じ、征服と同化を繰り返しながら一つの「世界の数学」に収斂していく文化的征服史といえる。歴史の流れの中で数学をとらえ、新しい数学観を見出す。
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
    4.4
    清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?
  • 体験格差
    3.6
    習い事や家族旅行は贅沢? 子どもたちから何が奪われているのか? この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは? 日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃! 【本書のおもな内容】 ●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」 ●小4までは「学習」より「体験」 ●体験は贅沢品か? 必需品か? ●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」 ●なぜ体験をあきらめなければいけないのか ●人気の水泳と音楽で生じる格差 ●近所のお祭りにすら格差がある ●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁 ●子どもは親の苦しみを想像する ●体験は想像力と選択肢の幅を広げる 「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。 息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。 それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。 (中略) 私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。 その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。 私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より
  • 健康で文化的な最低限度の生活(電子特典付き)
    4.8
    こちらは「健康で文化的な最低限度の生活」に電子特典を追加したものになります。 注射も怖けりゃ点滴も苦手、「痛みに弱い」声優・斉藤壮馬が綴る「ボイスニュータイプ」誌の人気連載が遂に単行本化。約3年分の連載原稿と、本書のための書き下ろし&撮り下ろしも収録した自身初のエッセイ集。
  • 江戸の食文化 和食の発展とその背景 江戸文化歴史検定参考図書
    4.0
    江戸時代は庶民も楽しんだグルメ社会だった。 和食が世界遺産に登録され、世界中が注目する日本の優れた食文化。四季折々の食材を活かし、繊細な美意識を体現する日本の食文化を見直そうという動きが強まっています。 一日三食の生活スタイルをはじめ、現代日本人の食文化の基本は、江戸時代に形づくられたものです。また、江戸時代は一般庶民までが「グルメ」に目覚めた、世界でもっとも進んだ大衆文化社会でした。 本書では、寿司や天麩羅・蕎麦・鰻の蒲焼といった江戸時代に誕生した料理の詳細だけでなく、高級料亭から居酒屋・定食屋・屋台まで幅広く発達した外食文化、調味料の発達とその影響などについて紹介。さらには、肥料やハウス栽培の発明などこれらを支えた生産技術の革新、都市住民の食欲を支えた流通事情と特産物の開発、レシピ本やグルメガイドの流行、年中行事や儀礼と食との関係、江戸の食育や食養生といった文化的側面など、食を取り巻く環境全体について多角的に考察します。巻末では現在も営業を続ける食の老舗や名店なども紹介しています。 江戸文化歴史検定の受検にも役立つ、江戸の食文化の総合資料です。【ご注意】※この作品には図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 ※この作品はカラー画像が含まれております。
  • 「宗教」で読み解く世界史 教養として知っておきたい
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    本書は「宗教学」の本ではありません! 各宗教勢力が互いにどのように攻防し、侵食し、拡散し、あるいは均衡を保ったか、その戦略・戦史から世界の成り立ちをつかむ、まったく新しい「宗教地政学」の本です。 人に救いを与える宗教には、一方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という本質があります。 宗教覇権の攻防を読み進むうちに、今日の国際情勢を本質からつかむ視座が得られます。 なぜインドは多くの宗教の発祥地になったのか。アフリカや中南米諸国にカトリックが多いのはなぜか。 本書は世界を4つの宗教エリアで捉え、各宗教勢力の攻防のドラマを追いながら、現在の世界の国々の関係性や文化的背景、国民性を浮き彫りにしていきます。 好評『「民族」で読み解く世界史』『「王室」で読み解く世界史』の姉妹編です。
  • 教養としてのアメリカ短篇小説
    4.3
    戦争、奴隷制、禁酒法……背景を理解すれば、作品がもっとよくわかる 「黒猫」のプルートはなぜ黒いのか? 書記バートルビーはなぜ「しない方がいい」と思うのか? 度重なる戦争の歴史、色濃く残る奴隷制の「遺産」等、アメリカという国、そこに暮らす人々の特異な歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて短篇小説を読み解く。これまで主にマイノリティや越境者の文学に注目してきた著者が、メルヴィル、フィッツジェラルド、フォークナー、ヘミングウェイ、サリンジャー等、アメリカ文学の「王道」といえる作家に挑む、アメリカ文学入門の新・定番! 〈目次〉 暴力と不安の連鎖―ポー「黒猫」 屹立する剥き出しの身体―メルヴィル「書記バートルビー‐ウォール街の物語」 英雄の物語ではない戦争―トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」 共同体から疎外された者の祈り―アンダソン「手」 セルフ・コントロールの幻想―フィッツジェラルド「バビロン再訪」 存在の基盤が崩れるとき―フォークナー「孫むすめ」 妊娠をめぐる「対決」―ヘミングウェイ「白い象のような山並み」 人生に立ち向かうためのユーモア―サリンジャー「エズメに‐愛と悲惨をこめて」 美しい世界と、その崩壊―カポーティ「クリスマスの思い出」 救いなき人生と、噴出する愛―オコナー「善人はなかなかいない」 言葉をもたなかった者たちの文学―カーウ゛ァー「足もとに流れる深い川」 ヴェトナム戦争というトラウマ―オブライエン「レイニー河で」 愛の可能性の断片―リー「優しさ」
  • あたらしい洋食器の教科書 美術様式と世界史から楽しくわかる陶磁器の世界
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】 華麗なる洋食器の世界 初心者でもわかりやすい入門書 マイセンやウェッジウッド、ヘレンドなど、 百貨店などの洋食器売り場で目にし、 一度は聞いたことのある方も多いでしょう。 美しいシェイプや繊細な絵付けが施された洋食器は 小さな美術品ともいえる憧れの器です。 美しい器には、じつは様々な美術様式や 歴史が隠れています。例えば… ●アウガルテンにつながるウィーン窯を支援したハプスブルク家 ●マリー・アントワネットが愛したセーヴル窯 ●英国で唯一「ロイヤル」と「クラウン」を冠するロイヤルクラウンダービー ●日本の天皇家御用達の大倉陶園 など、王侯貴族たちの波乱万丈の人間ドラマ。 人物だけでなく、フランス革命やナポレオン戦争、 第一次世界大戦など、大きく歴史が動く時には 新しい食器デザインが生まれてきました。 食器や「やきもの」の基本から、 世界の洋食器ブランドの紹介、映画や 文学作品と洋食器の関係まで盛りだくさんの内容です。 ■著者プロフィール■ 加納亜美子 西洋陶磁史研究家。株式会社アリベ代表取締役。 幼少から洋食器コレクターの父親の影響を受け、 ブランド食器に秘められたストーリー性に興味を持つ。 百貨店等の文化サロンや洋食器専門店でのセミナー、 コンサルティングなど幅広く活動している。 玄馬絵美子 株式会社アリベ取締役。薬剤師。加納の実姉。 薬剤師として働く傍ら、陶磁器・美術・文芸を 独学で研究。カリーニョの講座では、 世界名作の歴史的、文化的背景を網羅した 文学的読みどころを解説する。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 日本の古代道路 道路は社会をどう変えたのか
    -
    中央と地方とを結んだだけではなく、中央の文化を地方に伝え、地方と地方とを結ぶ役割を果たした古代の道路網。駅路廃絶後も地域社会に政治・経済・文化的な影響を及ぼした歴史を、最新成果から明らかにする。
  • なぜ、医師の私が命がけでWHO脱退を呼びかけるのか? 次のパンデミックで日本の自由と未来を奪われないために
    -
    WHO(世界保健機関)は、人類の敵だった! 信じられない話だが、このままでは全人類が家畜同然にされる。そして、それを防ぎうるまでのタイムリミットは目前に迫っているという事実を、誠実な医師が伝える衝撃の書。緊急出版。 WHOは、各加盟国による負担金をはるかにしのぐ額を拠出する民間機関により、実質的に乗っ取られている。民間機関とは、ビル&メリンダ ゲイツ財団や巨大な多国籍製薬企業のステークホルダーが関与する団体のことだ。拠出金の提供者を見れば、事実は明確だ。 2019年末から始まった新型コロナ騒動は、彼らによる最初の世界的な実験だった。 多くの国や地域で「ロックダウン(移動の自由の制限)」「通勤・通学の停止(リモートワーク化)」「マスク着用の義務化」「ソーシャル・ディスタンス」「ワクチン接種義務」「飲食店の営業禁止」「無観客試合・文化的興行の停止」などが試され、国民の中で対立や分断、企業倒産・廃業を生んだ。 ウイルスそのものが人口物だったとの証拠は、明確に出揃ってきたが、支配されたメディアはそれを伝えない。 安全性確認も治験も十分に行われぬままに緊急承認されたmRNAワクチンやベクターワクチンは、一部で従来型ワクチンとは次元の違う被害(死者や重篤な後遺症)という重大な健康被害をもたらしたが、日本のように今なお接種を続け、超過死亡者数を増やす愚かな国も存在する。 だが、本当に深刻な問題はここから先に用意されている。 WHO主導で、「次に起こるパンデミックに備えるために」との名目で、いわゆるパンデミック合意(WHO CA+)と、以前から存在する国際保健規則の300カ所を超える改訂の準備が非公開のうちに進められてきた。 これが批准・承認されると何が起きるか? 「WHOがパンデミックの発生」を宣言すると、「基本的人権」や「国家主権」を超えた強制力をWHOが持ち、デジタル技術による人の行動監視、移動の自由の制限をはじめ、ありとあらゆる制限、そして今度こそワクチン接種は全員強制となる。 現状のまま手を拱いていると、この改正は2024年5月に通過する。 各国ではこの問題が俄かに脚光を浴び、拒否・留保を申し立てる期限だった2023年12月1日までに、ニュージーランド、フィリピン、メキシコ、スロバキア、エストニア、オーストラリアなどはWHOに対し、世界保健規則改正に同意しない旨通告した。一方、日本政府・厚労省は、これを推進する立場であることを表明している。日本版CDC、mRNAワクチン工場の設置も進んでいる。 しかし、これを問題視する国会議員が立ち上がり、2023年11月15日に超党派議員連盟が発足、WHOに対抗する世界的な機関として緊急設立されたWCH(世界保健評議会)への加盟を呼びかけている。 本書は、コロナ禍で起きた医療政策・医療行政の過ちを総括し、IHR改正、パンデミック合意への道を進まないために何が必要か、「One Health、One World(一つの健康、一つの世界)」を謳う勢力とは誰で、いつから、なぜ、何の目的でこの全体主義社会を構築しようとしているのかを追及し、次いでいかにしてそれを防ぎ、「自分で自分の人生を生きる社会」を後世に残していくかを各界の専門家とともに考え、論じたものである。 【著者紹介】井上 正康 (いのうえ・まさやす)
  • 【分冊版】治癒魔法の間違った使い方 ~誘いの街・レストバレー~ 第1話
    無料あり
    3.0
    魔王軍の脅威に備え、各国に協力を仰ぐべく書状渡しの旅を続ける治癒魔法使いのウサト。 祈りの国サマリアールを発ったウサトたち一行は、次の目的地ミアラークに向かう道中で地図にも載っていない街を見つける。 霧深い渓谷の街、レストバレーに立ち寄ることとなったウサトたちは、宿屋の娘メーナを筆頭に、街の人たちから温かい歓迎を受ける。 親切な人ばかりで亜人差別もなく、豊かで文化的な生活を営むこの街は、まるで理想郷そのもの。 だが、この街には隠された秘密があり――!? 常識破りの治癒魔法使いが繰り広げる大人気バトルコメディ、待望のスピンオフコミック始動!!
  • ケガレの民俗誌 ――差別の文化的要因
    4.5
    被差別部落の白山信仰、血穢の性差別、非常民の世界、民俗概念としてのケガレ。これまで日本民俗学が避けてきた問題、ケガレと差別の底に潜むものは何か。ハレ・ケ・ケガレの民間信仰の意識構造のなかで、ケガレが不浄なるものへと変化する過程を究明し、経血にまつわる女性差別の要因である血穢の虚構をあばく。また、死穢というもっとも大きな不浄観はどのような時空間で発生するのかなど、その基底にある民俗儀礼の奥底を明らかにする。ケガレとはたんなる汚穢ではなく、ハレを喚起する力なのだ。日本民俗の深層に根付いている不浄なる観念と差別の問題を考察した先駆的名著。
  • モーレツ!イタリア家族
    完結
    3.8
    全1巻880円 (税込)
    日本とイタリアってこんなに違う!!? イタリア人の夫に嫁いだヤマザキマリの、イタリア大家族生活! イタリア版肝っ玉母さんな姑に、舅、祖母2人、義妹、旦那に息子。自由奔放な8人家族+にぎやかすぎるご友人たちに、ヤマトナデシコは振り回されっぱなし! アモーレ一色の家庭では、日本とイタリアの文化的(!?)プライドをかけた嫁姑戦争勃発!?
  • 図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天皇譲位 そこにはこの国の根幹にかかわる問題が介在している。(山折哲雄) 14歳から読める! わかる! いま改めて注目を浴びる天皇制。その歴史から政治的、文化的意味まで図解によって わかりやすく示した天皇・皇室入門の決定版。
  • 日常生活のイギリス英語表現
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日常生活の様々なシーンで使える、リアルな会話表現集 ロンドンを舞台に、日本人女性のユキがイギリスへ留学し、ホームステイ先の家族と暮らしながら、日常生活を通してリアルなイギリス英語にふれ、文化、生活習慣なども学べるように42のシーンで構成されています。 各シーンは4つのコーナーで構成されています。 (1)ダイアログ:主人公のユキとホストファミリー、学校の友人や教師との会話を中心に繰り広げられています。また、街へ出かけたときに店員やコンサート会場のスタッフなどとのやり取りもあります。各ダイアログには和訳、およびWords & Phrasesの解説もついています。 (2)英会話のフレーズ:実践的な場面で使えるフレーズを取り上げ、言語的・文化的背景を交えながら解説しています。 (3)イギリスのスラング表現:イギリスの映画やドラマなどで耳にするスラングをピックアップ。イギリス人との会話で使ってみたら、きっと会話もはずみます。 (4)イギリス英語の語彙・文法:英文法や語法の基礎的なブラシュアップを中心に、現地の暮らしで役立つ実用的な表現を散りばめています。 巻末には「イギリス英語のフォニックス ベーシック編」があります。メトロノームのリズム音を使ったエクササイズを通して、美しいイギリス英語の発音練習ができます。 ※音声ダウンロードつき。(英語のみ。イギリス人の男女各2名の音声を収録しています)
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化
    3.8
    宗教とは何か――。信仰、戒律、儀礼に基づく生き方は、私たち日本人にはなじみが薄い。しかし、食事の前後に手を合わせ、知人と会えばお辞儀する仕草は、外国人の目には宗教的なふるまいに見える。宗教的儀式と文化的慣習の違いは、線引き次第なのである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、仏教、ヒンドゥー教、そして儒教、道教、神道まで。世界の八つの宗教をテーマで切り分ける、新しい宗教ガイド。
  • 任侠学園
    4.3
    1巻733円 (税込)
    日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、ちっぽけながら独立独歩、任侠と人情を重んじる正統派のヤクザだ。そんな組を率いる阿岐本雄蔵は、度胸も人望も申し分のない頼れる組長だが、文化的事業に目のないところが困りもの。今回引き受けてきたのは、潰れかかった私立高校の運営だった。百戦錬磨のヤクザも嘆くほど荒廃した学園を、日村たちは建て直すことができるのか。大人気の「任侠」シリーズ第二弾!
  • 秘蔵版! 春画大全集 ―人気浮世絵師二十人夢の競艶―(Sex and Pleasure in Japanese Art 春画300図大収録)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 菱川師宣、鈴木春信、鳥井清長、葛飾北斎、喜多川歌麿、渓斎英泉……etc,はては作者不詳の隠れた名作まで、人気絵師20人の名作&傑作春画を一挙大公開! 収録作品は300図にのぼります! ――2013年、ロンドンの大英博物館で大規模な春画の展覧会が催されました。世界は春画を芸術と認めたのです。 それもそのはず、浮世絵春画は有名絵師たちが贅を尽くして、その技術の粋を込めて描いた渾身の作品ばかりだからです。 世界のアーティストに与えた影響も多大で、ロダンやロートレック、ピカソなどは春画に影響を受けた芸術家としても知られています。 絵師が活躍した時代順に掲載されているため、ページをめくっていくごとに浮世絵の表現が発展していく様子がわかるだけでなく、それぞれの絵師の個性も俯瞰して鑑賞していけることでしょう。 日本が誇る文化的遺産である「春画」を、心ゆくまでご堪能ください。 【収録内容】 ○――春画とはなにか? ○収録絵師一覧(各絵師の紹介分と代表作も掲載) 菱川師宣(全十一図) 土佐光成(全一図) 鳥居清信(全十五図) 西川祐信(全十八図) 奥村政信(全九図) 鈴木春信(全二十四図) 勝川春章(全九図) 勝川春潮(全十二図) 礒田湖龍斎(全十三図) 歌川豊春(全一図) 北尾辰宣(全二図) 鳥居清長(全十六図) 喜多川歌麿(全三十九図) 勝川春英(全一図) 葛飾北斎(全六図) 鳥高斎栄昌(全六図) 歌川国貞(全七図) 柳川重信(全一図) 渓斎英泉(全三十八図) 宮川春汀(全四図) 作者不詳春画(全六十五図)
  • 復讐するまで帰りません! 健康で文化的な最低限度の執愛
    4.4
    ――俺は諦めない。 絶望を味わわせてやる。 金貸しの両親を亡くして以来、裕福な暮らしから一転貧乏生活のロニエ。 そこへ謎の美青年ジャックが「恩返しをさせてくれ」とぐいぐい入り込んできた!  汚部屋をいきなり掃除するジャックにロニエはドン引きしまくり。 けれど美味しい食事にほだされ丸め込まれて、ジャックと同居することに。 しかし、ジャックの目的は恩返しをすることでも、家政夫をすることでもなく、 ロニエを徹底的に誑かし惚れさせてから最下級の奴隷とすることで……? 容姿端麗な謎の貴公子×ものぐさ翻訳家、相互不理解こじらせリベンジラブコメディ。 【目次】 プロローグ 第一章 自分の不幸は砂利の味 第二章 牛と豚と人 第三章 棒を濡れた穴に出し入れするやつな~んだ 第四章 あの白い尾が翻し 第五章 金と縁 エピローグ あとがき
  • パロマー
    4.0
    中年男性,職業不詳,妻と娘1人,パリとローマにアパートを所有.それがパロマー氏だ.彼は世界にじっと目を凝らす.観察に徹しようとする彼は,しかし….視覚的・文化的・思索的経験という3種の主題領域がそれぞれ記述的・物語風・瞑想的に書きあらわされ,三層に三重に積み重なって27の短篇が響き合う,不連続な連作小説.

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  • 旅行マスターMr.タンの南米探究紀行~カリブ海 ウユニ塩湖 コルコバードの丘 サンバカーニバル~
    無料あり
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Mr.タン(タン予立氏)による写真集、早くも第三弾!前作のチリ・ペルーに引き続き、南米大陸を行く。色彩豊かな写真を堪能できるだけではなく、そこに住む人々の文化的背景をありありと描いた旅行記。
  • 愛じゃないならこれは何
    4.0
    斜線堂有紀のはじめての恋愛小説集。/『きみの長靴でいいです』天才ファッションデザイナー・灰羽妃楽姫は、二八歳の誕生日プレゼントに、ガラスの靴を受け取った。送り主は、十年来の妃楽姫のビジネスパートナー、そして妃楽姫がいつか結婚すると信じている男、妻川。人生の頂点に到達しようとしている妃楽姫だったが、しかし次の瞬間彼女が聞いたのは、妃楽姫以外の女との、妻川の結婚報告だった。/『愛について語るときに我々の騙ること』「俺さ、ずっと前から新太のことが好きだったんだ。だから、付き合ってくれない?」そういう男――園生が告白しているのは、私――鹿衣鳴花に対してだった。私たちの関係は、どこに向かおうとしているのか。男と男と女のあいだに、友情と恋愛以外の感情が芽生えることはあるのだろうか。/『健康で文化的な最低限度の恋愛』美空木絆菜は死にかけていた。会社の新入社員、アクティブな好青年、津籠の気を引きたかった絆菜は、彼の趣味――映画にもサッカーにも、生活を犠牲にして一生懸命頑張って話を合わせた。そして今、絆菜は孤独に山の中で死ぬかもしれない。どうしてこんなことに。/『ミニカーだって一生推してろ』二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、その日、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。侵入した男の部屋からどうして瑠璃が飛び降りたのか、話は四年前にさかのぼる――。/『ささやかだけど、役に立つけど』初めて高校の放送部の部室で鳴花と出会った時に、自分はいつか彼女と付き合うんじゃないかと、園生は思った。しかしそれから十年経って、彼女と自分の関係に、新太が加わった。二人よりも三人のほうが、ずっと安定している。自分たちは、このまま死ぬまで三人なのだろう――でも、それでいいのだろうか。
  • 愛知県JK制服目録
    5.0
    愛知県JK制服のバイブル本!愛知県内208校の女子高生制服をイラストで徹底解説! 「愛知の女子高生の制服は、かわいい。」 愛知県内の9割にあたる208校の女子高生制服をイラストで徹底解説し、愛知県JK制服のすべてが1冊に! セーラー服の歴史の変遷は漫画で分かりやすく解説し、令和の最新制服事情、伝説の旧制服、着こなしトレンドなど興味のある項目はコラムで紹介。 中学時代から趣味で制服を描き、SNSで話題の著者による初めての作品集。 【目次】 はじめに 魅惑の水色名古屋襟 名古屋襟が語る姉妹校の歴史 豪華絢爛! 金銀名古屋襟 ナゴヤ自慢のおしゃれブレザー セーラーとブレザーの融合!? 知多半島を彩る赤青セーラー 絶滅寸前!? ベレー帽の制服 西三河トップ校の伝統制服 東三河ならではの個性派制服 コラム 令和の最新制服事情 名古屋襟って何? 白襟カバーについて 地域差の理由 名古屋襟の歴史~金城学院の場合~ 名古屋襟の歴史~桜台高校の場合~ 名古屋襟の歴史~明和高校・菊里高校の場合~ 名古屋襟の歴史~旭丘高校・名古屋西高校の場合~ 消えゆく名古屋襟 制服の文化的価値 制服目録(名古屋市内) コラム 名古屋襟のバリエーション コラム 平成~令和 着こなしトレンドの変遷 制服目録(名古屋市外) コラム “旧制服”目録 索引 おわりに 【著者】 さといも屋 岐阜県出身、愛知県在住。中学時代から趣味で女子中高生の制服イラストを描くようになり、インターネット上に投稿していた。大学卒業後に同人活動を開始し、制服をテーマにした同人誌を定期的に発行。東海地区でのイベントを中心に、同人誌即売会にも多数出展した。令和元年より同人活動を休止し、オンラインにて創作活動を継続中。制服以外の趣味は、アイドルのライブ鑑賞。
  • アイデア別冊 Yellow Pages
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■ 概要 本書は、グラフィックデザイン専門誌『アイデア』誌上で、アジアのグラフィックデザイナーを特集してきた全8回の連載「Yellow Pages」を電子書籍化したもの。グローバリゼーションとともに、急速に発展したアジアのグラフィックデザインの「今」を知るうえで、決して無視することはできないアジアの若手デザイナーたちの仕事を収録したケーススタディ集。 「アジア」という言葉は、そもそもヨーロッパ以外の東方地域を意味したもの。つまり、非西欧文明の地をひとまとめにした言葉。私たちは、自らが住む地域を、西欧の視点から呼び、その適切な翻訳をいまだ持たない。同じことは「デザイン」や「タイポグラフィ」にも言えるだろう。西欧的な概念であるそれらを、正確な意味では、日本語に翻訳できないままでいる。しかし、造形や手法のレベルにおいては、これまでにさまざまなデザイン的翻訳が試みられ、日本ならではの型が生まれた。では、他のアジアの国々ではどうだろうか。日本を含めたアジア各国は、敗戦や植民地など、それぞれに歴史的断絶を経験し、またグローバル化の波を受け、伝統的な文化と西欧/現代的な文化との間で、言わば文化的分裂症にかかっている。それらをつなぐ翻訳作業は、いかに試みられているのだろうか。新連載「Yellow Pages」はインターネットが一般化した90年代以降に活動を始めた、アジア主要都市で活動するデザイナーをひとりピックアップし、彼/彼女らの活動から、アジアにおける“もうひとつの”グラフィックデザインの今を紹介する。(本書まえがきより) ■ 目次 第1章:香港 - ジェイヴィン・モ 第2章:台北 - アーロン・ニエ 第3章:北京 - シャオマグ&チャンズィ 第4章:ソウル - ナ・キム 第5章:バンコク - サンティ・ロウラチャウィ 第6章:ホーチミン - ジャン・グエン 第7章:シンガポール - フォーリン・ポリシー・デザイン・グループ 第8章:レヴュー ■ Overview This book is an E-book of eight series from “Yellow Pages” which featured Asian graphic designers on the Japanese graphic design magazine IDEA. This book will give you the case studies of Asian young designers and will let you know the “now” of Asian graphic design developed together with globalization. ■ Contents Chapter1: Hong Kong - Javin Mo Chapter2: Taipei - Aaron Nieh Chapter3: Beijing - Xiao Mage & Cheng Zi Chapter4: Seoul - Na Kim Chapter5: Bangkok - Santi Lawrachawee Chapter6: Ho Chi Minh City - Giang Nguyen Chapter7: Singapore - Foreign Policy Design Group Chapter8: Review
  • 浅野順一著作集1:予言者研究I
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神学者にして牧師の浅野順一の「著作集」全11巻の第1巻「予言者研究1」。 【目次より】 目次 序   高倉徳太郎 序(改版) エリヤの宗教改革 一 序言 二 予言者エリヤの時代的背景 三 対カナン文化の問題 四 アハブ時代の宗教及び道徳問題 五 エリヤの宗教改革運動 六 結語 アモスの宗教 一 彼の人物 二 彼の時代 三 神観 四 宗儀の問題 五 罪観 六 審判 ホセアの宗教 一 彼の人物と時代 二 彼の家庭 三 神観 四 罪観 五 審判 六 結語 イザヤの贖罪経験 イザヤ書第六章の研究 一 彼の見たる幻 二 神観 三 贖罪 四 召命 五 審判 ミカの宗教思想 一 序言 二 彼の人物と時代 三 彼の神とイスラエルの罪 四 審判と希望 五 結語 エレミヤの召命経験 エレミヤ記第一章の研究 一 序言 二 彼の生い立ち 三 万国の予言者 四 巴旦杏の枝 五 沸騰る鍋 六 結語 神とエレミヤ 「主の僕」の歌 イザヤ書四二・一―四、四九・一―六、五〇・四―九、五二・一三―五三・一二の研究 一 序言 二 「主の僕」の歌の成立 三 異邦人の光 四 苦難の僕 五 「主の僕」とイエス・キリスト 六 結語 附録 旧約研究の方法論について 《旧約聖書》 序 第一章 旧約聖書の意義と価値 イ 一般文化的価値 ロ 旧約と新約との関係 ハ 旧約宗教の特質 二 旧約聖書に対する解釈 第二章 旧約聖書の正経性 第三章 律法の意義とその発達 イ 律法と契約 ロ モーセ五書の資料 ハ 律法の成立 ニ 天地の創造と始祖の信仰 ホ 出埃及とモーセ 第四章 旧約の歴史書 イ 歴史記述の意義と目的 ロ カナン侵入と定住 ハ 王国の建設 二 南北朝時代 第五章 予言者及び予言文学 イ 予言者の意義と使命 ロ アモスとホセア ハ イザヤ ニ ヨシアの宗教改革及びエレミヤ ホ エゼキエル へ 第二イザヤと「主の僕」の歌 第六章 詩歌、教訓及び黙示 イ エズラ、ネヘミヤとユダヤ教の発達 ロ 詩篇の宗教 ハ ヨブと苦難 ニ 知恵と懐疑 ホ 終末の書 参考書目 解説   大内三郎 木田献一 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 頭が良くなる ユダヤの勉強法
    3.8
    ノーベル賞の受賞者の四人に一人はユダヤ人だといいます。全世界の約0.2パーセントにすぎない少数民族でありながら、なぜ、ユダヤ人はこれほどまでに優秀なのでしょう。実際にイスラエルでユダヤ人とともに生活した著者が、ユダヤの知的生活の謎にせまるのが本書です! 自分たちの歴史を常に大事にするといった文化的背景から、音読するときは体を揺らして……といった、面白いテクニックもでてきます。知的アウトプットを高めるヒントがきっと掴めます!
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    3.5
    フィナンシャル・タイムズ、タイムズなど欧米メディアで絶賛!イブニング・スタンダード紙のブックオブザイヤー受賞。「資本家」対「労働者」から「大都市エリート」対「土着の国民」へ。左右ではなく「上下」対立の時代を読み解くバイブル!ポピュリズムは病原ではなく症状だ。民主主義を滅ぼす病原は新自由主義にある 【欧米メディア&識者が絶賛】 ◎これまでで最も優れたポピュリズム分析の書(「イブニング・スタンダード」紙) ◎力作だ。欧米の政治が簡潔ながらも繊細に分析されている。ポピュリズムは、大学を出ていない労働者たちから経済的交渉力、政治的影響力、文化的威厳を奪ってきたテクノクラート新自由主義に対する反動だとリンドは主張する(デイヴィッド・グッドハート、『The Road to Somewhere』著者) 【中野剛志氏】 ポピュリズムの原因は、新自由主義的な政策によって労働者階級を抑圧し、政治・経済・文化のいずれの領域においても労働者階級を疎外してきたエスタブリッシュメントの側にある。ポピュリズムは確かに健全ではないが、それは、エスタブリッシュメントの新自由主義的な支配という疾患に現れた症状に過ぎないのである。私は、リンドの思想に全面的に賛成である(巻頭解説より) 【施光恒氏】 本書は、戦後実現した「民主的多元主義」の安定した政治が、1970年代に始まった新自由主義に基づく「上からの革命」の影響を受けた結果、機能不全に陥り、米国の国民統合が現在までにいかに脅かされ、分断が進んだか、またどのように分断の解消を図っていくべきかについて考察したものである。民主的多元主義の再生を可能ならしめるために、現行の新自由主義に基づくグローバル化推進路線の転換が必要だと本書は論じる。新自由主義的な改革に明け暮れてきた欧米諸国や日本に新しい視点を与え、自由民主主義の意味や条件を考えさせる貴重な一冊だ(監訳者解説より)
  • アホの壁(新潮新書)
    3.3
    なぜそんなアホなことをするのか、そしてアホなことを言うのか? 無益な争いに血眼になり、破綻必至の計画を立て、互いに殺しあうに至るのは、いったいなぜなのか? 文化的文明人を自任する現代人が、いとも簡単に飛び越えてしまう「アホの壁」をめぐり、豊富なエピソードと心理学、文学、歴史ないまぜでつづる抱腹絶倒の筒井流人間論、ついに登場!
  • 尼人
    -
    ・キャッチ おかん!おかんよ!現代美術は詐欺とちゃうねん!説明したるから読んでや! ・内容紹介 ダウンタウンをはじめ優れたお笑い芸人を次々と輩出する尼崎市。作者は、そんな尼崎のワケあり風俗街である「かんなみ新地」近くで生まれ育った。3人兄弟の長男。家は当然のようにドのつく貧乏。少年時代には2度鑑別所に入り、更生プログラムで行った美術館でピカソに出会い感動。トラックの運転手をやりながら、東京藝術大学に入り大学院まで出て、作品も高い評価を得るようになった。しかし、母親はいまだ息子のことを正真正銘、詐欺師だと思っている。本書は、そんな母親に向けて、また分断と貧富の差が広がる世界に向けて書いた貧民蜂起のためのスラム芸術論である。 ・著者メッセージ 批評家の黒嵜想さんが僕の仕事を「スラムからの福祉」と評してくれたことがある。貧困層の流儀や価値観、生き方を見て、それよりも上の社会階層の人たちが「元気になったり」するならば、それは正に「スラムからの福祉」だと。福祉は上から下へとに行われるだけではない、と。そしておかんは「スナック太平洋」で、毎日それを行っていた。そんな地獄と天国を結ぶような所業にはダイナミズムがあり、それはめちゃくちゃ「芸術」だ。この本はそんな芸術の、血筋や人種などといった縛りを超えた、僕ら尼人という文化的アイデンティティーを示す本でもある。そして、それを作品として残そうとするのが「芸術家」の仕事なのだ。(最終章「何も深刻じゃない」より) 【目次】 奴隷の椅子 現人神 プレゼント 下 なくなる 謝罪人生 クズ寄りのカス へ アマガサキ・コード 大人 お芸初め 天才っぽい ブレブレなるままに どカス関東来襲 暗い話 ゲロとともに来たる へん アニキ 何も深刻じゃない
  • アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ
    -
    1巻3,080円 (税込)
    欧米の現代文明人は、ヌアーに代表されるアフリカの社会状態を指して、野蛮・未開と形容し、その状態から石器・鉄器時代、あるいは農耕社会へ、さらに工業社会へ移行することを善とみなし、歴史とみなし、文化的進歩とみなしてきた。いつまでもその移行をみせないアフリカに対して、固有の文字がない、固有の歴史がない、固有の文化がないと評する。あるいは、発達の遅れたアフリカ社会には階級がない、階級闘争がないとも評する。結論として、アフリカ人に文字を教えて強化せよ、アフリカ社会を工業化し、同時にプロレタリアートを形成せよ、というスローガンが短絡的に出てきた。白石顕二(1946~2005)と共著のかたちで紹介するアミルカル・カブラルは、そのような欧米文明人の傲慢なアフリカ救済論を、はなから相手にしていない。ここに収めた白石・石塚のカブラル論には、トゥーガ(外人、ヨーロッパ人)と闘うヌアー的アフリカ民衆のみならず、トゥーガの文化を呑み込んで自らを高めようとする民衆の姿が鮮かに描かれている。(はしがきより 石塚正英)
  • アメリカの20世紀〈上〉1890年~1945年
    3.5
    1~2巻814~858円 (税込)
    一九世紀末、アメリカは急速な工業化に起因する社会の混乱を克服し、政府・企業・研究機関の三者が協力する体制を確立した。このシステムの下で経済発展は加速し、未曾有の大恐慌と二度の世界大戦を経て、世界をリードする超大国にのし上がっていく――。自由と民主主義の理念、物質的な豊かさが一体となった「アメリカ文明」が世界を席捲する二〇世紀前半を、社会・文化的側面に光を当てながら叙述する。
  • あらすじでわかる中国古典「超」入門
    3.7
    中国の場合、社会的なことでも政治的なことでも文化的なことでも、とにかく歴史上の故事や文学からの引用などが多く使われることが顕著です。そのため翻訳だけではなく、中国人と話すにしても、テレビドラマや映画を見るにしても、さらにはレストランでメニューを見たり、ショッピングの商品広告を見るのでも、そうした知識があるのとないのとでは理解に大きな差が出てくるのです。
  • アンチソーシャルメディア Facebookはいかにして「人をつなぐ」メディアから「分断する」メディアになったか
    3.7
    「何気なく使っているFacebookだけど…それで、本当に大丈夫?」 ソーシャルメディアを長年研究し、自身もユーザーである著者による啓発書。 「コンピューターテクノロジーが人間の問題すべてを解決する」かのように考えるFacebookの使命感(善意)と自信過剰こそが、逆効果をもたらしまっていることを、文化的・歴史的・哲学的に振り返りつつ、明らかにする。 わたしたちは今後、どのように関わっていけばよいのか? 便利さとスピードを追い求める現代人よ、今こそ立ち止まって考えよう。 ◎本書のポイント フェイスブックには、以下のような、さまざまな危険性が引き起こす構造的な問題がある。 これらを、実際に起こった事例を取り上げながら、文化的・歴史的・哲学的に分析している。 ❶記事の信頼性 記事の出典を特定・評価する機能がないので、虚偽や誤解を招く情報が拡散されやすい ❷エンゲージメント エンゲージメント率の測定により、感情に強く訴えかけるコンテンツが蔓延しやすい ❸フィルターバブル ユーザーの興味・関心に基づくものばかり表示されるため、ユーザーの視野が狭まる もくじ はじめに フェイスブックの問題とは何か 1.喜びを生むマシンー私たちを虜にするフェイスブック【ニコマコス倫理学】 2.監視するマシンー完全監視社会の到来【プライバシーと監視】 3.関心を引くマシンーアテンション・エコノミー時代で勝つのは誰か【アテンション・エコノミー】 4.善意のマシンー善意がもたらす数々の失敗【CSRと企業価値】 5.抗議するマシンーフェイスブックは世界を変えるか【ソーシャルメディアが革命を起こすのか?】 6.政治のマシンーフェイスブックは政治も動かすのか【ソーシャルメディア(ビッグデータ)と政治の関連性】 7.偽情報のマシンーフェイスブックが吐きだすフェイクニュース【偽情報が何をもたらしたか】 おわりに ナンセンスのマシン
  • ROEを超える企業価値創造
    4.0
    なぜ日本企業は不当に低く評価されているのか? 「見えない資産」を活かせ! 上場企業(金融除く)のバランスシートには依然として200兆円近い広義の現金(現金+有価証券)が積み上がり、上場企業の1割以上で広義の現金の方が時価総額より大きい。アベノミクス前後で株価もROEもほぼ倍増したが、企業価値の創造は十分ではない。一方、ESG(環境、社会、統治)ブームの中、ROEを忌み嫌う一部の経営者も非財務情報のアピールには熱心であるが、日本企業のPBR(株価純資産倍率)はほぼ1倍で推移しており、非財務資本の価値が付加価値として市場から認識されていない。 その背景には、日本市場の長期的低迷、「資本の価値」の低評価、企業と投資家の認識ギャップ、低いROEとコーポレートガバナンスの問題等があり、歴史的文化的要因も含めてきわめて根が深い。近年アベノミクスのガバナンス改革、「伊藤レポート」などでROEは向上してきたが、いまだ道半ばであり、その質が問われている。皮相的なROE経営ではなく長期的持続的な価値創造に貢献することが重要である。 わが国企業には資本コストやROEが十分に理解されていないのではないだろうか。あるいは当局のリードに盲目的に追従して皮相的なROE経営や横並びの配当政策に陥っていないだろうか。一部の投資家のショートターミズムも悪影響を及ぼしてはいないだろうか。 そして究極的には、企業価値は非財務資本から財務資本に転換されて生成されると考えられるが、いかにしてそれを具現化して資本市場の理解を得ていくのか。潜在的には非財務資本の価値がきわめて高いはずの日本企業が過小評価される事態に陥っている現状を打破し、コーポレートガバナンスや財務リテラシー、ESGとそのIR(説明責任の履行)を改善することで、大きな企業価値の向上が図れるのではないか。ESGが救世主になる可能性があるのではないだろうか。 こうした思いでわれわれ3人はそれぞれ啓蒙活動をしてきたが、本書は3人の長年の日本企業の企業価値向上への思いを伝える集大成と言って良い。 ――「はじめに」より抜粋
  • 生きる伝説のライブハウス「江古田マーキー」 青春を熱く駆け抜けよ! 武道家オーナーの人生行脚
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    今年でオープン40周年を迎えた「マーキー」の創始オーナーである著者が長年携わってきた音楽界とエンターテインメント界、文化の歴史を回顧するクロニクル。音楽エンターテインメントが広く市民権を得ていった軌跡のストーリー、アーティストたちの素顔、舞台裏エピソードなどを、時の文化的社会的背景もからめて、今では貴重な資料である当時の写真アーカイブとともに明らかにします。
  • 「イクメン」を疑え!
    -
    その神話は いま、解体される――。 『クレイマー、クレイマー』などの人気映画にひそむ罠とは? 新進気鋭のアメリカ研究者が「イクメン」の文化的イメージを斬る!! ----- 日常のいたるところで濫用され、消費されている「イクメン」という表現。本書は、自身も子育て中のアメリカ研究者が「イクメン」という言葉そのものに疑義を抱くところから始まる。 日米の保育史と実情を比較するとともに、『クレイマー、クレイマー』や『幸せのちから』をはじめとした誰もが知る映画、雑誌、小説、ビジネス書など、「イクメン」がテーマの日米(英)作品の文化的イメージを分析。その言説が新自由主義と手を組んで「男性の育児」をあくまでビジネス的な観点から評価し、「女性の育児」と区別している事実に迫る。 2022年10月から改正育児・介護休業法により「産後パパ育休」が施行され、23年4月からは育児休業取得状況の公表が義務化。「イクメン」という言葉の流布から10年以上が経ち、再び注目されるキーワードになった今こそ、その意味を構造的に問いなおす。無批判に「イクメン」文化を受け入れてきた日本社会に対する、強烈なカウンターオピニオン! ----- 私はつねづね、「イクメン」という言葉に違和感を持っていた。 この言葉に込められた「育児をする男性は格好良い」という軽いニュアンスが、どうにも好きになれなかった。 (中略)私は「男性は育児をしなくてよい」と主張しているわけではない。 そうではなくて、「男性が育児をするだけでは不十分である」というのが本書の提起する論点のひとつである。 母親に比べて父親が育児を担う割合が大幅に少ないという日本の現状を鑑みれば、「イクメン」という言葉にはある種の存在意義があったかもしれない。 けれども、いつまでもその言葉に固執していると、見えなくなるものがあるのではないだろうか?(「はじめに」より) ----- 【目次】 第一章 日本の父親は遅れている? 日英版『FQ』を比較する 第二章 アメリカの保育史 第三章 日本における保育と新自由主義 第四章 フレンチトーストの神話を解体する――『クレイマー、クレイマー』 第五章 見えない父親――『ミセス・ダウト』 第六章 黒人の父親と能力主義――『幸せのちから』 第七章 ビジネススキルとしての育児 第八章 ケアする男性、ケアされる男性
  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)
    3.0
    衣服によって性の境界を超える異性装。古くは男装で戦う巴御前から、男女のきょうだいが入れ替わる「とりかへばや物語」、歌舞伎「三人吉三」、シェイクスピア「ヴェニスの商人」など、異性装は歴史の中の物語に多く描かれてきた。それらにはどのような意味が込められているのか。また、現代のアニメ、マンガ、映画、演劇、BLなどの文化にどう生かされているか。物語に描かれた異性装を軸にジェンダーの社会的、文化的な在り方を多様な分野の研究者八人が論じる。
  • 1日で見る!読む!世界史
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界を立体的に理解しよう!世界の歴史を知ることは、世界のたどった道を理解することです。 各国、各地域は決して単独で歴史を歩んでいるわけではなく、 文化的、経済的な交流があり、いろいろなところで影響を与えたり与えられたりしながら、現在の世界の形になりました。 本書は、日本テレビ「世界一受けたい授業」で活躍中の増田ユリヤ先生が監修。 その世界の流れをしっかりと押さえるために鮮やかなナビゲーションをしてくださいます。 随時時間軸がわかるような年表を付け、図版、イラストなどを豊富に使い読みやすく工夫しました。 悠久の歴史に思いを馳せてみましょう。 【本書の内容】 1章・西アジアとヨーロッパに興った文明 2章・インドと中国に興った文明 3章・ヨーロッパとイスラム世界の形成 4章・ヨーロッパの変革とアメリカの誕生 5章・世界を引き裂いた帝国主義と2つの大戦 6章・戦後の世界から21世紀へ
  • 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した
    3.5
    人類の生物学的進化は4~5万年前に終わったという従来の学説を否定して、1万年ほど前から人類の進化が加速していると論じた本。1万年ほど前に始まった農耕によって、大きな変化が起きた。人間はそれまでと違う食べ物を食べるようになり、新しい病気にさらされ、集団生活のしかたが変わり、人口が増大した。このような文化的な変化がヒトに自然選択の選択圧を加え、ヒトの心と体を遺伝的・生物学的にも変化させた。そうした遺伝的変化が今度は文化や歴史に重大な影響を及ぼした。人類史とは、生物学的変化と文化的変化がからまりあった、終わりなき舞踏のようなもの。著者らが「遺伝歴史学」と呼ぶアプローチに基づいて、人類史の謎を解き明かす。

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  • いっすんぼうし ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 小さな小さな「いっすんぼうし」だけど、勇気と知恵があって怖い鬼をやっつけて、ついには大きく立派な若者になる――子どもにとって、まるで自分のことのように思える物語です。今こんなに小さくても、勇気と知恵を身につければ幸せな立派な大人になれそうに思えてくるでしょう。そんなお話を幼児のうちに読み聞かせてあげる効用はとても大きいのではないでしょうか。 しかも、こうした昔話は口伝えで伝えられてきたものですから、語り口調がとても耳に心地よい。もちろん昔の話ですから、時代背景が今とはずいぶん違います。少し大きい子どもなら、そんなことに興味を持つかもしれません。絵に描かれた姿などから簡単な説明をしてあげましょう。心に残る昔話は、長じるにつれ、幼いときにはわからなかった文化的関心もかきたてていきます。 ※この作品はカラー版です。
  • 異文化間コミュニケーション入門
    -
    アメリカ人とのコミュニケーションをいかに効果的に行うかについて、「不確実性」(言おうとしていることばや行おうとしているコミュニケーション行動を予測できないことから生じる不安)という概念を中心に解説する。コミュニケーションのプロセスについて説明した後、文化的特徴・意思の表現・行動様式の3面についてアメリカ人との比較を行う。コミュニケーション行動の期待と帰属について考察したのち、コミュニケーションのスキルを定義し、そのスキル開発のアメリカでの訓練技法を紹介する。また、トレーニングの効果についてもこれまでの結果をまとめる。

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  • 異文化としての幼児画 あなたへのメッセージの読みとり方
    -
    1巻1,232円 (税込)
    幼児の絵は、特別な意味をもっている。それを理解することによって、適切な援助の仕方がわかる。「『子どもの絵』というものが大人のそれとは全くすがたの違う、異文化的表現であることを、多くのおとなや保育者に理解してもらいたい」。幼児絵画理解の必読書。

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  • 今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者
    5.0
    一九世紀後半、西洋は近代文明のモデルである一方で、独立を阻む脅威でもあった。この文明と独立の矛盾を乗り越えるために、福沢が重視したのが学問であった。グローバル化の始まりを目撃した蘭学者の軌跡。 【本書の内容】 当たり前の常識を疑い、意見の異なる他者と討議する。それこそが自由な空間であり、社会は前進する――。 学問と政治のあるべき姿を求めた福沢の思索を辿る。 ●演説・討論を生んだ徳川期の知的共同体 ●大坂の片隅でグローバル化の原理を探る ●攘夷思想とは異なる福沢の「兵学論」 ●自由と専制の戦いだった明治維新 ●自由は不自由のなかに生まれる? ●統計学ブームの火付け役 ●トクヴィルを援用した「地方分権」論 ●メディアの発展が情念をかりたてる ●蘭学者の「脱亜論」 福沢自身、明治八(一八七五)年公刊の『文明論之概略』のなかで、儒学が主流であった徳川時代と、西洋文明が洪水のように押し寄せる明治日本とは大きく異なると指摘し、まるで一つの身体で二つの人生を生きているようだとして、「一身にして二生を経るがごとく」と評した。政治社会は、「革命」的に変わった。では、この大きな動乱のなか、なぜ福沢はそうした鋭く冷静な洞察を提示できたのか。それは、福沢が徳川期から「蘭学」を通じていち早く西洋学術に触れていたからに他ならない。歴史は重層的であり、江戸と明治を架橋する文化的鉱脈の持続と変容に光を当てる必要がある。 徳川日本は、文化的な成熟を背景に、部分的とはいえ世界に開かれていた。その際、当時の学者たちが世界の情勢や学問を知るための手がかりとしたのが、蘭学であった。西洋世界との出会いについても、開国期からではなく、江戸期の西洋学である蘭学に遡って考えなければならない。――「はじめに」より ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  • 移民の経済学
    3.7
    「移民が来ると国が貧しくなる?」「移民で治安が悪くなる?」 論争に決着! データに基づいた決定版、ついに刊行! アメリカや欧州などで繰り広げられている移民排斥論は根拠あるものなのか。 今いる不法移民には何をなすべきか。 国境開放化をどう考えるべきか。 移民にまつわる各分野の専門家が徹底分析。 日本にも多くの示唆を与える研究成果! 【本書「解説」より】 本書は、現在アメリカで論争の的になっている移民政策に対する警告の書である。これまで、移民のもたらす経済的効果さらに文化的、政治的効果については、膨大な研究成果が蓄積されてきた。それにもかかわらず、現在、メディア、議会および一般社会で行われている議論の多くは感情的なものであり、移民問題に関する学術的研究に基づいていない。こうした懸念から、これまでの膨大な研究成果をまとめて提示し、移民政策論議をより客観的かつ建設的なものに深めることを意図している。
  • いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人
    3.7
    GHQが日本に残した負の遺産については、昨年と今年に出版した拙著『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(ともにPHP研究所)で述べてきましたが、本書はそこからさらに一歩進んで、日本社会にはびこった左翼、とくに共産主義や、それにかぶれた反日サヨク思想が無自覚のままに、どれだけ優秀な日本人のDNAを食い荒らし、伝統的な精神や文化的価値観を破壊してきたかに注目しつつ、その陰で暗躍してきたメディアがいかに胡散臭い存在であるかという事実を明らかにします。また、「スパイ天国」たる日本の現状と、日本人が今後の歴史戦、情報戦に勝利するための、少しばかりの提案を披露させていただきたいと思います。かなり蚕食されてしまった状況ですが、いよいよ本格的に、反撃、発信しようではありませんか。(ケント・ギルバート/「まえがき」より抜粋)

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  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影
    4.4
    20世紀後半以降、保留地内に建設したカジノによって、インディアンは莫大な収益をあげている。2016年にはラスベガスのカジノ収入を抜き、カジノ産業は実質的にインディアン社会の経済的・社会的・文化的自治の基盤となった。なぜインディアンがカジノを経営するようになったのか? アメリカとの関係からインディアンの歴史を跡づけ、「インディアン・カジノ時代」という新しい時代が到来していることを明らかにする。
  • インド人コンサルタントが教えるインドビジネスのルール
    -
    インドにおけるビジネスを推進する企業は増加傾向にあるものの、インドにおける本質的な事柄を知らずに赴く人も多い。本書は、初めてインドで仕事をすることになったという企業・個人に向けて、インドの社会・文化的基本知識やビジネス環境などを図版とともにわかりやすく解説します。日本人が知らなかった概念や慣習もたくさん記載されています!
  • インドへの道
    5.0
    大英帝国統治下のインドの地方都市を舞台に、多様な登場人物の理解と無理解を緻密に描き、人種や宗教、東洋と西洋、支配と非支配といった文化的対立を、壮大なスケールで示した不朽の名作。
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力
    3.9
    「ウェブ」と「アメリカ」を考えるための新たな基本書の誕生。批評の新次元を開く待望の書。著者の池田純一氏は、デジタル・メディアの黎明期からの専門家であり、コロンビア大大学院で公共政策・経営学を学びました。ニュースや事象をいちはやく分析、ウェブと社会の関わりを洞察するブログ「FERMAT」(http://www.defermat.com/)は、高い評価を集めています。●Apple、Google、Twitter、Facebookは、なぜアメリカで生まれたのか? ●Googleを支える思想とは何か? それはこれからどこに向かうのか? ●FacebookとTwitterの本質的な違いはどこにあるのか? ●ウェブの展開は「ソーシャル」という概念を、どう再定義していくのか? ●ウェブによる国際化(全球化)に、ビジネスマンをはじめとして人々はどう対処していったらよいのか? これらの問いに答えながら、本書は同時に、「ウェブはアメリカの文化的伝統を、いかに継承・具現しているのか。社会の変容にどう寄り添い、国境を越え、結果として世界を動かしていくのか?」という壮大な問いに、歴史、社会、経済、思想、工学、建築、デザインなどの分野の境を超え、端正でやわらかな文章で語っていきます。ウェブが抱いてきた夢=「構想力」の源流をたどり、ゆくえを探る、斬新かつ根源的論考です。(講談社現代新書)
  • 禹王と日本人 「治水神」がつなぐ東アジア
    3.5
    1巻946円 (税込)
    日本と中国には共通の神がいた 日本各地の川のそばには、数多くの石碑「文命碑」が立つ。“文命”とは古代中国・夏王朝の「禹王」の別名で、その伝承は治水の思想のほか、「平成」「疎通」などの言語、相撲の四股など、日本語と日本文化に深い影響を与えてきた。日中での伝承の実像と日本に渡来した経緯を解明し、文化的な相互理解の可能性を探る。 [内容] 序章 「治水神」の渡来 第一章 禹王はいかにして日本の神となったか 第二章 なぜ、京都御所の襖絵に禹王が描かれたのか 第三章 なぜ、九尾狐は禹王にとりついたか 第四章 どのように禹王は現代に生きているか 終章 東アジアで共有される禹王
  • 内村鑑三交流事典
    -
    近代日本を代表するキリスト者・内村鑑三。一見孤高の思想家に見えながら、実は内村は、日本人のなかでは類例がないほどの文化的「山脈」を形成していた。宗教界から、教育界、文学界、社会事業界に至るまで、多くの分野に及ぶ交流のさまを追うことによって、一個の精神と時代の姿が浮かび上がってくる――。本書は、序章で質的漸進を遂げていった内村の生涯を記した後、生前に関係した人物二百数十名を対象に、両者の交流を事典形式で紹介。巻末には詳細な内村の年譜も収録する。文庫オリジナル。
  • 占いをまとう少女たち 雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    1980年代に少女たちの間で流行した「占い/おまじない」は、現代まで多くの女性から支持されてきた。占いはなぜ女性を引き付けたのか、それは女性にとってどのような役割を果たしてきたのか。 少女向け占い専門雑誌「マイバースデイ」(実業之日本社)を軸に女性誌やファッション誌にも目配りして、1980年代、90年代、2000年代の少女と占いの関係性を描き出す。そして、宗教ブームやオウム真理教の影響、女性の社会進出なども絡めて、社会的・文化的な背景を解き明かす。 少女たちの理想像や人間関係を時代ごとに指し示し、宗教の市場化・商品化の役目も担った〈占い〉の社会的な機能を明らかにして、スピリチュアリティと女性たちの現状にも迫る宗教社会学の成果。「マイバースデイ」を当時読んだ読者も必読。
  • 永遠の映画大国 イタリア名画120年史
    -
    【推薦!】 蓮實重彦 氏(映画評論家) 「ネオレアリズモ」をいかに相対化するか。 古賀太は、イタリア映画を語る者に求められるこの最低限の資質を、ディーヴァ映画の優雅さや、デ・シーカ主演のカメリーニの秀逸なコメディを語ることで、軽々と超えて見せた。 【豊かな映画文化はなぜ生まれたのか?】 『無防備都市』『自転車泥棒』『道』『8 1/2』『情事』『山猫』『荒野の用心棒』『木靴の樹』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『君の名前で僕を呼んで』…… 数々の名作を生み、日本でも絶大な人気を誇るイタリア映画。 アメリカやフランスに比べて、その文化の全容が語られる機会は少ないものの、世界の映画史に大きな影響を与えてきた。 本書ではイタリア映画の歴史を、19世紀から現代までの120年を、約800の作品とともに通覧。 「イタリア映画祭」を立ち上げた著者がその豊かな文化的土壌と、映画の本質を明らかにする。
  • 英国菓子Lazy Daisy Bakeryのおいしい秘密:果物とスパイスで、季節の旬を感じるレシピ
    2.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英国菓子やアフタヌーンティーの人気が高まっているなかとりわけ注目を集めている、人気の英国菓子店Lazy Daisy Bakeryのレシピとおいしさの秘密にせまります。店主の中山真由美さんは、アンティークビジネスで英国を訪れるかたわら、英国各地のティールームを巡り、様々な英国菓子を探求。その後、みずから現代風にアレンジしたレシピを開発してきました。2016年に英国菓子店をオープンしてからは、あっという間に行列ができる人気店となります。 中山さんのお菓子の魅力は、ひとことで表現するのは難しく、とても洗練されたもの。そんな中山さんとLazy Daisy Bakeryの魅力を、英国文化やアフタヌーンティーの世界に詳しい小関由美さんが紹介します。英国菓子のおいしさや文化的背景など、小関さんならではの英国に関する知識・情報など読み物も充実しています。英国好きにはたまらない、Lazy Daisy Bakeryのおいしい秘密がつまった一冊です。
  • 英国に就て
    4.0
    なにも絵画や彫刻、音楽だけが文化なのではない。あたりまえの日常にいちばん近い部分を発達させること。それこそが文化なのだ。吉田健一は、エリザベス朝にはすでに水洗トイレがあったことを指摘し、そこに実用性を重んじるイギリス文化の本質を見る。イギリスで他の芸術に比して文学が発達したのも、文化的であろうとしたからではなく、日常の言葉へのこだわりが、自然と、詩や小説というものになっていったからなのだ──。胡瓜のサンドイッチやハムの味、酒の飲み方など、身近な話題を入口に、いつの間にか本質的な部分へと読者をいざなう、名人芸的文化論。
  • 英語でお悔やみ申し上げます
    -
    アメリカで生活したり、アメリカ人と交流したりするなかで、結婚式やお葬式に参列したり、トラブルやアクシデントに遭遇したりする場面もあると思います。そんな、人生で一度は直面するようなシーンで使える英語フレーズを集めてみました。アメリカの文化についても紹介しているので、たとえぴったり合う表現がなかったとしても、文化的背景を知っていれば安心して対応できます。著者は、『毎日の英文法』(朝日新聞出版)などのジェームス・M・バーダマン先生。いつか必ず使う英語表現と、知っておきたい「アメリカ人の考え方」がつまった、“非”日常系・英語コミュニケーションの教科書!
  • 英語で伝える江戸の文化・東京の観光
    -
    皇居から東京スカイツリーまで、江戸文化の残る東京の歴史的資産・観光名所を150項目取り上げ、英語によるガイド方法を紹介しました。 英文は、話しことばを中心に簡潔なかつすぐに使える表現を心がけました。歴史的・文化的な背景を盛り込んだ記述は、通訳案内士試験の対策にも役立つように配慮しました。善意の通訳ガイドをされる方にも、専門通訳ガイドを目指す方にも必携の一冊。
  • 英語で話そう! 世界が恋する日本(ニッポン) ―会話のつかみもTwitterもこれでOK―
    3.3
    世界語になった日本発の50キーワード アニメ、お弁当、カワイイ、ゴスロリ、コンビニ・・・ 「好き」な気持ちを共通項にすれば、きっとつながる誰かがいる。世界はキミを待っている! 日本ポップカルチャーの伝道師として世界20カ国、のべ72都市で活動してきた櫻井孝昌氏が、世界の若者のココロを圧倒的につかんだ50のキーワードを厳選。会話のきっかけになる短い英文を使って、世界のラブコールに応えましょう。 本書の構成 Part I 世界はキミを待っている 櫻井氏による日本の若者に向けたメッセージ。世界の若者が日本のポップカルチャーに注目する今こそ、アニメやマンガなどの、日本人であれば誰もが親しんでいる文化的バックグランドを利用して、積極的に海外に出ていくべきだと提案しています。 Part II つながるキーワード 櫻井氏が世界での文化外交活動を通じて実感した、コミュニケーションに特に有効な日本発のキーワード50項目をピックアップ。それぞれにtwitterなどで使えるシンプルな英文、海外での反響を伝えるコラムや写真を掲載しています。海外から見たいまの日本の姿を再認識しながら、会話のきっかけをつかむ一言を世界語である英語で学びましょう。 ●レベル:英語初級以上 【著者】櫻井孝昌(さくらい たかまさ) プロフィール コンテンツメディアプロデューサー、作家、ジャーナリスト。企業や官公庁、アーティスト等の事業企画、イベント・メディアプロデュース等の仕事とならび、世界におけるアニメやファッションといった日本ポップカルチャーの立ち位置や外交上の意義について研究し、フィールドワークを進めている。世界20ヵ国のべ72都市で講演やファッションショーなど文化外交活動を実施中。外務省の有識者会議委員、「世界コスプレサミット」エグゼクティブアドバイザー等の役職も歴任。

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  • 英語の雑談力があがるちょっとしたフレーズ
    4.0
    自然に聞こえる。気まずくならない。街や店で、SNSで……話題をキャッチし切り返す表現375 「文化的背景」「言い回し」「ニュアンス」といった英語のすき間を知れば、トークはもっとスムーズに、楽しくなる――。大人になってから英語を学び直し、現在は英語での小説・エッセイの執筆活動をカナダや米国で展開、海外での子育てや地域活動、企業勤めの経験もある著者。英語圏に住んで出会った“生きた英語”の知識とトリビアを紹介。すぐ覚えられるから、すぐ使いたくなる! 英語を勉強する人のかゆいところに手が届く、かつてない“サプリ”本。
  • 英語の常識力 チェック&チャレンジ1800問
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知識と情報の宝庫である英語辞典をずっと作り続けて40年の著者が、その莫大な量と時間をかけた仕事の蓄積をまとめた本です。学校英語はもちろん、学校英語では習わなかったが大人なら最低限知っておきたい聖書や神話、文化的な内容など幅広い分野の知識について、テスト形式で確認していきます。問題を解くことで知識の穴をみつけ、何を学べばいいのか、どんなことを補えばいいのかを認識し、これからの学習の足掛かりにしていくことができます。辞書のおもしろさも再発見できる一冊。(音声はベレ出版ホームページにてダウンロード販売しております)
  • 英語の路地裏ーーオアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く
    4.5
    気鋭のシェイクスピア研究者、北村紗衣が、海外文学や洋画、洋楽を、路地裏を散歩するように気軽に読み解きながら、楽しくてちょっと役立つ英語の世界へと誘います。英語圏の質の高いカルチャーに触れることで、高い英語運用能力を得る上で必要となる文化的背景が身に付きます。ウエブ不定期連載「不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る」をベースに、書き下ろし6本を収録しています。“路地裏”で得た知識が生かせる、著者が作問し解説する「大学入試英語長文問題」を収載。 ・『スター・ウォーズ』の世界が舞台のSFドラマ『マンダロリアン』で学ぶビジネス英語 ・イギリスで最も人気のあるクリスマスソングからたどる罵倒語の歴史 ・ティモシー・シャラメの会話を聞いてみよう~Apple TV+の広告 ・ドラマ『シャーロック』のセリフ“marriage”はどんな結婚? ・アガサ・クリスティーの戯曲『そして誰もいなくなった』で読み解く仮定法 ・クイーンの歌詞’many a lonely day’は文法的に正しいの? ・映画『ジョーズ』でのaとtheの使い分け ・ストリッパーズ、JFK、スターリン~オクスフォードコンマをどう教えるか? ・シェイクスピア英語入門! 「代名詞のthou」と「リズムの弱強五歩格」を知ろう など
  • 駅名学入門
    3.7
    2020年3月開業の「高輪ゲートウェイ」で一躍注目を集めた駅名。日本の駅名とは、そもそもどういうものか。明治以来の歴史的変遷から浮かび上がってくる、思想、そして社会的・政治的・文化的背景とは。さらに、カタカナ・ひらがなを多用した「キラキラ駅名」はいかなる文脈から発想されるのか。駅の命名メカニズムを通して、社会構造の変化や地名との関係、さらに公共財としての意義や今後のあり方を展望する。多くの発見と知的刺激に満ちた本。
  • エクソダス――移民は世界をどう変えつつあるか
    3.0
    「本書は、もっとも貧しい社会、「最底辺の10億人」に関する私の研究の一環である…欧米諸国の移民政策は不用意で見過ごされがちな影響を彼らにおよぼす…[また]本書はリベラルな人々の主流見解を批判するものでもある…国をまたぐ移住が一般的になり国民的アイデンティティがなくなれば、社会は脱国家的になる。それに問題があるだろうか? 私は大きな問題があると考える…本書の中核を成すメッセージは、「移住が良いか悪か」という質問が間違っているということだ…緩やかな移住は利益をもたらし、大量移住は損失をもたらす。したがって重要なのは「どのくらいが最適か」だ…恥ずべきなのは移住制限の内容が不適切なことだ。転じて、これは真剣な議論を妨げてきたタブーを反映するものでもある。本書は、そのタブーを打ち破ろうとする試みなのだ」(本文より)〈移民自身〉〈受入国の住民〉〈送出国に残された人々〉という三つの立場にバランスよく目配りしつつ、移住のグローバルな経済的、社会的、文化的影響を分析する。
  • 越前敏弥の英文解釈講義 『クリスマス・キャロル』を精読して上級をめざす
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を題材に、名翻訳家・越前敏弥さんによる、「上級」の読解力を手に入れるための徹底講義 語学力を大きく向上させるための近道のひとつは、すぐれた文章を隅々まで熟読すること。 200年近くにわたって読み継がれている、ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』は、まさにそうしたすぐれた文章のひとつである。 さらに『クリスマス・キャロル』には、大学受験までの英文法ではあまり扱わない、盲点となるような文法事項(コロン、セミコロン、カンマの使い分け/描出話法/連鎖関係詞節など)のほか、文学作品特有の婉曲的な表現(ダブルミーニング/視点の捉え方など)や反語的な言い回し、文化的背景の理解を要する表現が満載で、しっかりした英文読解力を築く上で最良のテキスト。 そんな作中の手ごわい英文の数々を、名翻訳家・越前敏弥さんが徹底講義! 熟読すれば、あなたの読解力が進化する! 【イギリス人ネイティブによる英文の音声ダウンロード付き】 〈音声のダウンロードについて〉 本書を購入された方は、本書の音声をNHK出版サイトからダウンロードできます。詳しくは書籍内の説明ページをご参照ください。 【目次】 『クリスマス・キャロル』の日本語あらすじと扱う原文 本編(全10章)  『クリスマス・キャロル』原文から名場面をピックアップ ・原文(音声付)と設問 ・越前さんによる和訳 ・設問解説 ・原文をさらに深く読むための座談会
  • 絵でわかる世界の地形・岩石・絶景
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エアーズロック、ヒマラヤ山脈などの絶景はいつどのようにしてできたか?世界の絶景をその文化的背景を交えながら地学的に解説 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 江戸東京の聖地を歩く
    4.0
    江戸東京ほど多種多様な聖地が数多く累積している都市は世界にも類を見ない。江戸以来の歴史と世界最大規模の人口ゆえに、文化的密度が高く、そこで作られる物語も重層的で、伝播が速く、そして強い。その強度が聖地を生み出し続けているのだ。寺社をはじめ記念碑・慰霊碑、銅像、墓地、山や塚、木や石、塔・タワーなど、よく知られた聖地から、忘れられた聖地まで──気鋭の宗教学者が江戸東京の歴史と物語を、記録と記憶の深みから掘り起こし、その魅力をあまねく紹介する。
  • NHK「100分de名著」ブックス 古事記
    3.8
    1巻838円 (税込)
    歴史は一つではない 1300年にもわたり受け継がれてきた日本最古の歴史書『古事記』。その文学性は高く、稲羽のシロウサギやヤマトタケルなど、日本人に愛されてきた物語が数多く収められている。世界と人間の誕生を記した神話や英雄列伝を読み解きながら、日本の成り立ちや文化的特性を考える。著者渾身の書き下ろしを新たに収載した、『古事記』入門の決定版! [内 容] はじめに 古事記はこんなにおもしろい 第1章 世界と人間の誕生 第2章 文化と農耕の起源 第3章 出雲神話という謎 第4章 神話にみる列島の古層 第5章 人間たちの物語 読書案内
  • M/D 上
    4.5
    東京大学における伝説の講義!時代により変遷を重ねたマイルスの音楽世界を、理論はもとよりファッション、映画など、ジャンル横断的に論じた比較文化的マイルス論の決定版。上巻は誕生からエレクトリック期前夜まで。中山康樹氏参加のオリジナル座談会も収録。
  • おいしい韓国料理のレシピ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 注目の韓国人料理家、キム・ナレさんを著者に、からだにやさしく、かんたんに家で作れる韓国の家庭料理を紹介。定番料理からパンチャン、ごはん、麺、本格キムチの作り方まで約100品。気になる文化的背景も語られ韓国好きが大満足するレシピ本。
  • 欧米流ビジネスの善と悪
    -
    1巻1,200円 (税込)
    外資系企業で働く日本人の数は、近年着実に増えている。日本の企業のビジネスマンでも、外国の人たち、とりわけ欧米の人たちと仕事をする機会は、今後ますます増えていくだろう。国際ビジネスの場では、すでに欧米流の考え方が世界的な標準になりつつあるのが現状である。 著者は、欧米と日本のビジネスの仲介役として長年コンサルタント業を行ない、異文化ゆえに生じる様々な問題を目の当たりにしてきた。そして、欧米流のビジネスのやり方に戸惑いを感じる日本人を数多く見てきていた。 欧米人と仕事をするには、まずは相手の歴史的、文化的、社会的な背景を理解することが大切なのは言うまでもない。その上で、そのビジネスのやり方のよい点は受け入れ、悪い点は断固として拒否する姿勢が大切だ、と著者はいう。本書は、そのためのいわばガイドライン。欧米方式のよい点・悪い点を50項目あげ、日本人が対等に仕事をするためのヒントを提示してくれる。

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  • 沖縄・奄美《島旅》紀行
    5.0
    沖縄と奄美は、日本ではない。少なくとも、文化的には。ぼくは、そう確信している――。ガイドブックでは触れない南島の秘める多様な魅力を、その素顔を通して伝える。
  • 沖縄企業の競争力
    -
    企業、そして人が、地域の活性化、地方創生の鍵を握る。組織やコミュニティーのなかに眠る「知」を探索し、活用すること、社会的価値・文化的価値を経済的価値へ転換する力をもつことで、新たな未来が切り拓かれる。本書では、沖縄を舞台に人々の熱い思いと苦悩の歴史、そのなかから導き出された英知を経営学的観点から明らかにする。
  • 沖縄ことばの散歩道
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第6弾。 沖縄の言葉は内地の人間にはとても難しくわかりにくいが、本書はティンサグ(花の名前)、ハゴーサン(汚い)、ガンマリ(いたずら)、ゴーヤー(にがうり)、チュラカーギー(美人)、ヒサ(足)、ヒージャー(山羊)、クニブ(九年母)、フラー(馬鹿)などなど、合計79の言葉について、その語源などに遡りながら解きほぐし、そこから独自の文化的側面が顔を覗かせている。 著者は琉球文学全般をカバーする研究を行ってきた琉球大学名誉教授の池宮正治氏。本書は語源研究を目指したものではなく、ことばを軸にして琉球の文化的な側面の豊かさを共感するためのものである。散歩道を時には寄り道し、時には道草を食いながら、これらのことばたちと楽しんでみて下さい。 「本書は国語研究者による語源研究ではない。「ことばは文化の交差点、ウチナーグチでいうカジマヤー(十字路)」とする著者が琉球文学研究の過程、資料渉猟で出会ったことばを文学者の感性でまとめたものである。とはいえ、その採訪の旅は南西書とはもちろん東方区地方にまで達し、さらには「記紀」の世界にまで及ぶ。その該博さにはただただ驚嘆するのみである。とくにウチナーグチと本土中世語の思わぬ関係の豊かさには刮目される。学者の研究成果を平明に一般に還元・提示するという学問本来のあり方からすると、本書こそまさにその到達点というべきであろう。 (1993年当時の作品紹介文より)。」
  • 沖縄の人文
    -
    「沖縄と私との関係は、朝鮮のそれよりずっと遅れ、昭和13年以降である。沖縄県の学務部長から招きを受け、始めて渡島の機会を得たのである。以来、深い縁を結んで、この孤島に渡ること数度、親しく島の人々に交わり、その人文に接し、風物と近づくにいたった。特に昭和15年正月における民芸協会員26名の渡島と、そのうちの幾人かの長期の滞在とは、民芸運動にも一期を画した出来事であって、吾々は多くのことを学び、多くのものを心に身に受取ることが出来た」…沖縄の文化的価値に目覚めた筆者がさまざまな機会にしたためた論考を集めた1冊。巻末に貴重な図録を収めてある。
  • おきらく女魔導士の開拓記 メイドと始めるまったり楽々スローライフ (1)
    完結
    4.6
    すっぽんぽんで未来へ転移ッ!! 葉っぱビキニで、女だらけの異世界生活♪ 平和で芸術的なスローライフを求めて、女魔導士のミレーヌは戦争のない未来へ! しかし2千年後に目覚めた未来は、文明未発達の異世界へと退化していた…!! 魔法を使ってメイド人形を創り出し、ミレーヌは文化的生活を構築していく―――。 ★単行本カバー下画像収録★
  • 奥深きルアー復刻 アメリカンルアー・コレクション入門
    -
    30年にわたって、1890年~1930年代のアメリカン・ルアーをハンドメイドし、2000個を復刻。 その経験をもとに、ルアーを復刻した者にしか分からない名作ルアーの特色やデリケートな違い、製作者の創意工夫を解説。 また、単なるアメリカの文献の翻訳に留まらず、名作ルアーを生んだ時代背景や文化的側面もお伝えしています。 また、写真ではわかりづらい特徴をイラストで伝えていますので、アーリーアメリカンルアーの特徴をよりよく知っていただけます。 【著者プロフィール】 松下文洋 日本長期信用銀行グループの日本ランデイック、ソフト化経済センター「新時代の都市計画」主査、立教大学大学院・法政大学講師を経て、(株)アプレイザル代表取締役。不動産鑑定・不動産投資顧問業(大臣16号)を営みながら、ケンブリッジ大学と共同してMEPLAN(ミープラン) 交通都市総合分析システムの開発・応用研究に注力。 著書に『社会資本投資の費用・効果分析法』(共著)、『よくわかる不動産・不良債権・PFIの投資分析』(以上は東洋経済新報社)、講談社 現代新書『道路の経済学、副題:アクアラインは800円でよい』

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  • おとなの清潔感をつくる 教養としての食べ方
    4.3
    人の三大欲求、食欲・性欲・睡眠欲のうち、その姿を人前にさらしているのは、「食べること」だけ。食べる姿は、本来、その人の「素」が出てしまう場所なのです。 見られているのは、マナーよりも知性。この本は、単に丸暗記するのではない、本物の教養として「食べ方」を身に着けていただく本です。 人は食べている姿を見て、「なぜか信用を置ける人」と感じたり、反対に「生理的に無理」と判断したりすることがあります。 そんな、人の印象を大きく左右してしまう「食べ方」。 いかに相手からの信用を勝ち得るか。大企業幹部やビジネスエグゼクティブ、VIPから「もっとはやく知りたかった」と言わしめた、教養としての食べ方をご紹介します。 和洋中、それぞれの料理の背景と特徴があらわれる「コース料理」での具体的なテーブルマナーのうち、意外に見落としがちなポイントを紹介。 マナーにとどまらない、「なぜ、その作法なのか」について、歴史的・文化的背景に迫るのが本書です。 和洋中それぞれの料理の「構造」をざっくり説明したあとで、具体的な「各国テーブルマナー」をご紹介することで、丸暗記しなくても自然と身につく構成に。 また、章ごとに一覧でわかりやすくまとめられた「105の教養フレーズ」は実践に最適です。もっとも身近な食べ方を変えることで始まる、人生のステージアップ。 知識と実践とで、からだにしみこむ、おいしい教養本で、自信みなぎるエレガンスを身にまといましょう。
  • 面白くて眠れなくなる宗教学
    4.0
    なぜ人は宗教を求めるのか? 現代において宗教は、目に見える形でも目に見えない形でも、大きな影響力をもっています。グローバル化が進み、様々な民族的背景をもつ人々の交流が進む中で、宗教の理解は必須であると言われています。また、国際的事件の背景や国際政治を理解する上でも宗教の知識が大変に重要になります。人類文化の「原点」を占めている宗教を、個人の内心の問題としての「信仰」からいったん離れて、文化的・社会的・思想的な「知識」として理解する――。それを行なうのが「宗教学」という学問です。種々の難問が山積する二十一世紀の世界において、宗教学の知見は大いに役立つでしょう。(本書の「はじめに」より) ○本書の目次より/回心体験と信仰/神と仏/日本人と宗教/信仰治療と奇跡/ユダヤ教/キリスト教/イスラム教/ヒンドゥー教/仏教/儒教と道教/神話/死後の世界/宗教と文学/世俗化と宗教復興/イスラム復興/よく知られた宗教学の用語/読書案内……シリーズ累計55万部突破!!

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  • オリンピックの言語学 : メディアの談話分析
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、オリンピックを共通テーマとして、文化的・国家的背景が、人々のオリンピックの受け止め方に影響を与え、また自国に対するそれぞれの文化固有のナショナリズムを形成するかを、広義の談話分析の観点から分析する。

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  • オレのクラシック
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「クラシック音楽は娯楽ではなく、人間にとって大切な何かだ」と真正面から対峙するオレが全身を傾けて聴いたCDを、毀誉褒貶、峻別する。独善を排し、既成の評価を超えた演奏には賛辞を惜しまず、文化的・社会的な背景もからめながら聴きどころを提示する。

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  • 音楽と真のリーダーシップ カーネギーホール総監督兼芸術監督は語る
    -
    クリエイティビティを阻害せずにベクトルを合わせる! 異能集団をまとめ収益と社会性を両立させてきたリーダーに学ぶ組織運営の真髄 「リーダーシップとは、答えを与えることではなく、その答えを導き出すための問いを考えることだ」 「お金がなければ文化も社会貢献もない!」 「チェリストとしての自分は、オーケストラのなかで日々同じことの繰り返しだった。しかしビジネスは今日と明日で状況が変わり、違うことをしなければならない。なんとクリエイティブな世界だ!と申し上げたい」 本書は、我が儘なアーチストたちで構成される世界的な芸術・文化的組織を率い、市民の支持を得ると同時に収益も上げてきたリーダーが、その実践するマネジメント哲学、リーダーシップのあり方を幅広く語るもの。カーネギーホールのエグゼクティブ・ディレクター兼芸術担当として組織の運営に携わるクライブ・ギリンソンに、Arch Street Pressの編集主幹ロバート・リムがインタビューをする形式となっています。 ここで語られる内容は、決して文化の話でもなければ、クラシック音楽の話でもない。組織運営を考える時、またリーダーシップを考える上で、非常に大きな示唆に飛んだものになっている。アメリカでは、ビジネスのクラスのテキストとして採用されている大学が複数ある。個々のクリエイティビティを殺すことなくいかに全体を一つの方向にまとめ上げるか?よき企業市民としての組織、つまり社会から支持される組織のあり方とは?など多くの企業が直面する課題に論及しており、マネジメントにとって大いに参考になる内容が満載である。
  • 音楽とファッション 6つの現代的視点
    3.5
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代的な問題意識をもって捉える音楽とファッション 文学や映画も巻き込んだ鮮やかな考察で、文化の見え方が変わる ポピュラー・ミュージック"には、その歴史を語るうえで欠かすことができないさまざまな文化的背景があります。これは"ファッション"という文化においても同様です。 この本では、音楽とファッションが出会い、生まれたムーブメントや流行、そしてアイコニックなアーティストの姿から、現代の問題意識と通底しているトピックスをピックアップしています。 ジェンダー、他者の文化、レイシズムといった現代的な視点で、映画や文学にも接近しながら、音楽とファッションの相互作用を鮮やかに考察。 単なる"音楽とファッションの歴史本"ではない、アクチュアルな問題意識を提示する1冊です。 著者の青野賢一は、株式会社ビームスにてPR、クリエイティブ・ディレクター、〈BEAMS RECORDS〉のディレクターなどを務め、現在は独立し、音楽、ファッション、映画、文学、美術といった文化芸術全般を活動のフィールドに活躍する文筆家/DJ/クリエイティブ・ディレクターです。本書は、これまでにさまざまな媒体で手掛けてきた「音楽」と「ファッション」に関する記事を集め大幅に加筆修正し、書き下ろし原稿を加えたもの。 本書のカバーデザインは、古い雑誌や紙物を素材にハサミと糊を使ってコラージュ作品を生み出すM!DOR!が担当。『VOGUE JAPAN』『装苑』といった雑誌誌面や書籍の装画、またofficial髭男dismやPerfumeといったミュージシャンのアートワークなど、多方面で活躍するコラージュ作家です。 カバーデザイン:M!DOR! ●本書のおもな登場人物 イエロー・マジック・オーケストラ カート・コバーン(ニルヴァーナ) クルアンビン ジョン・バティステ セックス・ピストルズ ちゃんみな デヴィッド・ボウイ BTS ビョーク ビリー・アイリッシュ ボーイ・ジョージ(カルチャー・クラブ) ポール・ウェラー ボブ・マーリー マイルス・デイヴィス リナ・サワヤマ レディー・ガガ ローリング・ストーンズ ......他
  • [音声DL付き]インド、フィリピン、シンガポール… ビジネスに役立つ「アジア英語」攻略法 CNNEE ベスト・セレクション 特集15
    -
    〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 【今週のトピック】 いまや世界で英語を話す人の7割が非ネイティブスピーカーだといわれている。 世界は広く、日本人英語学習者が慣れ親しんだ「アメリカ英語」や「イギリス英語」以外にも、さまざまな英語がある。 今回のFOCUSでは、特にアジア英語に注目したい。現在、多くの日系企業がインドやシンガポールといった国々に進出していることからもわかるように、アジアの新興国が注目を集めており、文化的にもビジネスにおいても、アジア英語を理解することは重要な意味を持つだろう。 今回はインド、フィリピン、シンガポール、マレーシアで話されている英語の特徴を音声付きで紹介する。 異文化理解、アジア旅行、アジア諸国とのビジネスを行う際の手引きとして、ぜひ参考にしてほしい。 【本書の内容】 ・インド英語 ・フィリピン英語 ・シンガポール英語 ・マレーシア英語 ・現地で働く日本人起業家に聞く 「シンガポール英語」と「海外ビジネス」 【音声ファイルの入手方法】 ・本書の購入者は、本電子書籍内に記載の方法により音声を無料でダウンロードできます。 ・音声ファイルはZip形式に圧縮されています。解凍ソフトなどを利用し、ファイルを解凍したうえでご利用ください。 *『CNN ENGLISH EXPRESS』編集部編『CNN ENGLISH EXPRESS』2014年7月号掲載の「FOCUS」をもとに制作されました。
  • [音声DL付]マンガで学ぶ日本語会話術
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ねらい】 一般的によく使われる自然なフレーズを学ぶことを目標としています。日本の習慣、文化に関しての知識を得ることもできます。 【構成】 PART 1「こんなときにどう話す?」、PART 2「こんな場面でどう話す?」に別れていて、機能シラバスと場面シラバスの2部構成です。PART 1とPART 2を合わせて12課あり、それぞれ[マンガ+解説+練習+プラスα情報+コラム]で構成されています。 ●マンガ 会話の流れが視覚的に理解でさきます。一つのテーマについて、二つのマンガがあり、文法・表現を学びます。マンガのせりふはダウンロード音声に収められています。 ●解説 マンガに出てくる文法・表現を中心に、学習項目を解説しています。解説には英訳が付いています。 ●練習 学んだ表現の言い換えや、単語の並べ替え、代入練習などさまざまなタイプの問題があります。 ●プラスα情報 会話をスムーズに進めるための注意点やヒント、便利な表現がまとまっています。 ●コラム 日本の習慣、マナー、物などの文化的情報がイラスト入りで紹介されています。 ※本書の学習する音声は、すべて無料でダウンロードできます。ダウンロード音声は、アルクのウェブサイトよりダウンロードの上ご利用ください。お持ちのPCの音声プレーヤーや、スマホに同期して再生、もしくはスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)から直接ダウンロードして、再生いただくこともできます。なお、本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません。予めご了承ください。商品ご購入前に、ご利用の端末でのアプリ「語学のオトモ ALCO」インストールの可否を、ストア(App Store/Google Playストア)でご確認ください。 【対象レベル】 日本語学習初級後半~中級前半
  • [音声DL付]旅行英会話まるごとフレーズ
    -
    海外旅行をよりアクティブに楽しみたい人、現地の人と積極的に会話をしたい人のための、一歩進んだトラベル表現集。「空港」「ホテル」「食事」など旅の各場面で使える定番表現と、旅先で出会う人たちとの気軽なおしゃべりを楽しむためのヒントが満載です。 ●旅のシーン別必須表現を網羅 旅先で遭遇すると思われる場面を、「飛行機の機内」「空港」「食事」「買い物」など9つの章に分け、それぞれの場面で必要になる表現と会話例を【Key Expressions】と【Skits】で紹介しています。キーフレーズは丁寧な解説付きで、代替表現や類似表現、フレーズにまつわる文化的な背景知識も学ぶことができます。順を追って読み進むことで、実際に旅をしているような気持ちで、使える表現と会話の仕方を自然に身に付けることができます。 ●旅先で英会話を楽しむためのコツを伝授 旅先で出会う人と気軽なおしゃべりを楽しめば、旅の楽しさは倍増、英語力にもさらに磨きがかかります。【Communication Tips】では、「列車で向かい合わせに座っている人に」「買い物を終えてから店員と」など、実際に遭遇するような場面での、英語での話しかけ方や、会話をはずませるためのヒントを紹介しています。コミュニケーションの幅を広げ、旅をより一層思い出深いものにしましょう。 ●安全でスマートな旅をバックアップ パスポートの紛失や体調不良など、万一のときに役立つ【SOS】のコーナーも充実。衣服サイズ早見表など、旅に役立つデータも収載しています。 ※本書は2008年発行の『新装版 まるごと使える旅行英会話ミニフレーズ』の内容を一部加筆・修正し、改題したものです。 ※本書の学習で使用する音声(MP3)はすべて無料でダウンロードできます。アルクのウェブサイトよりダウンロードの上ご利用ください。お持ちのPCの音声プレーヤーや、スマホに同期して再生、もしくはスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)から直接ダウンロードして、再生いただくこともできます。なお、本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません。予めご了承ください。 【対象レベル】 英語初級~ 【ダウンロードコンテンツ】 ●MP3音声 全100トラック、約59分 ●収録内容:【Key Expressions】【Skits】【Communication Tips】【SOS】の音声(英語) 声に出して練習し、旅行に備えましょう! 【著者プロフィール】 高橋朋子: アメリカ創価大学大学院長・教授。応用言語学博士(コロンビア大学)、翻訳学博士(モナッシュ大学)、人文学名誉博士(アルバータス・マグナス大学)。著書、訳書、研究論文、英語学習書ほか多数。藤田保: 上智大学言語教育研究センター教授。専門は応用言語学(バイリンガリズム)と外国語教育。NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事。著書に『英語教師のためのワークブック』『先生のための英語練習ブック』(共にアルク)。
  • 〈怪異〉とナショナリズム
    -
    人々を政治的・社会的・文化的に統合し均質化する近代の国民国家は、非合理な他者の一つとして〈怪異〉を排除した。だが〈怪異〉はそのような近代社会と緊張関係をはらみながら様々に表象され、ナショナリズムにときに対抗し、ときに加担してきた。 戦前・戦後の文学作品、怪談、史跡、天皇制、二・二六事件、マルクス主義と陰謀論、オカルトブーム――〈怪異〉にまつわる戦前・戦後の小説や史料、事件、社会的な現象を取り上げて、「戦争」「政治」「モダニズム」という3つの視点からナショナリズムとの関係性を読み解く。 〈怪異〉とナショナリズムが乱反射しながら共存した近代日本の時代性を浮き彫りにして、両者の奇妙な関係を多面的に照らし出す。
  • 怪異を歩く
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心霊スポットやタクシーの幽霊など、怪異が現れる場所や空間、それらと移動することとの関係性を明らかにする。人が空間を移動する、土地から土地へと旅する、その際に立ち現れる怪異を私たちはどう受け止めてきたのか。また、近代の都市化とともに強く意識されるようになった故郷や地方に深く関わる怪異とは何か。 評論家・東雅夫へのインタビューを筆頭に、怪談、『鬼太郎』、妖怪採集、イタコ、名古屋のオカルト、心霊スポット、幽霊タクシーなどの怪異を掘り起こし、恐怖と快楽の間を縦横に歩き尽くすシリーズ第1巻。 シリーズ概要 幽霊、妖怪、心霊現象……時代や場所を超えて人々を惑わし、恐怖を与え、崇められ、ときには消費・快楽の対象にもなる「現実にはありえない現象」を「怪異」と定めて、怪異から時代や地域特有の文化的感性を照らし出すシリーズ全3巻。
  • 会社で「生きづらい」と思ったら読む本
    -
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「会社に行きたくない」「仕事がうまくいかない」、急増するメンタルの悩み。悩み多きニューノーマル時代を生き抜くバイブル! 2004年頃から産業医活動をクリニックと並行して行ってきた岩谷医師。事業所からのメンタルヘルス相談を数多く受け、患者本人だけでなく、事業所の人事、労務、現場の上司にも対応。 生物学的な視点からだけでなく、社会文化的背景を踏まえた診療を行ってきた経験から生まれた集大成ともいえる本書では、「発達障害~ADHD(注意欠如・多動症)」に焦点を当て、実例と解説を紹介していく。 ■この10年ほどで大きく変わった精神科患者の傾向、多様化してきた悩みに焦点を当てる。 【はじめに】アドラー心理学の否定から入り、これまでの常識や概念をひっくり返す 【第1章】会社や学校など「組織」での生きづらさの正体とは?  【第2章】誰もがみんなADHD(マトリクスを見せて紹介) 【第3章】10人の「生きづらい」人たちケーススタディ   【第4章】自分で自分を理解していますか?  【第5章】生きていくこと、そして社会的な意義とは? 岩谷 泰志(イワタニヤスシ):港区三田の心療内科・精神科「いわたにクリニック」院長。平成2年筑波大学医学専門学群卒業。京都大学付属病院麻酔科にて麻酔科医取得。平成4年より東京慈恵会医科大学精神医学講座に入局し、同大学付属病院および関連する総武病院に勤務。平成8年より関連の平川病院および陵南診療所にて、入院・外来での診療を行う。平成8年に精神保健指定医取得。

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  • 各務原・名古屋・国立
    -
    老小説家の父親の出生地、岐阜県各務原市での講演という体で小説は書き始められる。その講演では岐阜近辺出身の文人が次々に召喚され、文化的磁場としての岐阜について語られるかと思いきや、認知症が進行していく妻とのやり取りの場面が挿入される。老小説家が関心を持って接してきた遠い過去からごく最近までの文学者たちの言葉と、日常生活を営むことが困難になりつつある妻の言葉が折り重なるように記されつづけたその奥からぼんやりと見えてくるのは、齢八十代半ばに至り健康体とはいえない老小説家が、どうしようもなく疲労しつつも生きて書くことの闘いをやめようとしない姿である。
  • 科学の危機
    4.0
    かつて毒ガス兵器の開発者がノーベル賞を受賞した。その後も科学の軍事利用は止まるところを知らず、原子力、遺伝子ビジネスなど、研究はさらに未知の領域へと踏み込んでいく。本書は科学史と思想史を手がかりに、〈科学の古典的規範〉がいかに崩壊したかを明らかにする。さらに、専門家ではない人々が、科学の暴走に歯止めをかけるために必要な〈感覚〉について論じる。危機に瀕する科学に対し、どこに問題の本質があるのか核心を突く画期的論考。【目次】まえがき/第一章 科学の自覚/第二章 科学の変質/第三章 ある科学者の肖像/第四章 科学批判の諸相/第五章 科学の文化的批判に向けて/あとがき
  • 科学の社会史 ──ルネサンスから20世紀まで
    5.0
    科学(science)──それはもともと「知ること」を意味する。哲学や宗教を包含した知的営みであった中世以前の科学は、やがてルネサンスの訪れを機に次第にその姿を変えていく。啓蒙主義、フランス革命、産業革命、そして世界大戦といった政治的・文化的出来事の影響を受けた科学は、社会的位置をたえず変化させながら「制度化」の道をたどってきたのだ。複雑にからみあうさまざまな社会的要素を解きほぐし、約400年にわたる西洋科学の変遷を明快にまとめた定評ある入門書。図版多数。

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