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本書は「宗教学」の本ではありません!
各宗教勢力が互いにどのように攻防し、侵食し、拡散し、あるいは均衡を保ったか、その戦略・戦史から世界の成り立ちをつかむ、まったく新しい「宗教地政学」の本です。
人に救いを与える宗教には、一方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という本質があります。
宗教覇権の攻防を読み進むうちに、今日の国際情勢を本質からつかむ視座が得られます。
なぜインドは多くの宗教の発祥地になったのか。アフリカや中南米諸国にカトリックが多いのはなぜか。
本書は世界を4つの宗教エリアで捉え、各宗教勢力の攻防のドラマを追いながら、現在の世界の国々の関係性や文化的背景、国民性を浮き彫りにしていきます。
好評『「民族」で読み解く世界史』『「王室」で読み解く世界史』の姉妹編です。
Posted by ブクログ 2020年11月29日
タイトル通り宗教という切り口から世界史を解説した本
単なる宗教解説本ではなく宗教に地政学的な要素も絡めながら世界史を紐解いていくスタイルだったのでとても面白かった
特に1ページ目の「宗教は他者を自己に従属させる機能を内在させる精神侵食のツールです」という一文は考えさせられるものがあると感じた
筆者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月25日
本書は単なる宗教的世界史解説、というレベルに留まらない。「宗教地政学」という位置から、各地域の宗教の成り立ちから今日に至るまで、そして宗教を巧みに利用してきた支配者たち、そしてそれらによって翻弄され続けてきた民族の流れまでをわかり易くまとめてある良書。
宗教史の初学者にも取っ掛かりとして入りやすいの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月07日
世界史と各国の関係性を宗教という視点から説明しており、文章も分かりやすくて理解の助けになる。ただし、歴史の流れを宗教面からだけで読み解くのは少々無理があり、内容としては物足りない部分もある。
どうも著者は中国に対し嫌悪感があるようで、論調に偏りを感じる。その他についても同様に、これはちょっと…と思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月23日
世界史を様々な視点で読む著書を定期的に読んでいるところですが、宗教史を続けて読んだこともあり、ちょうどよい一冊を手に取りました。
著者が「宗教がその勢力をどのように拡散させていったのかを考え、また、安全保障上の戦略として、どのように宗教覇権の攻防が地政学的に展開されたかを考える本」と書いているとおり...続きを読む
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