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清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?
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Posted by ブクログ
我々、現代人は資本主義の家畜なのかもしれない。ボクたちは、一見すると、自由主義に乗っ取った生活様式を取っているが、はたして本当に自由と言えるのだろうか。毎日学校や職場に行かなければならないという生活は、はたして自由といえるのだろうか。現代社会を丸ごとメタ認知させてくれる良書です。
ホモ・サピエンスのビッグヒストリーの中で「自己家畜化」をキーワードの現代社会の成立過程とその影について、哲学、精神医療に触れながら述べられている。本書は自己家畜化というワードに対して善悪の断罪を行うことなく、これまでの影響とこの先の未来について描いていた。
これかなり面白かった! 自分は社会不適合だからダメだ…と思ってる人にぜひ読んでほしい。あなたはきっと悪くない。 内容としては、生物学的な自己家畜化が、文化や環境の変化スピードに追いついてない人が医療や支援の対象となっているのではないのか、このままで良いのか、という話だったように思う。 前半は、そ...続きを読むもそも自己家畜化ってなんぞ?という話で、ここがめっぽう面白い。動物の自己家畜化の事例や、人間が進化のうえで穏やかにより社会的な人間になってきたことが明かされている。ここが面白すぎて、読みたい本がめちゃくちゃ増えた。笑 そして後半は現代の話にうつる。他人を不快にさせない、長寿で、健康で、効率的であるべき…など、文化や環境が人間に求める能力や行動は変わっていき、生物学的な自己家畜化が追いついていない、そこに適合しない人間は精神疾患と看做される。昔より安全に暮らせるが、本当にこれでいいのだろうか?と著者は警鐘を鳴らす。 これは大きい問題で、かつ解決が非常に難しい問題だと思う。文化が変化するスピードは変えられない。著者は人間にやさしい文化や環境へと舵を切り直すための知恵と勇気が必要と記しているが、人間にやさしい文化ってなんだろう?とも思える。でも多くの人間が自己家畜化という言葉を認識し、現状を理解していったならば、少しずつ何かが変わるのかもしれない。
タイトルに惹かれて読んでみたら、いい意味で想像していたのと違う内容だった。現代の生きづらさを言語化してくれている。世の中のスピードについていけないとしんどく思っていたのは自分だけじゃないのかと、ちょっと安心。ホモ・エコノミクスの件はハッとさせられた。 ルールはみんなが安心して気持ちよく過ごすためには...続きを読む必要だけど、厳しすぎると対応できない人が出てくる。加減が難しい。 どこからが病気で、どこまでは個性となるのか、線引きが難しい。時代によって基準も違うし。 何事もグレーゾーンで世の中のバランスが取れたらいいんだろうけど、なかなか難しそう。
社会からの押し付けに生きづらさを感じつつも、社会によって生きやすくもなっている。生きやすさに傾斜しすぎて生きづらくならない観点を持ちたい。また思考停止のまま社会からの押し付けに流されないよう個人も考えていく必要がある。
面白かった 最近気を使えない奴が増えたなとか思っていたが、そうではなくて社会のルールが厳しくなっているのか 考えてみれば電車のマナーとかは喫煙OKな時代のことを考えると厳しくなっているわ 社会不適合者的な人も増えたと思っていたがこれも同じ理由かもしれない 快適な社会のためには厳しいルールは必要であ...続きを読むるが同時についてこれない人間も増えるという意味で微妙なのか
人間は動物である 加速度的に発展していく現代、これからも人間的に幸せに生きることができるのか。 ユートピアはなんなのか。 考えさせられる一冊でした。
精神科医でありながら人文社会学の視点からみた人類学。 進化生物学的には自己家畜として繁栄してきた人間であるが、中世以降の文化による自己家畜化の加速により、それが恩恵であり人間疎外をもたらすという視点として現代社会を分析していて興味深く刺激的であった。 人間は生物的な進化はゆっくりなのに、急速な文化...続きを読むに適応を求められている。中世と現代人では、別人種ともいうべき位の差があるだろうことに気がつかされた。 過去の流れから推測されるSFも説得力がある。
人間は文化によって進歩し、豊かな暮らしを実現させたが、その“文化的な自己家畜化”の過程は、ゆっくり進化してきた生物学的な自己家畜化をはるかに上回るスピードで変化しているため、それに適応できない人々が増え続けている。文化的な自己家畜化は、常々身体性から逃れる方向に未来を夢見てきたが、「人に優しい未来」...続きを読むを考えた時に、身体性を顧慮しないのは果たして優しいと言えるのか。
『人間はどこまで家畜か』もうタイトルにぎょっとする ここでいう人間の家畜化というのは、現代の人間はより穏やかで安全な文化に適応して生活しているのだけれど、 この文化がより高度なもの、より礼儀正しく感情を荒げることなく他者と協力的なコミュニケーションを取れることを人間に求めるようになってくると 不適応...続きを読むを起こし、文明からこぼれ落ちていく人間が増えていくばかりではないかという懸念ともっと動物としての人間にやさしい未来を考えるべきではないかという警鐘を鳴らす本であった。 たしかに現時点で精神疾患が学生だと不登校、発達障害なんかも増えており、そういった判断や治療が行き届くこと自体は喜ばしいことだけれど、 結果的にふるい落とされた人を排除していることにならないかという指摘には頷いたし、こういった生産性を希求する姿勢そのものがもう限界にきていると思った 熊代氏の言うように高度な文明に生きる人間というよりも、もっと動物的な部分にフォーカスする未来のほうが大人も子どもものびのびと過ごせるのではないかなと思う
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人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
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熊代亨
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