作品一覧

  • 謎のチェス指し人形「ターク」

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    AI全盛の昨今、約250年前に作られた、チェスを指す自動機械のお話。オチは読んでもらうとして、ここからチャールズ・バベッジの解析機関や、エドガー・アラン・ポーのミステリーの元祖に繋がるとは思いませんでした。ただ、昨今のAIも、返ってくる結果が、専門家が見ると的外れなので、そういうフェイク情報をいかに排除するかが、課題だと思います。

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    2025年02月12日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    コンピュータも電球もなかった時代にインターネットがあった。こんなSFのような話が現実の歴史にあったと言うのは実に信じがたかったが、まさに言葉通りだった。インターネットが人々の社会、文化に与えた影響がそのまま伝心の時代にも起こっていたのだ。そしてこれからAIの時代を迎える我々にとっても温故知新として必携の一冊になるだろう。

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    2025年01月28日
  • 謎のチェス指し人形「ターク」

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    トム・スタンデージ『謎のチェス指し人形「ターク」』ハヤカワ文庫。

    2011年12月にNTT出版から単行本として刊行された作品の文庫化。

    なかなか面白いノンフィクションであった。現代でこそ、スーパーコンピュータやAIといった情報技術が進歩し、チェスや将棋といった分野で機械が人間を打ち負かすのは当たり前になっているが、1770年にチェス指し人形という物が創られていたとは驚いた。

    勿論、チェス指し人形にはトリックがあるのだが、当時の機械制御の技術が垣間見ることが出来、それが後のスーパーコンピュータやAIなどにつながっていくという点が面白い。


    1770年、ウィーン宮廷の官吏ケンペルはチェスを

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    2024年11月07日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    要は電信の誕生から衰退の物語。「ヴィクトリア朝時代のインターネット」とタイトルにあるように、現代のインターネットになぞらえて当時の社会にもたらしたインパクトを論じている。
    現代に生きる我々はインターネットやSNSといった新技術に対して唯一無二の革新とみなしがちであるが(クロノセントリシティーっぽい)、電信に対する人々や社会の反応を思い出すことで一歩引いて考えることができるかもしれない。

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    2024年09月16日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

    Posted by ブクログ

    電信の誕生と庶民の反応、犯罪への波及、恋愛への影響、戦争の変化、平和利用への期待、情報過多、新たな電話に取って代わられるまで

    驚くほどインターネットに類似していて面白い
    歴史に学ぶとはこのこと

    著者のトム・スタンデージにも注目

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    2024年09月11日

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