阪本久美子の作品一覧
「阪本久美子」の「異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「阪本久美子」の「異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ジェンダーの在り方とは何か。
古典だけではなく『花ざかりの君たちへ』(2023年10月21日にご逝去された中条比紗也先生、この作品大好きでした)などの漫画、タイのドラマ、コスプレなど実に多面的に読み解いている。
『とりかへばや物語』は異性装を語る上で何度も登場する。
これを下敷きにした男女入れ替えの物語は何度も語り直される。
それは、時代を投影させる不思議な物語であると同時に、「自分とは何か」という人の変わらぬ問いを投げかけるからだろう。
巴御前の話が個人的には大変興味深い。
大好きな手塚治虫の『火の鳥 乱世編』が出てきたのには興奮した。
女を連れていたのが恥なのか、それとも同志としてあ
Posted by ブクログ
<目次>
序章 古典の中の性の越境者たち~物語、演劇に描かれる異性装
第1章 異性装を解いた彼ら/彼女らはどこへ向かうのか
第2章 装いと身体~変奏する『とりかへばや物語』
第3章 異性装の恋~異性愛と同性愛が交わる場所
第4章 巴 「女武者」像の展開
第5章 歌舞伎、異性装、そして「なりたい」女たち
第6章 シェイクスピアのオールメイル上演の愉しみ方
第7章 稚児と「男の娘」
<内容>
「なるほど」の部分と、ちょっと待っての部分が錯綜した。日本の古典の『とりかえばや物語』や歌舞伎の話は、納得の部分もあったが、男女を入れ替えた芝居や近年のBLややおいの小説の話を分析されても