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  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)
    3.3
    衣服によって性の境界を超える異性装。古くは男装で戦う巴御前から、男女のきょうだいが入れ替わる「とりかへばや物語」、歌舞伎「三人吉三」、シェイクスピア「ヴェニスの商人」など、異性装は歴史の中の物語に多く描かれてきた。それらにはどのような意味が込められているのか。また、現代のアニメ、マンガ、映画、演劇、BLなどの文化にどう生かされているか。物語に描かれた異性装を軸にジェンダーの社会的、文化的な在り方を多様な分野の研究者八人が論じる。

ユーザーレビュー

  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    風光る、とりかえばや、ベルサイユのばら、読んだなあ。登場人物が男装してても、ジェンダーとか考えなくてもいい程、違和感なかったから、そんなに気づかなかったけど、異性装だよなあ。
    昔、一般人は異性装ができなかったのは…、少し辛そう。(私がそこにいればのお話)

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    2024年11月15日
  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    ジェンダーの在り方とは何か。

    古典だけではなく『花ざかりの君たちへ』(2023年10月21日にご逝去された中条比紗也先生、この作品大好きでした)などの漫画、タイのドラマ、コスプレなど実に多面的に読み解いている。

    『とりかへばや物語』は異性装を語る上で何度も登場する。
    これを下敷きにした男女入れ替えの物語は何度も語り直される。
    それは、時代を投影させる不思議な物語であると同時に、「自分とは何か」という人の変わらぬ問いを投げかけるからだろう。

    巴御前の話が個人的には大変興味深い。
    大好きな手塚治虫の『火の鳥 乱世編』が出てきたのには興奮した。
    女を連れていたのが恥なのか、それとも同志としてあ

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    2023年11月19日
  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    中根千絵氏他7人の学者による文学作品を元にした異性装への考察.
    とりかへばや物語をはじめとして異性装の意味付け,その時の社会との関わり方など興味深かった.

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    2023年08月10日
  • 異性装 歴史の中の性の越境者たち(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   古典の中の性の越境者たち~物語、演劇に描かれる異性装
    第1章  異性装を解いた彼ら/彼女らはどこへ向かうのか
    第2章  装いと身体~変奏する『とりかへばや物語』
    第3章  異性装の恋~異性愛と同性愛が交わる場所
    第4章  巴 「女武者」像の展開
    第5章  歌舞伎、異性装、そして「なりたい」女たち
    第6章  シェイクスピアのオールメイル上演の愉しみ方
    第7章  稚児と「男の娘」

    <内容>
    「なるほど」の部分と、ちょっと待っての部分が錯綜した。日本の古典の『とりかえばや物語』や歌舞伎の話は、納得の部分もあったが、男女を入れ替えた芝居や近年のBLややおいの小説の話を分析されても

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    2023年02月21日

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