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Posted by ブクログ 2015年02月02日
最近、自分の内面と向き合い、人生の幸せを考えるようになった。その中で、信仰の力の大きさに触れ、宗教を学ぼうと考えた。
本書では、宗教の根底をなす真理、儀礼の意味などに関して、現代的な表現でわかりやすく述べられている。
宗教ごとの共通点や相違点に触れ、それぞれの宗教の概説もなされている。
これまで何と...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月19日
宗教抜きに生きられない現代社会にあっての「真の教養書」。宗教?勘弁して、という反応は、本書で払拭されるだろう。入門とは随分と謙遜したタイトルだ。
宗教を濃い、薄いで論じる観点も、斬新で素晴らしい。前半の本編と後半の資料編の構成、バランスも良い。
・文化としての宗教の持つ「失敗のアーカイブズ」とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月10日
まず「宗教学」というジャンルが、特定の宗教についての学問ではなく、幅広く宗教について研究する分野だと本書を読んで初めて知りました。「濃い宗教」と「薄い宗教」という分類など、筆者の主張がとてもユニークで実際にお話を聞いてみたいと思う内容でした。
無宗教と言われる日本人ですが、本書を読むとそうでもないの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月24日
題名通り宗教を「教養」「知識」として学ぶには最適な一冊。前半部は信仰としての宗教を「濃い」、共通文化としての宗教を「薄い」と大別して解説。後半部は資料編としての世界の主な宗教の解説で構成されておりそれぞれが広く分かりやすい説明で初心者でも抵抗感なく読める。
また掲載されている宗教や経典の比較表もイメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月20日
入門書としてとても分かりやすい。
以下メモ。
宗教には信仰度によって濃い、薄いがある。
薄い→神頼み。
日本人が好むものは無意識的に馴染んでいく儀礼。
深い信仰も大事だが、浅い文化的習慣も大事。もともとイスラム、キリストはユダヤから派生。→一神教。
一神教では神が一番大事。
多神教では解脱や悟りが大...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月14日
「教養としての宗教」ガイドとして、「広く浅く」世界の宗教について解説。本書では、深い信仰を前提とする「濃い宗教」、文化や共通語彙としての「薄い宗教」という2つの宗教のレベルを提示し、それぞれについて、宗教全体を通ずる概論を行った上で、宗教の仕掛けとして「戒律」と「儀礼」について解説し、最後に、世界の...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月18日
キリスト教や仏教、イスラム教といった代表的な宗教の概要と特徴、戒律や儀礼という宗教を構成する要素を「濃い」「薄い」という比喩で解説している。「薄い」宗教は日常や文化の一部となった意識しない宗教で、「濃い」宗教は信仰や修行という積極的な宗教といったところか。軽い口調でややもするとふざけているようなと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月03日
宗教から一定の距離を取った視点で茶化さずに真面目に書かれている。普通の当たり障りのない宗教紹介本かと思いきや、しっかり主張がある。印象に残ったところ抜粋。
〜文化としての宗教のもつ「失敗のアーカイブズ」としての役割は大きい。〜そういう意味で我々は、個人的信仰とは別次元の、文化としての宗教という歴史...続きを読む
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