国内小説の検索結果

非表示の作品があります

  • 黒衣聖母~探偵くらぶ~
    3.7
    天文十八年、悪魔はフランシス・ザヴィエルに従う伊留満に化けて、日本にやって来た。マルコ・ポオロの旅行記とは様子が違うし、誘惑する相手も見当たらない。暇つぶしに園芸でもやろうと、畠に種を播いた。花をつけたその植物の名を問うた牛商人に悪魔は――。(煙草と悪魔) ご存知、短篇の名手として知られる芥川龍之介の、ミステリ作品集が登場!
  • 乙女椿の咲くころ
    -
    1巻880円 (税込)
    第二の人生、第三の人生、予想だにしなかった展開と悲喜こもごもの日々―― 見上げた満天の星空が励ましと希望を与えてくれる。これまでの紆余曲折を愛しく振り返る私小説。 「だいぶ経ってから帰ってきた父は、腕に椿の苗木を一本抱えていた。そのまま黙って庭の隅に行き、 スコップで土を起こして穴を掘り、その苗を植えた。 後から見に行ってみると、父が植えたその細い椿の木には、『乙女椿』と書かれた名札が付いていた。 娘の門出の記念に、この苗木を植えた父の心を思い、胸がちくちくしたのを覚えている。」 (本文より)

    試し読み

    フォロー
  • 台所太平記
    4.1
    お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子
  • 君色小説
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 青春小説5話 「青 佐藤葵の話」「赤 岡田啓介の話」「紫 桜井陽花の話」「緑 月城若菜の話」「橙 野中楓の話」「藍 田中悠也の話」「黄 井上杏の話」「虹 春、桜井陽花と野中楓の話、そして未来へ」。 書籍PR: 小説を書く人がいて、それを読む人がいる。当然作者の思いも沢山こもった作品です。ですが読者の皆様がそれをどう読んでどう感じようが、全てが正解です。 作者としては、皆様の心に少しばかり温かさを与えられたら、と思っています。
  • 国宝 上 青春篇
    4.5
    1~2巻880円 (税込)
    俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎
    3.9
    はからずも医療刑務所へ期間限定の配属となった精神科医の工藤。矯正医官となった彼が見たのは、罪を犯しながらも民間と同等の医療行為を受けている受刑者たちの姿だった。自身の過去から受刑者に複雑な感情を抱く工藤。さらに彼の気持ちをかき乱したのは、医師を志望するきっかけを作った男との鉄格子越しの邂逅だった……。いま最注目の新鋭が放つ、心揺さぶる傑作社会派エンターテインメント。
  • 狩りの時代
    3.0
    【逝去直前まで推敲を重ねた津島文学の到達点】 「津島さんはまだこの小説の中に生きていて、読む私たちとともに、奮闘している」――星野智幸(解説) でもあのことばだけは消え去らない。 忘れていたはずなのに、ひどいことばを聞かされたという感触だけは残されていた。 その痛みだけは忘れられなかった。(本文より) 15歳で早逝したダウン症の兄との思い出、ヒトラー・ユーゲントの来日。 「あこがれ」、障害、病気、戦争、差別、「不適格者」……大家族二世代の物語はこの国の未来を照射する。 『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞・第51回野間文芸賞を受賞した著者による、絶筆長編。 ※この電子書籍は二〇一六年八月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 親子マンタふわり
    -
    1巻880円 (税込)
    神谷育海(かみやいくみ)が中学に入ってすぐ、母の澪(みお)が心臓発作で亡くなった。突然すぎて、四十九日が過ぎた今も実感が湧かない。仕事に忙しい父の拓海(たくみ)が母をどう思っていたのか育海にはわからない。母とはいつか南の島へ、母の大好きなマンタに会いに行くはずだった。マンタに、母に抱かれたい。そう考えた育海は、たった一人で石垣島に行く計画を立てるのだが……。2021年バレンタインプロジェクト 文芸社 Loves TOKYO FM ラジオドラマ原案募集『for you... 大切なあなたへ』長編部門最優秀賞受賞作品。
  • 魏志倭人外伝 考古学少女明日美と姫の闘い
    5.0
    1巻880円 (税込)
    考古学少女明日実が、先祖の姫と出会い繰り広げる魔王との闘いがはじまる 1700年の長い眠りから目覚めようとしていた古代女王の墳墓。社会科の教師である父、佳津彦とともに墓の発掘作業にあたっていたのが、予知能力と高度の戦闘能力を秘めた考古学少女、天見明日美である。父、母、愛猫レオとで平穏な暮らしをしていたのだが、ある日、魂の覚醒を果たした古代女王のサイコキネシスによって呼び寄せられ、子孫である自分たち一族に受け継がれた伝承を知ることとなる。現代の定説を覆す古代史の真相と、宿敵である魔王の存在が明らかとなり、その魔王の正体が解き明かされていく <著者紹介> 半田貞二(はんだ ていじ) 昭和35年12月9日、宮城県生まれ。 長距離トラック業務(約30年間)を定年退職し、 現在は捕鯨会社でクジラの解体作業に従事。

    試し読み

    フォロー
  • 天使に賭けた命 天使と悪魔 10
    値引きあり
    -
    落ちこぼれ天使のマリと、地獄から追い出された悪魔のポチ。なぜか映画のオーディションを受けることになったマリだが、そこで事件に巻き込まれ!?
  • 三千円の使いかた
    4.1
    垣谷美雨さん絶賛! 「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」 就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか? 知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
  • 女系の総督
    4.3
    1~2巻880~1,078円 (税込)
    私は森川崇徳。59歳。十数年前に妻を亡くし、現在は東京・木場に母、次女、三女夫婦と孫、姪っ子、そして二匹の牝猫と暮らしている。近所に住む姉の不倫疑惑、競艇選手である長女の事故、母の徘徊などなど女たちが起こす事件に振り回され孤軍奮闘。そんなある日、私の前に運命の女性が現れた……。
  • 花ホテル
    4.3
    平岩弓枝さんが円熟期に書いたミステリアス・ロマン。 舞台はフランスのコートダジュール。海をのぞむリゾートホテル「花ホテル」の経営に人生の再出発をかける美貌の女主人・朝日奈杏子と彼女を支える敏腕マネージャー佐々木三樹を主人公にした連作短編小説。 光あふれる南仏を舞台に、華麗で危険なドラマが繰り広げられます。 平岩さんの代表作である『御宿かわせみ』が好きな方なら、絶対にハマる一冊。1983年には山本陽子さん・名高達郎さんの主演でドラマ化されました。 ※この電子書籍は、1983年4月に新潮社より刊行された単行本を新潮文庫で文庫化した作品を二次文庫化した、文春文庫版を底本としています。
  • 初夏の色ごと
    -
    【書籍説明】 シングルマザーが子どもを通じて出会った男性に抱く淡い恋物語と実生活のリアル、筆者が過去に見た夢、幽霊の出るアパートで一人暮らしをする大学生に起きた出来事など、恋愛を起点にうごめく仮想とリアルが絶妙にマッチした兎月ゆりの小説デビュー作。物語に登場する株式会社ZENALが開発した仮想現実を体験する装置ReX-dを取り巻く短編小説集です。
  • 夢花一輪
    -
    1巻880円 (税込)
    能の歴史的なターニングポイントを物語に昇華し、 「風姿花伝」「六輪一露之記」といった秘伝書誕生の裏側に迫る意欲作 動乱の室町期。 道を極めんとする若き能役者たちの苦悩と人間模様を 精緻な筆致で生き生きと描く本格小説。 世阿弥を師と仰ぐ、若き金春大夫・氏信(のち金春禅竹)は 能の奥義を極めんと苦悶の道を歩んでいた。 そんな中、隆盛を誇る観世座一門に大きな問題が巻き起こる。 跡を継ぐ者たちは何を思い、どう動くのか――。

    試し読み

    フォロー
  • ひまわり変奏曲
    -
    1巻880円 (税込)
    人生のレールを外れても夢へ向かって奮闘する女性の強さを描く、感動の中編小説。 音楽にのめり込みながらも精神科医を志す亜紀は、家庭環境の影響もあって高校を中退してしまう。これは、壮絶な人生を送るある女性の、心の病と音楽の物語。

    試し読み

    フォロー
  • 漂砂の塔 上
    4.2
    1~2巻880~946円 (税込)
    雪と氷に閉ざされた北方領土の離島・春勇留(はるゆり)島、ロシア名はオロボ島。日中露合弁のレアアース生産会社の日本人技術者が、両目を抉り取られた死体となって発見された。国際問題に発展しかねない重要事件として、捜査権が及ばないこの島に送られたのは、ロシア系クォーターで語学が堪能な警視庁の石上だった。極限状態で信じられるのは誰なのか。三ヵ国の思惑が交錯し、果てしなき欲望が渦巻く!
  • ひこばえに咲く
    4.0
    りんご畑の納屋に眠っていた150枚の絵。その絵が一人の女によって見出されたとき、時を超えて物語は動きだす――。実在の画家をモデルとした感動の長編小説。父が経営する銀座の画廊が閉店し、そこで働いていた香魚子は自分の行く末や恋人との未来に不安を抱えるなか、ある画集を手にする。それは知られざる画家・上羽硯(ケン)の絵だった。その絵に衝撃を受け、津軽の地に飛んだ彼女を迎えたのは、ケンを慕う絵描き仲間の女性・フク。ケンの個展を開催するため奔走する香魚子であったが、ケンとフクの二人には、戦前からの“秘められた過去”があった――。
  • ののはな通信
    4.0
    ののとはな。横浜の高校に通う2人の少女は、性格が正反対の親友同士。しかし、ののははなに友達以上の気持ちを抱いていた。幼い恋から始まる物語は、やがて大人となった2人の人生へと繋がって……。
  • スイート・マイホーム
    3.9
    冬は雪で覆われる長野で、妻と娘と3人で暮らしていたスポーツインストラクターの賢治は、「まほうの家」に心を奪われる。 なんと、たった1台のエアコンで家中を暖めることができるらしい。 今住んでいる家は、寒い。意を決して家を購入するも、引っ越し直後から次々に奇妙なことが起こり始める。 新居に招いた友人の子供は何かに怯えて二度と来てくれることはなくなり、赤ん坊の瞳には何やら人影が映る。 さらに、エアコンがある地下室に入り込んだ娘は何かに捕まり泣き叫ぶ。 そこに、恐怖を上乗せするかのように、関係者の一人が不審死を遂げる。 この家には、何かがいる――。
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路
    4.3
    1巻880円 (税込)
    半グレたちとの闘いで脇腹を刺された裕三が、「昭和ときめき商店街」に戻ってきた。おっさんたちと翔太、桐子の町おこしが再び始まる。後継者がいない「大竹豆腐店」に可愛い女の子が働き始めるが……。別れた不倫相手と再会する七海、そして「志の田」の女将に心を寄せる川辺。ある日、女将は川辺を茂さんと親しげに呼び始め……。昭和色の人情小説、待望のシリーズ化。
  • フィニッシュライン 警視庁「五輪」特警本部・足利義松の疾走
    -
    1巻880円 (税込)
    「東京オリンピックを中止しろ、さもなくば新国立競技場を爆破する。」 という犯行声明とともに爆破された札幌時計台。「死の聖火ランナー」のごとく徐々に新国立競技場に迫りながら各地の五輪会場で爆発事故が発生。警視庁捜査一課の足利義松と阿桜藍花は犯人を追い、列島を疾走する!
  • 立ち上がれ、何度でも
    4.0
    1巻880円 (税込)
    「強さ」を求める二人の熱き青春小説! 小学校でのいじめを経て成長した二人はプロレスのリングに上がる。天性のスターか不遇のヒーローか。想いを乗せたゴングが鳴る。 ※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本『ストロング・スタイル』を加筆・改題した文庫版を底本としています。
  • 虚妄の正義 現代日本のエッセイ
    -
    文学、芸術の全域にわたる鋭い文明批評の全7章――「変化しつつあるものは何だろうか? 芸術でない。政治でない。我々の時代の家庭である。」鋭敏な感性のきらめく詩集『月に吠える』や『青猫』でその天才的な稟質を示した近代詩人・朔太郎の、もう一つの詩人の優れた業績である〈アフォリズム集〉。警句と深い考察にみちた「結婚と女性」「芸術について」「孤独と社交」「著述と天才」「思想と闘争」など全7章。
  • 銀行支店長、泣く
    4.3
    創薬投資に絡んで発生した不審死事件。銀行支店長が謎に挑む! うなばら銀行浜田山支店の金庫室で、若手行員・神崎進介の自他殺不明死体が発見された。数々の不祥事から銀行を救ってきた貞務定男に、頭取の久木原から同支店の立て直し要請が下る。明らかになるのは、職場内パワハラや、神崎の不可解な言動。そこへ同行ファンドが手掛ける創薬ビジネスのキーマンである若手研究医と神崎との奇妙な関係が浮かび上がり…!? 【目次】 1章 転勤 2章 疑心 3章 研究者 4章 創薬 5章 暗雲  6章 懊悩 7章 進展 8章 殺人 9章 深い闇 10章 血の涙
  • いしぶみ
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 8月6日、いつもの朝だったはずなのに・・・原爆で未来を断たれた広島二中一年生の壮絶な哀しみの記録。
  • 姫君の賦 千姫流流
    4.3
    戦国最後の姫として、生まれた定め――時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を鮮やかに描く、著者渾身の歴史ロマン! 徳川家康の孫で、二代将軍・秀忠の娘、千姫。天下の泰平のため、幼くして大坂の豊臣秀頼のもとへ嫁ぐが、徳川、豊臣の争いを止めることはできなかった。そして大坂城落城。その後、再嫁した本多忠刻の愛に包まれて穏やかな日々が訪れたかに思えたが、豊臣の影がどこまでもつきまとう……。動乱の時代における“姫”という存在の悲哀を、千姫の波瀾の生涯を通して描き切った著者渾身の長編小説。
  • 不意の声
    4.3
    孤独な内奥の世界を追究。読売文学賞受賞の名篇――「チチキトク」の電報を受け取った時、女は父の幻影を見た。父の死後に結婚した夫とは、諍が絶えず、しばしば現われる父の霊に励まされながら、陰惨な殺人を重ねる。意識の底からつき上る、不気味な想念。愛憎渦巻く夫婦生活を背景に、現実と非現実の交錯する、妖しく孤独な内奥の世界を苛烈に描く衝撃作。読売文学賞受賞作品。
  • 箱の話・ここだけの話 現代日本のエッセイ
    -
    混迷を生き貫く思考の発条。花田清輝の秀抜の遺著――『乱世今昔談』をどうしても『ここだけの話』と改題希望した著者の遺志を実現し、遺著『箱の話』と合わせ、花田清輝の常にインターナショナルな、発見的思考の持続を顕彰し、混迷する思想・時代状況を生き、貫いて行く根源力を提示。今日さらに重要な意味を加え続ける、花田清輝の貴重な1冊。
  • 新編映画的思考 現代日本のエッセイ
    -
    「映画的思考」とはなにか? 常に新しく鮮鋭な精神――19世紀末の象徴主義者の音楽的思考が、20世紀前半期における超現実主義者や抽象芸術家の絵画的思考や幾何学的思考に席をゆずったとすれば……。アヴァンギャルド芸術の否定の上に立つ、新しいレアリストは、映画的思考の持主かもしれません。「映画」やその周辺を語ることにより、真に新しい思考を導く、常にインターナショナルである著者の、鮮鋭な名エッセイ。
  • コチャバンバ行き
    4.0
    安穏・安全な「生」とは何か? 読売文学賞受賞の明篇――湘南で多少の土地を持ち、家を貸して自適生活する主人公。妻は仕事で不在がち。「安全な生活」とは何か……。元上司との様々なやりとりのあと、上司は妻を失う。南米・ボリビアでのバスの乗客の、何の苦痛もない死……。ささやかな生活の描写の中に、人生の哀歓をつむぎ出す、永井龍男独自の「美学」の結晶。『皿皿皿と皿』を併録。読売文学賞受賞作品。
  • 恥部の思想 現代日本のエッセイ
    3.0
    低俗視されていた映画などB級文化の優性の発見――単行本刊行時「恥部を軽蔑するな! 恥部こそ生産的だ!」という挑発的な名コピーで、活字文化信仰を震撼させた快著。映画、演劇、ミュージカル、演歌、浪曲などを低俗と見なす風潮に敢えて抵抗し、溌剌とした批評精神と快適極まる説得力で、「B級文化」を「合法化」した先駆的なエッセイ群。常に既成価値を転倒し、未来性を追求する著者の強靱な力業。
  • 私の『マクベス』
    -
    画期的と世評の高い翻訳と原作の真髄を説く評論――生の深奥に潜む根源の暗黒を描くシェイクスピアの名作を、改訳に改訳を重ね、画期と評される木下順二訳で収める。原文の台詞がもつ旺盛なエネルギーとイメージの喚起力を、いかに日本語に定着させるか。原作と翻訳の間に必然的に介在する「訳し得ぬもの」を、自からの翻訳体験を通して詳密に語り、『マクベス』理解の最良のアプローチとなった長篇評論「なぜシェイクスピアが訳せないか」を併録。
  • 紺野機業場
    -
    芸術選奨受賞の聞き書長篇。淡々と綴る浄福の世界――北陸の海端の、さびしい河口の町。快活で研究心に富み、情に厚く飾り気のない人柄の、小さな織物工場を営む老主人・紺野友次。家族の消息やありふれた日常の中に、年中行事、信仰、習俗などにささえられた、100年にも及ぶ一族の歴史が描かれ、懐かしい日本の原風景が刻される。地方に生活する人々の真情を淡々と綴る浄福の世界。芸術選奨受賞作品。
  • 雪の朝の約束
    4.0
    「頼んだぞ、約束だ」目を見て頷いた。優しい目で父は、よしよしというように二度頷いた。一年経った祥月命日の頃には、私の生活は父が生きていた頃とほとんど変わらない毎日に戻っていた。しかし、時々はふっと思い出す。あの時、父は私に何を頼んだのだろうか、父と何を約束したのだろうか。葬儀の日に大人たちが私に言ったこととは違う、何か特別の大事な約束だったのではないかと。第3回人生十人十色大賞長編部門最優秀賞作品。
  • 脳男 新装版
    3.5
    猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。 あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。 全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。2000年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。
  • 柘榴パズル
    3.7
    「この夏が、永遠に続けばいいのに」。 とぼけたお祖父ちゃん、明るいお母さん、クールなお兄ちゃん、甘ったれの妹。 十九歳の美緒を囲む、仲のいい家族の日常。 身近で起こる奇妙な事件は、山田家の皆が力を合わせて謎を解く。 そんな一家に、怪しい影が忍び寄り――。 ある家族のひと夏を描いたミステリー連作短編集。 解説・千街晶之 ※この電子書籍は2015年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 白い朝
    -
    1巻880円 (税込)
    ⺟として、教師として、被害者として。 どんなに絶望的な事件に巻き込まれようとも、 真摯に向き合い闘い続ける――。 繊細な⼼に映るありのままの世界を 深く丁寧に描いた“リアル”な私⼩説。 ⻑⼥を出産した朝、 吹雪と寒波の中を黙々と歩いた朝、 ⼆⼥を出産した朝、 偶然に出会った男性と挨拶を交わした最初の朝、 そして、事件の被害者となった朝――。 始まりの「⽩い朝」は、いつも私を激しく揺さぶるのだった。

    試し読み

    フォロー
  • 小説 武田三代記 信虎・信玄・勝頼、戦国最強軍団の光と影
    -
    1巻880円 (税込)
    「風林火山」の旗を掲げ、天下を狙った武田信玄。戦国最強と謳われる麾下の軍団は、父・信虎の「挑戦」から生まれ、信玄の手で完成したものだ。武田信虎は十四歳で家督を継ぐと、苦闘の末に手強い国人たちを切り従えて甲斐を統一し、戦国大名として自立を果たした。その父を追放して武田家の棟梁となった信玄は、軍事力と詭計をバランスよく使いながら、信濃・駿河・上野・遠江・三河と勢力を広げ、ついには京の地に旗を立てるべく上洛の軍を起こす。しかし、三方ヶ原の勝利の後、陣中で病に倒れ、志は半ばにして潰えた。「偉大な父」の後継者となった勝頼は、信玄を尊崇する老臣たちとの間に生じた齟齬に悩みながら四囲の敵との戦いに全力を尽くすが、次第に劣勢を強いられ、天正十年(一五八六)、織田信長の攻勢にあって、妻子、側近たちと共に天目山の露と消えた。新羅三郎義光の末裔である名門・武田家三代の「光」と「影」を描き出した力作長編小説。
  • 近代の超克 現代日本のエッセイ
    -
    近・現代をいかに超えるか? 著者の代表的エッセイ――〈前近代的なものを否定的な媒介として近代を超える〉……著者の生涯を貫ぬいて実践された主題に添って書かれた「柳田国男について」は、柳田国男の現代的な再発見を促がし、フォークロアや口承文芸、〈近代〉から排除されたB級文化話芸などが、教養主義的価値観から解放され陽の目を見た。活字中心の価値観に、根柢的改変を迫った、衝撃的エッセイ。
  • TOKYO失恋MAP
    -
    1巻880円 (税込)
    ~東京の街を舞台に8人の日本人女性が織りなす恋の短編集~ 舞台は「東京」 西麻布、銀座、日本橋、青山、浅草、渋谷、六本木、羽田など、東京の街で恋し、失い、それでも彼女たちは夢を見続けている。 お酒の営業、ギャラリー・オーナー、広報会社経営者、編集者、占い師など様々な職業の彼女たちが、セクハラやストーカーなど様々な問題を抱えながら紡ぐ恋の物語。 カフェやレストランなど実在の店やブランドが登場し、東京の魅力を味わう事ができます。 東京という街は登場する女性たちの思い出が詰まった場所であり、心の地図に永遠に刻まれた失恋マップなのです。
  • 甘美なる誘拐
    3.6
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作! ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人。人使いの荒い上司にこき使われる彼らの冴えない日常は、ある日、他殺体を発見したことで変わり始める。同じ頃、下町で自動車部品店を経営する植草父娘は、地上げ屋による嫌がらせで廃業に追い込まれかけていた。抵抗するため、父娘はある人物を頼るが……。一方、宗教団体・ニルヴァーナでは、教祖の孫娘が誘拐される事件が起きていた。様々な人物や事件が、衝撃のラストに帰結する、誘拐ミステリーの新機軸!
  • わたくし大画報
    -
    1巻880円 (税込)
    とにもかくにも面白い! イラスト満載大エッセイ集――元シャンソン歌手の夫人、いたずら盛りの男の子ふたりと猫の「桃代」……愉快な一家のにぎやかな生活。イラストレーターとしての仕事、好きな芝居と映画、ちょっと気になる日本語や食べ物のことetc.……。軽妙なタッチで描いた和田誠の世界。 ◎吉行淳之介氏「これは、和田誠さんが絵と文章の才能を駆使して、おもしろいデータをいっぱい詰めこんだ本である。また、平素めったに自分を語らない和田誠さんが、多彩な自分を多彩に描いた本でもある。とにもかくにも面白い。」
  • ドラマ人間テレビ語り
    -
    1巻880円 (税込)
    朝丘ルリ子、美空ひばり、松本清張ら有名人から、技術・演技・取材などまで、ドラマ作り27年の現場から、NHKの和田勉が語る、テレビジョンのおはなし。 ◎「和田勉のこと――NHKに電話して、所属部課名を云わずに名前だけでただちに交換台に通じるのは、おそらく会長以外は和田勉のみであろう。彼がNHKの顏だというのをいつも感じる。ドラマつくりの名人、「賞男」というのが和田勉のラベルだが、この記には長い演出生活での折々の寸感や登場人物との躍動したふれあいがある。天衣無縫な彼の言動の中に、かくも鋭く繊細にして、皮肉な観察の「演出家の手帖」があろうとは!」<松本清張「帯文」>
  • 神保町と大正デモクラシー
    -
    1巻880円 (税込)
    現代ニッポンの民主主義文化の揺籃を描く歴史小説 神保町で書店を営んでいた曽祖父・谷村真介の大正期の日記を読んで私は驚嘆した。日記には現代史に登場する大人物が次々と現れ、曽祖父と親しく交流していたからだ。その中に、中国から留学していた周恩来、新進気鋭の芥川龍之介、社会活動家の賀川豊彦がいた。この3人の先人との対話で大正デモクラシーの特有の自由で多様な文化が浮かび上がる。 【目次】 プロローグ 1 中国人留学生 2 宝塚と浅草オペラ 3 パリ講和会議 4 文化の町 5 モガモボ 6 普選運動 7 カフェ 8 民本主義 9 労働運動 10 軍隊出動 11 ぼんやりした不安 12 大正の黄昏 エピローグ 【著者】 北沢栄 慶應義塾大学経済学部卒。共同通信経済部、ニューヨーク特派員を経てフリージャーナリスト。東北公益文科大学大学院教授、参議院行政監視委員会客員調査員などを歴任。これまで公益法人問題、国家予算、公務員制度などに関し参議院厚生労働委員会、同決算委員会、同予算委員会、衆議院内閣委員会で意見陳述。2010年「厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会」座長として報告書を取りまとめ。近著に『南極メルトダウン』(印刷本・産学社、電子本・ボイジャー)。
  • からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)
    3.5
    1巻880円 (税込)
    謎の絵師を、さらなる謎で包んでしまえ――。前代未聞の密談から、「写楽」売出しの大仕掛けは始まった……。一ツ、正体は決して知られてはならない。二ツ、噂を流し影武者を作れ。三ツ、御公儀に一泡吹かせるべし。江戸っ子の意地を賭け、蔦屋重三郎が動く。かくして「写楽」はデビューした。だが感づいた者がいた。危機一髪の尾行、想定外の事態、「写楽」はどうなる……。痛快時代小説。(解説・細谷正充)
  • 邪魔(上) 新装版
    3.6
    1~2巻880円 (税込)
    及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織り込んだ傑作。 スーパーのパート。不眠症の刑事。不良高校生。接点のなかった三人の日常が、ある事件を機に静かに急速に、転落してゆく――。 日常に潜む悪夢を描いたクライムノベルの傑作。 大藪春彦賞受賞作。
  • おとうさんといっしょ
    -
    職場復帰した妻の代わりに、育児休暇を取ったパパの洋介。一生懸命に育児をする洋介も妻にはどうしても勝てない瞬間が… それはおっぱい。そこで洋介が考えた秘策とは…。 「ふにゅう」をはじめ、子育てに奮闘するパパの悩みや愛情を様々な角度から描いた短編5作品。
  • 死の島
    3.0
    大手出版社を定年退職後、カルチャースクールで小説講座を持つ澤登志夫、69歳。 女性問題で妻子と別れて後も、仕事に私生活に精力的に生きてきた。 しかし、がんに侵されて余命いくばくもないことを知るとスクールを辞め、人生の終幕について準備を始める。 講座の教え子・26歳の宮島樹里は、自分の昏い記憶を認めてくれた澤を崇拝し、 傍にいることを望むが、澤はひとり冬の信州へ向かった。 澤は、最後まで自分らしく生きることができるのか。「ある方法」を決行することは可能なのか…。 プライド高く情熱的に生きてきた一人の男が、衝撃的な尊厳死を選び取るまでの内面が描きつくされ、 深い問いかけを読者に与える傑作長編。 解説・白石一文 ※この電子書籍は2018年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ぼくがきみを殺すまで
    4.0
    ベルエイドの少年兵エルシアは、自らをとらえた敵国ハラの兵士に語りかける。絵が得意なハラの少年ファルドと過ごしたあの日々のことを……。架空の世界を舞台に、主人公が戦場に出るまでの物語を、美しく、そして苛烈に描く。著者渾身の一冊!
  • 暗黒自治区
    3.5
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作戦に参加して失敗、警察に身柄を拘束されてしまう。ところが、神奈川公安局から国連警察への護送中、由佳を乗せた車両は高速道路で何者かに襲撃された。果たして、犯人グループの目的は何なのか。護送を担当していた神奈川公安局の雑賀は、由佳を逃がすべく決死の逃避行を開始する――。
  • 貴方の背中にI LOVE YOU
    -
    1巻880円 (税込)
    ある赤ん坊が、資産家の田村義衛門の家の前で泣いていた。子宝に恵まれなかった義衛門は、妻・朝子とともに赤ん坊を可愛がり、美しい女性へと育て上げていくが――。

    試し読み

    フォロー
  • 60歳からの青春グラフィティ
    4.5
    1巻880円 (税込)
    止まったままの青春が、ようやく動き出す――。 60歳になり、定年退職をした裕也。 裕也は何十年も前に名古屋で単身赴任をした際、 スナックで出会ったホステスの涼子のことがどうしても忘れられない……。 定年後のハローワーク、旧友との気ままな旅。そして、甘酸っぱい恋愛。 高年期へ差し掛かる男が、第二の人生を歩んでいく姿を悲喜交々に描いた物語。

    試し読み

    フォロー
  • さまよう ピンちゃん
    -
    1巻880円 (税込)
    堅物な性格の伊佐治は警察官を引退した後、妻を亡くし、退屈な余生を送っていた。ある日、家族との温泉旅行でタオルと間違って娘婿の「ピンちゃん」を握ってしまう。それが、ピンちゃん入れ替わりのドタバタコメディの幕開けだった!

    試し読み

    フォロー
  • 異端の夏
    3.0
    ベテラン刑事は許されない恋に落ちた! 夏の盛り、軽井沢の別荘地で、12歳の少年が消えた。東京の有名画廊の息子・雄介。わが子の不慮の死から妻と別れた過去をもつ刑事・辰巳は、事件を追いながら、雄介の母・康子に惹かれていく。一族内の確執、老舗画廊をめぐり錯綜する人間関係。剥がされていく人々の秘密に事件は……。傑作恋愛サスペンス。
  • 斗星、北天にあり  出羽の武将 安東愛季
    4.2
    信長、秀吉と渡り合った智将が秋田にいた! 綿密な資料研究で初めて描き出される、知られざる英雄の人生とは!? 齢十五にして安東家を継いだ八代目当主、愛季は胸を滾らせた。国の安寧は、民を養ってこそなせるもの。そのためにも、かつて東北有数と言われた 野代(能代)湊を復興してみせる。「載舟覆舟」の国造りを始めた愛季だが、次々困難に直面する。檜山と湊、両安東家の統一、蝦夷との交易、 中央勢力の脅威————。「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」と評された稀代の智将を描く本格歴史長編。
  • 灼熱起業
    4.0
    1巻880円 (税込)
    サラリーマンで終わるつもりはない! 見果てぬ夢を追う男の物語。 放送局のエース営業マン・武田光司は、周囲の反対を押し切って退職、自転車の輸入販売を始めた。 商習慣の違いで失敗し、信頼する部下や取引先にも裏切られ、幾度も会社存続の危機に。 家族や仲間、先輩経営者に支えられ、急成長するスーパーマーケットでの販売に活路を見出すが……。 解説・高成田享 ※この電子書籍は2000年3月にKADOKAWA、2005年11月に講談社より刊行された文庫を、2021年2月に改題し刊行した文春文庫を底本としています。
  • 路上のX
    3.8
    一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。二人は運命的に出会い、共に生きる決意をする。ネグレクト、DV、レイプ。最悪の暴力と格闘する少女たちの連帯と肉声を物語に結実させた傑作が、遂に文庫化。
  • 新入社員、社長になる
    4.0
    「えっ、俺がコイツの部下になるの!?」。  名古屋市にある菓子メーカー・押切製菓。そのオーナー社長である押切謙二が、新入社員である都築俊介を社長に抜擢し、なぜか総務課長の島田高志がその教育係になってしまった。  都築は会社の慣習など我関せずと改革を推し進め、社内の人間関係は最悪に。当然、そのしわ寄せは教育係の島田のもとへとやってきた。島田と都築の関係も、ぎくしゃくしていった。  そんな中、ライバル企業である大那フーズが、押切製菓の模倣品を発表した。押切製菓の売上はみるみる減っていき、ついには倒産の二文字が。しかし、新米社長の都築はこの大ピンチを驚くべき手段で切り抜け、さらにライバル企業を打倒するべく、島田に新たなミッションを与えるのだが――。  ゴタゴタの人間関係、会社への不信感、全部まとめてスカッと解決! 全サラリーマンに希望を贈る、お仕事応援バラエティ!
  • 仮面官僚 東京地検特捜部
    3.0
    政官財の20億円襖絵事件を暴く検事・香車勇人(かしゃ・はやと)――国税庁に届いた1通の告発文書。絵画売買に絡む、不動産会社の脱税容疑だ。マルサが動き、特捜部が注目した。会社幹部がバブルの裏金で掴まされた20億円の襖絵には、政官財を結ぶ巧妙な罠が仕組まれていた。助教授から検事に転じた香車勇人(かしゃ・はやと)が、東京と京都・祇園を繋ぐアリバイを崩し、金の流れを追い、事件の核心に迫る!
  • 愛酒樂酔 現代日本のエッセイ
    -
    発酵学・微生物学の権威である「酒博士」坂口謹一郎の、酒をめぐる軽妙酒脱なエッセイと、500首に及ぶ短歌。愛酒の世界を語り、酔の境地を示す、坂ロイズムの集大成。「世界の酒の旅」「パリの生活から」「玩物喪志」ほかを収める歌エッセイ集『愛酒樂酔』に、「私の履歴書」を併録。 ◎まことに人間にとって酒は不思議な「たべもの」である。迷えと知って神が与えたものであろうか。<本文より>
  • 小説 疾風伝説 特攻の拓 Version28
    完結
    4.0
    風神ヒロシ&雷神キヨシが、蠅王初代・来栖奈緒巳と国道16号で相まみえるッ‥!そして、爆音小僧七代目・鮎川真里は、聖龍連のてっぺんを掴んだ男・八尋渉と一触即発ッ‥!『特攻の拓』コミックス全27巻の続編!横浜、横須賀、湘南の族を巻き込んだ大乱闘“B突事件”のその後――。
  • 雪の階(上)
    4.0
    1~2巻880~946円 (税込)
    昭和十年。華族の娘、笹宮惟佐子は、富士の樹海で陸軍士官とともに遺体となって発見された親友の心中事件に疑問を抱き、調べ始める。富士で亡くなったはずの寿子が、なぜ仙台消印の葉書を送ることができたのか。寿子の足どりを追う惟佐子と探偵役の幼馴染、千代子の前に新たな死が……。柴田錬三郎賞、毎日出版文化賞をダブル受賞、「週刊文春」「このミステリーがすごい!」「ミステリを読みたい」のベスト10入りを果たした傑作。
  • 浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA
    4.0
    1巻880円 (税込)
    未来の扉は我々が切りひらく―― 太平洋戦争末期から戦後復興期、時空を超えて日本を支えたヒーローたちがいた。 1945年8月、広島。日本軍が東京から送りこんだ最後の秘密兵器とは―― 人々の祈りと願いが国の運命を、愛する人の命をその手に取り戻す。この信頼と絆は時代を超えても変わることはない。 日本の混迷期を舞台に駆け抜ける壮大なファンタジー。いま、生命が蘇える!

    試し読み

    フォロー
  • 墓地展望亭・ハムレット 他六篇
    4.1
    人間心理の深奥に迫る名作「湖畔」「ハムレット」,恐怖と諦観の珠玉掌篇「骨仏」,純愛のモチーフが醇美な香気と洗練をみせる「墓地展望亭」など,彫琢につぐ彫琢により磨きぬかれた〈小説の魔術師〉久生十蘭の比較的長めの短篇あるいは中篇を集める.ほかに「生霊」「雲の小径」「虹の橋」「妖婦アリス芸談」を収録.(解説=川崎賢子)

    試し読み

    フォロー
  • 玉の輿なんて似合いませんっ ~女刑事はVIPに逆逮捕される~
    3.0
    捜査一課の刑事である真織は、特命を受けてシンガポールの大富豪である榛原瞬の護衛に就くことに。「SPでもないのに、なんで私が」なんて思っていたが、空港で待っていたら四歳のリントまで一緒とは。「聞いてない!」真織の不満はMAX。しかし瞬もリントも紳士で、一緒にいたら楽しくて・・。二十日間の同居はあっと言う間に終わりそう・・そう思っていたら瞬に激しく求められ、「好きだ」との甘い言葉を囁かれる。シンガポールに来てほしい――そんな、どうしたらいいの!?

    試し読み

    フォロー
  • 樹海村〈小説版〉
    4.0
    「お姉ちゃん知ってる? この箱が置かれた家はね、 みんな死んで家系が絶えるの」 人々を戦慄させる禍々しい古くから伝わる強力な呪いを、 歪な木々や地を這う根が生える、 不気味で壮大な樹海の奥深くに封印した。 ――13年後。姉妹の響と鳴の前に、あれが出現。 そして、樹海で行方不明者が続出する。 自ら向かったのか?それとも魔の力に吸い寄せられているのか? 恐怖が、いま再び解き放たれる。 実録!実在!?東映が贈る【恐怖の村】シリーズ第2弾! 次なる舞台は…アノ富士の樹海。 樹海に封印された呪いの箱が、今解き放たれる! 2020年2月に公開し、非常事態下において異例の興収14億円、110万人を震撼させた映画『犬鳴村』。 続く【恐怖の村】シリーズ第2弾の舞台は、令和の時代となった今もなお禁足地として存在する富士の樹海。 木々の生命力がみなぎる美しい場所である一方、 「コンパスが効かない」「一度入ったら迷って出てこられない」「本当に死体が多数ある」 など様々な話題が絶えず、人生の最期を迎える場所としてこの地を選ぶ者の多さでも有名。 そんな森の奥深くには、何者かが暮らす村が存在した。 そして、封印されし凶悪な呪いの箱……! 「絶対に検索してはいけない」とインターネットの怪談スレで語り継がれる、通称“コトリバコ”。 逃げても逃れられない箱の恐怖と「SUICIDE FOREST」として世界的に有名な富士の樹海がもたらす負の引力。 〈小説版〉は、『犬鳴村〈小説版〉』に引き続いて久田樹生が手掛ける。
  • P+D BOOKS 貝がらと海の音
    4.0
    1巻880円 (税込)
    老夫婦の穏やかでかけがえのない日々を描く。 「もうすぐ結婚五〇年の年を迎えようとしている夫婦がどんな日常生活を送っているかを書いてみたい」(あとがきより)――。庭に咲く四季折々の花々、かわいい孫たちの成長、ご近所さんが届けてくれる季節の風物など、作者の身のまわりの何気ない日常を、まるで花を育てるように丹念に描く。 「棚からものが落ちてきても、すぐには反応できない」「歩くスピードが明らかに落ちた」などという老いの兆候も、戸惑いながらも受け入れ、日常の一コマとして消化していく。事件らしい事件は何も起こらないが、些細な驚きの積み重ねで読み応えある文学作品にしてしまう、まさに庄野潤三の世界。
  • 飼う人
    3.0
    1巻880円 (税込)
    ウーパールーパー、カエル、蛾、蝶と、ちょっと不思議な生き物を飼う人々が、いつしかその生き物たちに依存するかのごとく、不穏な領域に踏み込んでいく姿を描いた異色連作集。 全米図書賞受賞で話題の作家の最新作。 夫との生活に疲れた中年女は、家にいた毛虫に「トーマス」という名前をつけて飼うようになった。トーマスへの愛着が深まることで、なじんでいると思っていた夫のことが、いままでとは違って見えてくる。夫の本心とは何なのか。夫の好きなものは何か。夫は何に関心があるのか。夫は何も関心を持っていないかもしれない。じゃあ、わたしは夫の何に関心があるのか。何もないかもしれない。わたしは自分に対しても関心を持つことができない。どうしてこんなことになってしまったんだろう。何がいけなかったんだろう? 疲れた。ほんとうに疲れた……。中年女の心情をリアルに描く――「イボタガ」。 ウーパールーパーに「アポロ」という名前をつけたコンビニで働く青年の話――「ウーパールーパー」。 シングルマザーの母親との軋轢にもめげず、健気に生きていこうとする少年の話――「イエアメガエル」。 「トーマスは羽化しませんでした」という謎のメッセージと共に妻に去られた中年男の話――「ツマグロヒョウモン」。 ※この電子書籍は2017年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 尼崎ストロベリー
    4.0
    1巻880円 (税込)
    なんだってできる。オカンを救うためなら。 尼崎に暮らす母と息子。父はいない。金もない。 でも、笑いだけはいつも、二人のそばにいてくれた。 「全てを、笑いに変えなさい」 ――母の言葉を胸に、少年は今、舞台に立つ。

    試し読み

    フォロー
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)
    完結
    4.0
    全3巻880~1,155円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
  • ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。
    値引きあり
    4.0
    こんなリーダーがほしかった! スタジオジブリの名プロデューサー鈴木敏夫によるジブリ流、仕事のヒント。仕事に行き詰っている人、未来に不安がある人など必携の1冊。仕事で大切なことってなんだろう。
  • 総理の夫 First Gentleman 新版
    3.9
    20××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。 鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。 妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、 陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント! 「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。 凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。 本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。 日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたので とても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」 ――原田マハ(映画化決定にあたって) ※本書は、2016年刊行の『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)と同じ内容です。 新版刊行にあたり装幀を新たにし、国谷裕子氏による解説を収録しました。
  • 月のない夜に
    3.0
    結婚して東京で暮らす月光(つきみ)のもとに急な連絡が入った。 故郷の京都で暮らす双子の妹・冬花が殺人の容疑で逮捕されたという。 被害者は、冬花の高校時代の同級生・川井喜代。 二十年前、冬花を自分の思うままに支配し、不幸にした喜代が許せず、二人を引き離したはずだったのに、なぜ……。 京都に戻った月光は、冬花に思いを寄せる男・杉田とともに真相解明を解明しようとするが、新たな殺人が起きる。 第一章 月光と冬花 第二章 再会 第三章 母娘 第四章 帰郷 第五章 見えない脅迫者 第六章 真夏の夜のパーティー 第七章 深まる謎 第八章 収獲の時期 第九章 失踪、そして逆転劇 最終章 犯人の素顔  解説 千街晶之
  • ずずず
    -
    1巻880円 (税込)
    アッキー13歳。初恋の相手は同じクラスのひまり。 母は精神科に入院中。「そうきょくせいしょうがい」っていったいどんな病気なんだろう。 病名は少しカッコいい感じもする——。 隔離室には変な人もいるけれど、いろんな人がいて、いいんじゃない?

    試し読み

    フォロー
  • 赤い砂
    3.7
    1巻880円 (税込)
    男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」――自殺はなぜ連鎖するのか? 現代(いま)を映し出した書き下ろし傑作! 『代償』50万部突破 『悪寒』30万部突破の著者が放つ 感染症×警察小説 国立疾病管理センター職員、鑑識係、 運転士、交通課の警察官――4人の死の共通点は、 「突然錯乱し、場合によっては 他者を傷つけ、最後は自殺する」こと。 彼らに何が起きたのか――?
  • スパイに死を 県警外事課クルス機関
    3.8
    在日ロシア大使館駐在武官にしてGRUの諜報員ビクトル・コサチョフ。愛国文化人としてふるまいながら実際は中国のエージェントであった守屋康史。その二人が、立て続けに殺害される。二人の手には“スパイに死を”と書かれた名刺大のカードが挟まれていた――。一方、二件のスパイ殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺するという事件が発生。独断専行・単独で事案を解決してしまうため、一人部署“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の諜報関係者に接触し、事態の鎮静化を図ることになるが……。
  • 究極の自己解放 あなたを幸せに導くヨガ哲学入門
    -
    なぜ、あなたはヨガをするのでしょう。あるいは関心があるのでしょう。美容や健康のため、ポーズをうまくやることを目的にすると、うまくできなければつまらなくなり、なにも得られないままやめてしまいます。この本では「ヨガとはなにか、ヨガの目的はなにか、なぜ、ヨガをするのか」といった根本的な疑問に答え、かつ人生が面白くなるかどうかは○○という問いを発しているかどうかにかかっていると解きます。ヨガ哲学というと難しく感じるかも知れませんが、まったく逆で、複雑で煩雑な考えから離れて物事がシンプルに観られるようになります。身近な問題をQ&A形式でまとめました。悩み多き人生の一助に。気軽に読めるヨガ哲学入門書です。
  • 改訂新版 春は菜の花
    -
    1巻880円 (税込)
    雑草の菜の花のように大波洗う社会で生きた一人の、なんでもない男ー山下太一の物語。三人の子供(三回の離婚で異母兄弟)との微妙な交わりのなかで、子供たちはそのなんでもない酷い父親から、「生きる」ことの意味を見つけ始める。希望の色鮮やかな菜の花に託されたなんでもない男の人生で掲げられた灯火を見つけてください。
  • 野ばら
    3.4
    宝塚の娘役・千花 名門一族出身のライター・萌 花の盛りのように美しい娘たちに忍び寄る、翳(かげ)りの季節 絢爛と頽廃。林真理子文学の名作! 「私たちって、ずうっと不幸にならないような気がしない?」。 宝塚の娘役・千花は歌舞伎界の御曹子・路之介との恋に浮かれ、 親友でライターの萌は年上の映画評論家・三ツ岡との贅沢な不倫に溺れている。 二人の美しい娘たちの前には、甘やかな未来しか広がっていないかに見えたが…… 上流社会を舞台に、幸福の絶頂とその翳りを描き切った傑作恋愛長編。 解説・酒井順子 ※この電子書籍は2007年1月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。
  • 君と果実を
    3.0
    1巻880円 (税込)
    甘い、酸っぱい、ほろ苦い思い出――。 果実をテーマに綴られる5つの物語。 6年前の出来事をきっかけに心の奥へしまい込んでいた感情を、彼は私に思い出させてくれた。――『栗に願いを』 何の変化もない私の日々が、突如現れた彼によって動き出した。――『マホウノキウイ』 彼女がいちごのタルトを頼むたび、僕はあの切ない恋を思い出す。――『名残いちご』 ほか、全5編を収録

    試し読み

    フォロー
  • サイキ・リーディング
    -
    1巻880円 (税込)
    「サイキ・リーディング、サイキ・リーディング」 叫びながら近づいてくる女。旅はいつも出会いから始まり、風景の断片と不思議な音色を心に残す。 バンクーバーの海辺での占い、音楽会の舞台裏でピアノ教師とみた奈落、ノルマンディーで目撃した自動車事故、バンガロールで悩まされたサンダル、マヨルカ島で出会った女優のようなドイツ人、イギリスで立て続けに起こる不運…… 旅は女性の自我を目覚めさせる。異国の空気とたゆたう時間に身を任せる悦楽の短編集。

    試し読み

    フォロー
  • ずんずん!
    3.8
    毎日、コツコツ。宅配だから出会える笑顔がある―― どんな日もお客様に牛乳を届けてきた纒ミルク浜町店。若き四代目・亮介は、ベテラン配達員・田代らとともに宅配に勤しむ中、デザイン会社で活躍する玉枝と出会う。顧客宅での事件や切ない恋に遭遇したことで、亮介は単調に見える仕事の壁に直面してしまい……〝届ける人〟の尊さが胸に染み入る宅配物語
  • ルビィ
    3.9
    同じ痛みを抱いて、俺たちは、生きている。 自ら命を絶った少女・ルビィと出会った、中年作家のダザイさん。 「ねえ、ダザイさん、一緒に行こうよ」 ルビィが誘ったのは、見知らぬ誰かの命を救うための旅だった――。 作家の仕事に疲れて自殺を図ったダザイさんは、一人の少女・ルビィと出会った。三年前に命を絶った彼女は、「七人の命を救わないと天国に行けないの」。ダザイさんは、その義務(ノルマ)を果たす旅に付き合わされ、出会った人たちの心の中に自分と同じ痛みを次々に見つけて……。命の哀しさと尊さに涙する感動長編。 ひとの心の痛みをまっすぐに見つめ、 生きることへの尽きせぬ希望を描く傑作長編!
  • 三枚の耳
    -
    1巻880円 (税込)
    現実のようで、どこか現実味がない。摩訶不思議な短篇集。 新聞の片隅に見つけた一つの記事が、遠い過去の記憶を呼び起こした。――『雨の映像』 女の内に秘められた赤い炎に、青年は気づくことができなかった。――『女の壺』 風呂場の土台で見つけた赤い布きれをきっかけに、津田は過去の出来事を調べ始めた。――『小さな骨壺』

    試し読み

    フォロー
  • ひらりとあめ玉と鉄砲 不思議な縁の物語
    -
    1巻880円 (税込)
    数奇な運命が連環する奇跡のような物語 バツイチ、子ナシ、職もナシ。 身内には恥さらしと言われ、変わり者のレッテルを貼られ、 明日は明日の風が吹くと思いながら生きてきた“ひらり”。 50代も半ばを迎えようとしていた頃、予知能力を持つ彬(あき)と出逢い、故人に寄り添うことをして欲しいと依頼される。正直、億劫に感じていたひらりだったが、ハローワークで見つけた家族経営の就職先で数々の不思議な体験をすることに――。それは、ひらりの新たな人生の始まりだった。

    試し読み

    フォロー
  • イザベルに薔薇を
    -
    郷里の山口から上京した青年・詩人美。中原中也、高村光太郎などを詩を愛する心優しい青年は、新宿・歌舞伎町で暮らす叔父の無塁のもとに身を寄せた。詩人美は叔父のもとで様々人と出逢い、恋をしたり、勝負の厳しさを味わったり人として成長していく。伊集院静でなければ描けない極上の青春物語。
  • 今 ふたたび長崎の鐘 ―被爆の深層を探る―
    -
    1巻880円 (税込)
    長崎被爆の深層を追究することで、見えてきた真実 「いや~、おたくに落ちなくてよかったですなぁ」 突然かけられた元長崎市長の言葉によって始まった長崎原爆 小倉第一目標説を検証する旅 小倉在住の心療内科医が、独自の視点で取材を重ねて辿り着いた結論とは――

    試し読み

    フォロー
  • ALONEMAN
    -
    1巻880円 (税込)
    「これはかつて神の子だった男の物語だ」 「ママ、今日僕は人を殺したよ」薄暗い部屋の中。罪の意識を抱える神の子・タキオンは、まもなく自身の魂が堕ちゆくのを自覚していた。そこに現れた怪しげな男に促され、彼は自身の半生を語りだす……。

    試し読み

    フォロー
  • 呑んべぇ横丁物語 スナックどら猫
    -
    スナックどら猫を舞台に繰り広げられる、人情あふれる物語。 スナックどら猫に集まった個性豊かな登場人物たちがおりなす、 楽しく、時に切ない、心温まる物語。 ほか、短編を収録。

    試し読み

    フォロー
  • 大阪弁おもしろ草子
    3.0
    時代とともに標準語風に変容していくものの、大阪弁の精神には、なお不変の表情がある。「そこそこやな」「ぼつぼついこか」……。こうした言葉が人生のキャリアを積んだオトナの口からこぼれるとき、大阪弁はより生彩を帯び、迫力を増す。味わい深い大阪弁を通して、上方文化を考察する好エッセイ。〈解説〉國村 隼
  • 大阪弁ちゃらんぽらん 〈新装版〉
    3.0
    「ああしんど」「あかん」「わやや」……。大阪弁独特のこうした言い回しのなかには、大阪人のどんな真情がひそんでいるのか。千年もの間、磨き抜かれた社交技術の粋ともいえる京の言語文化と、三百年の伝統ある商都の知恵を併せ持つ大阪弁。その魅力と、大阪弁を育んだ精神風土を明らかにするエッセイ。〈解説〉長川千佳子
  • 白椿はなぜ散った
    3.0
    幼き日に出逢った時から、君は僕のもの。ロングセラー『天使の眠り』の著者が贈るノンストップ・サスペンス! 望川貴は、幼稚園で出会った日仏混血の美少女・万里枝に心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する。小中高大学と同じ学校で過ごし、大学でも同じ創作サークルへ入会したが、そこで出会った大財閥の御曹司が万里枝に急接近してきて……。貴は、凡庸な容姿の自分とは違い、驚くほどの美貌を誇る異父兄・木村晴彦に、万里枝を誘惑するよう依頼する。貴の計画は、成功するかに見えたが……。そして十年後、創作サークルのメンバーの一人が殺された。それは、貴たちが出した同人誌が原因らしいのだが?錯綜する愛憎が引き起こす悲劇。はたして真実の絆はどこにあるのか? 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 解説 青木千恵
  • 赤坂ひかるの愛と拳闘
    -
    1巻880円 (税込)
    ボクシングの感動実話を、本人協力のもと完全小説化! 北海道のボクシングジムから、はじめて日本チャンピオンを出す――女性トレーナーと寡黙なボクサーの、感動と奇跡の二人三脚! 「北海道からボクシングチャンピオンは生まれない」 その定説を覆したのは、後にも先にも彼=畠山雅斗だけだった。 そして彼を育てたのは彼女=ボクシング経験のない女性トレーナー・赤坂ひかる。 境遇も性格もまったく異なる二人が、一心同体で駆け抜けた8年間の青春とは。 実話を元にした奇跡の物語。 解説・加茂佳子 ※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行の『無敵の二人』を改題した文庫版を底本としています。
  • 南風(みなみ)吹く
    4.3
    瀬戸内海に浮かぶ五木島。過疎が進み、航太の通う高校も再来年には廃校になる。家業の和菓子屋を継ぐことを父親に反対され、宙ぶらりんな日々を過ごしている航太を、俳句甲子園を目指す同級生の日向子が仲間に誘う。親友の恵一や個性豊かな後輩たちをどうにか仲間に引き込んで、頭数は揃った。未来への希望も不安も、すべてを込めて、いざ言葉の戦場へ!
  • 影法師
    4.5
    「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」 友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。 頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。 「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」 勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。 単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!
  • 死の旋律
    -
    1巻880円 (税込)
    積み上げてきた物が崩れたとき、家族の本当の愛が試される。 愛する家族に囲まれ、ごく幸せな生活をおくっていた幸吉は、妻が隠し続けてきた重大な秘密を偶然知ることになる。絶望の淵に立たされ、一人あてもなく旅に出た幸吉は、そこである女性と出会う。女性から告げられた言葉は、「私と一緒に死んでいただけませんか」。死に場所を求める二人が、長い旅路の果てにたどり着いた場所とは――。 憎しみ、疑念、後悔……さまざまな感情に襲われ、もがき続ける男の旅は、女性との出会いにより、次第に思いもよらぬ方向に進み始める。愛するがゆえに苦しい、究極の家族愛を描いた小説。

    試し読み

    フォロー
  • 悲しき絶海
    5.0
    1巻880円 (税込)
    日本。そう聞いて思い浮かべるのは、上空から撮影された東京だろうか、それとも営利な海岸線をもつ北海道だろうか。多くの人が北海道・本州・四国・九州の主要4島を思い浮かべるだろう。 沖縄、それに佐渡や五島列島を視野に入れるのは本土に住む人間には難しい。  しかし現実には日本は7000弱もの島々で構成されており、その中で400以上の島々で人々が生活している。  電車がない。コンビニがない。学校すらもない。そんななかで関東に暮らす自分と同じ日本という国に生きる人々がいる。そこには自分と全く異なる視野をもった人々が存在するのではないか。著者は東京大学を1年間休学し、各地の有人離島での長い生活を通して、その魅力をより多くの人に伝えたいと考えた。  その手段として、SNSや動画ではなく、あえてフィクションという形で物語を創作した。メランコリックとノスタルジーの詰まった連作短編小説。 齋藤 真(さいとう しん) 1998年、茨城県生まれ。茨城県立水戸第一高校卒業、東京大学文科二類在学中。 20歳の時に狩猟免許を取得し狩猟を始める。 大学を1年間休学し日本の離島を探訪、長期滞在していたが、大型台風(令和元年台風15号や19号など)の影響で船が欠航となり本土へ帰れなくなる。 成人式後の同窓会で喋り相手がおらず、それを誤魔化す為に喫煙を開始する。小説の執筆を始めたきっかけは、浪人中暇だったから。

    試し読み

    フォロー
  • 逆境を食べる男
    -
    1巻880円 (税込)
    ジャーナリストの道へ進み、政治家になることを夢見たある青年の軌跡。 1973年、オイルショックの影響を受けて父の店が廃業し、残されたのは膨大な借金であった。その後一家離散となり、高校2年生にして一人暮らしを余儀なくされた主人公・徹平。彼は、ひとり過酷な人生を歩んでいくこととなった。大学受験をすることもできないまま浪人となり、東大進学を目指すも不合格。2度目の東大受験にも失敗してしまう。進学したのは早稲田大学であった。そこで雄弁会へと入部し、政治家や記者たちと関係を築いていく。そこから人生の転機が訪れる。 いくつもの挫折を乗り越えながら人生を突き進んでいく男のポジティブ・ストーリー。

    試し読み

    フォロー
  • 龍宮
    3.6
    いとおしき“異類”との交情を描いた8つの幻想譚 霊力を持つ小柄な曾祖母、人間界に馴染めなかった蛸、男の家から海へと帰る海馬。日常と非日常を行き来する玉手箱のような作品集

最近チェックした作品からのおすすめ