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猟奇の贄
とある犯罪組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には特殊能力があった。その能力を使うことで事件解決の糸口を見つけるが、数々の猟奇的な事件に巻き込まれることになり――。 -
アルゴリズムの乙女たち
第2回次世代作家文芸賞特別賞受賞作! 競プロ部を生まれ変わらせたいーー大学生の愛奈は、部長の小百合に誘われて競技プログラミング部に入部した。プログラミングスキルを競い合う団体競技で、目標はなんと全国大会出場!小百合ともう一人の部員・凉子とともに厳しい練習を重ねる愛奈。しかし三人の前には高すぎる壁が立ちはだかり……。 紡がれていく英数字と記号にこんなにも心躍るのか。 いまだかつてない「競プロ小説」が誕生! 第一章 出会い 第二章 乙女たちの始動 第三章 ブレイクスルーを求めて 第四章 強敵 第五章 Blue Water, Blue Sky 第六章 天高く乙女肥ゆる秋 第七章 試練の向こう側 第八章 ラスト・デイズ 終 章 -
ボニン浄土
島だけが、すべてを見ていた。 1840年、気仙沼から出航した五百石船・観音丸は荒天の果てに、ある島に漂着する。そこには、青い目をした先住者たちがいた。彼らは、その地を「ボニン・アイランド」と告げた。 時を隔てた現在。すべてを失った中年男は、幼少期、祖父が大切にしていた木製の置物をふとしたことで手に入れた。それを契機に記憶が蘇る。 彼は、小笠原行きのフェリーに足を向けた。その船には、チェロケースを抱えた曰くありげな少年も同乗していた。 物語は、ゆっくりと自転を始める。 ※この作品は単行本版『ボニン浄土』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
カンブリア
《能力》って、そんなに役に立つものじゃないんですよ。 物を持ち上げたければ手を使えばいい。 誰かと意思疎通したければ、その相手と話せばいい。 でも、あることに限り絶大な効果があるんです。 それは――犯罪です。 三鷹の賃貸住宅で若い女性が死亡した。当初は急性心臓死と思われたが、尾島警部補と相棒の閑谷巡査は過去にも同じ部屋で女性の突然死があったことを突き止める。だが怪しいと睨んだ大家・水田をいくら調べても、証拠は出てこない。感じたことのない奇妙な感覚を抱く中、尾島はこの事件の鍵を握る青年と出会い……。 虚ろな瞳が見つめる先には、若い女性の標的が。 常軌を逸した犯罪者を、黒ずくめのクールな刑事が追う! -
無人駅で君を待っている
親友、恋人、父や母…… 二度と会えないあの人に、 もう一度だけ会えるとしたら。 ――あなたは、夕焼け列車の奇跡を信じますか? 切なくも温かい「最後の再会の物語」。 静岡県は浜名湖に臨む静かな無人駅。 そこには、不思議な伝説があった。 「会いたい」――雲ひとつない快晴の日、オレンジ色に染まる夕焼けの中、ベンチに座り、二度と会えるはずのない故人との再会を強く願えば、やがて到着した列車から愛するその人が降りてきて……!? 書店員さん大絶賛作、新たに書き下ろし一篇を加えて待望の文庫化! 奇跡のストーリーに、心の奥深くから熱い涙が溢れ出す! 泣けるヒューマンファンタジーの名手・いぬじゅんが贈る、激泣必至の1冊! -
親愛なる僕へ殺意をこめて
山田涼介主演! 平凡な大学生、もう一つの人格は猟奇殺人犯。 二重人格サスペンス、完全ノベライズ! 消えた3日間ーー。 もう1人の僕は、誰だ 猟奇的殺人事件の謎を追う浦島エイジの、 “自分探しの旅”が今、始まるーー “人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい”と、 お気楽な毎日を過ごす大学2年生の浦島エイジだが、 実は連続殺人犯を父に持つがゆえ、 少年時代はいじめに遭うなど過酷な人生を歩んできた。 ある日、自らが二重人格であることを悟り、 “もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられて、 真相を明らかにしようと決意。 驚愕の事実が次々と白日の下にさらされ――。 -
ぷくぷく
ひとつ屋根の下の「ふたり」、もどかしい愛。 あなたが辛い時はいつでもそばにいるよ・・・。 都内で暮らしている、恋に臆病なイズミ。引っ込み思案なのは誰にも明かせない心と体の「傷」があるから。そんな彼女をいつも見つめているユキ。ひとつ屋根の下に暮らしながら言葉を交わすことはないけれど、イズミへの思いは誰よりも強い。もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。彼はイズミの凍った心を溶かせる相手なのか、それとも傷つけてしまう存在なのか・・・。ユキの気持ちは激しく揺れる。そして孤独な「ふたり」に起こる奇跡とは……。読み終わったあと愛おしさが溢れて止まらないハートウォーミング小説!解説は人気ブロガーで作家のみしょんさん。 ※この作品は単行本版として配信されていた『ぷくぷく』の文庫本版です。 -
遺跡発掘師は笑わない 三体月の呪い
「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。平家の落人伝説が残る、風光明媚な町だ。 しかし、意気込んで向かった発掘現場で、無量の身に立て続けに不穏なことが起こる。 聞こえるはずのない声が聞こえたり、誰かに腕を掴まれたような気がしたりするのだ……。 不穏な気配を感じながら発掘作業を進めると、現場からは経筒(きょうづつ)が出土した。経巻を保護するための筒形容器だ。 経筒から出てきたのはなんと、人形の頭(かしら)。 それを知った発掘現場の同僚で元舞台俳優の佐分利亮平は、無量を家に招く。 佐分利家には、「道成寺雛」という内裏雛が代々伝わっていた。 その雛人形を見た無量はぞっとする。女雛には頭がなかったのだ……。 経筒の中に入っていた頭はその女雛のものなのでは、と疑う亮平に、 カメケンチームは結託して、この内裏雛の謎を解こうとするが、そんな最中に亮平が事故に遭う。 背後には「安珍清姫」伝説や、佐分利家に伝わる「三体月の呪い」の言い伝えも絡んでいそうで……? -
永田町小町バトル
現役キャバ嬢代議士・小町が奮闘! 全有権者必読の政治エンタメ! 「夜の銀座」専門の託児施設を立ち上げた行動力を買われて衆院選に出馬、見事初当選を果たした芹沢小町。“現役”キャバクラ嬢でシングルマザーという経歴、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親達を中心に熱い支持を集めている。ひとり親家庭、貧困、埋まらない男女格差。“ジェンダー不平等国”ニッポンに、小町のパワーは風穴を開けられるのか!? 新・直木賞作家が放つ衝撃作、待望の文庫化。巻末解説を寄稿した書評家・斎藤美奈子氏、認定NPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏他、各界より絶賛応援の声、続々。全有権者必読の政治エンタメ! -
SUITS/スーツ season2
織田裕二×中島裕翔の最強タッグが帰ってきた! 全米でメガヒットを記録したスタイリッシュなリーガルドラマの日本版 待望のシーズン2を完全ノベライズ 話題の月9ドラマが早くも文庫になって登場! 「幸村・上杉法律事務所」の敏腕弁護士・甲斐正午は誰にも相談せず、ボストンに留学中のアソシエイト・鈴木大輔を突然呼び戻す。天才的な頭脳を持つ大輔に甲斐は早速、小説のアイデア盗用を巡る大手出版社の案件を任せた。そんななか、思わぬ出来事が起きる。かつて甲斐が事務所代表の幸村チカと追い出した共同代表の上杉一志が、闘病中だった妻の死を機に、復帰への意欲をのぞかせたのだ。それは幸村・上杉法律事務所を揺るがす、新たな闘いの始まりだった――。 -
花のお江戸で粗茶一服
弓、剣、茶の「三道」を伝える〈坂東巴流〉の嫡男・友衛遊馬、二十歳。 家出先の京都から帰還するも、家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、働き口を探してこいと言われてしまう。冴えない日々の中、曲者ぞろいの茶人武人にやりこめられながら、遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。明日が見えないあなたに贈る、笑えて泣けて元気になれる物語! -
遺跡発掘師は笑わない 鬼ヶ島の証明
戸川海運会長・戸川孝之助に依頼され、瀬戸内海に点在する塩飽諸島のうちのひとつ、 香川県丸亀市本島に向かった天才発掘師・西原無量。 ギャラは破格で羽振りのよさが窺えるその現場には、無量の他に 犬飼、鳥海、猿渡という3人の発掘師も呼ばれていた。 発掘調査が始まった日、無量の元に鬼を名乗る人物からの嘆願書が届く。 どうかお願いです。 桃太郎が鬼の宝を狙っています。 やつらを退治してください。私たちの宝を守ってください。 あなただけが頼みです。 「桃太郎伝説」の真実とは――。桃太郎とはいったい誰なのか――。 大人気文庫書き下ろし、シリーズ第11弾! -
おいしい野菜が食べたい!
農業高校を出たが、田舎から飛び出し、 東京で暮らすも挫折し、戻ってきていた小原和也。 彼はバイト先で知り合った 有機農業を始めたばかりの木村春菜を 手伝うことに。 しかし、素人同然の彼女と和也には、 なかなかうまく育てることが出来ない。 そんなとき、人づてに紹介された 仙人とよばれる男の指導を仰ぐことに……。 同じ頃、村では、農業生産法人の部長で、 村中で美人と評判の上田理保子が、 近代農業で大沼村を再生させようとしていた。 だが、慣行農業が主流の大沼村の中で、 ゆきづまりを感じていた。 近代農業と古き良き農業、共存共栄への道とは? 著者渾身の長編小説。 <目次> 第一章 それぞれの進む道 第二章 近代農業VS.有機農業 第三章 未来農家 -
ゼウスガーデン衰亡史
これはSFなのだろうか、歴史のパロディなのだろうか。 90年にわたるテーマパークの歴史の物語なのである。 双子の天才的な若者によって創設された[下高井戸オリンピック村]は奇抜なアイディアのアトラクションが人気を呼び、次第に大きなものとなっていく。 組織としての基礎も固まった時に双子は突然その才能を失い、その上、異常な科学者によって連れ去られてしまう。 残された幹部たちは集団指導体制で組織を運営することになる。 様々な才能が現れ、以前にもまして巨大で、奇抜で、危険で、グロテスクなアトラクションやモニュメントが次々と作られ、[村]は[ゼウスガーデン]と名称を変え巨大化する。 果ては国家をも超える存在にまで成長する。 反面、内部の抗争は激しくなり、腐っていくことになる。 元老院だ、執行部だ、皇帝派だと、さまざまな勢力が構想を繰り返す。そして次第に衰退をしていく。 1984年に兄弟によって作られたテーマパークは2075年内部から派生したテロ組織によって壊滅させられ、そのご細々と営業は続けられるが2089年過激派グループによって徹底的に破壊され、その歴史を閉じることになった。 -
文豪と酒
鴎外がビールに、荷風がウィスキーに託した思いとは? 本書は酒が様々なイメージで登場する傑作を厳選。古今東西、人類の友である酒になぞらえた憧憬や哀愁は今でも現代人を魅了し続ける。近代文学に足跡を残した漱石、露伴、安吾、谷崎、太宰ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら9人の詩人、歌人による魅惑のアンソロジー。 収録作品 屠蘇……夏目漱石「元日」 どぶろく……幸田露伴「すきなこと」 ビール……森鴎外「うたかたの記」 食前酒……岡本かの子「異国食餌抄」 ウィスキー……永井荷風「夜の車」 ウィスキーソーダ……芥川龍之介「彼 第二」 クラレット……堀辰雄「不器用な天使」 紹興酒……谷崎潤一郎「秦准の夜」 アブサン酒……吉行エイスケ「スポールティフな娼婦」 花鬘酒……牧野信一「ファティアの花鬘」 老酒……高見順「馬上侯」 ジン……豊島與志雄「秦の出発」 熱燗……梶井基次郎「冬の蝿」 からみ酒……嘉村礒多「足相撲」 冷酒……坂口安吾「居酒屋の聖人」 禁酒……太宰治「禁酒の心」 ●諸酒詩歌抄 上田敏「さかほがひ」 与謝野鉄幹「紅売」 吉井勇「酒ほがひ」 北原白秋「薄荷酒」 木下杢太郎「金粉酒」「該里酒」 長田秀雄「南京街」 高村光太郎「食後の酒」 中原中也「夜空と酒場」 萩原朔太郎「酒場にあつまる」 -
翔ぶ少女
1995年、神戸市長田区。震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、兄の逸騎(イッキ)、妹の燦空(サンク)とともに、医師のゼロ先生こと佐元良是朗に助けられた。復興へと歩む町で、少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった――。『楽園のカンヴァス』の著者が、絶望の先にある希望を温かく謳いあげる感動作。 -
四十九日のレシピ
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。 そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。 乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。 大切なひとを亡くしたひとつの家族が、再生へ向かうまでの四十九日間を描いた、感動の物語。 -
ストロベリー・フィールズ
「僕が今、女を感じてるのは、夏子先生だけです」 出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を平穏に過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会い、その危険なまでの若さに触れた夏子は、目を背けてきた己の渇きに気づかされてゆく……。 ひとりの女性の陶酔と孤独を描く傑作長篇。 〈解説〉稲葉真弓 〔著者のことば〕 誰もが、あからさまに「家族」の大切さを叫ぶ時代になって久しい。「家族」は人間にとって、最小単位の砦であり、「家族愛」ほど、愛の深さにおいて意味のある、健全で価値の高いものはないと見なされている。 とてつもなく嬉しいことが起こる。真っ先に誰に知らせたいですか、と聞かれる。誰もが「両親」「夫」もしくは「妻」「子供」と答える。 その健全さは微笑ましく、未来永劫、消えることはないかのように思われて、しかし、同時に、その健全な場所でこそ、人は苛立ったり、憎んだり、絶望したり、孤独の淵をさまよったりするのである。そこに「家族」がはらむ「魔」の部分がある。 (読売新聞2009年1月13日付、連載完結インタビューより抜粋) -
波に座る男たち
消滅寸前の昔気質のヤクザたちが、ふとしたことから手に入れた漁船で捕鯨を始める。超武闘派の環境団体ほか、障害も多く……。著者、初めての痛快冒険文学長編――男たちは海にくりだす。船はその名も任侠丸! 海、鯨、そして仲間たち、そして戦いが始まる! 小料理屋の主人・麓浩司は、借金のため、ヤクザ・大場会の料理人になることに。その大場会の台所も、火の車。任侠道にこだわりすぎの親分が、ある日、決断したのは、「日本の食文化の伝統を守る」稼業に乗り出すことだった。美女、伝説のスナイパーほか、多彩な登場人物が奏でる、ハートウォーミング&ユーモア冒険活劇。
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