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バブル全盛期にチームを結成し、数々の仕事をこなしてきた老人詐欺師グループ。認知症が進むリーダーのクルスが呟いた転覆という言葉に、彼らは決意する。最後に日本国の転覆という大きな仕事を成し遂げ、死に花を咲かせよう、と。書き下ろし長篇経済小説。
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Posted by ブクログ
「放射能汚染に苦しむ東北の人々のために不作為のままこの問題を放置する日本政府を転覆させましょう」と、立ち上がった詐欺師集団。
「私たちの目的…日本政府を覚醒させることです」と、中国大使館の書記官やジャーナリスト、衆議院議員、大手製鉄会社の副社長、風評被害の運動家、土地の払い下げをもくろむ学園の夫婦、首相夫人等々を、次々と巻き込んでゆく。
学園夫婦とは、もちろん森友を連想するし、学園夫婦を手助けする「天真爛漫な」首相夫人とは、言わずと知れたあの方を想像しないわけにはいかない。
最近の事件を頭に置きながら創作した、著者のたくらみだろう。
詐欺集団の行動が小気味よく感じるのは、彼らがカネをくすねる詐欺ではなく、国を正す詐欺師だからだ。
権力を相手にしている彼らの行為が痛快なのに対し、現実の詐欺事件(おれおれ詐欺や地面師詐欺など)は、弱者をカネ目当てに騙す卑劣な行為であり、論じる価値もない。
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