国内小説作品一覧

  • 不敵な男(上・下合冊版)
    -
    1巻880円 (税込)
    石川豊太(いしかわぶんた)は山羊(やぎ)を相手に自慰(じい)にふけるうち、急所を蹴られて巨根(きょこん)の持ち主となる。人生何が幸いするかわからない。女にもてた。苦学の末、弁護士になり、その間に覚えた経済のカラクリと勘のよさで、次々と事業を成功させていった。実力をつけた豊太は、銀座に次々とバー・ビルを建設した。やがて豊太は、企業規模を拡大するため、鉄道やゴルフ場経営にも乗り出すが……。
  • 不敵な男(上)(電子復刻版)
    -
    1~2巻605円 (税込)
    静岡の貧乏小作人の次男坊石川豊太は、近郷近在に知れ渡った神童。職業軍人の途を夢見るが、家庭の事情で断念。某日、山羊に大切な所を蹴られてから美事なお宝の持ち主となる。以来、豊太の人生はその節目節目にこのお宝が運を開くことになる。苦学して司法試験にパスし、弁護士の道を歩むが、金融会社の倒産事件を扱って経済のカラクリを知り、いよいよ金儲けに邁進することになった。痛快青春立志伝。

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  • 普天間よ
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    在日米軍基地の約75%が集中する沖縄。いまも「日常のなかにいつも戦争がある」基地のある町に暮らす祖母、父、娘、三世代それぞれの「普天間」。轟音の中での日常を切実に描き出す書下ろし中篇「普天間よ」を収録、戦前戦後を生き抜いて沖縄文学を牽引し続ける作家が沖縄の魂を織り込んで、「沖縄と戦争」をあぶりだす7篇。

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  • 筆と槍 天下を見届けた男
    -
    1巻2,600円 (税込)
    情報を制した者は、天下を制す。反りの合わない若き主君・三好義継の奸計によって信長の逆鱗に触れた「槍使い」の和久又兵衛は、すんでのところで秀吉に命を救われる。三好家を見限った又兵衛は、逆に三好家調略の功を立て、取次・交渉を担う「右筆」の和久宗是として信長の配下で働くことに。戦場で槍を振るう悦びに焦がれながら、日々筆を執り、天下人の政務を支える宗是の主君は、やがて信長から秀吉へ移る。そして現れる奥羽の雄・伊達政宗――。信長から秀吉、そして家康の世に至る、血生臭くも華々しい戦国を、信長・秀吉・政宗という3人の英傑のもとで生き抜いた「交渉人」の視点で描き切った大河長編。
  • 不当買収
    値引きあり
    3.0
    「俺がやりたかったのは本当にこの仕事なのか」。2つの銀行が合併したメガバンク、WFB銀行に勤める松下遼。旧態依然とした体質、派閥同士のいがみ合いが蔓延する行内。ある事件をきっかけに、遼は買収ファンドへの転職を決意する。ところが最初の仕事は、婚約者の父が経営する会社へのTOB(買収劇)だった――。(講談社文庫)
  • 不撓不屈
    3.8
    1巻968円 (税込)
    中小企業支援のため、理不尽な国税当局と闘った一税理士を支えたのは「一円の取りすぎた税金もなく、一円の取り足らざる税金も無からしむべし」の信念だった。国を相手に一歩も譲らなかった男を描く実名長編!
  • ふとしたことで切腹屋
    -
    駆け出しの公事師・辰次は、信濃国松代藩山手村から江戸に公事に来た伊左衛門、三平、善六に、もののはずみで「負けたら腹を切る」と大見得を切り、大金三十両の仕事を引き受けてしまう。だが、形勢は圧倒的に山手村に不利で、さらに相手方の坂田町には凄腕公事師の唐物屋がついていた。このままでは勝ち目がない辰次は、あの手この手を尽くすが、果たして辰次に逆転の目はあるのか? 痛快! お江戸公事エンタテイメント!!(『切腹屋』改題)
  • 蒲団・少女病
    -
    1巻220円 (税込)
    「蒲団」私小説の草分けとなった作品。妻子ある30代後半の文学者、竹中時雄。若くて美しい横山芳子という弟子を下宿させ、恋をしてしまう。しかし芳子に恋人ができると時雄は横恋慕し、別れさせるために故郷に帰してしまう。芳子が出て行った部屋で蒲団やら寝間着の彼女の匂いを嗅いで涙する。性欲と悲哀と絶望。「少女病」杉田古城は37歳の妻子ある会社員。元は文学者で大きな体と醜い容姿からは想像もできない繊細で美しい少女小説を書いていた。今は通勤電車や道で見掛ける女の子を観察しては空想に耽るのが至高の楽しみの毎日。ある日、すばらしく美しい少女に見とれてしまい満員電車から転落し事故死してしまう。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 蒲団・重右衛門の最後(新潮文庫)
    3.8
    赤裸々な内面生活を大胆に告白して、自然主義文学のさきがけとなった記念碑的作品『蒲団』と、歪曲した人間性をもった藤田重右衛門を公然と殺害し、不起訴のうちに葬り去ってしまった信州の閉鎖性の強い村落を描いた『重右衛門の最後』とを収録。

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  • 不動産男子のワケあり物件
    3.8
    「不動産屋を見たら、まずは詐欺師だと疑え」 俺はそう断言できる。ウチの社長は平気で客を事故物件とか悪条件の部屋にぶち込もうとする。でも、本当に幸せになれる物件を宛てがうことが俺たちの仕事じゃないのか? お客さんが本当に満足できる物件がほかにもあったかもしれないのに、不動産屋の都合で部屋を押しつけるなんて……。 そんな想いを抱えるものの、自分も身元を偽って面接を受けた研修中の身。就職活動がうまく行かなかったとはいえ、本当にこんな不動産屋に就職して良いのだろうか? 物件探しにも役立つ、不動産業界の裏を描いた青春物語。
  • 不動のセンター 元警察官・鈴代瀬凪
    3.4
    大人気アイドルグループMy SeLection(通称マイセレ)のセンター・鈴代瀬凪。元警察官という異色の経歴を持つ彼女は、メンバーの一人がTVプロデューサーからもらったお香に覚醒剤が混入されていることを疑い、調査を始める。覚醒剤の供給元を突き止めるも、罠にかかり瀬凪が覚醒剤所持で逮捕されてしまい--。単独ライブも近づき、瀬凪は犯人を捕まえて無実を証明できるのか! 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。
  • 風土記 上 現代語訳付き
    -
    風土記は、8世紀、元明天皇の詔により諸国の産物、伝説、地名の由来などを撰進させた地誌。現存する資料を網羅し新たに全訳注。漢文体の本文も掲載する。上巻には、常陸国・出雲国、播磨国風土記を収録。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • ふなくい虫
    -
    ふなくい虫。流木に喰いつき、ひとり、隣の虫にぶつかりそうになると、慌てて折れまがり、暗い木のなかを、ばり、ばり、と喰いすすむだけの一生。相手の顔も見ず、尻っぽの先をひらひら泳がせ、孤独に受精するという。孤独のホテルのけだるい倦怠に身を任せる5人の男女は、人類断絶の時代の開始を告げるのか。錯綜する愛欲関係に精神の孤絶感を刻み、現代の予感する終末の世界を、詩的に、残酷に謳いあげた、荒地のものがたり。
  • ふなだま
    5.0
    1巻1,496円 (税込)
    信頼できる上司はいますか? 助けてくれる仲間や部下はいますか? 父の葬儀後、一週間ぶりに出社した課長の江原修司は社内でリストラが行なわれることを知る。上から無茶な人員削減案を押しつけられ 、家庭も崩壊寸前……。苦悩する修司が見つけたのは、亡き父が遺した不思議な石。この「石」に触れてから、修司は奇妙な夢を見始める――。「この夢は一体誰の夢なのか?」父の遺品が導く“真のリーダー”とは!?
  • ふなっしー探偵
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふなっしーは、じつは探偵だった!連続ばくだんまから、みんなを守れ! 東京で「じごくのスノーマン」というはん人による、連続ばくはつじけんが発生。 ちょうさをたん当するけいじ・平塚平助のあいぼうは、なんとふなっしー! 梨のようせい・ふなっしーは、「探偵」という別の顔を持っていたのだ。 ご当地キャラたちで結成しているFNS(ふなっしーネットワークシステム)のおうえんを受けたふなっしーと平助は、ぶじにじけんをかいけつできるのか!? フジテレビで放送されたドラマ「ふなっしー探偵」が なぞときあんごうがいっぱいの本になりました。
  • 船泊まりまで
    -
    妻の狂気とともに生きる男の愛と漂泊の日々 システムエンジニアの俊一、妻・冴子は、世間や周囲に対し、常に一定の距離を取り、決してうち解けることがない。しかし、それぞれを縁(よすが)とすることで、静かな日々を送っていた。俊一は、前妻とのあいだに子をもうけることができず離別したが、ひとり暮らしのアパートの隣に住む女・冴子の泣き声を毎夜聞き続けるうちに、関係を持ち、世帯を構えていた。 そんなふたりに、彼女の妹夫婦から代理母になってくれないか、との相談が持ち込まれる。その選択を受け入れた冴子だったが、やがて、お腹が大きくなるうちに彼女の中で変調が起こり始める――。

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  • 船乗りクプクプの冒険
    4.1
    1巻440円 (税込)
    宿題をなまけて本を読み始めたタローは奇妙なメマイとともに、物語の世界に陥ち込んだ。執筆途中で姿をくらましたキタ・モリオ氏のために大海原を漂うはめになった主人公クプクプに変身したのだ。物語の結末を求めて無責任作者を追うクプクプとその仲間の前に、つぎつぎと現われるメチャメチャの世界。読む人を思わず青い海へ、空想のたのしみへとひきこむユニークなメルヘン。

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  • 船乗りだった君に捧ぐ
    -
    レブンブルーと呼ばれる礼文島の海を見に、わたしは北海道へ行く。稚内から船に乗り、海を眺めながら礼文島へ向かう。ところどころで船乗りだった君の手紙を思い出し、ある思いを秘めながら思い出の君と共にわたしは旅をする。

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  • 舟姫潮姫
    -
    関ヶ原の戦いの直前、瀬戸内海の島々を舞台に、美貌の姫たち、歌舞伎踊の名手、海賊船、美貌と剣の兄弟たちが繰り広げる、ソロモンの財宝の在処が古代文字で書かれた舟姫呪文の秘文書を巡る、愛と欲の伝奇物語。伝奇小説の第一人者が描く、妖異怪奇の異色譚。
  • ふなふな船橋
    4.0
    父親は借金を作って失踪、母親は恋人と再婚。15歳で独りぼっちになった立石花は、船橋で暮らす決断をした。それから12年、恋人との結婚を考えながら暮らす花に、再び悲しい予感が……。ふなっしーも直筆の推薦文を寄せる、心を温めてくれる長編小説。
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
    3.7
    「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」――。女優になるために上京していた姉・澄伽(すみか)が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深(きよみ)への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために……。小説と演劇、2つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。
  • 船に乗れ! I 合奏と協奏
    4.2
    1~3巻660~715円 (税込)
    本屋大賞候補の音楽小説三部作、新装文庫版を電子化!  新生学園大学音楽科の創設者を祖父に持つ津島サトルは、プロのチェリストを目指し、一家の敷いたレールに乗っていたはずだった。しかし芸高に落ち、失意のまま新生学園大学付属高校に入学する。  サトルはそこで一流の音楽を奏でるため奮闘する同級生たちに出会う。フルートを奏でる美少年・伊藤慧とポニーテールの鮎川千佳。そして、見たこともない澄みきった目をしたヴァイオリン奏者、南枝里子。オーケストラの想像以上に過酷な練習は、彼らを戸惑わせる。夏休みのオーケストラ合宿、文化祭、南とピアノの北島先生とのトリオ結成と、一年は慌ただしく過ぎていくが……。  本屋大賞ノミネートの傑作青春音楽小説3部作が、人気漫画家・穂積さんの描き下ろしカバーイラストで新装文庫化!!
  • 不能共【電子版特典付き】
    4.8
    「貴方のことが大嫌いなんですよ」 目の前で彼女に死なれた男×その彼女の旦那だった男 ふたりの「不能」な男が、最悪の関係性から、かけがえのない存在になる。 愛憎入り乱れ修羅場系&感動BL!! 交際していた恋人・加奈子が既婚者と知った朝陽大輝。 関係を清算しようとしたが、加奈子は朝陽の目の前で自死してしまう。 葬儀後、加奈子の夫・清瀬隆が朝陽の家を訪れる。二人の関係を知っており、「貴方しか加奈子の話が出来る相手がいない」と言い張り、なぜか日々料理を提供する。 清瀬に嫌悪感を抱き彼の作る食事も拒否する朝陽だったが、自分に執着する彼と接するうち、新たに複雑な感情が生まれていく。 ある時、嗜虐心の赴くままに清瀬と接した朝陽は、彼が「不能」であること、その背景にある加奈子との凄絶な関係性を知り――。 ※Web小説サイト「カクヨム」投稿作に大きく加筆修正をし書籍化。 装画=鈴木次郎 *電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリー「冬と残暑見舞い」を収録。
  • 腐敗連鎖 上
    -
    1~2巻682~770円 (税込)
    国際反戦デーのデモで騒然とする昭和47年の東京・銀座で、男たちは再会を果たす。早大生のタクとケン、家出してクラブで働くマサは、兵庫の山間の村で育った幼馴染みだった。3人は協力して学生起業を志すが、心が一つになれないわけがあった。やがて、カネと女に翻弄された彼らに破滅が訪れる…。オイルショック前夜、男たちはどこへ墜ちていくのか。「俺たちの出会いはいつも不幸になる」。著者渾身の経済大河小説。開幕!
  • 不発弾
    3.6
    今度はあなたが、爆発させてみる? 退屈な日常から逃れられるきっかけなんて、どこにでも転がってる。デパート勤務の的場智明は、地味な売り場での仕事に耐える日々を過ごしていた。そんな折、息子や娘の、“秘密”を妻までが一緒になって隠していたことに気づく。たまりにたまった憂さをはらすために彼がとった行動とは……。表題作など、現代人の爆発寸前の心境を的確に捉え、見事な筆致で描く、秀逸短編集。(講談社文庫)
  • 不発弾(新潮文庫)
    3.7
    大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった――。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く経済サスペンス。(解説・磯山友幸)
  • 吹雪物語
    -
    希望の裏打ちのない若者の行為があり得ようか過去・現在・情念・観念の行きかう193X年冬の新潟。鋭利、俊敏な安吾が、全青春を賭けて敢闘した力作――後の"安吾"を生んだ"夢と混沌"の巨大な"坩堝"。同時代の批評に埋没させられていた秀作『吹雪物語』。
  • 不法愛妻家
    3.0
    イタリア人のファブリは、大阪生まれの和泉と出会い、恋に落ち結婚する。せっかちでドライな和泉と、どことなく要領が悪く、ロマンチストなファブリ。「大阪人vsイタリア人」とも言える二人は、惹かれ合ったり反発し合ったりしながら、日々を送り、やがて子供も生れる。爆笑の中で、夫婦、家族、日本を問う、新鮮な、書き下ろし長編。

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  • 踏み跡にたたずんで
    3.0
    1巻1,600円 (税込)
    土地と人々の記憶が紡ぐ珠玉の物語 芥川賞作家が放つ待望の傑作掌編小説集 少年と神様の出会いを描いた「掩体壕」、戦争の記憶がよみがえる「赤い波」、伝説と現実が交錯する「磨崖仏」、山での不思議な出会いを描いた「幻のホダ場」 。夢か現か幻か......。なつかしくて不可思議。心をざわつかせる36編。
  • 踏切を渡ってコロッケ
    -
    1巻275円 (税込)
    彼女と同居するため、主人公が「2000冊の蔵書を全て売却する」という行為は、誰かと一緒に住むという真実を顕にする。 この物語の主人公は、京都で働く女性と結婚し、しかしそのまま京都と東京で別々に暮らしていました。そして1年を経て上京し東京で働く彼女と同居することになります。結婚し、同居するという行為にまつわる事の全てが、ここにあると言っても過言ではないくらい、主人公が決断する「2000冊の蔵書を全て売却する」という行為は象徴的に、誰かと一緒に住む、という事の真実を顕にします。最終的に二人が決める新居は、彼が本を売らなければ見つからなかった場所です。ということは、やはり増え過ぎた本は売るのが正解なのでしょう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • 不毛地帯 第一巻
    4.5
    1~5巻1,045~1,155円 (税込)
    拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。

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  • 不毛地帯(一~五) 合本版
    5.0
    1巻5,500円 (税込)
    拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。 ※当電子版は『不毛地帯』(一)~(五)の全五巻をまとめた合本版です。
  • 長恨歌 不夜城完結編
    3.5
    1巻1,012円 (税込)
    残留孤児二世として歌舞伎町に生きる武基裕。麻薬取締官に脅され引き合わされた情報屋、劉健一が、武の精神を蝕み暴走させていく――。大ヒットシリーズ、衝撃の終幕!
  • フュージョン
    4.1
    1巻1,155円 (税込)
    ダブルダッチと出会って、私は変わり始めた中2の夏休み、同級生がやっていたダブルダッチを目撃した朋花は、そのカッコよさに魅せられてチームに参加する。今人気のスポーツを題材にしたYA青春小説!
  • この冬、いなくなる君へ

    3.8
    文具会社で働く24歳の井久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。ある夜、ひとり会社で残業をしていると火事に巻き込まれ、意識を失ってしまう。はっと気づくと篤生と名乗る謎の男が立っており、「この冬、君は死ぬ」と告げられて――。ラストのどんでん返しに、衝撃と驚愕が待ち受ける!
  • 浮遊
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    高校生のふうかは、会社経営の男の家で柔らかいソファに座り、男の元恋人を象ったマネキンの下、夜毎ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け――。芥川賞受賞作『破局』を超える衝撃。 モモコグミカンパニー(BiSH)、戦慄! 「恐怖」の概念を覆す衝撃作! 「読んでいる間、身体が透明になったりまた人間に戻ったりする。ゲームと現実、幽霊と人間、その境目の混沌を彷徨いながら、最後には、私は人間でいたいと思った。しかし、なぜか、遠野ワールドでは、幽霊の方が息をしやすそうなのだ。」
  • 浮遊霊ブラジル
    4.0
    「死にたい。死んでるけど」 ユーモラスで優しい世界にたゆたう人々。 ・給水塔と亀/定年退職し帰郷した男の静謐な日々を描く川端康成文学賞受賞作。 ・地獄/「物語消費しすぎ地獄」に落ちた女性小説家を待ち受ける試練。 ・浮遊霊ブラジル/初の海外旅行を前に急逝した私は幽霊となり旅人たちに憑いて念願の地を目指す。 (上記ほか4篇収録) 本書で第27回紫式部文学賞を受賞。 自由で豊かな小説世界を堪能できる珠玉の短篇集。 解説・戌井昭人
  • 不愉快な本の続編
    3.4
    フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活から遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ――。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。
  • 冬桜
    -
    1巻770円 (税込)
    女優 音無美紀子さん 大絶賛! 「かたくなに真実を隠し、愛する人のために尽くそうとする登場人物たちの心情に寄り添いながら、先の読めない展開にワクワクドキドキの連続でした。私の一押しです!」 シングルマザーの清美は、祖母が経営する居酒屋の板前「元さん」に思いを寄せていたが、ある事件がきっかけで、元さんが女子大生強姦殺人事件の指名手配犯なのではないかとの疑念にかられる。強姦された過去を持つ清美が、元さんの知られざる過去を調べていくうちに、いくつもの殺人事件が絡み合った意外な真相が明らかになっていく……。
  • 冬と瓦礫
    3.5
    1995年1月17日未明、阪神・淡路大震災が発生した。 神戸市内の高校から都内の大学に進学し、東京で働いていた青年は、早朝の電話に愕然とする。 かけてきたのは高校時代の友人で、故郷が巨大地震に見舞われたという。 慌ててテレビをつけると、画面には信じられない光景が映し出されていた。 被災地となった地元には、高齢の祖父母を含む家族や友人が住んでいる。 彼は、故郷・神戸に向かうことを決意した。 鉄道は途中までしか通じておらず、最後は水や食料を背負って十数キロを歩くことになる。 山本周五郎賞を受賞した作家が自らの体験をもとに、震災から30年を経て発表する初の現代小説。
  • 冬に子供が生まれる
    3.9
    1巻1,782円 (税込)
    著者七年ぶりの新作長編!直木賞受賞第一作! その年の七月、丸田君はスマホに奇妙なメッセージを受け取った。 現実に起こりうるはずのない言い掛かりのような予言で、彼にはまったく身におぼえがなかった。送信者名は不明、090から始まる電話番号だけが表示されている。 彼が目にしたのはこんな一文だった。 今年の冬、彼女はおまえの子供を産む これは未来の予言。 起こりうるはずのない未来の予言。 だがこれは、まったく身におぼえのない予言とは言い切れないかもしれない。 これまで三十八年の人生の、どの時代かの場面に、「彼女」と呼ぶにふさわしい人物がいるのかもしれない。 そもそも、だれが何の目的でこの予言めいたメッセージを送ってきたのか。 丸田君は、過去の記憶の断片がむこうから迫ってくるのを感じていた──。 三十年前にかわした密かな約束、 二十年前に山道で起きた事故、 不可解な最期を遂げた旧友…… 平凡な人生なんていったいどこにあるんだろう。 『月の満ち欠け』から七年、かつてない感情に心が打ち震える新たな代表作が誕生。読む者の人生までもさらけ出される、究極の直木賞受賞第一作!
  • 冬に咲く花のように生きたあなた
    3.8
    「明日死んでもいいくらい、後悔のない人生を送りたい」。 幼い頃から難病を抱え、限りある日々を大切に生きる会社員・赤月よすが。 「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」。 いじめから逃れるために親友を裏切り、絶望の日々を過ごす中学生の少女・戸張柊子。  正反対の道を歩む2人は、ある事故をきっかけにお互いの心が入れ替わってしまう。 死にたがりの少女との出会いに運命を感じたよすがは、過去に自分が描いた一枚の絵が問題解決の鍵だと気づくが……。 「私が消えてしまう前に、私自身の希望を誰かに託したかったんだーー」 10万部突破『この空の上で、いつまでも君を待っている』の著者がどうしても書きたかった感動作!
  • 冬になる前の雨
    3.0
    何度電話しても、彼は出ない。志保(しほ)は、敦雄(あつお)の気持ちが自分から離れていることに気付いていた。彼の心を取り戻したい。忘れることなんて出来ない。彼を独占したい。……方法は一つ。彼の骨を、砂時計に閉じこめてしまうこと――(「ひと時の砂」)。表題作を含む、愛(いと)おしく、そして凍り付くような16作品。『ぶたぶた』作者が描き出す、もう一つの代表作!
  • 冬のアサガオ
    -
    1巻792円 (税込)
    周りと違う体の特徴を持っている女性・悠亜は、生活にどこか生きづらさを感じていた。ある時、母との会話の中で自分が実の娘でないことを知る。自分は何者か、居場所はどこにあるのか、悩みつつも悠亜は花屋で働き始めるが、初対面であるはずの店主・吉沢の顔に何故か懐かしさを感じていた。実は彼は悠亜のある秘密を知っていたのだ──。一人の女性が悩みながらも自分の居場所をみつける物語。
  • 冬の運動会
    4.0
    厳格な祖父、口やかましい父が支配する、冷たく思いやりのない家庭を憎み、菊男は町の小さな靴屋に出入りするようになった。子供のいない靴屋夫婦と菊男の間に、いつしか奇妙な疑似親子関係が出来ていく。二つの家庭を行き来する菊男は、やがて父や祖父も同じような場所を持っている事に気付いた──。祖父、父、長男の三世代の男達と、彼らを支える女達の愛を描く異色長編シナリオ。

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  • 冬の陽炎
    値引きあり
    3.0
    借金から逃れるため、東京に来たタクシードライバーの姜英吉。客の忘れ物の、宝石、麻薬、そして現金2300万円が入ったボストンバッグを手に入れたことから、彼の人生の転落は加速していく。己の欲望に突き動かされた人間達が群がり始め、互いに牽制し、欺きあう――。正気と狂気のはざまに存在する底なしの快楽を描いた、息もつかせぬ傑作長編。
  • 冬のかたみに
    -
    どじょうや鮒を獲り、桑の実をつんだ幼少の一日、父の亡骸が帰ってきた。哀しみに凍った日々を、臨済の寺でひたすら禅の修業にうちこんだ少年時代。日韓混血の宿命を負って、いくたびか人生の岐路に立たされながら、厳しく自己を律した青年時代。父の自裁を、母の離反を、彼は超えられただろうか――。早世した著者が、自らの精神形成を端正な筆に刻んだ、感銘深い長編自伝小説。
  • 冬の伽藍
    4.0
    煉獄の中で、私は天上の果実を口に含んでいた……。夫を事故で失った高森悠子は、薬剤師として勤めることになった軽井沢の診療所で医師・兵藤義彦と出会う。彼もまた、妻の美冬を自殺で亡くしていた。義彦に恋心を抱きながら、好色なその義父・英二郎の誘いを拒みきれない悠子。エロス匂い立つ、長編恋愛小説。
  • 冬の蜃気楼
    3.3
    美少女と中年男に弄ばれる甘美で残酷な青春。 1958年、東京郊外にある映画撮影所(著者が助監督として活動した松竹大船撮影所がモデル)から物語は始まる。主人公は大学を卒業したばかりの22歳の助監督。映画界は最盛期を過ぎたとはいえまだまだ活気に満ちている。新人女優として突然主人公の目の前に現れた16歳の美少女と大根役者の中年男をめぐってストーリーは展開する。ほとんどは、巨匠が監督する映画「一葉」の撮影現場である。当時の映画製作の現場が微細に生き生きと描写される(著者がこれほど詳細に映画製作の現場を描いたことはない)。最終の第12章のみ33年後という設定である。甘美な青春の日々とほのかなエロティシズム――、青春の苦さを見事に描いた傑作長篇小説。
  • 冬の紳士
    -
    敗戦の混乱の中で真実を探る男の謎――娼婦が立つ露地裏、常連に支えられた小さなバー。そこに気まぐれに現われる正体不明の男を、常連客は冬の紳士と呼んだ。男は自棄になった若い女性を救い、彼女のヒモを気取る義兄に生きることを教える。実は彼自身、はためには順調にみえる事業や家庭を捨て、自らの第2の人生に挑戦していたのだった。冬の紳士こと尾形祐司の奇矯な行動を通して、敗戦後の日本人の生き方を示唆した記念碑的長編。
  • 冬の旅
    4.2
    【第二十四回伊藤整文学賞受賞作】妻の失踪を皮切りに、緒方の人生は転落の一途を辿った。失職、路上生活、強盗致死。そして二〇〇八年六月八日午前九時、緒方は五年の刑期を終え滋賀刑務所を出所する。自らの人生の意味を問い直すかのように大阪の街を彷徨い、やがて和歌山のとある村へと流れついた緒方。流浪の旅の末、彼が目にしたのは地獄か、それとも極楽か。
  • 冬の旅
    4.1
    1巻1,023円 (税込)
    美しく優しい母を、義兄修一郎が凌辱しようとした現場を目撃した行助は、誤って修一郎の腿を刺して少年院に送られる……。母への愛惜の念と義兄への復讐を胸に、孤独に満ちた少年院での生活を送る行助を中心に、社会復帰を希う非行少年たちの暖かい友情と苛烈な自己格闘を描き、強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う力作長編。

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  • 冬の旅人(上)
    3.5
    1~2巻880円 (税込)
    裕福な骨董商の家に育った少女・環は、幼いころに見た1枚の西洋画に心を奪われる。その運命の導くまま、聖像画を学ぶために、17歳で革命前夜の帝政露西亜へと留学するが、尼僧たちのいる窮屈な名門女学院を脱走、市中の貧民窟、そしてシベリアへと北の大地を彷徨(さまよ)い、絵筆をとりつづける。大河歴史ロマン。
  • 冬の月
    -
    過ぎ去った日々のきらめく記憶の断片、懐かしき伊豆の海、山……。数十年を経て相見える旧友との交情、ふたたび蘇って来る若き日の情熱。少年の頃の肉親や、新聞記者時代の体験から生まれた、著者のロマネスクな世界を淡く、涼やかに描きだす珠玉集。表題作のほか「土の絵」「ある交友」「明るい海」「海の欠片」「四角な石」など九編を収録。
  • 冬の椿
    -
    戦火がいよいよ烈しさを加えて来た昭和19年、画学生・笹田香澄は、母とともに鎌倉に疎開して来た。隣家の青年実業家・瀬木龍彦は、香澄の美しさに惹かれ結婚を申し込んで来るが、香澄の心には同じ研究所の画学生・伊吹慎一の面影が焼きついて離れない。しかし伊吹に赤紙が来て、応召の前夜、香澄は伊吹に抱かれた。……何年か後、香澄は財力にものをいわせた求愛の前にくずれ、瀬木の妻となっていた。しかし戦死を伝えられた伊吹が突然生還し、香澄の情熱は再び燃えあがった。ふとした事で知った革染の美と伊吹への恋が、香澄の前に明るく開けて来る……女の恋と情熱を描く長篇!
  • 冬の虹
    -
    親子三人の平穏な生活を送っていた家庭から、夫が莫大な借金を残して蒸発した。妻・暁子の前につぎつぎと明かされる、夫の知られざる過去、悪質サラ金業者の執拗な追及……。苛酷な現実にさらされながら、民芸店に勤めた暁子は、古い藍染めの布に出会い、その美しさと、しなやかな強さに惹かれていった。無我夢中で歩きまわっていた暗闇のかなたに見た、かすかな一条の光――。
  • 冬の花火
    4.0
    かつて著者が勤めた札幌医科大学病院に入院しながら、「短歌研究」第一回五十首詠募集の特選となり、颯爽と中央歌壇に現れた新星・中城ふみ子。歌集『乳房喪失』は大反響を呼び、昭和短歌史にその名を刻むが、すでに乳癌で両方の乳房を切除していた彼女は死の床にあった。それでも恋に堕ち、性の深みに堕ちてゆく。美貌と才能に恵まれ、短くも激しい生命を燃やして31歳で夭折した歌人の愛と生の遍歴。
  • 冬の光
    3.6
    四国遍路の帰路、冬の海に消えた父。 家族、男女関係の先に横たわる人間存在の危うさを炙り出した傑作長編。 企業戦士だけれど、子煩悩だった父。だが父は、二十年間ひとりの女性を愛し続けていた。 一度は夫の裏切りを許し、専業主婦として家庭を支えて生きてきた母は、父の退職後に発覚した事実に打ちのめされる。 それなりに安定した幸せな家庭を作ってくれた父が、四国の遍路を終えた時、冬の海に飛び込んだのは何故なのか。 家庭の外にもう一つの世界を持っていたその心中とは? 次女の碧は職場に休暇願いを出し、父の最後の旅を辿ろうと決めた。 日本の標準的で幸せな一人の企業戦士の、切なく普遍的な人間心理。 四国遍路のリアルな光景を辿るうち、読者も自身の人生、男と女の根源的関係に思いを馳せることになるに違いない。 変容し続ける作家・篠田節子の到達点。 解説・八重樫克彦
  • 冬のひまわり
    -
    1巻550円 (税込)
    毎年、夏になると鈴鹿サーキットに通い続けてきた麻子。それは耐久レースを観るためではなく、スタンドのはずれの海の見える場所で、森谷透に会うためだった。出会いは、麻子が16、森谷が20歳のとき。それから二人は愛し合いながらも、森谷は単身イタリアに渡り、麻子は小学校の教師と結婚をする。その後、再会した二人は7年間も同じ日同じ場所で逢瀬を重ねてきた。20年に亘る愛の奇跡の結末は……。『浅の川暮色』も収録。
  • 冬の貿易風
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    時を重ねた再会は、彼女に新しい名前、本来の名前をもたらすはずだ ホノルルのブックストア。 巨大なショッピング・センターの中にあるその店の外側は 冬の貿易風が降らせるどしゃぶりの雨だ。 そのブック・ストアで劇的な再会が起きる。 2人は10年ぶりの再会を喜び、男は女の家に招かれ、 同居の女性と息子にも紹介され、やがてその息子の姿に かつての自分を重ね、しばし痛切な思い出にひたる。 しかし、10年前は10年前、今は今だ。彼はもう大人である。 だから関係も、変わっていい。 今こそ彼女の名を、昔とは違ってハッキリと声に出すべき時だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 冬の道 吉村昭自選中期短篇集
    4.0
    透徹した視線、研ぎ澄まされた文体、凝縮されたイメージ――重厚な歴史小説で知られる一方、短篇を数多く残した吉村昭。その全盛期とも言える『戦艦武蔵』以降、昭和後期までの「中期」に書かれた作品群から、吉村文学の結晶たる十篇を収録。 「吉村昭は刺激的で、とても現代的で、いまなお読者を圧倒する力をもつ」池上冬樹(編者解説より) ※収録作品 鳳仙花 休暇 苺 破魔矢 黄水仙 欠けた月 冬の道 飛行機雲 鋏 月下美人
  • 冬山の掟
    3.8
    遭難をめぐり、人間の本質を深くえぐった、新田作品の初期短編集! 冬山では午後になって新しい行動を起こすな―― 山で発熱した者のためにこのルールに背いて、吹雪の中をさまよう一行と、 その身を案じる家族の懊悩を描く表題作のほか、 「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。 解説・角幡唯介 ※この電子書籍は1978年7月に文春文庫より刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • 冬を迎えようとして
    -
    1巻110円 (税込)
    若くして病死した女流作家。長い闘病生活や生への希望や喜び、遺された者たちへの思いを書いた作品が多い。「冬を迎えようとして」「響」「日の光を浴びて」の三話を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 芙蓉城の検屍官
    3.0
    【不審死の謎を解き明かす、中華検屍バディ・ミステリー!】 齢二十で難関試験である科挙を突破した李黎明は検屍官として芙蓉城と呼ばれる都・成都に赴任した。使命に燃える黎明だが、指導係の隆起には明らかに歓迎されていなかった。 ある日、富豪の商人が不審死を遂げた。全身の穴から血が噴き出た異様な死体に、隆起はとくに調べもせず呪詛だと判断する。しかし、納得のできない黎明は、一人で捜査を開始することに――!?
  • 芙蓉千里シリーズ【全4冊 合本版】
    5.0
    「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。 ※本電子書籍は「芙蓉千里」「北の舞姫 芙蓉千里II」「暁の兄弟 芙蓉千里III」「永遠の曠野 芙蓉千里IV」を1冊にまとめた合本版です。
  • 芙蓉の人
    4.2
    日々の暮らしに欠かせない天気予報。明治期に、この予測をより正確なものにするべく命を懸けた夫妻がいた。野中到(いたる)・千代子夫妻――到は私財を投じて富士山頂に気象観測所をたて、前人未到の冬期観測を実施。「一人であれば、夫は必ず死ぬであろう」と考えた千代子は、夫を支えるため後を追って山頂に登るが……。世界遺産に登録された霊峰・富士山を舞台に、日本の未来のために初めて富士登山に挑んだ、実在の夫婦の感動物語! 2014年7月26日からNHK総合で連続ドラマ化(全6回)。
  • フライ,ダディ,フライ
    4.3
    鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは──。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは──ザ・ゾンビーズの面々だった! 脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる!
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    「物語の主人公になって、劇的な人生を送りませんか?」 平凡な高校生・涼一は、日常をドラマに変える《フラッガーシステム》のモニターになる。 意中の同級生佐藤さんと仲良くなりたかっただけなのに、生活は激変! ツンデレお嬢様とのラブコメ展開、さらには魔術師になって悪の組織と対決!? 佐藤さんとのロマンスはどこへやら、システムは「ある意味」感動的な結末へと暴走をはじめる!  伏線がたぐり寄せる奇跡の青春ストーリー。 電子書籍限定特典として、装画を手がけた模造クリスタル氏による未公開ラフを収録!
  • フラッシュ・バックを使うな
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    撮って、と彼女の現在が言う 作品の隅々にまで、シドニーのさわやかな風が吹いている。 そして、片岡作品の顕著な主題の一つである「再会」がここでもあざやかに表れる。 18歳から28歳へ。東京からシドニーへ。 10年の時を乗り越え、始まることのないまま途切れていた線が再びつながる。 写真とは撮られたものばかりでなく、これから撮るものも写真であるはずだと、この作品は高らかに告げている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • フラッパー
    3.7
    1巻1,599円 (税込)
    前著・自伝風エッセイ『拾われた男』はディズニープラス/NHKでドラマ化! 個性派俳優が書く、恋、恋、そしてこれは恋じゃない――? 小学6年生の夏、マンモス団地「ニジノマチ」に引っ越した。 恋しては振られ、告白しては振られること14人。でも隣にいるあの子にだけは、告白しなかった。恋じゃないつもりだった―― 笑って泣ける、「自伝風」小説!
  • フラ・フラダンス
    -
    福島県いわき市に暮らす高校生・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)。 卒業後の進路に悩む日羽は、かつて姉・真理が勤めていた「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て衝動的に、新人ダンサー=フラガールの採用試験に応募する。 未経験ながらも採用された日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんたち同期と共にフラガールへの道を歩み始めるが、 個性豊かすぎる5人の足並みはそろわず、初ステージで、ある大失敗をしてしまう。 「今までで、一番ざんねんな新人たち」と呼ばれ、落ち込む彼女たちだったが、 恋、ダイエット、そしてフラ…と、いいことも辛いことも分かちあいながら、フラフラしながらも絆を深めていく―――。 それぞれの想いを胸に彼女たちは今日もステージへ 笑いあり涙ありの新人フラガール成長物語を完全ノベライズ! 解説「ココにいるわたしたちは、ひまわりのように空を見上げる」――吉田玲子(脚本家)
  • フラミンゴの家
    3.9
    町の下半身と揶揄される「さかえ通り商店街」で実家のスナックを手伝うバツイチ男・正人。元妻が入院したため、幼い頃に別れた反抗期の娘と暮らすことになり、同棲中の恋人も追い出したのだが、簡単に親子の距離は縮まらない――。家族の再生に悪戦苦闘するヘタレ男が涙と笑いを誘う、芥川賞作家の傑作長篇。
  • フラミンゴのピンクの羽
    -
    1巻1,386円 (税込)
    閉店間際に1個のエクレアを求める老女の秘められた過去に主人公の女子高校生が思いを重ねる「フラミンゴのピンクの羽」、菓子箱に入っていたものは──沖縄を訪れた女性がかつての恋人とその父親との断絶を解消していく「菓子箱」など5作品を収録。戦争、アメリカ支配、本土への夢……苦難の歴史を背景に沖縄に生きる人々を描きながら、沖縄の戦後史と現代の青春を結んだ短編小説集。
  • フラれ侍 定廻り同心と首打ち人の捕り物控
    -
    吉原にて、雨天に傘を持っていながら「思いを遂げるまでは差さずに濡れていく」……という〈フラれ侍〉が評判をとっていたある日。南町奉行所の定廻り同心、黒沼久馬のもとに、雨の夜の連続辻斬りが報告される。そこで友人の〈首斬り浅右衛門〉と調査に乗り出す久馬。そうして少しずつ明らかになっていく事件の裏には、傘にまつわる悲しい因縁があって――
  • 振られた女・他短編集
    -
    1巻330円 (税込)
    ◆振られた女 サラリーマンの山崎浩二は歌手になる夢を持っていた。ただ、いかんせん見た目が悪い。整形を考えるも、実際に踏み出す勇気はない。そんなある日、飲みに行こうと店を探していると綺麗な女性を見つける。奇跡的にその女性と仲良くなり、ふたりの関係はどんどん進展していく。 ◆ フタの無い家 川端重男は同僚の竹田に付き合って、終電を逃してしまう。歩いて家に帰ると、家のドアがない。ドアだけではなく、扉や蓋が家から消え去っている。家族も本心をしゃべるようになっていた。酔っぱらったときに見る夢だと思っていたが、どうやら夢ではないらしい。 ◆ マドンナと剥製 葉山鉄平は、鉄道員をしている。鉄道と剥製が趣味の薄っぺらい男だ。だが、その鉄平の妻は小・中・高と学校のマドンナだったさゆり。ある日、さゆりが同窓会に行くと言う。その同窓会にはかつてのさゆりの恋人である早川まさおが来ていて……。 ◆ 可愛い娘 久米野家に嫁いできた真莉子は、このあたりでは評判の嫁だった。暴れん坊で手の付けられなかった健吉の嫁として、最初の一年間は何もかもがうまくいっていた。ただ、一年を過ぎると健吉の悪い癖が出るようになり、手が付けられなくなっていき、やがて真莉子にも限界が……。 ◆ いけない弁護士 浜田ゆかは元政治家の弁護士。市会議員をしていたせいで、弁護士としてはブランクがある。運悪く、とある依頼人から逆恨みをされてしまった。毎日のように文句を言いに来る依頼人にうんざりし、珍しくひとりで飲みに行くとそこで……。 ◆ さら・シリウス:あらすじ ◆ 妖精社:文章
  • FLOWER
    -
    1巻880円 (税込)
    契約社員の路子は、押し付けられた仕事に忙殺され、ついにはとある原因で命を落とす。路子の恋人の克巳は、ショックで話せなくなった。そんなある日、路子の後輩社員のマキが、路子のデスクで遺書を発見する。路子の死は、事故ではなく自殺だったのか? 克巳とマキ、そして克巳の兄の薫は、路子の死の真相を究明しようと動き出す……。残された者たちの再生を描くラブストーリー。
  • フラワーガール
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ちょっとだけ近未来の宇宙を舞台に、未来とか宇宙とか全然関係なく登場人物たちのノンビリした日常を描きたかったお話。2009年制作。
  • フラワーガール -桃色の菜園-
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人類が他の惑星でも普通に暮らす遠い未来。今で言う貴石的な価値を持つようになった生花を、行商というアナログな方法で売り歩く少女たちの物語。2009年制作。
  • Flowers(フラワーズ)
    3.5
    1巻495円 (税込)
    2010年6月12日(土)日本の女性たちへロードショー!「美しい日本」の「美しい女性」に感動する!6大女優による、日本のあなたの物語。1936年、19歳の凜は親の決めた許婚との結婚に反発して花嫁衣装のまま式場から飛び出す。2009年、別れたばかりの恋人の赤ん坊を身ごもった奏のもとに、祖母・凜の危篤の報が入る。故郷の能登の家に駆けつけた奏は、妹の佳と、祖母の最期をみとる。1977年、長女の薫、次女の翠とともに、凜の3人の娘のひとりである慧は医師の忠告を振り切って2人目の娘・佳を産むことを決意する。 昭和初期から現代まで、3代6人の女性たちの恋愛、出産、別れを描いた話題の映画をノベライズ。強く美しく懸命に生きた女性たちの生き方は、そのまま、あなたの物語。●映画『Flowers(フラワーズ)』公式サイトPC版 http://flowers-movie.jp/index.html企画・製作総指揮:大貫卓也監督:小泉徳宏出演:蒼井優,鈴木京香,竹内結子,田中麗奈,仲間由紀恵,広末涼子(五十音順)配給:東宝(C)2010「FLOWERS」製作委員会

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  • フラワード
    3.2
    「あなたが死んだら、誰が笑ってくれますか?」 花言霊屋アルバイト(18歳・男性) 大好きな祖母と、大嫌いな母を亡くした継実(つぐみ)は、無口すぎてどこでも働けず、生活に困っていた。 そんなある日、喋らなくても会話ができる“自称魔女”の琴花たま子に出会う。 彼女が店主の花屋でアルバイトをはじめた継実だが、そこはただの花屋ではなく、「葬式専門」の花屋。 しかも、たま子が「花言霊」を込めた特別な花を届ける,花言霊屋だった。 第2回本のサナギ賞大賞作家 百舌涼一 待望の最新作!!
  • フランケン×クリエイター
    -
    1巻330円 (税込)
    男は生きた。激動の著作権売買の時代に。ライターとして、作家として。 この物語は、著作権売買という軸を通して、文筆業者の生き様を考える小説です。 誰もがわかっていても、当たり前すぎて見えなくなっているものもある、というお話。 あなたも作者/読者という立場から、文章を書く/読むという行為の原点を見つめ直してみませんか?

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  • フランスを支配した美女 公妃ディアヌ・ド・ポワチエ
    -
    1巻495円 (税込)
    年下の国王を手玉に取った女神のまなざしはどんな色をたたえていたのか  フランソワ一世に愛され、またアンリ二世の年上の寵姫として、王妃カトリーヌ・ド・メディチを尻目にフランス宮廷を支配したフランス史上屈指の美女ディアヌ・ド・ポワチエ。彼女を中心に、カトリック派と新教派の対立やスペインをはじめとする大国との戦いなど、激動のフランス十六世紀を描く。電子化にともない内容を大幅に加筆修正。 ●桐生操(きりゅう・みさお) パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学に留学。主にフランス文学、歴史を専攻。帰国後、西洋史人物の評伝を初め、歴史の裏面に隠された興味深いエピソードを次々と発表して、好評を博す。ミリオンセラーになった『本当は恐ろしいグリム童話』をはじめ、『世界ボーイズラブ大全』『世界エロス大全』『美しくもしたたかな女たちの源氏物語』『やんごとなき姫君たちの秘め事』『魔性のダンサー ローラ・モンテス』など、著書多数。
  • フランダースの帽子
    3.6
    あのころ知りあいのだれもがなにかしらのウソをついて暮らしていた―― 長く潜伏したあとでひょっこり姿をあらわした、良く似た姉妹による巧妙なウソ。 郵便受けに届いた1枚の葉書が呼び起こした、弟との30年前の秘密。 「語りとは騙りのことである」とうそぶく読書会の主宰者。 賢治の童話やフランドル派の絵画に秘められた寓意。 そして、記憶を失った青年たちと、自らの物語に生きる老婦人たち――。 消えゆく記憶の彼方、不在の人物の輪郭から、おぼろげに浮かび上がる6つの物語。 解説・東直子
  • フランドルの冬(上)
    -
    1~2巻440円 (税込)
    フランドル地方の精神病院に勤務する日本人留学生コバヤシは、無期懲役のごとき現実世界から脱出しようと蠢きもがく異国人たちと接触するうち、徐々に精神科医としての自己と患者との境界が消え去り、正気と狂気の間をさまように至る――。芸術選奨新人賞を受賞した人間の根元を抉る重厚な心理長編。
  • 振り返らないで Think out of the box
    -
    1巻1,540円 (税込)
    なごやかな夕食もほぼ終わった頃、大久保がスーツの上着に再び袖を通したかとおもうと、あらたまった口調で、「お食事中失礼しますが、聴いていただきたいのです」ときりだした。同時に通訳はぬきでいいよとばかり、ゼスチャーで輸出担当の大田に合図を流している。 「プロジェクトの営業責任者に先日中国視察から帰国した岩崎譲治君を推したいのですが、みなさん、如何でしょうか」大久保の口もとに目を凝らしていた全員が、譲治に視線を移す。唐突でいかにも大久保らしい。A社の参加者が当惑を隠せないのももっともである。何しろ人事の話である。 譲治、否、すべての参加者を「アッ」といわせた。青天の霹靂とは、こういうことか。(本書 第2章より)
  • ふり返るな ドクター 研修医純情物語
    値引きあり
    3.3
    連続ドラマ「37歳で医者になった僕」の原作! 一患者たった1分の教授回診、咳き込む患者に聴診器すら当てぬ医師、なぜか発言は英語オンリーの会議。脱サラし37歳で医者になった佑太は、そんな大学病院の現状に驚く。曲がったことの大嫌いな医師・瀬戸だけが彼の味方だった。ある日、教授が医療過誤を起こし……。組織に立ち向かう二人の医師の葛藤と友情を描いた、リアルで痛快な医療小説。
  • 振り返ればいつも
    -
    1巻110円 (税込)
    研修医時代にお世話になった医局長の教授昇格祝賀記念会に参加するため、十年以上ぶりに金沢を訪れた。 なつかしい顔ぶれの中に、独特な雰囲気を感じ取る。それは私だけにわかる存在。唯一私と同じ感覚を持つ人。そして、ずっと会いたかったその人との再会は、意外な形へ展開していく。
  • ふりさけ見れば 上
    3.9
    遣唐使は日本の朝廷からどのような命を受けて派遣され、中国で何をしていたのか―― 2012年の直木賞受賞作『等伯』に続く、安部龍太郎氏の日本経済新聞連載小説は、対外的に「国家」としての土台を築き上げた8世紀・奈良時代の日本を、ユーラシア大陸・東アジアの中に位置づけて描いたスケールの大きな作品。安部氏の新たな代表作といっても過言ではない。 日本とユーラシアを結びつけるのは、唐で科挙に合格し玄宗皇帝の側近にまで出世したたぐいまれなる日本人・阿倍仲麻呂、そして仲麻呂とともに唐に渡り当時の大唐帝国のすぐれた文化・政治制度を内政に移植した学者にして政治家の吉備真備。唐からは、玄宗皇帝と楊貴妃、安史の乱を起こした安禄山、大詩人の李白や杜甫など、日本でも多くの逸話が知られる人物が続々と登場する。ついに帰国できなかった阿倍仲麻呂が日本の朝廷から帯びていた重大な密命とははたして…… 当時、吉備真備らが持ち込み移植した律令制度はその後いまに続く日本の法律の中に色濃く残る。日本の皇室の儀礼にもこの頃移植したものが少なからず存在し、鑑真和上の招聘による仏教の興隆など、「国家」としての土台はまさにこの頃に築かれたものである。チベット、新疆ウイグルなどとの中国の緊張関係は1300年前から連綿と存在していた。日本と中国の関係、日本と朝鮮半島の関係、中国と朝鮮半島の関係は古代から幾多の戦乱を経て、連綿と今に続くものである。歴史時代区分としては日本の古代を描いた小説ではあるが、ここが「東アジアの中の日本」の視座の原点かもしれない。
  • 振袖の謎森 勘違い淑子と丈太郎の不思議な花嫁列車物語
    -
    1巻1,881円 (税込)
    時空を超えた扉の向こうに待つのは、真実か、幻か 花嫁列車に乗り込んだ姉弟が迷い込む謎の世界。 摩訶不思議な猫たちに導かれ、運命の扉が開かれる。 宮城県と福島県を繋ぐ阿武隈急行を舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。 両親を失い叔母と暮らす姉弟・淑子と丈太郎。 淑子が嫁ぐ日、花嫁列車で姉弟を待ち受けていたのは数々の奇怪な出来事だった。 迷い込んだ謎の世界で試練を乗り越えながら、家族の絆や結婚の意味が問い直される――。 不思議な森、謎の預言者、そして宇宙人との出会い……、 すべての真相が交わるとき、姉弟に衝撃の真実が明かされる。

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  • 振りむいたあなた
    -
    それぞれに、妻ある人を愛した姉妹。その人の妻の存在を思うとき、情熱に身を任せることのできない、姉の加代子。家を出てアパートに移り、恋人との愛に生きようとする、妹の美佐子。……妻ある男性との恋愛という、現代に多い愛のケースを主題に、世代と心情を異にする2人の女性の心の明暗を描きつつ、新しい愛のモラルを追究した力作。
  • ふりむいた天使たち
    -
    染めてしまおうか/あなたを/わたしの色に/いま/それはない/染まってしまおう/ふたりして/この/とりたてのみどりに/おくれ毛の/1本までも……。雨の降る日曜日、ただ過去に思いが走る時、メランコリーな昼下がり、悲しみのレースの幕がかかる時、あけて下さい、ノスタルジックな詩の花束の、扉を……。
  • ふりむいてはいけない
    3.6
    “しゃりしゃりしゃり”……。女は手首を齧っていた。胸元まで赤い血で濡れていた“”ふっふっふっ……女は赤ん坊の身を床に擦りつける“――十年以上、怪異、狂異を蒐集している著者の元に、次々と”ほんとにあった“怖い話が集まってくる。「もう止めて~」と読者が絶叫した「popteen」連載の怪談十九本と、本書のために書き下ろされたとっておきの十七本を収録した文庫オリジナル。あなたはラストまで読み通せますか?
  • 降りやまない雪は、君の心に似てる。
    値引きあり
    4.0
    弟を事故で失って以来、心を閉ざしてきた高校生の小枝は、北海道の祖母の家へいく。そこで出逢ったのは“氷霰症候群”という奇病を患った少年・俚斗だった。彼の体温は病気のせいで氷のように冷たく、人に触れることができない。だが不思議と小枝は、氷のような彼に優しい温もりをもらい、凍った心は徐々に溶かされていった。しかしそんな中、彼の命の期限が迫っていることを知ってしまい――。触れ合うことができないふたりの、もどかしくも切ない純愛物語。
  • 不良社員群
    -
    期待を胸に総合商社唯物商事株式会社に入社した平汎は、社内で最も冷遇されている食品事業部即席ラーメン課に配属された。平汎は“企業”に翻弄されながらも、己の良心に従い生きることを決意するが、はたしてサラリーマン世界で生き残ることができるのか? 森村作品のルーツともいうべき長篇企業小説。
  • 不良少年と彼女の関係
    3.5
    有名チームのヘッド拳児。バイクを駆る、鋭いまなざしに憧れる後輩は数知れず。数々の伝説を作ったらしいが、今はただの人。というか、それ以下のプータローだった。 そんな彼が、ひょんなことからセレブの代名詞紅堂家で働くことに。しかも超がつくお嬢様の専属執事だという。 紅堂家令嬢の朱乃は気品あふれる美少女だが、やや人見知りで内弁慶。だがデリカシーという言葉とは無縁の拳児はお構いなし。 かくして違った意味で火花を散らす主従が誕生! これで事件が起こらぬ訳がなく!? コミカルなハートウォーミングストーリー。
  • 不良少年の文学
    -
    1巻305円 (税込)
    ヘンリー・ミラーとランボー、セリーヌ、ディラン・トーマス、ジョルジュ・バタイユ、ドストエフスキーなど、自身の好きな作家について綴ったエッセイ集。すべての不良少年に捧げる文学の世界の地図。
  • 俘虜記
    4.1
    著者の太平洋戦争従軍体験に基づく連作小説。冒頭の「捉まるまで」の、なぜ自分は米兵を殺さなかったかという感情の、異常に平静かつ精密な分析と、続編の俘虜収容所を戦後における日本社会の縮図とみた文明批評からなる。乾いた明晰さをもつ文体を用い、孤独という真空状態における人間のエゴティスムを凝視した点で、いわゆる戦争小説とは根本的に異なる作品である。横光利一賞受賞。
  • フリン
    3.5
    高校生の真奈美は、カレと入ったラブホテルで、自分の父親が同じマンションに住むOLの葵さんと一緒に歩いているのを目撃してしまう(「葵さんの初恋」)。元カレと逢瀬を繰り返す主婦、人生最後の恋に落ちた会社員、壮絶な過去を持つ管理人の老夫婦……。ある川辺に建つマンションを舞台に繰り広げられる反道徳の恋。愛憎、恐怖、哀しみ……様々なフリンの形を通じて、人と人の温かさ、夫婦や家族の関係性を描ききった連作短編集。
  • 不倫された側 53才ひとりきりの戦い
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    知らぬが仏?臭いものには蓋?知らないままいれば幸せだった。地獄の閻魔の道先案内。なぜその道を選ばされた? 可哀想なトシカツ。 美しい妻、享子。健やかに育った子供達。 トシカツは幸せの絶頂にいた。 しかし、何かが違う違和感が、ジワジワとかトシカツに忍び寄る。開けてはいけないパンドラの箱。一歩踏み入れてしまったトシカツは、終わりへの始まり、地獄行きへのジェットコースターに乗ってしまう。もう逃げ道の無いトシカツ。 どんどん剥がされていく、美人妻享子の仮面。知らない方が幸せだったと後悔するトシカツ。知っていく地獄。 パンドラの箱の中に残されていた物は? 愛情と憎しみの間に揺れ動く心情の切り替わりが、生々しいほどの人間らしさが読者を強く惹き込む、切ない人間物語。 【著者紹介】 1962年12月に北海道に生まれる 読書 映画鑑賞 お城巡り 見た事聞いた事を文章にすることが好きで、今回、長文に挑戦してみました。このような機会に恵まれた事に感謝します。

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  • 不倫純愛
    2.9
    1巻484円 (税込)
    結婚生活が十五年を超え、夫婦の営みを重荷に感じていた編集者・京介。そんな京介をなぜか、売れっ子作家の美人秘書が誘う。背徳と知りつつ、過激な性愛に溺れていく美女と野獣。その関係に気づいた作家は、京介の妻にそっと魔の手を伸ばして――。エロスの果てに待ち受ける罠と地獄。「黒新堂」が描く究極の官能の世界!

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