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Posted by ブクログ
夫が突然お客さんだと言い、連れてきた男。それは、21年前に家を出ていった兄らしい。なぜそんなにも経ってから突然現れたのか?しかも、どこか気味が悪い、不審な気がする。この男は、何のために、なぜ現れたのか??
なるほど、、こう来たか、という感じ。本当に伊岡さんは、悪寒でも思ったけど人間の気持ち悪さというか、不気味な部分をそこらそこらに散りばめるのがうまい。なんだろう、なんかなんでもないことのようにかなり気持ち悪い部分を当たり前のようにスっと入れてくる感じ。そういうの大好きです。悪寒を読んですぐこれを読みましたが、個人的には悪寒よりこっちの不審者の方が悪寒がした。どちらかと言うと悪寒は、前半は割と難しい会社のシステムも出てきて、間延びしてるけど、ラストにかけて疾走感が出てくる印象。こちらの不審者は、最初から最後まで一定のバランスで不気味さが充満していて、ずっと続きが気になっていつの間にか最後までたどり着いちゃう感じ。どちらも好きで、選べない。次は、またまた伊岡さんの痣を読みます。たのしみ
Posted by ブクログ
自宅で校閲の仕事をしながら夫の秀嗣と5歳の息子・洸太、そして義母と治子と暮らす折尾里佳子。平凡ながらも幸せに暮らしていた生活は、秀嗣が自分の兄として20年来音信不通だった優平を連れてきたことから徐々に壊れ始める。毎日のように折尾家に現れるようになった優平はいつしか居候まではじめ、里佳子の日常は浸食されていく。なぜ今さら優平はやってきたのか、最近認知症の症状が出始めた治子にとりいり、財産を手にいれるためではないのか?
タイトルも相まって、完全に騙された。なるほど、そういうことかー!主人公の側からすると、優平の嫌な感じがひしひしと伝わってきていたため、優平が何のために家にやってきたのか一緒になって疑心暗鬼になっていた。まさかそんな展開になるとは。序章をはじめ、伏線回収も見事。
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