【感想・ネタバレ】不審者のレビュー

あらすじ

家族4人で平穏に暮らす里佳子の前に突然現れた1人の客。夫の秀嗣が招いたその人物は、20年以上音信不通だった秀嗣の兄・優平だと名乗る。しかし姑は「息子はこんな顔じゃない」と主張。不信感を抱く里佳子だったが、優平は居候することに。その日から不可解な出来事が続き……。家庭を侵食する、この男は誰なのか。一つの悲劇をきっかけに、すべての景色が一転する。暴かれる家族の秘密と、衝撃の結末。『悪寒』『代償』の著者が放つ、驚愕のサスペンス&ミステリ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夫が突然お客さんだと言い、連れてきた男。それは、21年前に家を出ていった兄らしい。なぜそんなにも経ってから突然現れたのか?しかも、どこか気味が悪い、不審な気がする。この男は、何のために、なぜ現れたのか??
なるほど、、こう来たか、という感じ。本当に伊岡さんは、悪寒でも思ったけど人間の気持ち悪さというか、不気味な部分をそこらそこらに散りばめるのがうまい。なんだろう、なんかなんでもないことのようにかなり気持ち悪い部分を当たり前のようにスっと入れてくる感じ。そういうの大好きです。悪寒を読んですぐこれを読みましたが、個人的には悪寒よりこっちの不審者の方が悪寒がした。どちらかと言うと悪寒は、前半は割と難しい会社のシステムも出てきて、間延びしてるけど、ラストにかけて疾走感が出てくる印象。こちらの不審者は、最初から最後まで一定のバランスで不気味さが充満していて、ずっと続きが気になっていつの間にか最後までたどり着いちゃう感じ。どちらも好きで、選べない。次は、またまた伊岡さんの痣を読みます。たのしみ

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

とても面白く引き込まれ、一気読みしました。ラスト数ページで騙され気づいた時には切なく、やるせない気持ちになっていました。
他の伊岡瞬さんの作品もたくさん読みたいと思いますし、友人にもオススメしたいと思います。
1回読んだあと、改めてもう1回読むと更に面白さが増すと思います。

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2025年07月26日

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伊岡瞬さんの家族のはなし
小説なのに感じれる不穏な空気

たまらない

20年ぶりのお兄さんの行動がものすごくこわく感じた

家族を狙わないでと…

これは最後まで読んだほうがいい作品。

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2025年02月09日

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10年ほど前に、代償、をよんで、
すごさとムカつきを感じた。

不審者もなんともいえない、
不安感、むず痒さ、違和感。

最後にそれらが、いきなり回収される。
タイトルはその通り。

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2024年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の30ページまでこんな結末は全くの予想外。伊岡さんに見事にやられました。登場人物がとにかく嫌な人ばかり。脳天気で優柔不断な旦那。気が強くて半分ボケた義母。陰気な実母。そして結末が分かった後も最後まで一番嫌な奴が意地悪でしつこく権力まで振りかざす義兄。可哀想なのは犯人だけ。弁護士の奥山先生に頑張っていただき無罪判決を勝ち取ってもらいたいです。

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2024年08月25日

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ネタバレ

面白かった!最初は主人公の気持ちになり、突然やってきた義兄の優平が気味悪かったけど徐々に、あれ?この主人公被害妄想大きいしなんか変だなーと思ってたら驚きの結末に。
さらに、最後の最後に明らかになる真実に納得。

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2024年02月14日

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ネタバレ

伊岡作品初です!!
長距離移動があったので積読しちゃってたこちらを読むか〜と軽い気持ちで手に取り、まんまとスピード読破しました。
主人公がまあ神経質で潔癖で好きになれないと思いつつ、夫と不審者(仮)があまりに無神経すぎて相対的に主人公に同情した前半。
完全に覆されました。

そもそも、冒頭で実子が絶対死んでるのに、この子は何!?養子か…誘拐?!?!でも義母は茗荷が好きで息子に似てるとか言い出すし、血縁あるのか??誰だこれ??と色々疑いながらの読み始め。
義母の2回目の落下はさては主人公やってんな…?とは思いました。
途中からは地の文で感情を隠さなくなってきたし、合間に挟まる意味深な伏線と思われるフレーズで(突然「昨日ペットショップにも行ったし」など)こいつ絶対やってんな!!と確信しました(笑)

それにしても不審者(仮)が不審すぎるんですよ!!すっかり騙された!!でも過去とか背景考えると、だいぶ好みのキャラクターでした(こんなに視点が変わると、キャラクター性が変わるんだなといういい例)
途中で顔を見せなくなったときに義母が「息子じゃない」と言って、一瞬ゾワとしたけれど、あれは認知機能低下だったのか縁を切ったからの意味だったのか。

夫が勝手に宿泊許可したり仕事辞めようとしたり諸々、あまりに腹が立ってきましたが協力してたなら納得…と思いきや、最後も含めて本当にデリカシーない、薄っぺらいダメ男すぎて、やっぱ腹立つ。

移動時間も忘れて、最後まで夢中でドキドキしながら読めました!!

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2025年09月27日

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推理モノでは王道パターンなのかも知れないが私は好きだし楽しめました。
伏線も丁寧に回収された気がするし納得。

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2025年09月18日

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ネタバレ

21年も音信不通だった義理の兄が現れて里佳子の生活が脅かされる。何者なんだ?という不安と恐怖がじわじわと迫ってきて楽しめた。それにしても秀嗣がやばい。

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2025年07月12日

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ネタバレ

いかにも怪しげな21年振りに姿を現した夫の兄を名乗る人物。
その兄が現れた辺りからりかこの周囲だは不審な事件が立て続けに起こり始める。
どんでん返しだった。
兄が実は警察官でりかこを捜査する為におとり捜査を行っていただなんてビックリした!
夫の能天気さには終始イライラしたけど!
お義母さんは兄のこと認識してたのかな?
そこは明言されていなかったな。
りかこも辛い幼少期を過ごしてきたんだろうけど、自分の平穏のためには手段を選ばず排除するところが恐ろしかった。
突然の殺害計画には?となった笑
突然どうしたのって笑

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2025年06月26日

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ネタバレ

ある奥さんの周りで人がよく死んでいく
突然現れた弟の兄と名乗る人が警察で、不審者に扮して家に紛れ込み奥さんをあばくという事件
奥さん目線で描かれていて、子供も自分が殺した姉の子供、自分の本当の子供は姉の旦那の子というスーパーサイコパスな本
おもしろかったー!

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2024年10月01日

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 自宅で校閲の仕事をしながら夫の秀嗣と5歳の息子・洸太、そして義母と治子と暮らす折尾里佳子。平凡ながらも幸せに暮らしていた生活は、秀嗣が自分の兄として20年来音信不通だった優平を連れてきたことから徐々に壊れ始める。毎日のように折尾家に現れるようになった優平はいつしか居候まではじめ、里佳子の日常は浸食されていく。なぜ今さら優平はやってきたのか、最近認知症の症状が出始めた治子にとりいり、財産を手にいれるためではないのか?

 タイトルも相まって、完全に騙された。なるほど、そういうことかー!主人公の側からすると、優平の嫌な感じがひしひしと伝わってきていたため、優平が何のために家にやってきたのか一緒になって疑心暗鬼になっていた。まさかそんな展開になるとは。序章をはじめ、伏線回収も見事。

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2024年09月23日

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読んでいくうちにどんどん湧いてくる不信感。
この男は何が目的?と気になる展開。
予想がつかなかった正体。
また騙されたことが悔しい…
おもしろかった。

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2024年08月13日

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主人公の義兄の正体は誰だろうと読み続けましたが、最後にどんでん返しとなり面白かった。欲を言えば突然の顛末で若干違和感があったので、何かひと工夫があればなお良かったと思います。

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2024年04月17日

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⭐️4.1
伊岡さん、流石です!
まんまと騙されました笑
日常に潜む身近な恐怖。あいつが1番怪しいけど絶対違うだろうなー何か起こりそうだなーとハラハラしながら一気見。『靴の中の小石』の例えも良かった。
ラスト予想出来た人は居るのだろうか?
感想は控えめにして忘れた頃に読んでまた騙されたい。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

母親視点ということもあって同じ母親として感情移入しやすく一気に読めた。客観的に見たらおかしいような状況を、訝しみながらも拒絶しきれずにいるその理由となる主人公の過去が丁寧に描かれていた。結局過去のあれこれが今に繋がっていくので、まぁ当然といえば当然だけど。
少しずつ不信感が募っていくことになる小さな石ころや、どこにでもありそうな人間模様やちょっとした事件がリアルだなと思った(そういうところも、感情移入できた理由かも)

伊岡さんは家族の描き方が上手だな〜。最後のページは少し泣きそうになった。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。
不穏な空気が漂う描写とストーリーで進み、
予想外の結末に至る。
いろいろ豆知識も興味深かった。、

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

一気読み。
何がどうなるんだと少しハラハラしながらも
予想が外れてしまいました。笑笑
小説の中だけの話しであって欲しいと思った作品です。

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2023年10月07日

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ネタバレ

タイトルの不審者とは義兄のことだと思い込んでたけれど、だんだん本当のことが見えてきてぞっとした。きっともう一度読み返したら、いろんな行動が違ったように見えてくるんやろうけど、なんせ真実にたどり着くまでが長かったので、ちょっと疲れた(笑)
一気に読むと面白いけど、ちょっとずつ読むと状況を忘れてしまいそう。
それだけ日常を細かく描いているから、より恐ろしく感じた部分があるのかも。

個人的には最初のシーンが辛かった。子供が寝てるときになにかあったらほんまにつらい。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

序章の出来事がなかった事の様に話が進むから、
混乱しながら読み続けて、
少しずつ、ああそうだったのかと
全体が分かってくる感じ。
ちょっと根気が必要だった。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お兄さん勝手に悪者とか思ってた。ゴールデンレトリバーあたりまさかとは思ったけど違ってた。
リトルってずっと言ってたり、章が変わる末文のフレーズが気になってたけどまさかその展開になるとはって感じだったな。
奥山先生がんばれ。

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2025年06月28日

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展開が進むにつれて徐々に不信感が募り、やがてたどり着く予想外の結末には驚かされた。不気味なラストが突きつけるものに、ドロっとした感情が湧き上がる。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

やっぱり伊岡瞬読みやすい。
平凡な日常が丁寧に描かれるほど、不穏な気配や存在に「やめてー!壊さないでー!毅然と立ち向かってー!助けを求めてー!」って切に願うんですが、そこがキモなのを分かってるくせに何で読むんだろうなと思った。ドMなのかな。
これ書いてて思ったんですが、読んでる最中のこの願い、空回っとるな。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

古本屋で題名だけ見て買った一冊。

不審者の話だった

意外な結末だった

ただ他の読者が書いてあったようなどんでん返しって感じはあまりしなかった。

いきなり20年ぶりに現れた夫の兄
兄が現れたら次々と起こるトラブル
確かに不審者に思う

でも訳を知ればなるほどと

不審者もおかしいが
ラストで分かった人間関係。
この主人公の家庭もいびつな人の集まりみたいな感じがした小説でした。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

男が不審者だと思って読み進めたのに、途中からそっち?ってビックリした!!リトルな性格であるからこそ犯罪者向きと言っては失礼かもしれないけど。。納得いく部分が多くあった。息子くんが1番可哀想だね。。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の概要
夫の兄を名乗る人物の突然の訪問。その日から、平凡な家庭は壊され始め──。
この男は、誰なのか?
暴かれる家族の秘密と、衝撃の結末。『悪寒』『代償』の著者が放つ、驚愕のサスペンス&ミステリ。

家族4人で平穏に暮らす里佳子の前に突然現れた1人の客。夫の秀嗣が招いたその人物は、20年以上音信不通だった秀嗣の兄・優平だと名乗る。しかし姑は「息子はこんな顔じゃない」と主張。不信感を抱く里佳子だったが、優平は居候することに。その日から不可解な出来事が続き……。家庭を侵食する、この男は誰なのか。一つの悲劇をきっかけに、すべての景色が一転する。緊迫のサスペンス&ミステリ。




☆3にしてるけど 3.5をつけたい
読んでいて とても不穏な違和感を感じながら読んでいた
私なら優平をそんな何日も泊まらせるようなことはしないように 旦那さんに抗議してしまうわー!と思いながら読んでました
20年以上音信不通な人と 急に同じ家で過ごせない
世の中の奥さんの多くは 里佳子のように旦那さんに言えないんだろうか?と思っちゃった
私がハッキリ言い過ぎなんだろうか?
ラストのどんでん返しに驚き!
それなら旦那さんが 必要以上に優平を泊まらせた訳はわかる…
優平が警察官だったってトコもビックリ!
不審者は優平とばかり思ってたけど 里佳子やった
里佳子の生い立ちが不審者になる原因の1つだったのではないか?

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2024年07月26日

Posted by ブクログ

夫の両親が離婚して夫は母親と、兄は父親と暮らすことになった。
長いこと会ったことが無かったのに、ある日夫は兄だと言う男と共に帰宅した。
けれど一緒に暮らす夫の母はそれが息子だと分からないようだ。
妻の里佳子の中に芽生える不信感。
里佳子が望むのは自分と夫と息子三人の平穏な生活なのに、男が狙うのは何なのか。

次の展開が気になって読み進めたが、ラストは・・・う~ん。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

イヤミスっぽいなーと思いながら読み進め、優平が怪しいは怪しいんだけど、このままやっぱり優平が怪しかった!で終わるのも普通すぎるし、きっとミスリードされてるんだろうなと思いつつ、そう来たか!って感じでした。
優平の正体についてはちょっと強引すぎでは?って思ったけど、秀嗣もなんだかなーって感じだし、、まともな人が一人もいなかったなぁ、、というのが率直な感想。
まぁでもイッキに読ませられましたw

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

相変わらず、夢中で読まされる。
日常の中に入ってきた異物。
20年以上音信不通の夫の兄。
そこから起こる、出来事と疑惑。

最後の展開は、そうなるとは予測出来なかった。
なんか怖いわぁ。

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

夫と息子と義母と暮らす里佳子。ある日突然二十年以上行方不明だった夫の兄が現れ生活に入り込んでくる話。物忘れが酷くなった義母は息子ではないと言い、この義兄が現れたことにより不可解な出来事が起こり始め不信感しか抱かない。里佳子に感情移入して読み進めるから不安や焦りがダイレクトに伝わり何が起こるのか読み進めるのが怖くなる。この人間が1番怖いよなってなるゾワゾワ感がほんまに伊岡さんの小説読んでるって気になる。

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2023年10月08日

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