不機嫌な果実

不機嫌な果実

小説・文芸
682円 (税込)

3pt

「……クローゼットの中から極上の下着を選び出した時から、麻也子の不倫は始まっているのである。レースや絹に触れながら、麻也子は超能力者のように、今夜ベッドの中で行なわれるだろうことを予想する」。結婚6年目、夫の拒絶にささやかな復讐心をおぼえたヒロインは慎重な冒険──昔の男と逢う──に踏みだす。男女の虚実を醒めた視線で描き、反響を呼んだ話題作。石田ゆり子(TVドラマ)、南果歩(映画)主演の映像化も大ヒットした恋愛譚の新機軸。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    不機嫌な果実
  • タイトルID
    :
    130862
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年09月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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不機嫌な果実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    麻也子の自分以外の人を道具のように扱う表現がとても嫌だったが、元より不倫など自分の都合でしかないものであることを作者が表現しているのだと感じた。初心な不倫など求めること自体が可笑しい。どこまで行っても決して満たされることのない劣情の原因に気づくことはないだろう。自分もそうならないように戒めたい。

    自己中心的な欲望の先に幸せはないことを、冷徹に突きつけられた。不快な読後感こそが、人間の業の深さと向き合うための鏡なのだろう。他者を尊重することの大切さ、自分の欲望に溺れることの虚しさを、反面教師として学んだ。ただし、それを実践できるかは別である。

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    夫に足りないものを求める不倫関係ではなく、自分の心のままに突き進む麻也子の言動に自分を重ねて読み進めた。ごはんを食べることからすべてが始まると思う。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    「私だけが分かってる」という、あの陶酔感。世界をちょっと見下ろしてるような感覚。冷静なフリして、一番感情に溺れてるのが自分だって分かっているのにやめられない。

    その気持ちよさ、勝ってる感覚。
    他の人は気づかずに踊らされてるのに、私はすべて分かってる。演じてることも、退屈してることも、損してるってことも。そのうえで、でもそれでも私が主役って確信している。


    麻也子って私みたいって思っちゃって、本当に私みたいで、それが1番麻也子みたいな私だなって。

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    めちゃ面白くて一気に読み切ってしまった。
    今の夫に不満がある奥さんが、軽い気持ちでダブル不倫を始める。そこから本当に好きな人ができてしまい、離婚しちゃうっていう話だった。

    読み手からしたら絶対幸せになれないって分かるのに、作中に滲み出てくる当本人の気持ちがめっちゃわかってしまった。

    今の状況(この場合人)に満足できないで、他と比べてしまう。
    自分が損しないようにしすぎて、損してるところばかりに目がいってしまう。
    自分の欲望に従順すぎて、自分のことしか考えられない。目の前の餌にすぐ飛びついてしまう。
    なのに損得勘定に厳しい。ずる賢い。
    若い頃、チヤホヤされていたから、自分にはもっといい男が捕まえられたのではないかと思う。
    全部私のことすぎて私って不倫予備軍なのかもしれないと思った。

    結局、おかしいと思いながら離婚調停中に不倫相手と密会したり旅行に行く。結局バレて慰謝料はもらえず、再婚相手の悪いところにばかり目がつく。不倫を繰り返す。

    きっと世の中にたくさんある不倫のストーリーだからこそ、リアリティがあってゾクゾクしながら読めた。めちゃくちゃ面白かった。

    以下私が共感した箇所

    ・ずっとキープしていた醜男のお金持ちが自分から離れた時、惜しいことをしたと思う。
    ・自分の若さを有り余らせているのが勿体無くて昔の男を漁る。
    ・不倫相手に別の女がいて嫉妬する。
    ・別れる気がないが、不倫相手が自分に夢中じゃないことを怒り狂う。
    ・離婚調停中に欲望のまま不倫相手と旅行に行く。
    ・結局現状に満足できずまた不倫をする。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    一行、毎行、洒落臭い。
    こんな女と1秒たりとも関わりたくない、時間の無駄、と思わせる筆致には脱帽です。

    0
    2023年10月07日

    Posted by ブクログ

    迷路に迷い込んだ麻也子を俯瞰で見ているような感覚。ゴールの方向を知りながら読んでいるのに麻也子の行動にヒヤヒヤさせられた。

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    王道な不倫小説。結局女の幸せとはお金持ちの男性と結婚し不自由ない生活をすることなのだろうか?不倫とは一時的な性欲にすぎないもので、それが愛する事に変わってしまうと非常に厄介なものである。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    読んでて清々しくなるぐらいの居直りで良かった。
    文字で人をここまで興奮させる事が出来るのすごい。
    ラストがシンプルで好きだった。

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    既婚女性の不倫物語
    女性視点で描かれておりとても生々しいです
    物語としてはとてもありふれたものだとは思います
    でも女性の考え、思いなど細かく書かれており
    良かったと思います

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    正直麻也子になってみたいかも思ってしまった。
    自分の意思を曲げずに生きて、自信に満ちあふれてるのって憧れる。。
    一方、読み進めるうちに、麻也子が結局満足できないのはなぜか、という点はと考えさせらた。欲しいものを手に入れても心から満たされるとは限らないという気持ちかな。
    自由でありながらも、承認や共感を求める気持ち、そして孤独や葛藤があるからこそ、満足は簡単には訪れない。彼女のように欲望に際限がなければ満たされることはないんだろう。

    あと母たちの描写がリアルで、思わず痺れた。

    0
    2025年10月02日

不機嫌な果実 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    不機嫌な果実
  • タイトルID
    :
    130862
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年09月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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