不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

1,500円 (税込)

7pt

父の国の大空襲から母を守り、炎の夜を生き延びろ!
デビュー作『池袋ウエストゲートパーク』以来、少年少女のリアルを見つめてきた著者による新境地――。
〈アンダイング=不死身〉とあだ名をつけられた日系2世の少年、時田武14歳。母・君代と家族を率いて、炎そのものとなった街を駆ける。いま読まれるべき、3.10東京大空襲の物語。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石田先生が中学生に読んでもらいたいと書いた小説。なるほど、たしかに、読んでほしい。
    胸が苦しくなるほど、身体が震えるほど、空襲の恐ろしさが伝わってくる。

    戦争なんてろくなもんじゃないと、つくづく思う。
    大義なんて、クソ喰らえと思う。
    平和な日々を維持したい。
    だから大人も読むべき小説。

    0
    2022年06月15日

    Posted by ブクログ

    一気に引き込まれて読破。
    Podcastでも折に触れて話されていた東京大空襲の物語。
    空襲について、戦争を知らない世代である僕達は、どこか遠い昔のことのように、他人事のように思ってしまっている。

    空から爆弾を落とすという視覚的な情報ではなく、空襲によって奪われていく一人ひとりの命。
    死というものを

    0
    2019年02月28日

    Posted by ブクログ

    この本を読み、本当の戦争を知った気がします。

    主人公タケシの視点で語られる世界は生々しく、壮絶すぎて。
    大空襲の夜の描写は想像するのが苦痛になるほどのもの。
    タケシたちにどうか生き延びて欲しいと、祈りながら、読んでました。
    またタケシを通じて描かれる当時の状況。
    空腹感、暮らし、中学生が未来を考え

    0
    2019年02月22日

    Posted by ブクログ

    小学生の時、「戦争の話を取材する」という宿題があった。

    都営住宅に住んでいた私は、母と相談して「13階の高橋さんのおじさん」にお話を伺うことにした。

    高橋さんは、少年時代に第二次世界大戦を経験。

    航空機に追いかけられて、すぐそばに爆弾を落とされ、九死に一生を得た体験を語って下さった。


    この

    0
    2019年01月26日

    Posted by ブクログ

    日米ハーフの少年が、戦時中に肩身の狭い思いをしながらも、懸命に日本男児として、友達や家族と日々を送る。貧しい食糧事情や勤労動員などに戦争を感じるが、そんなものはまだ幸せな方だと、東京大空襲の夜に気づく。激しい炎や焼夷弾の中を逃げ惑い、たくさんの死体や友の死を乗り越えて、家族を生き延びさせるために頑張

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    夏だし、前から気になっていたから良い機会だと思い手をつけた。石田衣良さんと東京大空襲というテーマが結びつかなくて、ドキドキしながら読み進めた。そして絶対忘れられない読書体験となった。もう一度読み返す元気はまだない。主人公・タケシと級友たちの暮らしが、戦争の中でも中学生らしくまぶしく輝いていた三月九日

    0
    2023年08月10日

    Posted by ブクログ

    戦争中のお話だと思って読んでいた。大東亜戦争の時代の中学生、時田武。

    家族と空襲から逃げる頃になって、ただの悲惨なお話ではない、と気づいた。
    命を懸けて、大切な家族を守り抜いた少年の勇気は、尊敬に値する、と感じた。

    0
    2023年01月27日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の著書、特に東京大空襲にスポット当てている。

    最後の方に微sfが入り、「?」があったが、後書きを読んで石田衣良さんの意図を理解した。
    (若い子に読んでもらうためだそう)

    今の私と当時の人は生活様式が明らかに違うが、人を思う感情や友人との関係などは今と変わらないのだなと、改めて思った

    0
    2022年03月20日

    Posted by ブクログ

    石田衣良氏が語る東京大空襲。
    1945年3月の東京。主人公のタケシは日本人の母とアメリカ人の父をもつハーフの少年(中学生)。アメリカでの日本人排斥の動きを避けて、父と別れ、母と二人日本に戻り、帝都東京の下町の親戚の家に厄介になっている。タケシは子どもの頃、遊んでいて溺れたものの、タケシだけが助かった

    0
    2020年01月06日

    Posted by ブクログ

    石田衣良作品であることを忘れる作風。東京大空襲は名前は知っていた。わたしの祖母も空襲で田んぼを逃げ回ったと聞いた。イメージはもっと簡単で逃げてれば助かる内容だと思っていた。実際はまったく違うんだ。簡単に考えすぎていた。何年も生きていたが大きく価値観が変わった。石田衣良さんが願うよう、日本人のみならず

    0
    2019年09月02日

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