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Posted by ブクログ
芥川賞第4回受賞作(1936下期)
これぞ純文学といった様相で、長いし読みづらいし、構成がわかるわけもなく、「普賢」が一体なんなのかもわからず仕舞、もう少し私の文章を読む力(噛み砕く力)をつけて読み直したいと思います。
しかし、所々の表現がぶわっと吹き付けてくるものがあって、特に出だし「盤上に散った水滴が変り玉のようにきらきらするのを手に取り上げて見ればつい消えうせてしまうごとく、かりに物語にでも書くとして垂井茂市を見直す段になるとこれはもう異様の人物にあらず、どうしてこんなものにこころ惹かれたのかとだまされたような気がするのは、.....」。それから「おりから日にきらめく並木を吹き渡る薫風」という表現は、私の好きなあの5月の透ける若葉、爽やかに吹き付ける風を一瞬の内にイメージさせ、小説自体のテーマがわからないなりにもその表現だけで読んでいる者をガーッと引きずり回し早いステップを踏ませくたくたにしてしまう、そんな感じでした。テーマは「浮世」、ぐだぐだと何名かの人物を中心に書いていて、きっとそう。フランス詩の様。
選考委員からは、身持ちの固さやわかりにくさが賛否両論あったので、他の作品も読んでみたい。
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小説・文芸
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