国内小説作品一覧

  • △が降る街
    3.6
    5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける。 「俺と麻里奈、付き合うことになったから」三人の関係を表したような△が降る街で、“選ばれなかった”少女が抱く切ない想いとは――?(「△が降る街」)。 「このボタンを押した瞬間、地球が滅亡します」自宅に正体不明のボタンを送り付けられた男に待ち受ける、まさかの結末とは――?(「絶対に押さないでください」)。 「三十代前半の公務員。浮気確率82%。不合格」目の前にいる男の“浮気をする確率”がわかる能力に目覚めた女が結婚相手に選んだ、驚きの相手とは――?(「浮気確率63%」) 大ベストセラーショート・ショート集『余命3000文字』の著者が贈る、待望のシリーズ第二弾。涙と笑い、そしてやってくる、どんでん返し。 朝読・通勤・就寝前のすきま時間で、どこから読んでも楽しめる。 書き下ろしを含む全二十五編を収録!
  • さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ
    2.9
    「私といれば怖くなくなりますよ――。」 書店で働く三角康介は、幼い頃から霊が見える体質に悩まされていた。 恐ろしい姿をした彼らが恐ろしく、人間と幽霊を区別するためメガネが手放せない。 ある日、書店に冷川理人と名乗る男が訪れる。 「私といれば怖くなくなりますよ」という言葉に心を動かされ、三角は冷川の“仕事”を手伝うことに。 だが、あるバラバラ殺害事件に関係する霊が、祓われる際に恐ろしい言葉を残す。 「ヒウラエリカに騙された」 ヒウラエリカとは何者なのか? なぜ、霊を“騙し”ているのか。 3人の“運命”が交わる時、東京中を巻き込む大事件が起きる。
  • サンカの民を追って
    4.3
    近代日本文学がテーマとした幻の漂泊民サンカをテーマとする小説のアンソロジー。田山花袋「帰国」、小栗風葉「世間師」、岡本綺堂「山の秘密」など珍しい珠玉の傑作十篇。
  • サンカンペンの壺
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『この狭い部屋に、どないしたらこんなぎょうさんな菩薩がはいれるのやら、わかりまへんが、とにかくおいでて、わたしをとりかこんでおいでになってる…。懐かしいて、痛ましいて、悲しいて、申し訳のうて、涙がながれてきよります。わたしのまわりに来てはるものは、そらやさしいねん…。』(『サンカンペンの壺』より)。タイ、コンゴ、ドイツ、中国。海外小説傑作選。
  • 山河在り(上)
    4.0
    1~3巻785円 (税込)
    戦争前夜の日本と中国、荒波を生きる青年! 25歳の華僑青年・温世航は、関東大震災で被災。失踪した仲間を追う。巨匠が描く日中近代史――華僑貿易商の一族として、上海に生まれ日本で育った温世航(おん・せいこう)。25歳の時、関東大震災に遭う。未曾有の天災に、緊張状態にあった日中関係も良好になるかと思われた。だが朝鮮人虐殺の報は、両国関係に再び暗い影を落とす。仲間の青年の失踪事件を追って、世航は旅立つ。日中十五年戦争前夜を描く大河小説! <全3巻>
  • 山岳捜査
    3.8
    警察小説と山岳小説の完璧な融合! 「山はおれたちが護らなければならない聖域だ」 長野県警山岳遭難救助隊に所属する桑崎祐二は、鹿島槍北壁からの下山途中、谷あいに倒れている人物を発見する。すでに死亡していたその女性の首には、索条痕と吉川線があり、他殺死体だと認められた。しかし桑崎らをヘリコプターに収容する直前、雪崩が発生し、死体は飲み込まれてしまう。 桑崎は、死体を発見する前日、同じ場所で不審な三人組を目撃していた。さらに、三月の気温の上がる時期にも関わらず、死体は完全凍結していた。三人組と女性との関係は? なぜ死体は凍ったまま発見されたのか。 吹雪の北アルプスでの壮絶な捜索行。その果てに明かされた真実とは──。 山岳小説と警察小説の面白さを融合した著者新境地の長編ミステリ-。 ※この作品は単行本版『山岳捜査』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 算額タイムトンネル
    3.5
    現代の天才少女と幕末の算術青年が、己の意地とプライドをかけて数学対決! 和算、洋算が交わるとき、時空を巻き込む奇跡が――。
  • 三月生まれ
    4.0
    1巻1,518円 (税込)
    少年たちの心の揺れをみずみずしく軽やかに描いた作品。淡い初恋、大人の男女間に流れる波紋、出会いそして別れの予感。――ちょうど同じ時間、兄の中子充は安直な片思いの恋に落ちようとしていた。(中略)思いがけず川並由佳が振り返って自分を見ていた。川並由佳が自分の名前を知っていた。知っていたばかりか、彼女の方から中子君と呼びかけてきた。たったこれだけのことで、充の片思いは始まったのだ。――本文より
  • 三月の招待状
    3.7
    8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ…。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった想い――再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の狭間で揺れる姿を描く、大人の青春小説。
  • 山姫抄
    -
    逃げたいのに、逃げればいいのに、逃げない女。山に消えた女たちの「山姫伝説」が残る奥深い田舎町で、女は一風変わった男とともに暮らし始めた。男の秘密と凶暴性が徐々に顕わになっていく。『誰もが知っていても決して言いはしない』『一族の秘密はこうして守られる』現代になお残る、閉鎖社会の無言の不気味さ。男の妻も、母親も、謎の失踪をとげていた――。逃げるしかない。生き延びたいならば。(講談社文庫)
  • 三兄弟の僕らは
    3.9
    両親は死んだ。ある「秘密」を僕らに遺して――。愛情深い父母の元、平凡な毎日を送ってきた稲野家の三兄弟。しかし彼らは、ある日突然、両親を交通事故で亡くしてしまう。そんな三兄弟の家に、ほとんど面識のなかった母方の祖母がやってきた。彼らは戸惑いながらも祖母と暮らすうちに、近隣の住民のトラブルや、自分たち兄弟の関係、そして亡き父母が遺したとんでもない「秘密」とも向き合うようになり……。「東京バンドワゴン」「すべての神様の十月」シリーズの著者が贈る、若き三兄弟の成長を描いた心温まる家族小説。
  • 三兄弟の僕らは
    3.6
    1巻1,699円 (税込)
    両親の死と引き換えに、僕らは“家族”を手に入れた――。ベストセラー「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、感動の家族小説! 平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で、両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、それまでほとんど面識のなかった母方の祖母が家にやってきた。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで気づかなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが……。生前の父と母がそれぞれ隠していた、“秘密”とは。「普通の家族」とは何なのか。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。
  • サンクトペテルブルクの鍋
    3.7
    1巻1,683円 (税込)
    日本文学の冒険はじまる。 男たちの眼前で、トウシューズが煮えていく。靴の主は、マリー・タリオーニ。 十九世紀を代表する、ヨーロッパの名ダンサーである。 その伝説の靴を、愛好家たちは競り落とし――食べようとしていた。 えっ、本当に食べるの? 鍋をのぞき込みながら、牽制し合う男たち。 ぐつぐつ、ぐつぐつ。 気づくと中には、ピョートル一世、井上保三郎、高崎の観音像、そして令和の大学生まで。洋の東西、過去現在を超えた食材が投げ込まれていた――。 異能の作家が、世界文学の門をくぐり、供した一皿。
  • 散華
    4.0
    ガイドブック執筆のために京都を訪れたフリーライターの緋美花。取材で街を歩いていると、オスを感じる男と出会う。ベンチャー企業の経営者、寡黙な京人形師、茶道具屋の跡取りの坊や、SM愛好家…。彼らの指、口、身体に、ときに緩やかに、ときに激しく、緋美花は乱される。雅やかな空気につつまれた、匂い立つ官能が胸を揺さぶる傑作短編集。
  • 惨劇アルバム
    3.6
    なぜわたしの人生には、幸せなことしか起こらないのか? 美咲は、古びたアルバムを開いた。彼からのプロポーズ、大学合格……そこには様々な幸福の光景が。ところが、一枚の写真から蘇ってきたのは、(自分は幼い頃に死んだ)という、あまりにも鮮明な記憶だった。混乱する美咲に母が語り始めた、戦慄の「家族の物語」とは? 悪夢と惨劇に彩られた恐怖の連作集。
  • 散華 紫式部の生涯 (合本)
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。 姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。 永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
  • 散華 紫式部の生涯(上)
    3.6
    1~2巻1,430~1,540円 (税込)
    藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。 姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。 永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン
    3.9
    1~4巻748~858円 (税込)
    「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム。店主の和真のもとに、十年ぶりに弟・創真が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。常連に闖入者、奇妙な客たちに囲まれ、“親子三人”の共同生活が始まるが……。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント! この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。 「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」 三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、“親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。 辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。 読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
  • 珊瑚
    4.0
    華やかな珊瑚景気にわく五島列島を襲う空前の海難事故。海に生き、珊瑚採りに愛と野心と生命を賭けた三人の若者を描く海洋ロマン。

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  • 三号線の奇跡 好きとさよならが待つ電車
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「俺もずっと、会いたくて会いたくて仕方なかった――。」 引っ越しで離れ離れになった大好きな翔と、再会の約束をしていたかのん。 けれど彼からの手紙はいつしか途切れ、 級友からも「翔はもう忘れてる」と聞かされる。 会いたい人に出会える、奇跡の電車―― 噂の三号線を思い出し、ホームへと駆け出すかのん。 そこで翔とは二度と会ってはいけない“秘密”を知ってしまう――。 「好き」と「さよなら」を届ける、号泣必至の連作短編。
  • SF三国志
    4.0
    『三国志』の英雄たちが宇宙に飛び出し大活躍――三惑星共和国を、独裁的に支配しようとする曹操。自由な世界を守るため、関羽・張飛ら猛者を引き連れ、劉備はついに立ち上がる。とはいえ、まったく不利な状況。名参謀・諸葛孔明や美女・蝶蝉を味方に引き入れ、どう戦うのか? 大人気『三国志』の英雄豪傑美女が宇宙で活躍する、興奮の傑作スペース・ファンタジー!
  • 三国志英雄列伝
    4.5
    「三国志」でもとくに人気の高い英雄たちの物語を集めた短編集。みんなから尊敬され、愛された将軍・劉備、最強の武将として名高い関羽、知略あふれる孔明、の3人の少年時代からの成長の日々を描いた3編と、「三国志」の中でも「伝説」の戦いを描いた2編を収録。三国志の入門にぴったりの一冊で、なおかつ読んだことがある人にも興味深い話がいっぱいです。
  • 三国志こばなし集 現パロ編全集 2023年度春号
    -
    三国志の英雄たちが、現代を舞台に織り成す、なんでもありな会話劇です。 無職の曹操に、学園時理事長の孫権や、寝具メーカートップ営業劉備と漫画家孔明などなど… 居場所が現代でもどこかで歴史の匂いを放ちまくる三国志の面々の悲喜こもごもをご笑覧ください! ※本作は100少々の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 三国志こばなし集 三国時代編全集 2023年度春号
    -
    三国志の英雄たちが、三国時代を舞台に好き勝手のやり放題のなんでもありな会話劇です。 魏・呉・蜀・群雄編の2023年1月~3月投稿分すべてにおまけを加えた大盛でお届けします! ※本作は100少々の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • サンゴレンジャー
    4.0
    舞台は沖縄県石垣島。サンゴ礁を破壊する大規模な橋の建設計画をめぐる対立の渦中に、環境省の熱血自然保護官、矢島が着任する。美しいサンゴを守るべく、仲間とともに問題解決に立ち向かうが、やがて島中を巻き込む大騒動となることに…… “レンジャー”たちが熱く奔走する、痛快青春エンターテインメント!
  • 【3冊合本版】新海誠『小説 君の名は。』+『小説 言の葉の庭』+『小説 秒速5センチメートル』 ダ・ヴィンチ新海誠特集付
    -
    1巻1,940円 (税込)
    記録的な大ヒットとなった映画『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作が『小説 君の名は。』です。 これに、新海監督がこれまでに執筆した小説2作(『小説 言の葉の庭』『小説 秒速5センチメートル』)をセットにし、 さらに新海監督に迫る特集記事(本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』より)を加えた合本です。 新海監督の小説世界を一気に味わえる、大ボリュームのセットです。 ※本電子書籍は『小説 君の名は。』『小説 言の葉の庭』『小説 秒速5センチメートル』『ダ・ヴィンチ 2016年9月号特集「新海誠の“言葉”」』の合本版です。
  • 33ブックス1 いつかはきっと
    4.0
    1巻550円 (税込)
    夏川夏奈短篇集。フィクション3作、ノンフィクション2作を掲載。

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  • 33ブックス3 「哀」より「愛」
    -
    1巻550円 (税込)
    尾高とく美短篇集。フィクション2作を掲載。

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  • 33ブックス10歩けば
    -
    1巻550円 (税込)
    荻久保愛子短篇集。6年にわたってフィクション誌『とびうめ』に執筆した詩12編と短編6編を掲載。

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  • 33ブックス12 狂い死にしそうなほどの幸せ
    4.0
    1巻550円 (税込)
    作家として精力的に創作活動を繰り広げる著者の33ブックス第二弾です。今回は「シアワセ」をテーマにした四人の女性の物語。銀座のスペインバルでの女子会を舞台に、「ワタシのシアワセってなんだろう?」とふと立ち止まる愛しい女性たちのオムニバス・ストーリーです。

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  • 33ブックス14 海が見たい
    -
    1巻792円 (税込)
    33ブックス6『プールサイド』に次ぐ著者2作目の短編集。「家族」をテーマに5作を掲載。血のつながりゆえのちょっと面倒な感情の行き来が描かれています。

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  • 33ブックス16 今ここに
    -
    1巻550円 (税込)
    33ブックス書き下ろしのフィクション。昭和の時代、絶望の淵に立ちながら諦めず、生きることに誠実に向き合い続けた女性、関谷喜代の物語。

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  • 33ブックス7 十年後
    -
    1巻550円 (税込)
    向井槇の恋愛短篇集。フィクション3作品を掲載。

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  • 33ブックス2   うす桜のデッサン
    -
    1巻550円 (税込)
    山﨑ふら短篇集。フィクション2作を掲載。

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  • 33ブックス6 プールサイド
    -
    1巻792円 (税込)
    佐藤れい短篇集。フィクション3作品を掲載。

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  • サン=サーンスをもう一度
    -
    1巻1,144円 (税込)
    『白鳥』が結ぶ切なくも美しい愛の物語、開幕。 『ラ・カンパネラ』、『愛の挨拶』、『新世界』、『G線上のアリア』 クラシックの名曲が彩る、珠玉のラブストーリー。 ――名門オーケストラを舞台に、愛のシンフォニーは美しいハーモニーを紡ぐことができるのか。

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  • 算士秘伝
    -
    現代での数学=算法を操る者たちの悲喜こもごもを描いた表題作や、超能力である千里眼を持つという女と、そこに群がる者たちを描いた『千里眼』など、時代物の短編集、全7編。
  • 三姉妹とその友達
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    コミュニケーションの利便性を高度に追求した結果、人々は人間性を完全に喪失していた。二〇一二年七月、そのことを憂う口べたな四兄弟が立ちあがった。長兄は、多機能携帯電話を廃棄し、貝がらを耳にあてるよう訴える。そうすることで、人は心を静め、本来は聞き取れぬはずの声と交信することまで可能になり、それにより豊かな人間性を回復することができるというのだが……。ノスタルジィとリリシズムをたたえる福永信の最新作!
  • サンショウウオの四十九日
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのか――三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。
  • 山椒魚・本日休診
    3.0
    処女作「山椒魚」から「鯉」「屋根の上のサワン」「丹下氏邸」など初期短編をはじめ、「遙拝隊長」「本日休診」など戦前、戦後の中短編の名作9編を収録。鋭い人間観察と洒脱な表現で、庶民生活の哀歓を描く、井伏文学の精粋集。
  • 山椒大夫・高瀬舟
    3.8
    1巻539円 (税込)
    人買いのために引離された母と姉弟の受難を通して、犠牲の意味を問う『山椒大夫』、弟殺しの罪で島流しにされてゆく男とそれを護送する同心との会話から安楽死の問題をみつめた『高瀬舟』。滞欧生活で学んだことを振返りつつ、思想的な立場を静かに語って鴎外の世界観、人生観をうかがうのに不可欠な『妄想』、ほかに『興津弥五右衛門の遺書』『最後の一句』など全12編を収録する。

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  • 三色の家
    -
    海岸通りでひときわ目立つ三色の建物は、海産物問屋の同順泰公司である。ここの3階にある干し場で、コックの杜自忠が殺された。出入口2ヵ所には家人がいたのに、全然気付かぬという。杜の人生は苦難に満ちていた。公司の主人の親友である陶展文の鋭い推理と調査が始まる。神戸を舞台にしてのびやかに描く長篇推理。
  • 三四郎(新潮文庫)
    NEW
    -
    熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。(解説・柄谷行人)
  • 3時のアッコちゃん
    4.0
    「アッコちゃんシリーズ」第二弾、待望の文庫化! 澤田三智子は高潮物産の契約社員として、シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、会議は停滞してうまくいかない。そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんだった。イギリスでティーについて学んできたというアッコさんが、お茶とお菓子で会議の進行を激変させていき――!?表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」「シュシュと猪」「梅田駅アンダーワールド」を含む全4編を収録。
  • 35歳からの女道
    -
    1巻385円 (税込)
    30代は、女性が一番悩み、試行錯誤して、成長する時期なのではないだろうか。私も30代は、「ここまでやるか!」ってくらいいろいろ試した。そして今、思う。幸せになるのは、案外シンプルなことなんではないだろうかと。(本文より)  30代の過ごし方ひとつで、この後がもっと楽に、自分らしく生きられるとしたら…。35歳で結婚、子宮筋腫、流産、不妊を乗り越え、39歳で無事子供を出産。山あり谷ありの30代を過ごした著者が贈る、30代をもっと楽しく、もっと幸せに過ごすコツ。 ●横森理香(よこもり・りか) 作家、エッセイスト。現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代大人女子のための“お年頃”読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちん バブル純愛物語』はアメリカ、イギリス、ドイツ、アラブで翻訳出版されている。東京渋谷でコミュニティサロン「シークレットロータス」を持ち、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。
  • 35歳の少女
    3.3
    10歳で不慮の事故に遭い25年間眠り続けた望美は、奇跡的に目を覚まし、心は10歳、体は35歳として現在を生きることに。一人の少女が女性へと成長する話題のTVドラマノベライズ。
  • 三重殺
    3.0
    刑事の私は、矢萩利幸という名を3度も聞いた。まず、首なしのバラバラ死体、次に首なしの焼死体、最後に崖から突き落とされた男の身元として……。顔は分からなくとも、死体が3つあるのだ。さらに犯人らしき人物も名前が同じ。最初に人を殺し、その後、殺されたのか……。怪事件の真相は? トリック・ミステリー。
  • 三十三時間
    -
    日本の運命を決する場所かもしれぬ、といわれた某孤島へ、いま終戦を知らせる密使が向かう。孤島の守備隊に早く告げねば、全滅の危機が……。刻刻迫るタイムリミット、チャーター船内での、見えざる敵との死闘……。東シナ海は、男たちの血で染められた……。冒険サスペンスの俊才が、得意の題材に腕をふるった、意欲的長篇。
  • 33年後のなんとなく、クリスタル
    3.8
    1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅!日本の人口減少と超高齢化社会を予言したあの『なんクリ』から33年―大学生だった彼女たちは、いま50代になった。ある夏の日、自分の小説のモデルだった由利と再会したヤスオは、ふたたび恋に落ちる…日本社会の未来を透視する438の“註”に加え「文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註」を書き下ろし。
  • 三十すぎのぼたん雪
    3.3
    もう無邪気ではいられないけれど、大人にもなりきれていない。そんな中途半端な年頃には、恋との距離も微妙になる。はじまりかけた恋への期待に、苦い記憶がそっと忍び込んでくる。心が触れ合ったと感じた瞬間に、哀しい予感が静かに満ちてくる。たのしさやときめきの裏側にある、ものさびしさとやるせなさをしみじみ描く。恋愛小説の達人ならではの、心に優しく沁みる佳品9篇。
  • 三重奏の主題
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    男はやじろべえ、または夢のような抽象論 男が一人。女が二人。そこには恋愛感情がある。 このような状態はしばしば「三角関係」と呼ばれ、 著しい憎悪や不均衡を呼び込むが、ここではそうではない。 これは三角ではなく、やじろべえだ。 左右にそれぞれの女性がいて、 男は支点に位置し、ひどく安定している。 1対1の付き合いよりも、そのほうが男は安定するのだ。 しかし、二人の女はどうか。 小説の全編を通じて、冷たい雨が降っている。7月だが冷たい雨だ。 そこで彼女たちは火花を散らし、そして時間の経過とともに 微笑も加わる。 その時、男はそこにいない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 37℃の心臓をください
    -
    近未来、人型機械「ファクター」は高度な知能を持ち、人間社会を手助けしている。しかし、心を持たない彼らにできないことがあった。それは恋を理解すること。高校生の青海透真はファクターである春川ニナに頼まれ、人を好きになる「恋の起源」を一緒に探すことに。答えを模索する中で、互いに惹かれ合い、ニナは初めての感情を知る。しかし、記憶はすぐに消去され、バグがでた彼女の体は次第に壊れ始めていく。世界から拒絶された二人が向かう先は──。高度なAIが進化した時代に、機械と人間が起こした奇跡の物語。
  • 32回、好きって言うよ。
    値引きあり
    -
    高2の茉桜は3年の翼先輩にひと目惚れして以来、1年以上片想いをしていた。クールでイケメン、完璧な先輩だけど、どんな子でも容赦なくフることで有名。でも、茉桜はあきらめずに「好き」と、何度も伝える。そのたびに、知らなかった先輩の優しさや意地悪なところ、可愛さを知って、距離も縮まっていく。想いも大きくなるけど先輩の元カノが現れて…?ふたりのピュア恋に泣きキュン!!
  • 三十年後の俺
    3.6
    「三十年後のお前だ」――庭から侵入してきたおじさんはいきなり高校生の俺に告げた。タイムマシンで未来からやってきたのだ、と。そう見れば、どことなく自分に似ている。これから起こることを次々明かしていくこの人物はいったい?(「三十年後の俺」) あの手この手で読み手の笑いを誘い、喜怒哀楽の渦に巻き込むシュールな短編&ショートショート全12編。(『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』改題)
  • 30年後へ「逃げ残り」
    -
    父娘をつなぐ1枚の馬券。「勝ち負け」の外に、広がる世界がある。 2012年10月28日、府中市・東京競馬場。そこには驚きの「大逃げ」を打つ競走馬と、その一頭に思いを託す一人の男がいた――。 ひょんなことから、その時の手帳を見つけた彼の娘は、ギャンブルとは無縁のはずの父の肖像を探し始める。謎解きの延長線上に浮かんだ老人から聞いた、驚きの真実とは……? Novel Jam 2017 出場作品
  • 30の短編小説
    3.7
    豪華作家陣、揃い踏み。 文芸誌「小説TRIPPER」の“30”周年を祝した、“30”人の作家による、“30”をテーマにした小説アンソロジー。純文学作家からエンタメ作家、新進気鋭の作家からベテラン作家まで、今をときめく豪華作家が揃いました! 小説好きはもちろん、ふだん小説を読まない人も、きっとお気に入りの一作が見つかるはず! <<執筆陣>> 青山美智子「ストールは赤」 朝井リョウ「三十番目」 朝比奈秋「ネオン魚群」 伊坂幸太郎「30を信じろ/30も信じる」 一穂ミチ「プレゼント」 江國香織「若月寧音(五歳)の三十日――聞き書きにより要点のみ記述」 温又柔「きょうの花婿」 加藤シゲアキ「サーティー・ストライプス」 河﨑秋子「こひつじメリー」 木爾チレン「うちとあんた」 九段理江「30世紀少女」 呉勝浩「檸檬と定規」 小池真理子「逢瀬」 小林早代子「(15)→(30)」 佐原ひかり「世界を救ったことがある」 鈴木結生「世界文学物尽(ものづくし)」 高山羽根子「そこの関節からも曲がるんだ?」 田中慎弥「チャーチルと母」 月村了衛「三十年前、一瞬の光景」 中村文則「これを消してほしい」 西加奈子「30の春子」 町田そのこ「さよなら、過去」 町屋良平「ハンマークラヴィーア、バスキン・ロビンス」 三浦しをん「三十秒の永遠」 宮内悠介「アメリカの人魚」 宮島未奈「紗南ちゃんの便せん」 山内マリコ「もう三十代ではないことについて」 結城真一郎「やることなすこと」 吉田修一「おそらく彼女たちは」 米澤穂信「世界を変えた三十人とラストプリンスタンディング」
  • 三十の反撃
    3.8
    2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位! ベストセラー『アーモンド』の著者が放つ、すべての人に勇気をくれる傑作。 『アーモンド』が人間という存在そのものへの問いかけだとすれば、『三十の反撃』は、どんな大人になるかという問いへの答えである。 ーーーソン・ウォンピョン 1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規職員のキム・ジへ。 88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。 大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。 彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自信を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。 そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになるーー。 世の中という大きな壁と闘うすべての人に贈る、心温まるエール!第5回済州4・3平和文学賞受賞作品。
  • 36℃の熱風 ~発達障害の僕の青春メモリーズ~ 前編
    -
    1~3巻198円 (税込)
    転校生の出現に平和な日常生活を脅かされる小五の北山カイト。転校生の本田の脅しに翻弄されながら、小六になった北山は塾に入り、友人を見つける――。発達障害に悩む北山カイトの物語、その幕が今、開く。
  • 三十六プラス一 よき出会い
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新米教師の清美誠司は、杉原高校に赴任、早々にクラス担任を任される。しかし、そのクラスは訳ありで他の教師達が担任になることを敬遠していた。しかし、誠司は生徒と接していくうち、前評判とは異なり、皆、純粋な若者達であることを理解していく。そんななか彼のクラスで喫煙問題が起き、処分が下される。しかし、それをきっかけとしてクラス全員で卒業を迎えようと一体感が高まっていく。そして迎えた卒業認定会議、合格点に達しない生徒が出てしまう。それは、日頃から規則に縛られ、マニュアル通りにしか生徒を指導できない教師や、このクラスに先入観を持つ教師の、いわば偏見から生まれたもので、正当な判断とは言いがたいものだった。誠司は、そんな偏見に対抗し猛烈に抗議する。一人の生徒をも見放さず、古い教育体制と闘っていくのだが……。新米教師と生徒達の想いが交錯し織りなす感動必至の長編小説。
  • 三重露出~都筑道夫コレクション〈パロディ篇〉~
    5.0
    滝口正雄が翻訳しているのは、“ニンジュツ”修行に励む外国人ヒーローや秘術を繰り出す“くノ一”軍団が登場する日本を舞台にしたスパイ小説。訳し進めていくと、2年前に変死した女友達の名前が現れた。原著者は事件の真相を知っているのでは? 不審を感じた滝口は再調査に乗り出すが……。(三重露出) ほかに「半七もどき」などパロディの傑作短篇を併録する。
  • 三十光年の星たち(上)
    4.4
    1~2巻693円 (税込)
    彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の青年、坪木仁志は謹厳な金貸しの老人、佐伯平蔵の運転手として、丹後・久美浜に向かった。乏しい生活費から毎月数千円を三十二年に渡って佐伯に返済し続けた女性に会うためだった。そこで仁志は本物の森を作るという運動に参加することになるのだが──。若者の再起と生きることの本当の意味を、圧倒的な感動とともに紡ぎ出す傑作長編。
  • 30センチの冒険
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    故郷に帰るバスに乗ったユーリが迷い込んだのは、 遠近の概念が狂った世界だった。 目の前に見えるものがそばにあるとは限らず、 屋外に出ると道に迷ってしまう。 奇妙な現象に苦しむ街の人々を救うため、 ユーリは「30センチのものさし」を手に立ち上がるが……。 ある日突然、非日常の世界に連れ去られる冒険ファンタジーの傑作。 ※この電子書籍は二〇一八年十月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 算数宇宙の冒険
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宇宙も音楽も感じられる算数、それはワンダーランド! 神秘性で知られた、東京郊外の桃山町。小学6年生の千葉空良(そら)と河邑(かわむら)ユーキ、紺野アランの3人組は、算術絵馬で名高い地元神社への冒険を始めた。それを機に起こる偶然の暗合――高等数学が得意な転校生の出現、担任の先生から誘われた算数宇宙杯への出場。空良たちはさらに、素数の正体、ゼータ関数の定義を経て、ファンタジックな複素数の世界へ……。数学小説の傑作!
  • サンズイ
    4.2
    汚職(サンズイ)事件担当の警視庁捜査二課刑事・園崎省吾は、ある大物政治家のあっせん収賄容疑を追っていた。事件の鍵を握る海千山千の秘書・大久保から、彼の元に情報提供の申し出が。だが、約束はすっぽかされ、その間に妻と息子が何者かに轢き逃げされる! さらに園崎に殺人未遂の容疑がかけられて――。園崎と彼を支える仲間たちは巨悪に逆襲できるのか!?
  • 三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚
    4.1
    1~2巻790~800円 (税込)
    【〈文学少女〉シリーズの著者が放つ、すべての本好きに贈る感動のビブリオ・ファンタジー】 三途の川べりに佇む〈おらんだ書房〉では、 艶やかな着物をまとった陽気な店主が 「人生最後にして最上の一冊」を選んでくれるという。 客は子供から老人まで生前に大きな未練を残した死者ばかり。 そのひとりひとりの人生の物語に優しく寄り添い、 店主は成仏へと導く本を探すが――。 【目次】 第一話「本が大好きな三田村祐介様(享年三十四)の場合」 第二話「でんぐり返る本を探してる越野園絵様(享年八十六)の場合」 第三話「空っぽのおなかをかかえた、空っぽな目の初芝泪衣様(享年四)の場合」 第四話「呪いの本を求めてやってきた尾崎純香様(享年三十五)の場合」 第五話「描けない人気漫画家司七彦様(享年四十一)の場合」 第六話「世界で一番退屈で、つまらなくて、どうでもいい本をご所望の鈴木藍理様(享年十六)の場合」
  • サンセット・サンライズ
    4.0
    菅田将暉宮藤官九郎で2025年1月、映画化決定!  東北の楽園の神物件で”試し移住”。たくさん笑って、ホロリと泣ける、地方創生爽快エンターテインメント! 3LDK、家賃8万円、家具家電付きの神物件に一目惚れ! 東京の大企業に勤める晋作は、コロナ禍を機に田舎への移住を考える。三陸で見つけたのが、広い、安い、おまけに家具家電付きの神物件。 早速”お試し移住”を始め、大好きな釣り三昧の日々を過ごすが、地元の人々は東京から来たよそ者の登場に気が気でない。 一癖も二癖もある地元民との交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作。そんな中、ある新事業を思いつき……。
  • サンセット・ビーチで逢おう~湘南探偵物語~
    -
    万里村桂は、横須賀に駐留する米兵と日本人とのトラブル解決人(シューター)だ。今回、米軍大佐からの依頼は、基地内のジムに姿を現さなくなった優秀なボクサーの調査であった。夜の街で質のよくない日本人とつるんでいると言う。一方、桂自身の私生活は、恋人・竜二との間に微妙な三角関係が生じて……。自由に生きるためには恋を失うこともある!
  • 3センチヒールの靴
    3.4
    ひとり分の夕食を作ってドラマを見ながら食べ、12時前に寝る、規則正しいが華やぎのない29歳の毎日。ふと人恋しくなり、合コンで出会った男に電話してしまう『3センチヒールの靴』。彼が持ってきたワインと同じ瓶を親友の部屋で見つける『赤と白のワインの空き瓶』。気がねなく誘えて恋の悩みも話せる男友達との関係を描く『冬休みを前に』など、大人になっても恋上手になれない女たちを描く17編。
  • 酸素
    -
    神戸の〈日仏酸素株式会社〉は海軍と結びついて造船用の酸素を納入していた。その会社にひとりの青年が翻訳係として採用されたが、彼は非合法活動のために特高に追われる身だった……。日ごとに緊迫の度を増す開戦前夜の暗い時代相の中に、実業家、軍人、地下活動家、女流画家などさまざまに入り乱れる多彩な人物群像、幾重にもからまり合う恋愛心理を冷徹な筆に描く長編。
  • 山躁賦
    5.0
    確かなものに思われた日常の続きをふと見失った「私」は、病み上がりのけだるい心と体で、比叡高野等の神社仏閣を巡る旅に出る。信仰でも物見遊山でもない中ぶらりんの気分で未だ冬の山に入った「私」を囲み躁ぐ山棲みのモノ達――。現在過去、生死の境すら模糊と溶け合う異域への幻想行を研ぎ澄まされた感覚で描写。物語や自我からの脱出とともに、古典への傾斜が際立つ古井文学の転換点を刻する連作短篇集。
  • サンタクロースのお師匠さま 石蕗と春菊ひとめぐり
    4.0
    『サンタ日本支部キタグニ』に勤務する石蕗のもとに、見習いサンタの少女・春菊がやってきた。ある出来事から「弟子はとらん」と断固拒否する石蕗だったが、空回りしながらもめげない彼女に振り回されるうちに……?
  • サンタさんからのプレゼント
    -
    1巻275円 (税込)
    月間1億PVを超える大人気のケータイ小説サイト「おりおん☆」から生まれた恋愛小説。「かわいい笑顔~恋した彼は高校生~」の続編。あれから5年の月日が流れ、2人の間に生まれた可愛い娘・美桜も、もう3歳。クリスマスに向け、プレゼントを用意しようとする陸と桃香。しかし美桜は、サンタさんに何をお願いしたか、教えてくれなくて――。そして迎えたクリスマス。幸せの結晶が、家族に優しく降りかかる。

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  • サンタのいる空
    値引きあり
    -
    1巻214円 (税込)
    鋼とガラスの都市を、時は駆け抜け、人は出会い、そして別れていく……。過ぎ去ってしまったものは、すべてが無か思い出だ。ジョン・レノンの死がそう教えてくれた。自分は何故ここにいて、一体何をしているのだろう。空洞になったような躯の中に光と勾いの粒子が流れ込んでくる。このまま自分も、街のざわめきの底に沈んでいってしまうのだろうか――。孤独な都市生活者の癒しがたい倦怠と虚無を、静謐で力強い筆致で描く傑作短編集。
  • 三代の過客
    -
    1巻1,760円 (税込)
    伝統の早慶戦でつながれた三代の生き様 戦前、戦後の激動期を経て国づくりに一所懸命だった祖父の世代、高度経済成長期に育ち新聞記者として一世一代の特ダネに挑んだ親の世代、失われた25年につかりながらも未来の希望を抱く子の世代…。早慶戦を軸に祖父、父、息子三代に渡って時空を超えて受け継がれる矜持が綴られた重厚な自叙伝風小説。

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  • 三代の光陰
    -
    1巻1,672円 (税込)
    光と影が交錯する三代の物語 “光陰矢の如し” 三世代の家族が共に歩む日々――。 輝く未来と暗い影が織りなす人生模様を通じて、家族とは、そして親子とは何かを問いかける。

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  • サンティアゴの東 渋谷の西
    3.3
    遠く離れた南米チリで。瀬戸内海に浮かぶ島で。雑踏の渋谷で。あの何気ない出会いは運命だった。静かな感動が降り積もる六編。
  • サンティトル
    -
    1巻1,650円 (税込)
    進路も決まらないまま大学を卒業し、4月を迎えてしまった高柳芽美。それが気になって身が入らず、ミス続きだったバイトもクビになってしまった。日比谷のファッションビルの屋上、いよいよ追い詰められた芽美が、ついフラフラと転落防止の柵をまたぎ越えたそのときーー。 「タカメ?」と、懐かしいどころか忘れかけていた呼び名を投げかけてきたのは小学校時代の同級生、ナルセだった。10年前の、飄々とした胡散臭い男子のイメージのまま成長していたナルセにペースを握られ、気づけば芽美は、彼が運営しているというサービス系のアプリで、なんでも屋のようなバイトをすることに。もう「学生」は終わってしまった。まだ「社会人」とは呼べない。なりゆきで始めた仕事をこなしながら、芽美は自分の将来を模索する。 宙ぶらりんの時間を過ごす女性の、小さな自分探しを描いた、「第一回ステキブンゲイ大賞」優秀賞受賞作!
  • サンデーバックナイン
    -
    1巻1,782円 (税込)
    少年時代から、きらめくゴルフの才能を持ちながらも、さまざまな苦難の洗礼を浴び、再起不能と言われるまでの、どん底を経験した主人公。果たして、それらの荒波をくぐり抜け成長した彼が、喝采の中、再びパターを天に突き上げる日はやってくるのだろうか。ゴルフを愛する人はもちろん、何かを成し遂げるために懸命の努力を続けている人に、ぜひ読んでいただきたい長編小説です。
  • 日曜日の人々
    4.1
    「皆さん、おはようございます、日直の杏子(アンズ)です」「拒食も過食も不眠も自傷の一種だ」「僕はあなたがたを愛しているので、方法は記しません」「関東地区でパーティー希望です」「それでもお願いだから!」「俺は死にたくない!」「だってわたしはもう子供じゃないから!」人々の声は、あなたに届くでしょうか? 第39回野間文芸新人賞受賞作。
  • 三頭の蝶の道
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    「男とか女とかじゃないのよ、文学に魅入られているか、いないか、なのよ」。女性作家が「女流」と呼ばれた時代、文学に身を捧げた女たちの創作の業を描く、著者40周年記念作。
  • 三都恋物語 : 京都・広島・横浜
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 純文学とエロティシズムの狭間で…… 三都を巡る、大人の恋の物語。

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  • 三度作家になった女
    -
    1巻330円 (税込)
    ベストセラー作家の川中澄美子は初めてのスランプに陥った。時を同じくして大先輩であり唯一の親友でもあった大御所作家の桃香が亡くなってしまい、澄美子はあまりの心痛から小説が書けなくなってしまった。 それから暫く経ったある日、ふと頭の中に浮かんだ物語をまとめケータイ小説に応募すると澄美子の作品が見事一位を獲得。 それを機にベストセラーを次々と世に送り出し、再び脚光を浴びるようになった澄美子はテレビ出演やメディアにも欠かせないほどの売れっ子になった。 人々の賞賛と、もてはやされる毎日の暮らしのなか、整形し名前も年齢も偽り別人の桜ハルミとして活動していたために彼女は苦しみ、引退を決め田舎で暮らすことに。 そこで村田大輔という大学生と出会い恋に落ちるが、あまりの年の差に澄美子は……。 ★さら・シリウス:あらすじ ★妖精社:文章
  • サンドの女 三人屋
    3.7
    朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。 朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。 ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり… 悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編! 心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ!
  • 三度目の恋
    4.1
    結婚したのは、唯一無二のはずだったひと。高丘さんに教えてもらった「魔法」で、むかしむかしの世に旅に出るようになるまでは。あるときは江戸吉原の遊女、さらには平安の世の女房として、梨子はさまざまな愛を知り……。『伊勢物語』をモチーフに、夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。〈解説〉千早 茜
  • 三度目の殺人
    3.4
    会うたびに変わる供述。 二転三転する動機。 なぜ殺したのか、本当に殺したのか 是枝裕和監督、最新作。 小説で浮かび上がる「真実」のその先―― 二度目の殺人を犯した男、翻弄される弁護士、そして鍵を握る少女… 待ち受ける“三度目の殺人”とは―― 話題の是枝映画、衝撃の小説化 小説で浮かび上がる「真実」のその先――。 「本当のことを教えてくれよ」 ――弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術”を駆使してきた弁護士・重盛。 しかし、担当した事件の被疑者・三隅は、会うたびに供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。 そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。 なぜ殺したのか。本当に殺したのか。本当に裁かれるべきは、だれなのか。 心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。
  • 三度目の正直
    4.0
    1巻471円 (税込)
    女の子しか好きになれない女の子と、その秘密を唯一知る幼馴染の男の子。ジェンダーの不安定な世界を描き、注目を集めた作品。第8回坊っちゃん文学賞大賞受賞。

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  • サンナムジャ ~ヤンキー男子がK-POPに出会って人生が変わった件~
    4.0
    1巻1,683円 (税込)
    笑えて泣けてかっこいい青春学園ストーリー! 「借金、100万円!?」 ある日突然、馴染みの焼き肉店「サンナムジャ」から“出世払い”で飲み食いしてきたツケを支払うように迫られたヤンキー高校生の春井戸貫太。 そんな貫太にいいアイデアを思いついたと伝えたのは同じく「サンナムジャ」の常連・殿上七海だった。貫太の高校で韓国語部の顧問を務める七海は、実は元K-POPアイドル。 七海はそんな自身の経験をいかし、貫太と韓国語部のメンバーでアイドルグループを組み、テレビ番組のコンテストで優勝し賞金を獲得しようと持ちかける。 しかし、貫太を含め韓国語部のメンバーは皆ひと癖もふた癖もある生徒ばかり。七海に巻き込まれ渋々歌とダンスの特訓を開始するが、もめないはずもなく……。 夢破れた大人と個性的な生徒たちの逆転劇、笑えて泣けてかっこいい青春学園ストーリー!
  • 三人
    4.1
    1巻1,500円 (税込)
    お笑い第七世代の生みの親が描く、傑作青春小説 芸人二人と放送作家のシェアハウス。そのリアルな生態を浮かび上がらせながら、青年の痛切な日々を描く、青春小説の新たなる傑作!
  • 地獄小僧 三人佐平次捕物帳
    完結
    4.0
    全20巻733~748円 (税込)
    世間での岡っ引きの悪評を憂いていた同心・井原伊十郎は、美人局の罪で捕まえた三兄弟、頭は切れるが悪人面の平助、力だけは人並み以上の次助、女も敵わぬ美貌の佐助を、岡っ引きとして売り出すことを思い付く。罪を問わぬ代わりに、三兄弟に「佐平次親分」を名乗らせ、その評判を上げさせようと考えたのだ。同じ頃、大店に押し込んでは皆殺しにして金品を奪う「地獄小僧」が治安を脅かしていた。三人で一人の佐平次は、この凶行を止めることができるだろうか?
  • 三人称単数
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女が経験した出来事の残響について 「私」でも「あなた」でもなく、「彼」もしくは「彼女」。 言うまでもないが、これを「三人称単数」という。 この短い小説におけるそれは「彼女」だ。 ここには、彼女だけが体験した事柄や、そのくっきりとした 輪郭が鮮やかに描かれている。 台風に荒れるプールに身を置くとはどういうことか。 一転して、そのプールの静けさはどんな体験か。 恐怖を覚えるほどの濃密な霧とは、いかなるものか。 文章による肖像画がここにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 三人の『馬』
    -
    首都・東京を48時間で制圧する!――深夜、正体不明の三人の男が突如、破壊活動を開始した。東京証券取引所、築地中央市場を擁し、新幹線を含む交通大動脈の走る日本の経済・情報・生活の心臓部・中央区を、彼らは集中的に攻撃し始めたのだ。男たちの目的と正体は? 苦悩する政府・警察首脳。首都に戒厳令の布かれる時が迫っていた…!

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  • 三人の賢者
    -
    エアライン・日空ビルの28階取締役室。そこでは名誉会長、会長、社長、3人の老人が、後継社長人事をめぐって暗闘を繰りひろげていた。トップの確執を、社員は息を詰めて見守った。前途に不安を抱き緊張がみなぎっていた……。「その女、スパイかもしれないぞ」上司の邪推に、経営企画室の岡弘文はたじろいだ……。巨大企業の中に息づく人間群像を鮮烈に描く力作。
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル
    3.8
    普通の警備会社が恐れをなした怪異現象がらみの事件ばかりを扱う国枝特殊警備保障。生臭坊主・洞蛙坊、美貌の霊媒師・比嘉、反オカルト科学者・山県の三人が個々の特殊能力を発揮して、都市の魑魅魍魎に挑んでいく――。やがて彼らは、自分たちを結びつけた四年前の幽霊屋敷事件の真相に……! 異才、鬼才、天才の集結が生み出す三通りのマルチエンディング付きセッション・ノベル。
  • 三人の天使 好胤説法二十章
    -
    仏教の天使とは、西洋でいうエンゼルではなく、閻魔庁からの使者で、老・病・死のことで、幸せな人生のために何を為すべきかを、教えてくれる三人の天使のことである。小学校5年生から薬師寺に預けられて修行を重ね、軍隊も体験して来た著者が、飾り気ない人柄そのままにやさしく、愛と命の尊さを説く法話集。長い幸せな人生の肝要は人の心に優しい情操を養うこと、喜びと感謝の心、初心にかえる感動……人間の宿命を誡め告げ、よりよい生き方を説く、話題の名著。
  • 三人屋
    3.5
    朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――朝・昼・晩で業態がガラリと変わるその店は、通称「三人屋」。やって来るのは、三女にひと目惚れしたサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店主、女泣かせのスーパー店長など、ひと癖ある常連客たち。三姉妹が作るごはんを口にすれば、胃袋だけじゃなく、心もたっぷり満腹に!? 心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ!「高いビルの屋上から、道行く人をじっと眺めているような小説である。大所高所から見下ろしているという意味ではない。ちっぽけな人間たちが、時に迷ったり立ち止まったりしながらも、それぞれの目的地を目指して懸命に歩いている姿を目にした時の、あの切ないような尊いような心持ちを思い出させてくれるのだ。」――北大路公子氏「解説」より
  • 三年身籠る
    3.5
    冬子は29歳の妊婦。なぜか十月十日を過ぎても生まれる気配はまったく、ない。1年目、2年目と順調に膨らみ続けたお腹は、まるで小山のよう。夫は「元カレに宇宙人とかいないよね?」と疑いの目を向け、マスコミや医学界はツチノコ級の珍獣扱いをし始め、奔放な妹は姉を助けようとしてますます騒動を巻き起こす…。冬子のお腹は、そして胎内の赤ちゃんは一体どうなってしまうの!? 女優であり本作の映画化で監督デビューを果たした著者の、キュートでパンクな処女小説!
  • 三の隣は五号室
    3.8
    1巻880円 (税込)
    今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。 傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。 病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、 どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。 ――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。 驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。 優しく心を揺さぶる著者最高作。 各メディアで話題を呼んだアパート小説の金字塔 第五二回谷崎潤一郎賞受賞
  • 三ノ宮炎上
    -
    “そのころ、わたしは三ノ宮ではいい顔だった”太平洋戦争敗戦直前の神戸・三ノ宮。荒廃して行く人々の間で時代にあらがい、野生の純粋さをもって満たされぬものの中をひたむきに生き抜く、美しい不良少女の姿と、戦災で燃え落ちる街への挽歌を奏でる表題作ほか、女性心理の妖しい美しさをリリカルに描く傑作九篇を収録。
  • 桟橋
    -
    1巻385円 (税込)
    皆から仲間はずれにされていた千代だったが手をとって笑い、走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。 ものごころついて以来の千代は、夕方になると桟橋に出ている父親を呼びにやらされていた。十歳の時はもう母親の役目をしょわされていた。赤ん坊のころにはった「てっぺごうやく」でできてしまった禿のせいで、付いたあだ名は二銭銅貨。しがない境遇のせいで学校では何となく仲間はずれになっていた。 千代は小さくなってうしろの席に甘んじ、自分を主張することを忘れていった。勉強ができても彼女は手をあげなかった。そんな千代の手をとって、みんなが笑うときには笑い、走るときには走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 産婆のタネ
    3.5
    1巻1,925円 (税込)
    浅草天王町の札差、坂田屋の娘お亀久は、元は男勝りのお転婆だったが、六年前にかどわかしに遭ってから、見知らぬ男と血を恐れ家から出られなくなった。さらには、許婚である材木問屋、万紀の長男紀一郎が紀州で山崩れに巻き込まれ行方知れずに。悲観したお亀久は大川に身を投げようとする。激怒した母は、命の尊さを教えようと、「産婆の神様」と呼ばれる八丁堀のおタネ様の家にお亀久を連れて行く。始めは恐れおののいていたお亀久だが、おタネ様から産婆は女相手の仕事だから男の出る幕はないと聞き、見習いを申し出る。

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