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Posted by ブクログ
私の地元の大宮高校出身の荻原浩さんの7つの短編集。いずれも秀作で、登場人物の生きることに一生懸命な姿が、読んでいて心にぐっとくる。
生まれてくる子どもが待ち遠しい葬儀屋の営業マン、リストラされた父親が急に農園を開くと言い出し困惑する中3の少年、戦隊番組の俳優に子供より夢中になってしまう主婦。子供がクリスマスを祝いたいと言い困惑する寺の住職、口の悪い寿司屋の店主。身近にいそうな人物たちの心のつぶやきが聞こえてきそうだった。
特に印象に残ったのは『スーパーマンの憂鬱』という話だった。これはテレビの健康番組に振り回されるスーパーマーケットの店員が描かれるのだが、まさにこの話の主人公が自分と重なったのだ。
当時、僕は大型スーパーのある店の営業企画の担当をしており、毎週毎週ある番組について、相当真面目にウォッチしていた。
それはフジテレビで毎週日曜日の夜に放映されていた『発掘!あるある大事典』という番組。特に健康や食事に関するテーマが多く、特集で取り上げられた様々な食材(例えば納豆とか豆腐とか)は、翌日になるとめちゃくちゃ売れるのだ。
まだネットも普及してなかったから、TVガイドの類を買い、何が来週取り上げられるかを事前に売り場の担当者に教えて、でかいPOPをつくったり、録画したビデオを売場で流したり、結構工夫したものだった。まさにそんな話だったので、ちょっとびっくりしたなあ。
どこにでもある日常と、働いている人の葛藤、そしてちょっとほっこりできるような短編集でした。
Posted by ブクログ
「美獣戦隊ナイトレンジャー」が面白かった。一真に会うために必死になる由美子が滑稽なんだけど、振り返ってみればオイラも似たようなことしてる。自分を元気にしたり癒してくれるものが犬や猫、アーティストや俳優だったりするなら人目をはばかることもないけど、ちょっと恥ずかしくて言えないものに励まされていることだってあるw
本人はその瞬間を楽しみに普段以上に頑張ったりできちゃうんだよね。誰にもホントのことは言えないのに。高校の真面目で面白くとも何ともない数学の先生を思い出した。休みになると虫取り網を持って蝶(ちょうちょだね)を追いかけてることが判明した。いま思えば高尚な趣味だけど、当時は小学生の格好した先生が網を振り回している姿しか想像できなかったもの。男子校のガサツな生徒には言えなかったんだろう。
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