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沈黙の患者
「あのまま一人で焼け死んでくれていたら……」 真面目に生きてきた人が、陥穽にに落ちる時――。 「高齢化社会×犯罪未満」をテーマにした傑作心理サスペンス。 デビュー10周年の現役医師作家の新境地! 「沈黙の患者」 まだらぼけの母がボヤを出し、介護に悩まされる、バツイチでビルの清掃員として働く56歳の早智。近所の鷺沼に唆されて、「認知症の母」をレンタルして介護保険を騙し取ってしまった。500万という大金に最初は喜ぶ早智だったが、鷺沼が“念書”なかなか返してくれず、焦り始める。念書に使ったのは息子の名刺だったのだが、その息子は……。 「ニセの語り部」 『わたしたちの戦争を語り継ぐ会』のスタッフ・早苗は、88歳の語り部・兵頭の“語り”に感動して涙し、その語りを広めようとする。しかし兵頭は年齢を高く偽っている、彼の記憶は借り物ではないか、という噂が流れる。早苗は必死に彼を庇おうとするが、SNSでの攻撃が始まってしまう。 「王子様の不親切」 医学療法士・村上は訪問リハビリサービスで担当する87歳の御影さんに「王子様」と呼ばれ、色々頼られている。しかし、“お金”にまつわることで、どうしても引き受けられない頼みを断ったことから、担当を外されてしまう。どうすればよかったのか――答えの出ない村上は、別の利用者からあることで、現金を預かることになり、動揺する。 「夕暮れの善意」 子ども食堂のボランティア・春菜は、ある日訪れた老人・寺尾と“孫”メグの仲睦まじさに心温まるものを感じた。しかし、寺尾は見ず知らずの少女を連れてきているのではと疑惑が持ち上がる。面倒ごとに巻き込まれたくない春菜はスルーしようとするが、彼の家を訪ねた際、不審なアルバムを見つけてしまう。 「シル専の女」 79歳の父に58歳の「恋人」ができた。父が騙されているのではないかと疑うアラフィフ独身姉妹の美穂と江里。恋人・淳子の入れ知恵で父が通院もせず降圧剤を飲んでいないことなどを知り、二人を無理やり別れさせる。しかし、父はそれを境に生きがいを失い、みるみる体調を崩してしまった。江里はこんなことなら認めればよかったと嘆くが……。 -
TOKYO LOVE? STORY
LiLy 20周年 最新恋愛小説 あなたは寂しそうに見える。 俺ならそれを治せるのに。 ※※ 「お別れ、というより私にとってはデビューだった」池松綾華(彫り師/34歳) 「たった1年後だって、分からなくない?」 「分からない、じゃなくて決めるんだ。今、決めてしまおうよ」遠山涼(マーケティング会社経営/37歳) 『返信が追いついておらずDM埋もれぎみなのですみません』 ……ウルセェよ(笑)。山口桃(元No.1キャバ嬢/25歳) 「酒が私を我に返す。昔は逆だったのに、いつ反転したのだろう」三谷瑠歌(バーテンダー/40歳) 「俺は女を憎んでいる」大古原雄二(医大生/23歳) 「僕たちはなんでもないって思いたがってる感じがする」宮田翔也(会社員/50歳) 運命に導かれた6人の揺れる心をリアルに描く、長編恋愛小説。 -
黄昏に君にまみれて
豆腐屋を営む独居老人の長谷部善治郎は、ひょんなことから迷い込んだ吉原で、ベテランソープ嬢の聡子に出会う。「今日はわたしに任せて」。首筋、胸、腋窩、脇腹……ヌルリ、ヌルリと、白魚の指が這い回る。すると久しく眠っていた男の本能が眼を覚まし――。浅草で昼酒を嗜み、吉原で女体にまみれる、善治郎の「孤独のエロス」な日々。 -
黒い蝶は死を運ぶ
大手新聞社の写真部から結婚式を主に撮影するブライダル・フォトグラファーに転身して十五年。仕事はすっかり軌道に乗り、今では仕事のオファーが切れることがない。 ある日、ヴァイオリンの生演奏が評判の結婚式場をプローションするため、アイドル・桃瀬あかりをモデルに撮影した写真が大きな話題を呼んだ。だが皮肉なことにその評判とは、桃瀬あかりのものではなく、バックに写るヴァイオリン奏者・新倉小夜歌の完璧なまでの美を褒め称えたものだった。美しさで一般人に負けるアイドル――その写真は「公開処刑」とまで言われるほどネットを賑わした。その炎上っぷりも小気味良かったのだ。桃瀬あかりが自殺するまでは。 その自殺に不審を覚える私の前に現れた脅迫者。次々と起こる事件、そして死を運ぶと言われる小夜歌の存在。一体、何が起こっているのか……? 横溝正史賞受賞作家が新境地を切り拓いたサスペンス・ミステリの傑作、登場! -
ちゅうちゃん
昭和11年、アメリカが月よりも遠かった時代。 少年は英語を好きになった。 戦前に独学で英語を学び、GHQで通訳を務め、夢見た地を目指した青年の真実と奇蹟の物語――可笑しくて、切なくて、やがて涙する、青春小説の傑作! 昭和十一年、山梨の片田舎。少年・義彦は親戚の家で偶然、一冊の英語の雑誌を見付ける。そこに広がっていたのは、見たことのないほど華やかで自由な世界だった。やがて独学で英語の勉強を始めた義彦が、米国へ行くことを夢見るようになった時、日本は米国との全面戦争へ突入しようとしていた。英語は禁止。ドルは違法。徴兵され、体を壊し、無一文で家族を守りながら戦後を生き抜く義彦の手にただひとつ残されたもの――それはかつて覚えた英語だった。 -
永遠の旅行者 完結上下巻セット 【電子版限定】
橘玲の人気サスペンスタイトルが電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『永遠の旅行者(上)』『永遠の旅行者(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 ■『永遠の旅行者(上)』 元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した――。謎とスリルの上巻。 ■『永遠の旅行者(下)』 まゆは幼い頃に母を殺された未解決事件にまだ苦しんでいた。アメリカで失踪した悠介の居場所はつかめない。麻生の死期は迫る。真鍋には時間がなかった。そもそも麻生はなぜ無税の相続に拘るのか? そして、まゆが何者かに誘拐された――。人間の欲望と絶望、金と愛情、人生の意味までを、大胆かつ繊細に描ききった新世代の『罪と罰』完結! -
悪夢のはじまり 「悪夢」シリーズ試し読みパック+書き下ろし短編「ときめき過ぎる男」
累計80万部の「悪夢」シリーズを一挙試し読み! さらにシリーズ第1作『悪夢のエレベーター』出版時の著者・木下半太の怪奇体験を基に書き下ろされた、短編小説『ときめき過ぎる男』も収録。 あの手この手で悪夢を見せる、木下半太ワールドを存分にご堪能ください。 後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と閉じ込められていた。 浮気相手の部屋から出てきたばかりなのに大ピンチ!? しかも、三人には犯罪歴があることまで発覚。 精神的に追い詰められた密室で、ついに事件が起こる。 意外な黒幕は誰だ? 笑いと恐怖に満ちた傑作コメディサスペンス。(『悪夢のエレベーター』) この作品は「悪夢」シリーズ内の次の作品の一部と、書き下ろし短編を収録した電子書籍限定パックです。 <収録作品> 『悪夢のエレベーター』 『悪夢のドライブ』 『悪夢の観覧車』 『悪夢のギャンブルマンション』 『悪夢の商店街』 『悪夢のクローゼット』 『悪夢の身代金』 『悪夢の六号室』 『ときめき過ぎる男』(書き下ろし短編) -
つたない舌
社内の何者かに電話で脅迫され、目隠しのままレイプされた千穂は、いつしか男からの連絡を待つようになった。そして、その疼きを満たすために働き始めたSM風俗店で、客として来た叔父の昭彦と遭遇する。夜毎、昭彦に凌辱され、言い知れない興奮を覚え始めた千穂は、命じられるままに高級クラブでストリップを演じ、未知なる快楽に溺れていく。 -
夜の写生会
大勢の前で下着を破かれて昂ぶり、次々と男を受け入れる貞淑な妻。芋虫のような男の手で下腹部を執拗に揉まれ、眠りながら下着を濡らす少女…。“先生”は今日も雑誌の取材で女性を写生する。美人編集者・美雪は両腿を擦り合わせ興奮を隠すが、取材後「開いて見せてごらん」と言われると、そこは既に溢れ、「先生」と何度も叫んで達するのだ。 -
少年と老婆
暗闇じゃないと光は見つからないの。「この世でもっとも美しい女性」は、嵐の夜に消えた夫を探して、5つの国を旅し6人の王に出会う。「E☆エブリスタ」で不動の1位を誇った伝説の人気作品がいよいよ書籍化! 『奴隷区』の岡田伸一による、この上なく残酷で純粋な、愛を求める冒険物語。学校に通うのをやめた「少年」は、近くに住む「老婆」に勉強を教わる。「老婆」は、不思議な話をして聞かせた。それは、「この世でもっとも美しい女性」が旅した5つの国と、神秘の力を持つ6人の王様の話。“やまない雨の国”“明日から戦争の国”“選択する恋愛の国”“夢見る黄金の国”“紅い地球の国”。「美しい女性」は、新婚旅行直前に失踪した「夫」を探していた。そして、ある国の愛を知らない「愚かな姫」との出会いが、彼女を過酷な運命へ突き落とす。正義、恐怖、弱さ、勇気、夢、憎しみ、不幸、美しさ――。人生の大切なヒントを探す旅に出よう。 -
草原の椅子 完結上下巻セット【電子版限定】
宮本輝の感動大長編『草原の椅子』上下巻が電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『草原の椅子(上)』『草原の椅子(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 『草原の椅子(上)』 2013年2月映画化作品。遠間憲太郎は長年連れ添った妻とも離婚し、五十歳になりさらに満たされぬ人生への思いを募らせていた。富樫重蔵は大不況に悪戦苦闘する経営者だが、愛人に灯油を浴びせられるという事件を発端に、それを助けた憲太郎と親友の契りを結ぶ。真摯に生きてきたつもりのふたりだが……。人間の使命とは? 答えを求めるふたりが始めた鮮やかな大冒険。 『草原の椅子(下)』 憲太郎が恋心を寄せる篠原貴志子。両親に捨てられた五歳の圭輔。行き場のない思いを抱えた人間たちが、不思議な縁で憲太郎と結ばれてゆく。しだいにこの国への怒りと絶望を深める憲太郎は、富樫と壮大な人生再生への旅を企てる。すべてを捨て、やり直すに値する新たな人生はみつかるのか? ひとりひとりの人生に熱く応える感動大長篇。 -
Dear ママ
私はようやく、ママのことを話せる自分になった―― 見ないようにしてきた傷の数々 自分を大切にする、その本当の意味 無理に許そうとしない 吉川ひなの、再生の告白 子供時代に負った心の傷、母との複雑な関係を経て、自身が3人の母親になるまで 過去との向き合い方。 自分を大切にする、その本当の意味とは? 無理に相手を許そうとしなくていい。 ――吉川ひなの、初の告白 渾身の書き下ろし 目次 第1章 ママとわたし 告白 許すの許さないのどっちなの 愛してたの愛してなかったのどっちなの インナーチャイルド すっごい泣いた夜 宗教二世 第2章 母親になったわたし 子育て 流産 心配より信頼 水中出産 3人育児 第3章 わたしのままを受け入れる 許し 自分を大切にするということ 一人で眠れるようになりました わたしの役目 -
未だ本能寺にあり
魔王の首を探せ。 織田信長はどこへ消えたのか? 羽柴秀吉、信長を刺した明智兵、使用人の少女、阿弥陀寺の僧……。 「あの日」を巡る8人の証言が集まる時、 400年、誰も見たことのない〝答え″が、導き出される。 天正十年、本能寺の変が勃発。天下の主を失った日ノ本は混沌に陥った。そんな中、羽柴家家臣・駒井八右衛門は、秀吉からある密命を授かる。上様を探せ――。 逆賊・明智光秀を討った秀吉は、今や織田の後継と目されていた。だが、信長の遺骸は見つからずにいる。もし他者が先んじて遺骸を探し出し弔えば、その座が奪われかねない。まして信長が生きているとなれば、秀吉が描き始めた天下への絵図も霧散することになる。 一度見聞きした物事は忘れない異能を武器に、八右衛門は消えた天下人の行方を追う。織田方、明智方、そして影の目撃者……。関係者たちが語る「あの日」の真実とは? 日本史上最大の謎に挑む、超大作歴史ミステリー。 -
あの夏のクライフ同盟
14歳のおれたちは自転車を走らせた。 サッカーの“神”に会うという夢を乗せて。 恋愛、友情、夢、大人への憧れと逃避……。 傑作青春小説。 しっかり者だがどこか流されがちなぺぺ、気弱なオカルト好きのツヨシ、運動神経抜群で人気者のサトル、ムードメーカーのエロ番長・ゴロー。北九州に住む中学生4人組は、いつでも一緒のサッカー仲間だ。そんな彼らのもとに歓喜と絶望のニュースがやって来た。大ファンで、雑誌で見かけてはサッカーの「神」と崇めてきたヨハン・クライフ。彼がオランダ代表で出場するW杯が日本初の生中継されるが、九州は放送地域外だという。馬鹿馬鹿しくも時に切ない日々を過ごしながら、4人は“クライフ同盟”の名の下に秘密の計画を進めていく。大型台風が接近する中、放送を見届けることはできるのか? -
ベイジン 完結上下巻セット【電子版限定】
時代の激流と人間の生き様を描く、真山仁の真髄が結実した大傑作『ベイジン』上下巻が電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『ベイジン(上)』『ベイジン(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 ■『ベイジン(上)』 中国の威信を賭けた北京五輪の開幕直前。開会式に中継される“運転開始”を控えた世界最大規模の原子力発電所では、日本人技術顧問の田嶋が、若き中国共産党幹部・トウに拘束されていた。このままでは未曾有の大惨事に繋がりかねない。最大の危機に田嶋はどう立ち向かうのか――。時代の激流と人間の生き様を描く著者の真髄が結実した大傑作。 ■『ベイジン(下)』 衝撃的な事故シミュレーションを突きつけられた田嶋とトウは、徹底的な補強工事を決意し、最大の障壁である政府の実力者を失脚させることに成功する。不和を乗り越え、“希望”を手に突き進む二人の夢――世界最大の原発から、北京五輪開会式に光は届くのか? 中国の暗部と現実を描き、共に生きる希望を謳い上げる一大傑作エンターテインメント。 -
タイム・アフター・タイム
解像度の高い人物たちと情景描写に惹き込まれ、 どんなに遠くてもなお鮮やかな恋の記憶が立ち上る。 ――松任谷由実(シンガーソングライター) こんなに泣いたら、きっと人生が変わってしまう。そんな恐怖とともに読み終えました。 ――金原ひとみ(作家) 『国宝』の著者、待望の最新作にして、 作家デビュー30周年記念作品! 眩しい夏の初恋と、二十年後の再会―― あの日、二人は何を守り、何を手放したのか? 純粋なものに向き合ってみたいと思った。 眩しいくらい純粋なものに向き合った時、自分の心がまだちゃんと動くのか確かめてみたかった。 『タイム・アフター・タイム』は私なりの純粋なものをたくさん詰め込んだ小説です。 ――吉田修一 「取り返しのつかない間違いをした。 でも、大切な人のそばからは離れなかった」 建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。 揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。 青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔も優しさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。 -
80歳、私らしいシンプルライフ
東京から安曇野に移住して16年。元『装苑』編集長、初のエッセイ 第2の人生を自分らしく楽しむ、シンプルで心地よい暮らしとおしゃれの工夫 60代で長野県安曇野市に移住し、第2の人生をスタートさせた元『装苑』編集長、德田民子さん。移住のきっかけは、夫婦で訪れたドライブで眼前に広がる美しい北アルプスの風景だった。たくさんのものを手放し、暮らしをリセットする中で気づいたのは“シンプルって、心地いい”ということ。 移住から16年。四季のはっきりした安曇野での暮らしやおしゃれの工夫、毎日をごきげんに過ごす秘訣など、80歳を迎えた德田さんの心豊かな日々をご紹介します。 第1章 安曇野で始めたセカンドライフ 第2章 シンプルで心地よい暮らしのマイルール 第3章 おしゃれこそ元気の素 第4章 四季を楽しむ家しごと 第5章 毎日をごきげんに過ごしたい -
おあとがよろしいようで
人は皆、出会ったものでできている。 金も夢も友もない上京したての大学生・暖平。 ひょんなことから落語研究会に入ることになり、 “背負亭(しょいてい)こたつ”として高座に立つ羽目に!? 累計100万部突破の名手がおくる、 新しい自分に出会える人生応援小説。 あらすじ 大学進学を機に群馬から上京したばかりの門田暖平は一人、新品のこたつを亀の甲羅のように背負い佇んでいた。配送料が払えず自力で下宿に持ち帰ろうと思ったが、帰宅ラッシュで電車に乗り込むことができない……。 途方にくれる暖平の前に、一台のワゴンが停まる。乗っていたのは、入学式当日、構内で落語を演っていた落語研究会の部長・忽那碧だった。落研に誘われるが、金もなく、コミュニケーションにも自信がなく、四年間バイト生活をして過ごすつもりだと語る暖平。 「必要なのは扇子一本。あとは座布団さえあればどこでもできる」という碧の言葉に背中を押され、暖平の人生が大きく動き出すーー。 ・「面白さ」「上手さ」は一つじゃない ・明日が来るのが楽しみになるくらい準備する ・徹底的に同じ型を踏襲し、初めて個性は爆発する ・追い詰められてはじめて、人は真価を発揮する ・どんな時も楽しむ。自分がやりたいことをやる -
ニャタレー夫人の恋人 世界文学ネコ翻案全集
「ニャタレー夫人の恋人」「華麗なるニャツビー」「にゃあ無情」「千夜一夜(せんにゃいちにゃ)物語」「ニャン月記」…… どんな運命も、猫におまかせ。 ニャタレー夫人が案内する“猫文学”全12篇。 新進気鋭の小説家、クリフォード・ニャタレーと結婚した、ニャタレー夫人ことコニー・リード。幸福な結婚をしてめでたしめでたし……と思いきや、彼女は退屈な日々に飽き飽きしていた。コニーとは毛づくろいしてくれないのに、友人とマタタビばかりかいでいるクリフォードに嫌気がさしていたある日、森番のオリバーと出会い、一緒に日向ぼっこをする間柄になってゆく……。(ニャタレー夫人の恋人) 大ヒットシリーズ「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」の菊池良、海外文学を猫で解く! -
儲けない勇気 さわかみ投信の軌跡
1996年『さわかみ投資顧問』は、富裕層ではない一般家庭のための資産運用会社として起業した。創業者澤上篤人は、金融業者が巨利を儲けるのではなく、真に受益者のためになる資金一万円から始められる、日本初の「独立系直販投資信託」の確立を目指したのだ。金融庁からの規制や妨害、バブル崩壊や9.11テロなどの時代の荒波をのりこえ、「さわかみファンド」は2005年ついに資金1000億円を突破する。良い投資は、良い投資家良い企業そして良い社会を生む―篤人とその仲間達の信念と夢が結実した瞬間だった。本書は篤人の息子で現社長の龍が書き下ろした、限りなくリアルなビジネス小説である。ユニークな平成経済史としても読める力作! -
異世界コンサル株式会社
「小説家になろう! 」で部門別ランキング第1位! (その他部門の総合評価にて) 異世界に転生した冒険者の視点から、経営のコツとビジネススキルが学べる、異色のビジネスライトノベル。 「もう、冒険者やめたほうがいいんじゃないですか?」膝のけがをきっかけに、仲間から解雇通告を受け、パーティーを解雇になった、30歳手前の転移者、ケンジ。現世では経営コンサルタントとして活躍していたケンジはこれをきっかけに、冒険者を支援する「コンサルタント」として生きていくことになる。ケンジに思いを寄せる赤毛のアーチャー・サラ、「剣牙の兵団」の美麗なる団長・ジルボアらと出会いの中で、ケンジは現世で培ったビジネススキルを駆使しながら、出世を果たしていく。そして、あるとき「冒険者のための靴」の開発を決意し、起業するのだが――。中世テイストのファンタジーストーリーの中で、わかりやすく自然にビジネスハウツーも学べる、異色のビジネスライトノベル。 -
『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン』合本版【電子版限定】
パナマ文書の流出により注目を集めるタックスヘイヴン(租税回避地)。 このタックスヘイヴンをテーマにした金融小説『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』が、電子書籍限定の合本版で登場! ■『マネーロンダリング』 香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。 「5億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。 4ヶ月後、麗子は消えた。 5億ではなく50億の金とともに。 すぐに工藤は東京へ。 麗子と50億の金はどこへ? マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説! ■『タックスヘイヴン Tax Haven』 東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。 自殺か他殺か。 同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。 金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。 名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作! ※本作品は『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』を1冊にまとめたものです。 ※姉妹作品である『永遠の旅行者』もあわせてお読みください。 -
姉と鞭
「姉さん、これからはぼくの奴隷になれ」離婚訴訟中の姉・裕子はカーテンの閉ざされた部屋で、弟の一彦が振りおろす鞭に夜ごと甘美の声をあげる。やがて、二人だけの陵辱の世界に満足できなくなった一彦に、SM撮影会のモデルとなるように命じられた裕子は、見知らぬ男たちの眼前で縛られ、容赦ない鞭にうち震えつつも、快楽の海に耽溺していく。 -
給食のおにいさん 3巻セット 【電子版限定】
遠藤彩見の青春小説『給食のおにいさん』シリーズ3巻が電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『給食のおにいさん』『給食のおにいさん 進級』『給食のおにいさん 卒業』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 ■『給食のおにいさん』 コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子供嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかり。さらにモンスターペアレントまで現れて。すべてのトラブルは、「調理場」で解決! 笑いと感動そしてスパイスも効いた食育&青春小説。 ■『給食のおにいさん 進級』 「味より栄養」という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい!と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は「君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが……。「おかわり」の声に応えて、人気作をシリーズ化! ■『給食のおにいさん 卒業』 「自分の店をもつ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、ホテルでのアルバイトを掛け持ちし大忙し。だが、そんな彼にまたまたトラブルが。栄養士の毛利は、怪我をして病院に。さらには、空気の読めない新入職員の出現で、調理場の雰囲気は最悪に……。給食のおにいさんは、調理場の大ピンチを救うことができるのか。大人気シリーズ第三弾! -
あんたはだいじょうぶ
1歳になる前から、みち代は、 ご飯を食べるのも居眠りをするのも、 父の足の上だった。 足芸をする曲芸一座の流転ーー。 『芥川賞落選小説集』『おにたろかっぱ』の著者による 人間のおかしみと切なさが胸を衝く、傑作小説。 鉄熊みち代は、足芸をする曲芸一座の家に生まれた。 3歳でアメリカ巡業に出るが、6歳で父と生き別れ、18歳で母を喪う。 第二次世界大戦中は日本人を収容するマンザナー強制収容所で過ごし、 終戦後はホテルのメイドとして働いていたが、 ある日、ピストルの流れ弾にあたって天啓を受け 「あんたはだいじょうぶ」と唱えながら街角で足芸をはじめることに……。 失ってばかりだが わたしたちには心臓がある 足がある タライがある 樽がある 三味線があって りんごの木箱がある -
いのちの波止場
吉永小百合さん主演映画『いのちの停車場』シリーズ最終話。主人公は映画で広瀬すずさんが演じた看護師・麻世。 これで安心して死ねるよ。 ありがとう、ありがとう。 余命わずかな人たちの役に立ちたい――“熱血看護師”麻世が「緩和ケア科」で学び、最後に受け取ったものは。 震災前の能登半島の美しい風景と共に、様々な旅立ちを綴る感動長編。 患者さんの苦痛を取り、嫌だと思うだろうことをしない。 それが最後にできる最高の仕事。 まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、どうしてもモルヒネを使いたくないという老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父に無理やり胃ろうつけさせようする息子。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共に送るのは、恩師・仙川先生だった――。 -
ひまわり
ある日事故に遭い、頚髄を損傷してしまったひまり。 リハビリを続けるも復職の夢は潰え、一念発起して弁護士を目指す。 鉛筆も握れず、六法全書も開けない。 言葉のみを味方に、果たして司法試験を突破できるのか? 「言葉は私の最後の砦。 言葉がある限り、私たちはつながれる」 おしゃべりと食べることが大好きな33歳のひまりはある夏の日、出張帰りに交通事故に遭い、頸髄を損傷してしまう。意識は明瞭。だけど、身体だけが動かない。過酷なリハビリを続けるも突きつけられたのは厳しい現実だった。「復職は約束できない。できればこのまま退職してほしい」。途方に暮れ、役所で就労支援の相談をすると、すすめられたのは生活保護の申請。 私は人の役に立てるのに、どうしてその力を発揮させてもらえないのーー? ひまりは自立を目指し司法試験受験を決意する。思い通りにならない身体でロースクールに通い始めるが、次々と壁が立ちはだかり……。 落涙必至の、人生応援小説。 -
サイレント・ブレス 看取りのカルテ
誰もが避けては通れない、 愛する人の、 そして自分の「最期」について静かな答えをくれる、 各紙誌で絶賛された現役医師のデビュー作。 2018年6月21日のNHK「ラジオ深夜便」にて紹介され、話題沸騰中! 「生とは何か。死とは何か。答えの出ない問いへの灯りのような一冊」(書評家・吉田伸子さん) 「本書を読んで何よりも私は、救われた、と感じた」(書評家・藤田香織さん) 大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷”を命じられた37歳の水戸倫子。そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎”を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、大きな決断を下す。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか? -
神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~
あの日、僕はすべてを失った。 生きるために、青年が選んだのは復元納棺師となって死と向き合うことだった。 実在の復元納棺師をモデルにした真実の物語。 定職につかず漁港で働いていた22歳のフリーターの彰紀は、前向きで明るい地元の美容師・えり奈と出会い付き合い始める。 初めて大切なものを見つけた彼は、周囲の反対を押し切りえり奈と結婚。家族を守るために必死に働き出す。 長男も生まれ、二人目の出産を控えた幸せの最中、東日本大震災が起こる。 長期間の漁のため、船に乗っていた彰紀が初めて次男を抱いたのは、泣くことも、笑うこともできない冷たくなった我が子だった。 すべてを失った彼は、故郷を離れ、ひとり死ぬことを考える。 死ぬこともできなかったある日被災地でボランティアとして働いている復元納棺師の存在を知る。 死ぬ前に、自分にはできることがあるかもしれない、と弟子入りをお願いするが……。 震災も、失った家族のことも忘れる必要なんてない。 「助けてあげられなくてごめんね」と後悔だらけだった日々から一歩踏み出した青年の物語。 -
少年とハリス
開国前夜。 肉親の愛に飢えた少年、日本の行く末を案じるアメリカ人総領事。 幕末動乱期に下田という港町で出会った二人の絆が、この国の運命を大きく変えてゆく…… 江戸時代末期の安政年間――捕鯨の補給基地確保と清国との交易を目指すアメリカは、その圧倒的な軍事力を背景に、強固な鎖国政策を敷く幕府と「日米和親条約」を締結。さらに4年後には「日米修好通商条約」を結んだ。しかし、この条約は天皇の勅許を得ない幕府独断での調印だったため、国論を攘夷強行派と穏健派に二分し、やがて安政の大獄、桜田門外の変へとつながってゆく。まさに幕末動乱の引き金となった条約だったが、果たしてそれは日本にとって真に不幸な出来事だったのか……? 日本の植民地化を狙うイギリス、プロイセン、ロシアといった列強諸国に対抗するため 下田へやってきたアメリカ全権、タウンゼント・ハリス。 その家僕として暮らしを支えた少年・滝蔵。 「日米修好通商条約」締結の裏に隠された異国人と少年の熱き友情の物語。 時代小説の俊英が幕末史に新たな光を当てる感動の歴史ロマン!!
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