奈落の底で、君と見た虹

柴山ナギ

ネトゲ廃人やホームレス予備軍が暮らす最底辺のネットカフェで深夜働く蓮。その通称“この世の果て”に場違いな美少女・美憂がやってきた。余命三カ月の父親のためにマンションを処分したという。他に身寄りのない美憂のため父親の過去を辿ることにした二人。すると、美憂の出生や母の秘密が徐々に明らかになり――。ラスト号泣必至の青春小説。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 幻冬舎
• 掲載誌・レーベル: 幻冬舎文庫
• 電子版発売日: 2021年01月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

自分の存在する意味や価値を疑いながら生き続けるのは苦しい。幸運な出会いに救われることもあるだろうが、奈落に囚われてしまう場合も多いだろう。本書は前者。救済がある。
愛の実感が持てない年若の男女。同居期間はライトなファンタジーにも映るが、そもそも愛に基づいた関係性を作ることができない二人と理解すれば、あり得ないこともないのかな？永遠かどうかは知らないけれど未来への希望がある。私はこの作者が紡いだ物語が好きだ。

[大庭葉蔵 · ★★★★☆]

映画化したい？

ストーリーは良かった。映画化を意図されている気がする。若い女の子にはまりそうだと思います。

＃胸キュン ＃感動する