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中2の沙耶は、明晩、両親が自分の殺害を計画していることを知っていた。だが下校中、児童相談所職員を名乗る男の車で誘拐される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、ふと彼女は男がじつは本当の父親ではないのかと疑う。一方、男は「身代金目当ての営利誘拐である」と警察に犯行声明を送り粛々と計画を進める。彼は一体誰で何が目的なのか?
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Posted by ブクログ
本を読んでこんなに泣きそうになったのは初めてかもしれない。 話のテンポ、ストーリー、どれを取っても素晴らしく、ぜひオススメしたい一冊。
初めての作家さん 失礼ながら期待以上に面白かった ムダを省いた展開にテンポが良くすらすら読めた あわよくばエピローグはもう少し厚みが欲しかった
誘拐がミステリのサブジャンルであることをはじめて知った。真相を知る楽しさよりも、悔しい、胸糞悪い、不憫、温かい、美しい、といった風に情緒が揺さぶられる体験が印象的。読んで良かった。 値札シールが貼られ、読み古したアンネの日記とカミュの異邦人、遠藤周作の沈黙が並んでいる女子中学生の書棚なんて悲しくなる...続きを読むから見たくないよ。
最初から、謎解きのようで真相を知るためにドンドン読み進めることができました。 ただ、最後がまとめられすぎていて、少し残念。 散らばっていたものが、ぎゅっと窮屈な箱に入れられてしまった感じ。(あくまでも個人的な意見ですm(_ _)m)
かなりのご都合主義はありつつも、彼がクリスチャンである(なった?)ということで動機としてはまぁありではないでしょうか。ラストは泣けました。
引き込まれるストーリーと読みやすい文章であっという間に読み終えた。 誘拐という方法以外に沙耶を救う方法はなかったのか…。
同じ星の下に生まれたはずなのに、 ふと道が分かれてしまう。 この物語は、シンデレラストーリーというより、 小公女ストーリーの方が近いかもしれないかな。 虐げられ、家族の屋根裏で身を潜めるように生きる少女。 けれど彼女は、自分を憐れむことなく、 堅実に生きている。 誰しも「助けてあげたい」と思わされ...続きを読むる存在。 そして帯にもあるように、 最後の最後に「同じ星の下」という言葉の重さが 加わります。 130ページ、彼女の本棚には カミュ『異邦人』、遠藤周作『沈黙』、 『アンネの日記』が並ぶ。 中学二年生の本棚としてはあまりに重い。 作者はそこで、 「もし自分が彼女の父親なら、 生きるのが辛いことがあるのではと ひどく心配するだろう」 と書く。 ああ、この作者はきっと優しいお父さんなのでしょう。私は同じような本棚だったのに、 誰も心配してくれなかったんですよ。 読後、噛みしめるような温かさが残った。 “号泣、必須”。 その言葉は、あながち宣伝文句だけではなさそうなのですが、やはり泣く事はなかったです。
虐待を受けていた女子中学生が誘拐されて犯人からの待遇が良いのが不思議な感覚です。結局何だったのか意味不明でした。
全く読めない結末。 途中あれこれ考えたけれど、伏線も回収されないのでは?と思ったりもしたが、確かに沙耶の言うとおり、これで良かった。
誘拐犯と人質という関係であるにも関わらず、同居した五日間の中で、互いに不器用ながらも相手のことを思いやり関係性を築いていく過程が、心温まった。その反面、人に思いを伝える、喧嘩をする、ご飯を一緒に食べるなど、生活する中で至極当たり前と思われることでも、育った環境によっては当たり前ではなく、「感覚が麻痺...続きを読む」してしまう場合があるため、精神的・肉体的虐待の恐ろしさを知った。 また、沙耶が両親に向けて殺意を持っていたことが明かされたが、それを実行する前に渡辺さんと出会うことができて本当に救われたのではないかと思う。
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