ペンギンは空を見上げる

ペンギンは空を見上げる

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船による宇宙撮影を目指しています。できる限り大人の力を借りず、自分だけの力で。そんなことくらいできないようでは、NASAのエンジニアになんて到底なれないから、と。意地っ張りな性格もあってクラスでは孤立、家に帰っても両親とぎくしゃくし、それでもひたすらひとりで壮大な目標と向き合い続けるハルくんの前にある日、金髪の転校生が現れて……。第34回坪田譲治文学賞を受賞した、ひとりの少年の夢と努力の物語。奮闘するハルくんのことを、きっと応援したくなるはずです――読み終えたあとは、もっと。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    ペンギンは空を見上げる
  • タイトルID
    :
    1196770
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年09月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ペンギンは空を見上げる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子供社会の現実を垣間見た思いでした。
    大人社会よりも生きにくそう
    舐めていました
    甘く考えていました

    そんな子供達の小さな社会で
    超然としてとても大人のように見えるハル君
    小学6年生
    状況を俯瞰して眺められ、冷静に周りの人たちを観察できる
    でも物語が進むにつれて、家族との関係や懐いてくる友達に距離を置こうとするハル君に少しずつ違和感を感じていきました
    喉の奥に刺さった小骨の感触がどんどん増していくように

    そして、最後にハル君が抱えていた大きなハンデを知る事になる

    ペンギンは羽はあっても飛ぶことはできない
    首を宙に向けて思いっきり伸ばして
    憧れることしかできない
    でもハル君が自分の心にまで武装している鎧を全部とっぱらったら、今よりずっと身軽になって
    ペンギンの羽だって
    飛ぶことができるんじゃないかな 
    飛ぶことをもっともっと夢見ていいんじゃないかな

    そんなエールを贈りたいな と思いながら読んでいて、エピローグの最後のハル君の言葉を目にしたら
    なぁーんだ 私が思っていたよりずっと逞しく成長してるじゃない
    て気がついた途端
    なぜか涙が止まらなくなりました



    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    著者の小説『同じ星の下に』に感動を受けたので、この本もずっと気になってました。小学生の子が目標に向き合う姿が丁寧に描かれています。意外な事実に驚きましたが、あとがきを読んで著者の想いをうかがい知ることができました。

    0
    2026年04月17日

    Posted by ブクログ

    地球は青かった。神は見当たらなかった。

    ガガーリンが残したこの言葉が真実であることを
    どうしても確かめたかった小学6年生のハル。

    とても聡明なハルくんが意固地になったり、斜に構えたり、傷ついたり大切なひとのためにまっすぐ動いたり。“宇宙”という広大な夢を介して人と向き合うひたむきさ。

    なんだよもう、応援せずにはいられない。

    終盤にかけて浮き彫りになるひとつの真実と、冒頭のガガーリンの言葉が繋がる瞬間には自然と目頭が熱くなった。わたしも、自分の感情の動きに素直にいたいな。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    宇宙に憧れる小学6年生の少年の細やかな心の描写がしみて、感動というか、泣けます。
    読書嫌いの息子にも読んで欲しいなと思わせてくれる物語でした。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    若い人に特に読んでいただきたい作品でした。
    賢いハル君だからこその、悩みであったりを少しずつ自分の力で向き合っていくのにとても心揺さぶられました。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    ずっと教室で1人で過ごしているハル
    なぜ彼は1人を貫いているのかそしてどうして彼は言葉を発さないのかその事実を知った時とてももどかしかった
    彼はまだ小学生で夢は努力では叶わないこともあるという現実を突きつけられたから少し大人びているのかもしれない
    でもそんな彼にもイリスという出会いがあり少しずつ氷がとけて柔らかくなっていく
    また三好もいいやつで常に彼のことをそばで支えている
    とても良い小説だった

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    小学6年生で、なんとしっかりした考えを持つんだろう…すごいなぁと思いながら、読み進めていくうちに涙が止まらなくなりました。エピローグまで読んで、あとがきも読んで…心に迫る宇宙への思いを痛感しました。

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    無愛想な少年と、無愛想な少女と、気の良い少年の三人のお話。

    少年ハルが風船ロケットにかける情熱と、対照的に他者に対する冷然さの背景に、少しずつ迫っていくストーリーが印象的だった。

    転校生のイリスとは、最初は距離があっても、きっとイベントを乗り越えて仲良くなる……というセオリーを迂回してくるところも、面白い。

    そうしてクライマックスにかけて、あ、これミステリーなんだなと、気付かされる。
    そのことを、あざといと取ってしまうと、素直に読めなかっただろうけど。
    思いもよらないパンチだったので、しっかり効きました。

    「でもさ、イリスちゃんに対して思うことがあるなら、こんなふうにぼくを使って自分の気持ちの整理をしたってダメだよ。ちゃんと、向き合わないと」

    気の良い少年、三好くんの言葉。
    あなた、小学六年生にしてカウンセリングマインドをお持ちか、と驚いたセリフ。

    ハルとイリスに目が行きがちだけど、三好くんの感じ方、繋ぎ方が出来れば、学校はそんなに息苦しい場所ではなくなるはずなのにね。

    0
    2022年11月26日

    Posted by ブクログ

    「北陸文庫大賞 グランプリ」という帯と大好きな「同じ星の下に」の八重野統摩さんの作品ということで購入した。
    この作品は小学生の男の子の言葉で語られている。とても賢くてでも重いものを抱えている子で、この主人公を終始応援しながら読み進める。途中途中で違和感を感じていたが、物語終盤でその理由が分かりスッキリと謎が解けた。なるほど!ミステリでもあった。
    登場人物の子どもたちのひと夏の成長を感動的に描く作品。とても爽やかな作品だった。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    2025年第一回北陸文庫大賞
    2019年第34回坪田譲治文学賞

    「同じ星の下に」がとても印象的だった作家さん。
    みんみんと本とコさんの本棚から。

    NASAかJAXSのエンジニアになりたい小学生の少年。自分で作って撮影する風船宇宙撮影のため 日々勉強しています。
    その少年の勤勉さに隠され続けて展開する物語の核心。

    しかも読み手によって この核心部分が一つでないという立体構成。

    私が 核心部分の一つと思っている学校クラス運営。長い期間 重松作品がその中心であったように思います。性善説的な道徳感を良しとするような雰囲気。
    私はこの作者さんの 抗う権利を認める感じ好きでした。

    そして、タイトルのペンギンに込められているだろう思い。
    カバーは写真のようですが、まさにペンギンかと間違えそうなその少年の影。
    少年が時間と気持ちを賭けるペットボトルロケットも そんな形になります。
    でも、本当に込められた意味に気がつくと、少年の強さと優しさに感銘します。
    幸多かれと願いたくなる小説でした。

    0
    2026年06月20日

ペンギンは空を見上げる の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    ペンギンは空を見上げる
  • タイトルID
    :
    1196770
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年09月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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