あらすじ
中2の沙耶は、明晩、両親が自分の殺害を計画していることを知っていた。だが下校中、児童相談所職員を名乗る男の車で誘拐される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、ふと彼女は男がじつは本当の父親ではないのかと疑う。一方、男は「身代金目当ての営利誘拐である」と警察に犯行声明を送り粛々と計画を進める。彼は一体誰で何が目的なのか?
感情タグBEST3
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誘拐犯と人質の話。
読みやすく、わかりやすく、とても良かった。
扁桃炎などの対応やビタミンの話から、渡辺さんは医者だろうと思っていたので、赤ちゃんの頃の沙耶をだっこしていた写真は産院だろうとまでは思っていたけれど、カウンセリングの先生だったことには気づかなかったし、医者だとしてなぜ沙耶をここまで助けようとするのかわからなかったので、最後まで先が読めることなくハラハラしながら読めた。
後半は2人でフィリピンで暮らしてほしくて祈りながら読んだ。
Posted by ブクログ
13冊目 / 2026年
とても読みやすく、一日で読み終えました。
あくまで、誘拐犯と被害者の立場ではあるけど
渡辺さんの誘拐犯としての向いてなさというか、
誘拐犯にしては丁寧すぎるところとか、言葉選びにクスッと笑ってしまうようなシーンが多々あった。
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家では虐待されており身代金を期待できないような貧しい家の子どもをなぜわざわざ誘拐するのか。終盤で明かされるその理由は、確かに当事者であったらそのような行動を起こさずにはいられないだろうという納得するとともに、心が揺さぶられました。
とてもいい小説でした。
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一気読み。とにかく読みやすい物語だった。
途中まで、なんだこの優しい誘拐犯は!?
って思ったけど、最後に納得し、大泣き。
読めて良かったなって思える小説だった!!
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両親から虐待を受けている女の子が誘拐される事から始まるミステリー小説。
きっと何回も読み返すと思う。素敵なお話。
ハラハラ・ドキドキっていうよりは、主人公の育った家庭環境に胸が痛むシーンも多い…。けど
読み通して改めて思ったのは、相手の幸せを祈るって無償の愛。全ての子が安心して暮らせる社会にする義務が大人にはあるよな〜と改めて考えさせられた本でした。
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両親から虐待をうけていた有乃沙耶が誘拐される話。両親よりも誘拐犯に親からの愛情を感じ、軟禁生活にも居心地良く感じる。
誘拐犯の目的は想像出来るものではなかったが、両親の徹人と沙都子はホントにひどい。
最後はハッピーエンド?らしい終わり方で良かった。
とても読みやすかったです。
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最初はどうなるのかと思ったけど、なんともあたたかな話。最悪な終わり方じゃなくてほんっとによかったよー。真相はなんとも切ないが、助けられたのは一人じゃないって、そうかそうだよね、うんうん。いやー、ほっこりする話だったー。
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中学2年生の沙耶は両親から虐待を受けていた。下校途中に児童相談所の職員を名乗る男に誘拐をされてしまう。誘拐されている最中では今まで自分の家ではありえないような優しさを受ける。なぜ誘拐犯はそんなにも優しいのか?誘拐犯の目的は?そんなミステリー作品です。
【読んだ直後の感情】
誘拐犯と沙耶とのやりとりがとても好ましく、そして暖かく…それが終わってしまった喪失感がありました。次に読む本のハードルが高く、悩んでしまう。それぐらいの一冊でした。
【印象に残ったポイント】
クライマックスのシーンを終えて、エピローグにより物語が完成されます。
それまでの誘拐犯と沙耶とのやり取りが思い出されて、泣ける一冊となります。
【総評・今後のメモ】
ミステリー作品としては視野が独特であり、とても楽しめる一冊です。ぜひおすすめします!
Posted by ブクログ
誘拐という決して正しい方法ではないし、罪滅ぼしではあるだろうけど、沙耶との生活の中で渡辺さんの優しさが垣間見れてよかった。
読んでいる途中、あの酷い生活に戻るならこのまま2人の生活が続いて欲しいと思った。
沙耶も本来、取り違えられていなければあの両親の元で毎日苦しまず生活が出来たはずなのに、渡辺さんを恨まず、前向きに生きていて、心が強く人間性が素晴らしいと思った。
とても読みやすく、面白かったです。
Posted by ブクログ
優しい、馴染みのある文章で紡がれているのでとても読みやすかったです。
人と心情の綺麗なお話なのかなと思っていたら、なんとなくどういうことだ?どうなるんだ?と思った疑問がエピローグで大っぴらに判明すると鳥肌が立って、だからこの人物はこの行動を行ったのか。と理解できた。
その行動原理や出来事を含めて結末の落とし込み方は納得いくし登場人物たちの温かい未来に繋がるのだろうなと安堵の気持ちになりました。
ワタシ、コウイッタ話、スキ。
主人公の祈りに向けた気持ちは理由があって良しと思わない視点に学びも得て、こうした作品も読んでおきたいな/著者の歴史も知っておきたいなと感じたり、
けれど一貫して伝えたいテーマは「祈り」であったのかなと。誰かのために祈るのは、誰かの無事を想ったり、誰かの未来を想像したり、「誰か」にフォーカスされている愛情表現なんだろうな。
祈りが、沙耶の両親の言動、心理に対比した内容であったので、親とはなんなのかも今の年齢で読めて良かったなと思いました。
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とても読みやすい文章。中学生の娘にもサクサク読めそう。主人公が辛い境遇にいながらも魅力的な人物で応援したくなる。渡辺さんも同様。
泣ける!という本屋のおすすめで手に取って、途中ポロポロ泣いてしまうシーンもあり、しかも続きが気になって仕方がないという、全体的に心揺さぶられる作品だった。
最後の章で、もうすこし誘拐犯の心のこまやかな動きを知りたかった。計画をたてるところから、その葛藤、途中の心の動きや愛情など、前半沙耶視点、後半犯人視点として、もう少しボリュームのある一冊にしても面白かったと思いました!
Posted by ブクログ
最後の結末に衝撃を受けた。
産まれたときに違う子供と入れ違いが起きていて、有野沙耶は本当は普通に愛される家で育つはずだった。でも入れ違いが起こってしまったがために、虐待を受け絶望を感じながら生きることになってしまった。それに責任を感じ、死んだほうがいいと思う渡辺の気持ちが少し分かる。でももし入れ違いが起きていなかったら、もう1人の子が虐待を受けていたと思うと、やるせない気持ちになる。
最後に渡辺が言った、「どうして、私はまだ、のうのうと生きているんだ」といえセリフに涙が出た。そう感じるのも分かるけど、あなただけの責任ではないよ、あなたのおかげで救われた人もいるんだよ、だからそんなに自分を責めないでって声をかけてあげたくなった。
あと、すごい素敵だなって思った言葉があった。p.292のカシミヤのマフラーをもらったシーンの沙耶の感情描写。
「本当に、頭がどうにかなりそうだった。嬉しくって、嬉しくって。高価なプレゼントをもらえたからではなく、そうではなくて、これほど誰かに大切にされたことが、なかったから。それが嬉しくて、仕方なかった。」
嬉しさを感じる理由がモノではなくて、渡辺さんが自分のために選んでくれたってことが沙耶にとって嬉しかったんだなって思って感動した。私も沙耶みたいに、自分の気持ちを深く考えられる人間になりたい。
Posted by ブクログ
両親にひどい虐待を受けていたさら
さらの出生時、姉の子と取り違えてしまった医師が主人公。(最後に明かされる)
取り違えてしまった子がどのように生きているのか、自責の念に駆られる中、壮絶な虐待を受けていることを知る。自分の人生をかけてサラを救おうと、誘拐の計画を立てる。
誘拐は、虐待の保護の難しさ(児相に相談するだけでも警察を呼ぶだけでも、保護が難しい)を知っている主人公が、大きな事件を起こし、その中で両親の愛の無さを証明することで、確実に両親の虐待から救う計画である。
虐待を受けたサラは被害者だが、結果として救われた。もし取り違いがなかったとたら、姉の元で暮らす虐待両親の本当の子の命は誰にも気づかれずに無くなっていたかもしれない。
医師は誘拐の容疑で逮捕され、その後の生きる気力をなくしていたが、取り違いが本人たちに知られており、2人に生きることを切望され、生きていくことが責任だと自分に言い聞かせているところで終わる
虐待から救いたい、取り違えた子に罪を償いたい
ということは読んでいて自然に感じたが、
もし取り違いが起きなかったら、誰にも気づかれずに静かに命が消えていた可能性があったという事には気づかなかったし、ハッとした。そこがこの作品の1番伝えたかったところだと思う。
悲劇の元に救われた命があり、ハッピーではないけど皆が折り合いをつけてエンディングを迎えていて素晴らしかった。
Posted by ブクログ
「渡辺さん」
涙なしには読めないと勧められ、冷静に読んでやろうと変にたかを括っていたが、たった一言名前が呼ばれただけでこんなにも感情が溢れて頬を伝うとは。
沙耶が日々親から虐待されてた環境であったが、誘拐犯から底なしの優しさをもらい、戸惑いながらも部屋で暮らした1週間は眩しく、温かかった。特にクリスマスのお祝いのシーンは空間いっぱいに幸せが詰まってて、愛おしかった。
誘拐犯の目的や動機、また並行で警察による捜査も含めて読み応えのある展開だった。
Posted by ブクログ
書店にて表紙のデザインとあらすじに一目惚れし、購入しました。
誘拐犯なのにも関わらず、とても優しい渡辺さんとの監禁生活。元々の暮らしの何倍も良い生活。けれどいつ殺されるのわからない状況に惹き込まれました。
これまでに出てきた謎、結末全てエピローグで綺麗に回収されていて、スピード感があり比較的サクサク読める作品だけれど、読み終わったあとの満足感でいっぱいです。面白かった!
Posted by ブクログ
⭐️4.5です
誘拐犯が実の父親っていうパターンかな〜くらいには考えたけど、まさかの結末でした。エピローグではちょっと泣きそうになりました。
文章も読みやすく、2日程で読み終えました!
Posted by ブクログ
まず、あらすじがとてもいい。そして、あらすじに負けずちゃんと面白かった。クライマックスは肩透かし感あるけど、理由もそれぐらいしか思いつかないしな。
Posted by ブクログ
親から虐待を受けている中学生の少女が、児童相談所職員を名乗る男性に誘拐され監禁されるも、誘拐犯が自分の父親だったらいいのにとすら思えるほどとても親切に接してくれる。何が目的で誘拐したのか?その点は最後までわからず一気に読み進められた。
設定上の都合かもしれないが、誘拐犯との生活は心温まる系のコントを見ているような、ツッコミどころ満載で、少女も自分でツッコミを入れたりしているのでオモロかった。
ただ、いろいろと設定のツメが甘いところがあって、「それはないだろ」と思うところもしばしばあって、若干冷める時がある。
ストーリー自体は面白かったけど。
Posted by ブクログ
読みやすく、1日で一気に読んだ。「ドラマ」って感じだった。個人的には各登場人物の内面的な葛藤や背景がより描かれている方が好みだけど、焦点を絞ってるからこそ読みやすかったのかな。
Posted by ブクログ
4.3
読みやすいし、虐待部分は置いておいて面白いし心温まる話だったけど、気づいた時点ですぐに申し出てれば結果はまた変わったんじゃないかと思わずにいられず。
確かに沙耶の両親はクズだったけど、母親はまだ少しは救いがあったんじゃないか?母親が沙耶を好きじゃないと言ったのは、本能で自分の子供ではないと感じていたからかも?という思いが離れず。
母親もどうして自分の子供なのにこんなに愛せないのか悩んだかも知れず、同じように子供を愛せない夫にもしかしたら?という疑念を持ってDNA検査をしたのでは?とまで考えがいってしまった。
Posted by ブクログ
初めての作家さん
フォローしてる方々の本棚でよく見かけて
高評価ですし、気になって予約しました。
冒頭の誘拐場面から引き込まれて
あっという間に読み終えました。
沙耶の両親のクズっぷりにムカムカムカ。
対して誘拐犯の思わぬ優しさに
これはどういう展開になるのか
とページを捲る手が止まりませんでした。
産院での取り違えは
過去にドラマや映画で何度か使われていて
当事者たちがその事実を受け入れることが
いかに困難かというところに重きを置いていた作品が多い印象なのですが、
今作ではそこはすっ飛ばされて
感情面も手続き面も全部解決したようで
さらーっと終わってしまったので
そこがちょっと残念でした。
(そこが動機のミソではあるが
メインテーマではないので致し方ない)
沙耶のような環境の子供が
程度の差はあれど
実際にもいるのかと思うと
とても胸が痛くなります。
誘拐はいけないことだけど
同じ星の下に生まれながら
そういう不平等に扱われている
全ての子供たちに
「渡辺さん」が現れたらいい。
(そういう場面に出くわしたら
せめて声を掛けられる人になりたいです)
Posted by ブクログ
誘拐犯の目的とクズ両親と沙耶の行く末が気になって一気に読んだ。
誘拐は良くない事だが、結果として身体的にも気持ち的にも沙耶が救われて良かった。罪悪感を抱える渡辺さんも、沙耶を含め大事に思ってくれる家族がいるのだから、祈りを通して救われて生きていってほしい。
匿名
!あらすじは読まないで!
面白く、続きが気になって一気読みしました。
沙耶と渡辺のシーンが読んでいて楽しかった。
読後感も良く、おすすめです。
ただ、このサイトの書籍の紹介文(あらすじ)は
内容を書きすぎていると感じます。
中盤くらいの内容にまで触れているので、読む楽しみを奪って、
良くないと思いました。
Posted by ブクログ
重いテーマを扱いながらも
犯人の意図がわからず、
どんどん読み進めていけます。
終盤は何が正解かわからないままにただただみんなに幸せになってほしいと願うばかりでした
Posted by ブクログ
久々に小説を読みました。
宮部みゆきしか読んだことないレベルで宮部みゆきに傾倒していましたが、心が少し疲れていたのでミステリで且つ泣ける作品を探してこちらをSNSで知り購入しました。
個人的には正直そこまで刺さらなかったです。
子供が産まれてから中々時間が取れなくて久しぶりの読書という楽しみと期待が大きすぎだかもしれません。
真相としては医療事故による嬰児交換ってのが少し弱い気がしました。
しかし主人公沙耶に感情移入する場面もあり、ラストの掛け合いにグッとくるももがありました。かなり読みやすい作品ではあったので読書初心者の方にもオススメだと感じました。
Posted by ブクログ
続きが気になって読みやすかったので最後まで読めました。
ただ最後まで読んでみてあまり刺さらなかったです。
悲しい出来事や辛い境遇は描かれているけど、たぶん人物の奥行きをあまり感じ取れなかったからかもしれません。
登場人物の事情や感情は分かりやすく書かれているけど、その分私が人物について、なんでこの人はこうするんだろうと考えたり、立ち止まったりするような余白や引っかかりが少なかったように感じました。
何が言いたいのか分からないと感じる作品とは逆で、今回は分かりやすかったからこそ、自分で考える余地が少なかったのかもしれないです。
Posted by ブクログ
うーーん説明文が多すぎて、感情が揺さぶられなかった。
エピローグでは、誘拐犯の真実が語られるが、それでもうーーんという感じ。不完全燃焼感。
ミステリー要素としては弱い。
期待してた分、少しがっかり。