【感想・ネタバレ】同じ星の下にのレビュー

あらすじ

中2の沙耶は、明晩、両親が自分の殺害を計画していることを知っていた。だが下校中、児童相談所職員を名乗る男の車で誘拐される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、ふと彼女は男がじつは本当の父親ではないのかと疑う。一方、男は「身代金目当ての営利誘拐である」と警察に犯行声明を送り粛々と計画を進める。彼は一体誰で何が目的なのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本がブクロクの「話題」上位に入っていたのがきっかけで読んでみようかなと思った。
タイトルから連想すると、温かいストーリーかと思っていたが、思った以上に感動させられてしまった!

最近ブクロクの皆さんの紹介もあって、素敵な本に出逢い、「思った以上」の作品を読むことが出来て、My reading lifeが充実しています(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。

本作は、両親からの虐待にあっている中2の少女が、児童相談所に電話したことから展開していく。

少女が学校の帰り際に誘拐されたことで、少女は今まで味わったことのない経験を誘拐犯宅で経験する。
足枷を嵌められて逃げられないけれど、毒親たちといる生活とまったく異なることに戸惑いながらも誘拐されたことをありがたく思えるほどの扱いに感謝する。
誘拐された1週間で、初めてのことばかりを体験するうちに、もう元の家には帰りたくない、このままここで暮らしたいとまで思ってしまう。
なぜ誘拐犯はここまで親切にしてくれるのか。


これ以上はほんとにネタバレで読む気が削がれたら残念なのでこの辺で。

実はこの作品はミステリーでもあり、事件で当然警察も出てきます。
犯人の深層心理にも触れます。

投獄中の5年の間に何があって、この先どうなっていくのかもっともっと詳しく知りたい・・・
と思うように終わってしまいましたが、最終のほうでは涙が溢れ、Macで読んでいなくて良かったと思うほど感動しました。

これもイチオシに入れちゃいます!

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったあああ!ちょっとラストがうまくまとまりすぎてる感はあったけど。

ふたりの暮らしが絶妙な距離感を保ちながらもあったかくて、終わらないでほしいなって、沙耶と同じ気持ちで読んでた。
あと、渡辺さん好きです。←

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

皆さんの評価が高かったので手にとった作品。
いや〜、予想以上に面白かったです。まったく想像していなかった結末でした。
テンポもいいし、ミステリー要素もあり、私好みの作品。

虐待の相談を児相にしたことがきっかけで誘拐されてしまう主人公沙耶。
誘拐犯を本当の父親ではないかと怪しむ沙耶だったが、この展開はまったくの予想外。
すべてがエピローグに詰まっている。

逮捕され収監されていた5年の間にすべてを知った沙耶とその周りの人たち。
その事実を知ったときの苦悩と葛藤は計り知れないものだったと想像します。
そしてそれを受け入れるだけの時間が5年間にはあったということでしょう。

特に沙耶の両親はその事実を知ったときどのように感じたのか。大学に進めているので何らかの変化はあったと想像できるが、渡辺さんが最後に沙耶に渡した封筒絡みで進学が叶ったとも考えられる。そしてその封筒に真実が書かれていた?

読後にこれほど想像が働く作品も私自身珍しい。それほどのめり込んだし素晴らしい作品だった。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全く読めない結末。
途中あれこれ考えたけれど、伏線も回収されないのでは?と思ったりもしたが、確かに沙耶の言うとおり、これで良かった。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誘拐犯と人質という関係であるにも関わらず、同居した五日間の中で、互いに不器用ながらも相手のことを思いやり関係性を築いていく過程が、心温まった。その反面、人に思いを伝える、喧嘩をする、ご飯を一緒に食べるなど、生活する中で至極当たり前と思われることでも、育った環境によっては当たり前ではなく、「感覚が麻痺」してしまう場合があるため、精神的・肉体的虐待の恐ろしさを知った。
また、沙耶が両親に向けて殺意を持っていたことが明かされたが、それを実行する前に渡辺さんと出会うことができて本当に救われたのではないかと思う。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どうして渡辺さんが沙耶を誘拐したのかが本当に分からなくて、その理由が気になって気になってあっという間に読んでしまった。

あまりにも沙耶が可哀想で、でも強くて、良い子だから、余計に辛かった。私達にとっては当たり前に過ぎていく毎日でも、沙耶にとってはただ耐え凌ぐだけの日々。親の顔色を伺いながら、寂しく1人だけで乗り越える日々。そんな中で起きた誘拐。不自由なはずなのに自由で、恐ろしいはずなのに温かい。初めて感じる人の優しさ。

そして初めてクリスマスを楽しんだ沙耶の幸せな表情が思い浮かぶほど、読んでいて私も幸せだった。渡辺さんがくれたマフラーは形に見える人の温かさ、幸せ、愛されてる証、全てを表してくれていた気がする。

誘拐最終日渡辺さんと沙耶、そして警察官の前で娘の命よりもお金にしか目がなかったもはや親とも人間とも言えない金の亡者となった2人。正直、まだ中学生の沙耶にここまで辛い思いをさせるのは酷だと思ったけど、これからの沙耶の人生を考えて早くに見切りをつけさせるための誘拐だったことには納得した。

でも渡辺さんの誘拐理由には本当に驚かされた。本当なら幸せな日々を歩むはずだった沙耶。その人生を狂わせてしまった罪滅ぼし。でも5年後渡辺さんと再会した沙耶が渡辺さんに感謝の気持ちを伝えるんだけど、あまりにも泣ける。あんなに辛い思いをしたのに助けてくれてありがとうと言えるのはやっぱり沙耶が良い子すぎるからだろうな。

渡辺さんは色んな人の人生を変えてしまった大きな罪を犯してしまったけれど、それでも寄り添ってくれる人がこんなにもいるのは渡辺さんの人柄や誠意が感じられたから。これからも祈り続けて欲しい。そして皆んなの幸せをその目でずっと見守り続けて欲しい。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

虐待をうけていた中学二年生の沙耶と彼女を誘拐・監禁した渡辺。沙耶を虐待していた彼女の両親と捜査する警察たち。
このふたつが、沙耶視点と刑事・進藤視点で交互に描かれ話が進んでいくんだけど、被害者と誘拐犯とは思えないほど穏やかで優しい時間にほろりとした後に、胸糞わるい言動のオンパレードのヤバ親に怒り狂ってしまったから情緒が忙しかったです。
真相は……うん、まあ、そっかあ、なるほど、結構無理くりですね……といった感じでしたが……読みやすかったし文体も結構すきだったので満足です。
わたしは渡辺さんみたいな話し方をする大人がだーーーーいすきです。
大人だけど自分が救われたいだけの身勝手な祈りをする人間臭さも可愛いと思っちゃった。
あんなの全然優しくないね~!特に身代金2000万の末路とか!

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とてつもなく苦しくて、切ない。

痛みに麻痺してしまう感覚というものは、過酷な環境で生きる術を身につけたことのようにも思う。だが、その環境に慣れてしまうことはあってはならない。自分の生き方は、他人に決められることではない。ましてや子への虐待など、生まれた命を大切に思えない親は勝手すぎる。子は親のために存在するのではないのだから。
当たり前だが、誘拐は許されるものではない。彼女が救われる形として、他に何か方法はなかったのだろうかとも思う。だが、もし渡辺さんの立場で、あの名前と再会したとき、そして、彼女を救うまでの時間が限られているとき、他にとれる手段が思いつかないだろう。
誘拐という深刻な事態にあるのに、誘拐犯と人質の関係と思えないような場面に心が解けてしまう。
もちろん誰も悪くなかった、ということはない。償うべきことはあるのかもしれない。それでも、こうして彼女が救われてよかった。
そして、自分の命に意味を感じなくとも、誰かのためになるのならば、そのためにもう少し生きようと思えること、そこにはとてつもなく大きな愛があった。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よかった。最初は誘拐と2人のやりとりがあべこべな感じがクスっとしてそれが楽しくて早く読みたい、という感じだった。ラストは意外な展開だったけど、ラストよりも途中のクリスマスディナーまでが、とてもよかった。全部知ったあとだと、渡辺さんの心を考えるとうるっときた。

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2026年01月14日

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