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Posted by ブクログ
阪神の横田選手の脳腫瘍との闘病を綴った『奇跡のバックホーム』は、スポーツ選手としての活躍だけでなく、人としての強さを感じさせる一冊です。
表紙は引退試合での一幕。8回にセンターを守っていた横田選手に飛んできたライナー性の打球をキャッチした後、バックフォームする瞬間です。
野球をやっていた身からしても、まっすぐセンター方向に飛んできた打球の距離感を図ることは難しいですし、それを難なくキャッチしてホームに送球することも難しい、、それをやってのけたのだから神様は最後までまっすぐに努力する横田選手を見放さなかったのかなと感じざるを得ません。
その4年後、突然の悲報に、多くの人が胸を痛めたと思います。闘病生活の中で横田選手はくじける場面があったとのことですが、日々目標を立てて一歩ずつ前進していく姿こそが大事だと気付き、病に立ち向かう姿が描かれています。単なる闘病記にとどまらず、何かに挑戦し続けることの大切さ、そして日常の一つひとつの出来事がいかにかけがえのないものかを改めて教えてくれました。
辛い状況でも諦めず、コツコツ努力を重ねることで掴める希望や学びがある──横田選手の体験は、そんな当たり前だけれど忘れがちなことを強く思い起こさせてくれる、唯一無二の物語でした。
Posted by ブクログ
ありきたりだがこう言うしかない、本を見ながらこんなに泣いたのは初めてだ。野球には詳しくなく、引退試合のエピソードだけは聞いたことあったが、最初の数ページで涙腺が緩んだ。明るく実直で努力を惜しまない活横田選手の人柄が活字を通じてひしひしと伝わってくるのだ。監督はじめチームのメンバーや、プレーをみた野球ファンが応援したくなるのもよく分かる。ただただ早逝が悔やまれる。
退院後、育成で復帰してからの2年間、目のせいで打席に立っての打撃練習すらできないのに、それでも誰より早く来て練習に励む。引退試合を用意したのも、全速力で交代守備に入る姿をファンに見せたかったのも、センターだけは避けようとしていたのに打球が飛んでいったのも、そして、奇跡のバックホームも、すべてに胸が熱くなる。輝く一瞬は、そのための幾星月の日々の行いと感謝があってこそなのだと思った。
Posted by ブクログ
前評判も良かったから映画を観に行った。想像以上に感動もしたし、横田選手について知らないことの連続だったので面白く観られた。
その感動が冷めないうちに、本も読んでみようと思って購入。内容は映画と変わらないのだが、映画とは違って実体験を積んだ作者の言葉で書かれているし、「現実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、現実に起こった出来事だと知り、さらに驚いた。一番気になる言葉は、「小さな目標」という言葉。えてして人は大きな目標を前にすると、できるか、できないかで考えがちだが、そうではなく小さな目標を持つことにより、着実にレベルアップを果たすとともに、達成感を味わうことの大切さを実感した。
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