君が面会に来たあとで

君が面会に来たあとで

小説・文芸
1,672円 (税込)

8pt

4.3

どこからが虚構で、どこからが真実?
言葉の売人、Z李が紡ぐ30のショートショート

立ちんぼから裏スロ店員、ホームレスにキャバ嬢ホスト、公務員からヤクザ、客引きのナイジェリア人にゴミ置き場から飛び出したネズミまで。
繁華街で蠢く人々の日常を多彩なタッチで描く、東京拘置所差し入れ本ランキング上位確定の暇つぶし短編集!

◎歌舞伎町・半地下の裏カジノは、要人たちも通い詰める“闇の社交場”(『東九歌舞伎町タワーアンダーグラウンド』)

◎恐怖の“勘繰り”地獄。覚醒剤中毒者の頭の中(『日曜日ダルク十六時』)

◎年間2000件の捜索願。歌舞伎町を取り巻く闇の正体とは(『チャイエスの客が消えた』)

◎新宿の路地裏のペットショップ。裏口では“人間”を売っている?(『ペットショップの裏口』)

◎闇金で借りた金を“競馬”で返済しようとしたら……(『ゼウスサンダーが駆けた日』)

◎大麻リキッドを売りまくって、人生終わるかと思った(『手押し魔人BOO』)

◎そっくりの容姿の“ホス狂い”ばかりが襲われる、奇妙な連続殺人事件(『ホス狂い殺人事件』)

◎不法滞在者が帰れない理由。パスポートを返さない“紹介者”の闇(『最後のレバーオン』)

◎500円で“予想”売ります。元競艇選手のセカンドキャリア(『ボートレーサーだったタカちゃん』)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    君が面会に来たあとで
  • タイトルID
    :
    2072415
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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君が面会に来たあとで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     この話、どこまでがフィクションなのだろうか。
    ギャンブルに興じる人、ホストや風俗嬢、その運転手や黒服、ホームレス、反グレ的な人、そして前作にも登場した純ちゃんなど、歌舞伎町で生きる人々が、時に主人公となって語られる。
     そのエピソードは、「こんなことがあってさ」と思い出を懐かしむような語り口でありながら、犯罪や生死が隣り合わせにある場面も多く、自分の知る人生の振り幅を軽々と超えていく。
     歌舞伎町に魅せられている只中にいる人もいれば、その闇を知りながらあえて留まり続ける人もいる。著者は、そんな人たちをどこか達観した距離から見つめているように感じられた。そこには、「他で暮らせばいいのに」と突き放すような視線と、「ここで生きることを選んだ人たちなんだ」という受容とが同居しており、仲間意識にも似た、見守るような温かさが滲んでいる。
     自分が魅力を感じたのは、闇の世界の酸いも甘いもというよりも、Z李という語り手が切り取った世界と、その住人たちの姿である。そこには本音が多く含まれており、それが心の深いところに静かに沁みてくるのだと思う。
     なかでも「ホームレスの死を忘れない」というエピソードが、静かに残った。何かが救われたわけでも、状況が変わったわけでもない。それでも「忘れない」とする在り方に、清いものを感じた。

    0
    2026年04月04日

    Posted by ブクログ

    軽犯罪まで含めたら全ての話に「犯罪」と呼ばれるものが入ってるんじゃないかと思うレベルのアンダーグラウンドなショートショート集。舞台はほとんど歌舞伎町。闇の世界を垣間見ながら、ショートショートならではの発想の飛ばし方や裏切られ方まで味わえる、あまりしたことない読書体験だった。面白い。
    話によっては一行目からパンチが効いていて、笑ってしまうと同時に、本当にこんな世界あるんだろうなとゾッとする。

    『立ちんぼから裏スロ店員、ホームレスにキャバ嬢ホスト、公務員からヤクザ、客引きのナイジェリア人にゴミ置き場から飛び出したネズミまで。繁華街で蠢く人々の日常を多彩なタッチで描く、東京拘置所差し入れ本ランキング上位確定の暇つぶし短編集!』と公式の紹介に書かれていたが、まさにそんな本。

    「悪い」「強い」っていうのは、ある種の「面白さ」を含んでいる。時代劇や任侠映画、マフィア映画を見ていてもそう思う。ヤンチャ感や少年性と隣り合わせにあるような性質だけど、法律の内側か外側かってだけで、やっぱり極端なやつは面白い。

    お気に入りは『バイトテロ株式会社』『天空の自動販売機』『東九歌舞伎町タワーアンダーグラウンド』『ネオグリコ24ストーリー』『君が面会に来たあとで』『最後のレバーオン』『最後の帰り道』。悪くてエモいのが好き。

    0
    2025年12月16日

    Posted by ブクログ

    レビューが高評価で気になっていた一冊、ついに読みました。
    繁華街の闇に生きる人々の日常を切り取った、30編の短編集。
    虚構と真実の境界が少しずつ溶けていくような、独特の読み心地がありました。

    最初の数編は闇が濃くて、「これ、私には重すぎるかも…」と途中で読むのをやめかけたくらい。でも短編ごとに違う顔があって、気づいたら最後まで読んでいました。

    ホラー要素のある「待合室のあの子」は、真夜中に一人で読んでしまって声が出るくらい怖かった!(ホラー苦手な人は要注意)

    ダークな世界観が得意かどうかで、好みがはっきり分かれると思う。
    「こんな世界があるんだ」という驚きを味わいたい人に、おすすめしたい作品です。

    0
    2026年04月11日

君が面会に来たあとで の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    君が面会に来たあとで
  • タイトルID
    :
    2072415
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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