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尊氏と正成 ともに見た夢
「利生」を心に抱く同志として、後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を打倒した足利尊氏と楠木正成は、なぜ敵味方に分かれて戦うことになってしまったのか――。第12回日経小説大賞受賞作、待望の文庫化! 私利私欲がうごめく政治の腐敗があるなか、「民がおのおのの本分を為し、生きる甲斐のある世にする」という想いを胸に、尊氏と正成、そして後醍醐天皇という異なる個性を持つ三人が理想の世をかかげた建武の新政が始まった。しかし、公家もそして武家も私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく――。「太平記」の時代を新たな視点で描く傑作歴史小説。『利生の人 尊氏と正成』を改題。 -
高丘親王航海記
澁澤龍彦没後30年。遺作となった伝説の傑作幻想小説が、いま新たな装いで! 平城天皇の皇子に生まれ、嵯峨天皇即位すると皇太子に立てられるも、父上皇と天皇との諍い(薬子の変)により廃された高丘親王。出家し弘法大師の直弟子となった親王は、東大寺大仏の再建に尽力するなど重要な働きを果たすが、晩年に至り朝廷に入唐求法の願いを出し、唐へ渡った。 親王の真の願いは、幼き日に父帝の寵姫藤原薬子に教えられ、憧れていた天竺を訪れることだった。 貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路、天竺へ向かった。鳥の下半身をした女、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王はやがて旅に病み、その心に去来したものとは……。 無類の面白さと、静かなる気品に満ちた傑作幻想小説。著者の死後に読売文学賞が与えられた。 高橋克彦さんの傑作解説も再収録! -
たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説
昭和24年、ミステリ作家を目指している風早勝利は、名古屋市内の新制高校3年生になった。学制改革による、たった1年だけの男女共学の高校生活。そんな中、顧問の勧めで勝利たち推理小説研究会は、映画研究会と合同で夏休み中の一泊旅行を計画する。顧問と男女生徒5名で湯谷温泉へ、中止となった修学旅行代わりの旅だった。そこで巻き込まれた密室殺人。さらにキティ台風が襲来する8月31日の夜に、学校隣の廃墟で首切り殺人にも巻き込まれる! 二つの不可解な事件に遭遇した少年少女たちは果たして……。戦後日本の混乱期と、青春の日々をみずみずしく描き出す――。各方面から絶賛を浴びた長編、待望の文庫化。/解説=杉江松恋 -
多加賀主水
この雑用係、何者だ!? 策謀うずまく第七明和銀行。その支店に配属された男には、裏の使命があった――。2年前、2つの銀行がしぶしぶ合併して誕生した第七明和銀行。旧第七銀行出身である会長の権藤幾太郎は、専務の綾小路英麻呂を使い、旧明和銀行出身の勢力を排除すべく陰謀を巡らせていた。そんな折、雑用を担当する庶務行員の多加賀主水(たかがもんど)が、同銀行高田通り支店に配属される。彼の真の目的は、“ある男”からの命令を受け、極秘裏に支店内の動向を調査することだった。オレオレ詐欺、セクハラ、退職勧奨、不正融資……数々の事件から浮かび上がる歪んだ行内事情と、権力争いの陰に潜む “ある男”の意外な正体とは!? -
高崎怪談会 東国百鬼譚
地元民が群馬の怖い話を語る噂の怪談会。 そこで語られた衝撃・戦慄の実話を一挙収録!! 群馬県高崎市で地元の怪談家を中心に開かれてきたご当地怪談会〈高崎怪談会〉。 今回は主催の戸神重明のもと、籠三蔵、北城椿貴、しのはら史絵、春南灯、マリブル、夜馬裕――高崎怪談会の歴史を彩ってきたゲスト6人が大集結。 2015年よりこれまで20回以上開催されてきた中でも特に忘れがたい恐怖譚と、新作書き下ろしを贅沢に収録。「高崎の四つ辻」「高崎郊外の古寺」(戸神重明)、「赤城山の夜道」(マリブル)他、群馬の怖い話もが満載! ・無数のダルマが燃やされる前橋市のとある公園の「どんと焼き」。帰宅後、シャワーを浴びていると浴槽に赤いものが…「だるま」春南灯 ・恋人の部屋の洗濯機を回していると猫の断末魔が聞こえてくる。だが、それを言うと彼は豹変して…。彼の死んだ元カノと猫の因縁。真実はどこに?…「死猫三景」夜馬裕 ・前橋市の嶺公園の電話ボックスで電話をかけると、事故死した女性の声が聞こえるという噂。ためした二人の男が体験した恐怖とは…「Lサイズよりも大きな紙コップ」マリブル ・樹海の肝試しで拾ってきたロープと木切れ。それで絞首台のオブジェを作って枕元に飾った男は…「ユウマさんの絞首台」籠三蔵 ・千葉県I市のアパートに響く異音と怪現象。ある日、自撮り写真の目の中に緑色の何かが写っていることに気づき…「酒乱の地縛霊」北城椿貴 ・乙女岩を目印にそれより先に進んではならぬ――地元の海の掟を破った漁師とその子供達はその日から恐ろしい夢を見る…「太刀魚と刃」しのはら史絵 ・高崎の四つ辻の角にある商店の軒先にしゃがみこんでいた女。その後、店は一家全員不幸に見舞われてしまい…「高崎の四つ辻」戸神重明 ほか、全32話収録。 著者について 籠 三蔵(かご・さんぞう) 埼玉県生まれの東京都育ち。 山野を歩き、闇の狭間を覗く、流浪の怪談屋。尾道てのひら怪談大賞受賞。 北城椿貴(きたしろ・つばき) 1989年、神奈川県出身。 短歌が毎日新聞、NHK短歌、ダ・ヴィンチなどに載る。 共著に『Quiet Smile』他 しのはら史絵(しのはら・しえ) 脚本家、怪談蒐集家。映像、ラジオドラマのシナリオを手がける傍ら、怪談会やイベントも主催。 春南 灯(はるな・あかり) 「高崎怪談会3」「同8」に出演。 元前橋市民。筆名の由来は榛名山。 単著に『北霊怪談 ウェンルパロ』。 1981年、群馬県出身。四代目雛人形司、県伝統工芸師。 「怪談最恐戦 東京予選」二年連続出場。 -
高崎グラフィティ。
故郷を捨てれば、私たちは強くなれるのでしょうか――。 東京まで新幹線で約一時間。不自由はなく、あえて越える必要のない“一時間の境界線”に囲まれた街、高崎。地元に閉塞感を覚える美紀は、専門学校に通うため上京する日を控えていた。しかし高校卒業の日、父親が入学金未納のまま突然失踪。優斗ら幼馴染四人と共に父親捜しを始めるが、彼らにも秘密があって……。 第1回未完成映画予告編大賞グランプリ受賞。将来、恋、家族に悩む若者を痛切に描く、話題の感動作をノベライズ! -
高すぎた代償
失業した久世は、元上司の未亡人・治子が経営する連れ込み旅館に居候している。ひも生活の慰みにと、客室に集音機を仕込んで盗聴しているうちに、ある会社の労組絡みの無理心中事件に不審な点があることを知った。好奇心を覚えた久世は、私立探偵を名乗り、治子とともに関係者を調べ始めるが……。昭和30年代の東京を舞台にした長編ミステリー。 -
高瀬舟(乙女の本棚)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第31弾は、文豪・森鷗外×イラストレーター・げみのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 次第に更けて行く朧夜に、沈黙の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。 罪人を乗せる高瀬舟の上。弟を殺した喜助の護送を命じられた庄兵衛は、その不思議な様子に興味を持ち、彼に話しかけた。 森鷗外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、本シリーズでは、室生犀星『詩集『抒情小曲集』より』、小川未明『月夜とめがね』、芥川龍之介『蜜柑』、梶井基次郎『檸檬』を担当するなど幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
高中式 調教の教科書
馬の能力は調教に現れる――。 その信念のもと、これまで調教にまつわる本を3冊出版し、競馬雑誌の連載やコラム執筆経験もある高中晶敏氏による、調教完全読本。美浦、栗東ウッドコースの調教時計が自動化され、美浦の坂路が新装されたのにも関わらず、いまだ調教を感覚で見ている競馬ファンも多いのではないか。そこで著者は、日々の調教データを取得し、各主要コースの基準時計を作成。そこから「好調教馬」「勝負調教馬」を導き出すことに成功した! 主要追い切りコースの基準時計に迫り、好調教馬の激走例を紹介。大レースこそ、より調教で狙い馬が分かりやすいため、重賞しか買わない競馬ファンでも安心だ。 さらに応用編として、 ・1週前と最終追い切りどちらを重視すべきか ・調教の加速ラップは買いか ・自己ベストを更新した馬は買えるのか といった調教に関する疑問にも答える。今までになかった、まさに「調教の教科書」。あなたの馬券攻略の手助けとなる1冊だ! -
高野本平家物語 東大国語研究室蔵
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京大学国語研究室蔵(高野辰之氏旧蔵)覚一本の写本を若干縮小して影印したもの。十二巻、十二冊より成り、第十二巻は灌頂巻を有する。覚一本は江戸時代に刊行されたいわゆる流布本の祖にして、研究上もっとも重要なテキストであるが、特にこの高野本は他の諸伝本に欠けている「祇王」「小宰相」を含む点で貴重。また、本文には章段の初めに朱の丸、その行の肩には章段名、その他朱の句読点、漢字の読みが片仮名で付されており、読み方を考える上で参考となる。加えて、校異・補正が試みられ、異文や補入が注記されている点も貴重。大学・短大の演習・講読テキストとしての待望の書。付・解説。 -
高橋和巳・高橋たか子 電子全集
高橋和巳の代表作ともいえる宗教団体の破滅を描いた一大長編『邪宗門』を中心に、未完作「古風」を併録した一巻。 高橋和巳の代表作ともいえる一大長編『邪宗門』。 序章+3部構成の体裁をとる物語は、「ひのもと救霊会」なる宗教団体が昭和初期に治安維持法違反や不敬罪といった罪科に問われることで、国体論的国家権力によって徹底的に弾圧され、壊滅の危機に迫られるも、戦後、新たなる世の到来とともに、信徒それぞれが希望と復讐の念を交錯させつつ再起、再興を志しながらも、今度は駐留軍によって弾圧され解体していく宗教団体の破滅までのさまを描いた作品。 当巻では、決定版ともいえる単行本に加え、「朝日ジャーナル」1965年1月3日号~1966年5月29日号まで全74回にわたり連載された初出版も完全併録。 決定版では改稿に加え、特に第3章で、大幅な増補が施されていることも確認できる。 また、併録した未完作「古風」は1957年3月から1958年8月まで、同人雑誌「対話」第一、二、三号に発表され、壮大な構想にもとづく長編小説として書かれたが、中断したまま、未完となった作品で、和巳最後の小説『黄昏の橋』に受け継がれる作品といえる。 解説は、和巳と同じ京都大学文学部卒で関西学院大学文学部教授・橋本安央氏(『高橋和巳 棄子の風景』を執筆)が務め、解題は和己巻の監修を務める作家・太田代志朗氏が担当。 付録として「邪宗門」「古風」の生原稿等も収録する。 -
鷹羽狩行俳句集成
◆句集『誕生』から『十七恩』に、番外句集を加えた作品1167句を収録。 明晰な把握と独自の表現技法によって、有季定型俳句の新たな地平を開いた鷹羽狩行。初期の清新な作風から円熟の境地に至るまで、俳句人生の成果がここに収められている。 栞:水原秋櫻子・山本健吉・井本農一・西東三鬼 解題・年譜・初句索引・季語索引 ◆収録内容 誕生 誕生(定本)抄 遠岸 遠岸(定本)抄 平遠 平遠(普及版)抄 月歩抄 五行 六花 七草 八景 第九 十友 十一面 十二紅 十三星 十四事 十五峯 十五峯(補遺) 十六夜 十七恩 長城長江抄 翼灯集 翼灯集 以後 俳日記 啓上 啓上 以後 著書解題 片山由美子 年譜 片山由美子・鶴岡加苗 あとがき 片山由美子 初句索引 季語索引 -
高原英理恐怖譚集成
幻想文学新人賞(選者=澁澤龍彦・中井英夫)と群像新人文学賞の鬼才、高原英理の怪奇恐怖小説を集大成。都市幻想を描く「町の底」、ゾンビの愛の物語「グレー・グレー」など、伝説的なホラー小説集『抒情的恐怖群』の全7編に、「 闇の司」「 水漬く屍、草生す屍」「かごめ魍魎」など5編を増補。「ホラーの古典的素材を昇華させ、巧緻な語りの技術で幻惑的な幻想小説に仕上げた」と絶賛された中短編小説。 京極夏彦氏推薦!「幻想を言葉にするのではない、言葉が幻想なのだ。戦慄を飼いならした小説ではない、小説が戦慄せしめるのである。高原英理の紡ぐ殺ぎ落とされた幻想と幻想の行間に、我々は己の儚さを知り、ただ戦慄するのである。」 【目次】 I 町の底 呪い田 帰省録 緋の間 II 樹下譚 グレー・グレー 影女抄 III 闇の司 IV 水漬く屍、草生す屍 かごめ魍魎 よくない道 日の暮れ語り 後 記 -
高天原の神さまたち
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本のはじまりって、どんなだったの? 八百万の神々の面白い物語を厳選。 (※本書は2018/10/29にほおずき書籍より発売された書籍を電子化したものです。) -
高松宮本堤中納言物語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 堤中納言物語は、それぞれの物語の作者や成立が別だと見られる上に、鎌倉・室町時代古写本を欠くのが謎を深くしているが、そうした中で本来の形態とおぼしい十冊本のうち、まさに霊元天皇に溯る高松宮本の風格と気品。詳細な解説と書写関係が近接する桂宮本との厳密な校異付き。 -
『高宮麻綾の引継書』ビギナーズブック
【まるごと1章を無料で試し読み!】 本書では『高宮麻綾の引継書』(城戸川りょう著)の冒頭部分まるごと1章を無料で読むことができます。 さらにはイラストレーター・中島花野さんによる登場人物紹介や、刊行までの思いをつづった城戸川りょうさんの記念エッセイも収録。 ◇目次より *イラストつき登場人物紹介 *冒頭まるごと試し読み *刊行記念エッセイ 城戸川りょう「仕事や組織の中で「何くそ」と一度でも思ったことがある人にはぜひ手に取ってほしい。」 『高宮麻綾の引継書』内容紹介 \こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/ ビジコンで優勝した新規事業が親会社に潰された。理由はリスク回避。「ムカつく奴はぶっ倒す」入社三年目・高宮麻綾の逆襲が始まる。 忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い! 今日の味方は明日の敵――めくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。 ★松本清張賞選考会で話題沸騰★ 完成度が高いエンターテインメント作品。構成の密度、キャラクター設定ともによく練られていて、著者はエンタメの世界で即戦力の持ち主だと感じた。――辻村深月(作家・松本清張賞選考委員) 勢いに引っ張り込まれた。非常に良くできた作品で、私などは見事に感情をコントロールされたクチである。私はこの作品を一推しした。――森絵都(作家・松本清張賞選考委員) ※本書『「高宮麻綾の引継書」ビギナーズブック』は電子書籍オリジナル編集です。 ※『高宮麻綾の引継書』は文藝春秋より2025年3月6日発売予定です。第2章以降は本編をお楽しみください。 -
高望の大刀
第13回日経小説大賞受賞作の主人公は、桓武天皇の曾孫というやんごとなき出自にして、日本の武士の起源ともされる謎多き人物、平高望(たいら の たかもち)。平安前期の裏面史を大胆に創作した歴史活劇である。当時、京のみやびな世界の外では、早くも「もののふ」が勃興してきていた。史実における平高望は、朝廷への反乱を鎮圧した功により上総介に任官され、京から上総国(いまの千葉県中部)に東下し土着したとされる。しかし、その生涯は現在もなお謎に包まれる。平安末期に武士として栄華を極めた平清盛の系譜も、元をたどれば高望につながり、後に源頼朝の鎌倉政権樹立を助け、有力御家人となった北条氏を代表とする「坂東平氏」にも系譜が連なるとされている。そして高望の孫は、平将門である。平安中期、関東を制圧して朝廷に反旗を翻し「新皇」を名乗って東国独立をはかった。「祟り(たたり)」で有名な首塚が東京都心に残るように、関東では今も将門信仰が根強い。比類なき武芸の達人で、民衆に慕われた将門には、数々の伝説が残る。その生涯は小説になり、歌舞伎になり、NHKの大河ドラマにもなった。この「将門伝説」を頭の片隅において読めば、本書の物語はより深く愉しめる。桓武平氏の祖として京を離れて東国に武家の基盤を築いた高望の生涯も、将門伝説のように波瀾万丈でドラマチックであるに違いない。平安前期は京の貴族社会を除くと、ほとんどの民は、過酷な環境のもと、死と隣り合わせのむき身で生きていた。生き抜くことに懸命な人たちの「生」そのものが描かれる歴史ファンタジーの中で、無骨で不器用なスーパーヒーローが、縦横無尽に疾駆する。 -
尋寶
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本は、2015年2月に出版した「たからさがし ポエム&フォト(赤版)」と「たからさがし ポエム&フォト(青版)」の中から、特に、人気の高かった詩、24編を選んで、繁体字により翻訳したものです。そして、付録として、仕事や観光などで日本を訪れる台湾のみなさまのための、(お勧めスポットへの案内役として)“ユーサン風たからさがしスポット”を、お付けしています。みなさまには、是非、一度、これらの場所を訪れて、素晴らしい日本の日常を体感していただくことを、心から願っています。 本書概要《尋寶 詩集和寫真》 本書是出自於2015年2月出版的《尋寶 詩和圖片》―(紅版)和《尋寶 詩集和寫真》―(藍版)。特別是選載了24首很有人氣的詩,編輯成了中文版。並且為了在工作、旅遊等方面到日本的中國的各位朋友(推薦作為觀光區導遊)添加了“尋寶導遊”。各位朋友,希望一定到這些地方去看一看。並從心的祝願各位能夠體驗到日本日常生活的特別之處。 -
宝物のオイルとは・他短編集
◆宝物のオイルとは? 彦太は自らの住む港町を活性化させるために『干物のブランド化』を計画する。 なかなかうまくいかず挫折しそうになっている彼の前に、不思議な機械をセールスマンが現れ大喜びするが…… ◆処理活動 妻子を持つ身でありながら向井は有り余る性欲を持て余し、ネットでリモートデートを楽しんでいた。 そのうち、リモートの相手といよいよ会えることになり、ホテルでの一夜を楽しんだ彼の哀れな末路とは…… ◆パブ パブで働く主人公・増田裕子は、羽場康弘という男と不倫関係にあった。 今日もまた店の隙を突いて出会い、心身を重ねる二人。 しばらくの間まともな会い方をしていないことに苛立っていた裕子は、もっと別の場所で会いたいと訴える。 その言葉に苦言を呈する康弘と、さらに苛立ちを募らせる裕子。 そんな赤裸々なやりとりを体感していたのは、彼らだけではなく…… ◆夫婦の守護霊 下田瑞穂は、苛烈な環境の中を生き抜き、ついに独り立ちを果たした。 希望と未来に満ち溢れた社会人生活。それを謳歌していたある時、瑞穂は公園でとある老夫婦と出会う。 彼らの呻き声から腹が減っていることを知った瑞穂は、手元にあったパンをあげることにしたのだが…… ◆もう一つの世界 多恵子には、長年付き添った夫の俊哉がいた。 ある日、多恵子は俊哉がいつのまにか 失踪していることに気づく。 夜になっても帰ってこない現状に不安を覚えた多恵子は、このことを警察へと通報することに。だがその瞬間、誰もいないはずの二階から誰かの話し声が聞こえ…… さら・シリウス:あらすじ タンボ:文章 -
宝を探す女
岡坂神策は、ある晩ひったくりにあった女を助ける。が、なぜかその女は、東京御茶ノ水に埋まっているという幕末埋蔵金探しを持ちかけてきて(表題作)。失踪した男の近所で起こった殺人事件の真相。ある女子中学生が転落死した事故の謎。人気女優から依頼された、恋人の尾行調査の結末。「カティンの森事件」に埋もれた闇など、ハードボイルドの巨匠逢坂剛が描く5つの大人のサスペンス。「岡坂神策」シリーズ短編集。(『カプグラの悪夢』改題) 解説:千街晶之 ※本書は二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『カプグラの悪夢』を改題、修正したものが底本です。 -
誰がために鐘を鳴らす
翌年の廃校が決まっている、男子だらけの県立高に通う錫之助。ある日、担任から音楽室の片付けを命じられハンドベルを見つける。その音色に魅せられ、居合わせた3人の同級生――イケメンでそつがない播須、いじめられ体質の美馬、不良の土屋とハンドベル部を創立することになる。顧問は担任でお地蔵さん似の教師、あだ名は「ダイブツ」。チームワークもバラバラ、音楽の知識もないメンバーで、「女子高のハンドベル部との交流」という不純な目標から始まった部活動。だが、4人は徐々に演奏の面白さに目覚め、出会う人々の輪は広がってゆき…。卒業目前、錫之助がハンドベルの演奏を通して見た未来とは? 一人では絶対に演奏できない楽器、それがハンドベル。4人の凸凹男子高校生と独身教師が奏でる、笑えて泣ける青春物語! 文庫オリジナル書き下ろし短編「まつげに積もる雪」も収録! -
誰がためにその手は
救いか、殺人か。 世界的権威の名医による6件の安楽死―― 凶行の裏に何が? 魂を揺さぶる社会派ミステリー! その日、速水哲平は食い入るようにテレビのニュースを見ていた。世界的権威である脳神経外科医・大道寺が殺人罪で逮捕されたのだ。彼は三ヶ月ほど前から立て続けに六件の安楽死を行い、そのうちの一人は速水の最愛の妹だった。なぜ妹は標的になったのか?〝神の手〟を持つと言われた男は、なぜ突如悪魔と化したのか。真相を探ろうとする速水だが、事件は予想もしなかった展開を見せ……。傑作医療ミステリー! -
託された子は、陰陽師!?
久瀬学が嫌な胸騒ぎを覚えたその日、一人暮らし先のマンションにかつての親友で、三角関係のもつれから気まずい別れをしたままの金森信治が五歳のタケルを連れてやって来る。絶句する学に信治は一方的に“この子に危険が迫っている。預かってくれ”と告げ、姿を消して……。時を超えて陰陽師一族の末裔が動き出すとき、運命の歯車が回り始める! -
たくさんのアプローチから最高の男性を選び出す! 恋愛無双になる方法(大和出版)
【本作品は、一部に「回答欄に記入してください。」等、電子書籍での利用に適さない内容を含んでいます。予めご了承ください。】不器用な女性、勇気が出せない女性、おとなしい女性から、「今までの自分は何だったの?」という声、声、声! “無限迷路”を抜け出した瞬間、あなたは「最強の女性」へと変身する――向かうところ敵なし! 各地で大反響! 伝説の研究所所長が明かす「ブロック」を外し好循環スパイラルに入るための「究極のメソッド」。本文では、「なまくら女」から解脱し最強「恋愛無双」になるための教え、そして、恋愛無双に生まれ変わるために必要な「ブロック」について。また、内面から確実に変わり出す「3つのアプローチ」や、最高の男性と最高のタイミングで出会うことができる方法。さらには、泣けてくるくらい幸せな毎日を本命彼と創り出せるヒントや、恋だけでなく人生も豊かなものにできる方法まで、あますことなく伝えます。全力でブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる――。もう、そんな“ガス欠まっしぐら”な恋愛は終わりにしましょう! -
託児処の巫師さま
堅物女性兵長と皇宮リストラ青年巫子が男子禁制の後宮を駆ける!! かつて皇宮巫師として名声を博した青年、昴。理由あって皇宮を離れた今は、街で託児処を営み子どもたちの世話をしている。貧しくとも楽しい日々を送っていたある日、突然現れた兵士にさらわれた昴。兵長の翠珠から「奥宮の妖怪騒ぎを巫師の力で解決してほしい」と言われ、昴は報酬を目的に仕事を引き受けることに。だが、妃たちが暮らす奥宮は男子禁制。昴は男であることを隠し、女装姿で事件の捜査を進めるはめに。しかし、妖怪騒動には意外な事実が隠されていた――。 子ども好きな美貌の巫師と堅物女性兵長のコンビが、妖怪事件の謎を解く! 中華あやかしミステリー!! -
啄木が殺した女
“石川啄木詩情の旅”ツアー最終日、滞在先の盛岡のホテルで、参加者の一人・折原香奈子が殴殺された。凶器は南部鉄の水盤。だが捜査は難航し、事件は迷宮入りの様相を濃くしていた。一方、新進作家・千波由紀はツアー仲間と、啄木のある謎の研究を続けていた。その矢先、死んだ香奈子が啄木日記の欠落部分を入手していたことが判明、事件は意外な展開を見せ始めた。やがて浮上する、啄木の恐るべき秘密とは? そして第二の殺人が……。綿密な資料調査と取材をもとに贈る、歴史&本格推理の傑作。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。