男役

男役

616円 (税込)

3pt

トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。

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宝塚シリーズ のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 男役
    616円 (税込)
    トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。
  • 娘役
    704円 (税込)
    宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
  • 銀橋
    968円 (税込)
    宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。 どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。 音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。 レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。 「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか? だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」 ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾! 解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)

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男役 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宝塚を見始めて約10年程になりますが、こちらの作品は宝塚の世界の"リアルとファンタジーの狭間くらいの世界観"として十分に楽しませてもらいました。幾度となく読み返しています。宝塚ファンとしては、あるよねーわかるわかる、と言うことと、それはちょっとないかなーということの混じり具合が、

    0
    2022年01月05日

    Posted by ブクログ

    面白かった。夢中で読んだ。

    宝塚は2度しか見たことがない(しかも東京公演)、ライトなライトなファンなので、純粋にフィクションとして楽しめた。
    何より、中山可穂さんの大袈裟でない妖艶な文体とか、気が付けば異世界に触れているみたいな誘導の巧さとか、気持ちいい。

    とはいえ、結構感情移入していた。何度か

    0
    2021年01月27日

    Posted by ブクログ

    テレビで見たバラエティで、急に宝塚に興味が湧き3部作一気に購入。
    本は分厚ければ分厚いほど、テンションが上がるので本作の薄さと価格にびっくり。銀橋にはさらに驚きを越し引いてしまった。
    それはさておき、ちょっとファンタジー感はあったけど、宝塚を舞台としてるうえで納得というか、無知の私にはありそうかも!

    0
    2021年08月18日

    Posted by ブクログ

    つい先日、宝塚の沼にハマってから初めてファンクラブに入会してまで本気で応援していた男役さんのご卒業を見送った。だから、「男役・如月すみれの葬式です」など如月すみれの台詞の数々がファン側として突き刺さる。そう、宝塚を一歩出たらもう男役としての彼女たちはいないのだ。
    もちろん好きな気持ちに変わりはないが

    0
    2021年05月01日

    Posted by ブクログ

     帯の惹句には「ヅカ版「オペラ座の怪人」!」とあるが、作者さんの意図は、男役が引退後の人生をどう生きるか? だったそうな。歌舞伎の女形と違って、宝塚の男役は若いうちに引退するんだなあ。それが直接描かれるわけではないんだが、確かにこれは重い。
     設定的にドロドロした話になるかと思ったが、基本いい人しが

    0
    2021年05月01日

    Posted by ブクログ

    「男役は男役に惚れるものであり、娘役にではない。それが宝塚における正しい異性愛のあり方である。」
    この一文だけでもこの本を読んで良かった。ストーリーよりも、文庫版あとがき、がささる。
    「一体なんでこんなにも好きになってしまったのか理屈では説明できない全くわけがわからない。」「もう恋人なんかはいらない

    0
    2020年07月18日

    Posted by ブクログ

    宝塚ファンが読めば、あるある~な話が詰まってて、
    「ファントム」の伝説を主軸したものがたり。
    宝塚ファンとしては、ありそーな話が出てきてそこまで面白味は感じなかっけど、宝塚知らない人が読んだら、あの特殊な世界に触れられて楽しめるだろうなーって思った。でも、読むのにも苦戦するくらい幻想的な「美」な表現

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    借り本。

    舞台は宝塚歌劇団。
    私は詳しくはないものの、去年、DVDで何作か観て用語や雰囲気はある程度わかっている状態で読んだので、状況は想像しやすかった。

    DVDを貸してくれたのは宝塚を愛する先輩で、ひとつの作品のために皆がどれだけ心血を注いでいるかを何度も語ってくれていたのだけれど、この作品を

    0
    2021年06月21日

    Posted by ブクログ

    最初のうちは宝塚ファンとして興味深く読み進めたが、途中からは、純粋にフィクション、小説として楽しんだ。何てロマンチックなお話…!これからの彼女たち、も気になるところ。三部作読破予定。

    0
    2021年05月12日

    Posted by ブクログ

    何かの書評で知り読んでみた。

    宝塚を舞台にしたファンタジー。
    新人公演に大抜擢された永遠ひかる、トップスターの如月ひかる。二人を見守るファントムさん。そして、ファントムさんのかつての相手役。
    よく出来たファンタジーでした。

    0
    2018年09月16日

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