銀橋
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銀橋

968円 (税込)

4pt

宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。
どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。
音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。
レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。
「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか?
だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」

ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾!

解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)

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宝塚シリーズ のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 男役
    616円 (税込)
    トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。
  • 娘役
    704円 (税込)
    宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
  • 銀橋
    968円 (税込)
    宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。 どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。 音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。 レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。 「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか? だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」 ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾! 解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)

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銀橋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ラストの薔薇が落ちるとこが良いよね。そうやって続いていくんよな。
    中山可穂さんのご贔屓がどなたなのか知りたい。

    0
    2021年04月30日

    Posted by ブクログ

    ヅカ小説。専科のアモーレのもとにジェリコが弟子入するお話かと思っていたら、レオンがトップになって頑張る方に軸足が移って残念。読後に知ったが、三部作の三作目で、これまで登場してきたレオンが本作でついにトップにということのようだ。読者は、お気に入りのタカラジェンヌを登場人物に重ね合わせたりするんだろうと

    0
    2022年02月02日

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻。
    これが一番好きかも。シリーズ通してレオンが一番好きな人物だったのでレオンが主人公なのは嬉しい限り。専科という組みがあるのも知らなかったし、まだまだ未知の世界の宝塚だなぁ。
    アモーレさんは最後どうなったのだろうか?

    0
    2021年08月21日

    Posted by ブクログ

    宝塚シリーズ第三弾。

    ぐいぐい読ませるのは作者の宝塚愛の為せる業。

    もうね。登場人物が全部女性なんて全然頭から飛んでしまいます。落下傘トップ男役・娘役のチーム作りに手に汗握っちゃいました。

    果てしなく繰り返される憧れのセンパイの連鎖がとっても美味しゅうございました。ブラボー♪

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    中山可穂のヅカファン度愛マシマシ小説、シリーズ通して読んであああの人が!!!この人が!!っていろんな気持ちになった

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。

    今回はちょっと、序盤の展開がゆっくりな感じがして、読むスピードもダウン。でも80ページ辺りから、やっぱり止まらなくなった。

    「薔薇よりも甘く」は本当に宝塚の演目にありそうだし面白そうだし、すごく観てみたくなってしまった。
    後半では、ナッツやパッパさんのことが少し出てきたのが嬉し

    0
    2021年07月04日

    Posted by ブクログ

    本書にはファンタジー要素はないので、純粋に宝塚小説として楽しんだ。完全なフィクションとはいえ、あれやこれや勝手に連想しつつ…。今度、宝塚の舞台を生で観る機会には、今までよりもっともっと、敬愛の念を高めて観たいと思った。

    0
    2021年05月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「専科」を取り上げるとは、正直憎い…!渋い…!
    宝塚と言えば…
    トップになるための競争が激しい
    トップをみんな目指す
    と思われがちだが、実際の舞台はそれだけではないのだ。
    必ず、二番手がいて、三番手がいて、脇役がいて…だけじゃない。
    演技がうまい人が舞台を引き締め、歌がうまい人・ダンスがうまい人が世

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。面白かったんだけど、文庫でこの価格は信じられん。続き物だから買ったけど、この薄さで1000円近くって……。今の出版業界、よっぽどやばいのかしらといらん感情が湧き出てくる。
    内容は、アモーレさんどうなった!?って感じのラストですが続きはもうないそうなので無事でいるんだろうと思っておきます。

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3シリーズ一気に読んだ。ラストのこの『銀橋』で、これまでの2作品で登場したジェンヌたちがどんな立ち位置になって、どう成長したのかが描かれていたのがよかった。
    作者は特定の方をイメージしていないとのことだったが、花瀬レオの芸風が先日退団した贔屓と被り、なんか思い出して泣きそうになった。電子書籍版のあと

    0
    2021年05月04日

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