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宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。
どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。
音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。
レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。
「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか?
だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」
ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾!
解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
今回はちょっと、序盤の展開がゆっくりな感じがして、読むスピードもダウン。でも80ページ辺りから、やっぱり止まらなくなった。
「薔薇よりも甘く」は本当に宝塚の演目にありそうだし面白そうだし、すごく観てみたくなってしまった。
後半では、ナッツやパッパさんのことが少し出てきたのが嬉しかった。
しかしまあ、なんつうラストを用意してくれるのか。前の2作品もそうだったけど、穏やかなだけでは終わらないんだよね。今回も、割り切れない切なさが残った。
今作で、このシリーズはひとまず終わりみたい。ナッツが登りつめるまでのお話も読んでみたかったけどなー。
あ、1作目で出てきた「すみれコード」、すみれさんには関係なくて、「すみれコード」と呼ばれる宝塚の不文律みたいなものがあるということがわかった(検索した)。
Posted by ブクログ
面白かった。面白かったんだけど、文庫でこの価格は信じられん。続き物だから買ったけど、この薄さで1000円近くって……。今の出版業界、よっぽどやばいのかしらといらん感情が湧き出てくる。
内容は、アモーレさんどうなった!?って感じのラストですが続きはもうないそうなので無事でいるんだろうと思っておきます。
『男役』の主人公ナッツがトップさんになっててよかったねぇという親の気持ちになりました。
3作通じて一番魅力的だったのはパッパさん。本当に子どもを産んでたのか、そしてその子が亡くなってしまったのかどうかを最後まで濁していたのがパッパさんらしい描かれ方でよかった。
宝塚では「キザる」って言い方本当にするんでしょうか。なんかツボに入ってこの単語が出てくる度に笑ってしまいました。よく分からないけどなんとなくその様が想像できる面白い言葉でした。
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