娘役

娘役

704円 (税込)

3pt

宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから
ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。

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宝塚シリーズ のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 男役
    616円 (税込)
    トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。
  • 娘役
    704円 (税込)
    宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
  • 銀橋
    968円 (税込)
    宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。 どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。 音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。 レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。 「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか? だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」 ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾! 解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

娘役 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    素晴らしい小説です

    私は数十年来のかなりのヅカオタですが、この本は本当に面白く、一気に読ませていただきました。
    男役 を最初に読み、宝塚のコアなファンしかわからないような内容に惹き込まれてしまい、すぐに娘役 を読破しました。
    最初からヤクザが出てきたので、ヤクザなどがなぜ?と思いましたが読んでいるうちにどんどん惹きこま

    #胸キュン #泣ける #感動する

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

    実在する宝塚について書くからこそ、ファンタジーであるとわかる仕掛けを取り入れないといけない。それが、男役でのファントムであり、娘役ではヅカファンのヤクザだった、とのこと。

    中山さんの筆力がやっぱりすごい。斬新な設定にもかかわらずこんなこともあるかもしれないと思わせられた。

    最近は宝塚について、マ

    0
    2023年12月28日

    Posted by ブクログ

    本当にめちゃめちゃめちゃめちゃ良い。細切れじゃなく没頭して一気に読みたいけど勿体なくてゆっくりゆっくり味わいながら読んだ、最高。こんなの読んだら宝塚の世界を愛さずにはいられない。「男役」も良かったけど期待を超えてきた「娘役」。続く「銀橋」も確実に最高でしょ。
    そして中山可穂のすべてを読みたくて順調に

    0
    2021年08月29日

    Posted by ブクログ

    そうそう、中山可穂さんは時に意地悪なほどに読者を平穏無事にはしてくれないんだよなー!ということを思い出した。
    すぐにでも「銀橋」を読みたいけれど、判型が揃わないので躊躇するところ。「男役」「娘役」を単行本の時に読まなかった自分を後悔するけれど、その当時は宝塚にハマっていなかったので、今このタイミング

    0
    2020年07月19日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、宝塚愛に溢れた2作目でした。
    ヤクザ×宝塚という現実では恐らく交わることのない世界の組み合わせで宝塚ファンとしては初見の時は少し驚きました。シンプルに宝塚の世界だけで2作目を作っていただいても良かったのではないかなというのが率直な感想ですが、一般的には中山さんの宝塚シリーズの中でもこ

    0
    2022年01月05日

    Posted by ブクログ

    借り本。
    三部作の2作目。

    そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。

    なかなかしっくりいかない演技やそんな時の心情にやきもきし、意外な配置をしてくる人事にハラハラし、そして片桐がどうなっていくのかというところも目が離せず、終

    0
    2021年06月23日

    Posted by ブクログ

     男役の次は娘役と思ったら、ヤクザが出てきてびっくりである。前作が演じる側からの視点だったのに対し、本作では観客のヤクザさんからの視点が主となる。
     途中、宝塚どこいった?と思うのだが、それでも面白い。
     個人的に大好きだったのは、1ページ以上のベタ打ちの長口上である。声に出して読みたくなる。ぜひぜ

    0
    2021年02月14日

    Posted by ブクログ

    任侠物語を読んでるのかな?と途中から思ってしまった。
    宝塚とは縁のないヤクザの片桐と娘役ほたるの10年。
    面白かったんだけど、任侠小説なのか、なんなのかわからなくなるし、ラストはいただけない。でもなんか引き込まれるし、レオンが出てくるのはうれしい。

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作に引き続き作者の宝塚愛を存分に感じられる作品だった。
    ヤクザ×ヅカという変化球は面白かったけど、片桐のヤクザ人生がうまく行きすぎてて違和感。まさか顧問になっても30歳前だとは思わなかったし、あり得ないんじゃないかしら……?そっちの人ではないので知らんけど。
    ラストは予想通りでした。そりゃ、うまく

    0
    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヤクザと宝塚…?と首を傾げて読み始めたが、どちらの世界のこともそれぞれ詳しく書き込まれていて、とても面白かった。そして、ちょっと設定を変えれば、そのまま宝塚歌劇の題材にもなりそうなお話で…。ラストがあまりにも切なすぎたが…

    0
    2021年07月02日

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