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Posted by ブクログ 2013年08月04日
悲惨だったり、凄惨だったり・・・書き手によっては、キツイことになりそうな話を、これまたさらりと書いて、印象として残るのは、優しさや温かさ、というね。。。 それでいて、生きること、死ぬこと、について、ふと立ち止まって思い巡らす、なんてことをしてみたくなったり。普段は心の奥底に眠っているような事柄を、小...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月31日
「解す者」シリーズの2作目。
もっとも前作の『空を見上げる古い歌を口ずさむ』もちゃんと読んでいるのに、最後の方に来るまで繋がりに気付きませんでした。むしろ、小路さんは「東京バンドワゴン」のイメージが強くて、今度はなんか違うなぁと思いながら読んでいました。
恩田さんの「常野物語」に通じるところのある、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
子どもの頃は、小さな秘密、秘密の場所、小さな冒険、そんなものに囲まれて心が躍っていた。
描かれている場所は、ありそうな町だけど、ちょっと不思議の世界に紛れ込んだような錯覚をさせられる。
主人公・ギーガンとルームメイトの柊さんの二人の関係には憧れる。
こんな先輩と町を探検して不思議を探るのは楽しそうで...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月20日
義眼の少年が、数々の死体の第一発見者になる。
そんな血生臭いと思われる物語の始まり。
しかし、そこは小路氏。
距離感の取り方が上手く、陰惨な雰囲気はまるでない。進んでゆくに連れ、そのどこにでも漂う温かさ。
彼が描く物語には、いつも温かさがともなう。
本書に限っては、日常に忘れた何かを思い出させて...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月06日
小学生~中学生という、微妙な年齢の子どもたちが主人公となって物語を進めていく。
彼らは現代にはいないとも思えるくらいに純粋で優しい。
そして、それを取り囲む大人たちもまた暖かい。
連続自殺という暗いテーマながらスムーズに読めるのは、この点があるからかもしれない。
ファンタジーとして読むならまあ楽し...続きを読む
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