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Posted by ブクログ
往来堂書店「D坂文庫2015春」からの一冊。
知らない人はいない名作ではあるけれど、ダイジェスト版でしか読んでない、あるいは読んだがストーリーは忘れた、という人が多いんだろう。かく言うワタシもその一人。そこで、異動と引越しで読書に集中できないときに、これならと軽い気持ちで手にしてみた。
ところが、これが予想以上に面白い。まさに、冒険小説の元祖はここにあり!魅力的な海賊、(意外に残酷なシーンが多い中)成長してゆく少年、見守る医者。逃亡があって、捕獲されて、裏切りがあって、そのまた裏があって。子ども向けの物語に留めておくのはもったいない。
読んでいる間はこの冒険譚の世界にどっぷり浸かって、わくわく感がよみがえって、自身の周囲のバタバタから一時的に離脱。ある意味、いいタイミングで読んだと言えるのかもしれない。ワタシが本書を読んでいるのを傍で見てい人がいたとしたら、「本書を宝の地図のように扱っていた」と指摘されたんでは、という気がする。
Posted by ブクログ
子供の頃に「宝島」を読んだことがある。子供向けの「宝島」は第三者がストーリーを語るスタイルで、主人公の少年ジムの冒険物語として書かれていたように思う。今回、改めて原作の宝島を読んでみると、子供の頃の印象とは随分違う印象を受けた。語り手は第三者ではなく、主人公のジムだったり医師だったり、時折作者が登場する。ジムは子供だったような記憶があるが、もう少し年上の少年で、年齢以上に機転が効いたり洞察力があったり、行動力があって、大人のような印象を受けた。ストーリーも宝を手に入れるまでのドタバタが長くて(騙したり騙されたり、色々な仕掛けがあって、面白くて飽きないけれど)、宝探しの部分は意外とアッサリした感じだった。
この小説は、作者が提示した宝島の地図を見ながら読み進めると、判りやすい。自分はこの大雑把な地図を見ると、わざわざ船をチャーターして宝探しに行こうとは思わないけれど、昔の人達は宝の在り処が描かれた地図を見ると、異常なくらいモチベーションが上がったのだろう。でも、海賊達が無人島の地図を、どうやって作ったのか素朴な疑問がある。体は強いが頭が弱い海賊に、無人島を測量する技術は無いだろうし、わざわざ地図を作るような時間も労力も無いだろう。どうやって地図を作ったのかが不思議だが、現代の視点でそういう細かい事は考えてはいけない。小説には辻褄が合わない話はいくらでもある。時代背景が違うのだから、素直にジムの冒険談を受け入れるのが、この小説の楽しみ方だと思う
Posted by ブクログ
2022年最後を飾るのはなんと1981年の作品今から約150年前の作品
『あしながおじさん』の中に登場してきたので懐かし!と思って再読です
残るべきものは残るんだよね
ただ子供の頃読んだ時ほどドキドキしなかったかも
海賊シルヴァーが登場したあたりからスピードは上がるんだけど、全体に冒険小説としてはスピード感が足りない気がしてしまったんよね
次から次へと主人公を襲う危機!!みたいなね
情報飽和時代の弊害かなw
でもなんか、基本というか基礎というかそんな感じがすごいしたなぁ、必要なものは過不足なく全て揃ってますよ、こっから始めますよ、みたいな
板前さんで言う大根のかつらむきみたいな違うか
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