作品一覧

  • 熊野物語
    3.8
    1巻1,496円 (税込)
    浮島の森で巨大な蛇に乗り移られた少女、土車を引いて湯の峰を目指す遊女、成長しても髪が生えない美貌の海女……熊野の昔話をベースに異世界の神秘が織りなす17の不思議な物語。
  • 彼女のプレンカ
    3.0
    1巻495円 (税込)
    【第23回すばる文学賞受賞作】ハワイの大学に留学していた咲と裕美子は卒業旅行にタイを訪れた。咲は自分のルーツにつながる少数民族の村に伝わるブランコ=プレンカを探すために。裕美子はある思いを抱いて。北部の町・チェンライで山岳民族アカ族の青年とその妹と出会ったことから、二人の旅は変わり始める。それぞれの交錯する物語は、やがて思いもかけない結末を迎えることに……。
  • 熊野物語

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    はたして中上紀は、父=健次を易々と乗り越えてしまったのだろうか?あるいは、父娘二代にわたって呪縛される熊野とは、いったい如何なるデーモンが住む深淵なのだろうか?以上の2つは、三流コピーライター役の狂言回しである私が本書を最初に手にしたときに、考えるともなく頭に浮かんだキャッチコピーでございます。もっとも、こういう三流週刊誌的興味本位っぽい言葉は、ご本人が一番忌み嫌うであろうことは承知の上で、あえてヒンシュクを買うのを逆手に取って使うというのが、この商売の常とう手段であるようでございますね、はい。ところで、私はいままで彼女の熱心な読者ではありませんでした、と言うのも恥ずかしいくらいの無責任な、あ

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    2011年07月19日
  • 熊野物語

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    何気なく借りたのだが、中上健次の娘の短編集。
    神楽「道成寺」を観る直前に「釣鐘」を読み終えるという偶然。熊野を舞台とした、いつの時代かよく分からないが、伝説の様な物語が繰り広げられる。

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    2019年06月29日
  • 熊野物語

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    ネタバレ

    和歌山県の新宮から田辺辺り、それから奈良県の十津川村にある玉置神社など、海と山を舞台にした伝説も取り入れた幻想的な短編集。
    本書を読んで、紀伊半島へ観光旅行へ出かけるのも良いだろう。

    浮島の森
    現在もあるが、観光地としてはあまり有名では無い。

    千人目の妃

    巡礼

    常世の里

    渡海

    釣鐘

    餓鬼阿弥

    異民族

    髪長の恋

    守護神

    ヤタガラス

    海女の櫛

    紫の宇宙

    女人高野

    花の舞い 炎の海

    赤い龍と神さんの山

    海神山神

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    2017年08月15日
  • 熊野物語

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    2010.08.30. 熊野を舞台にした伝記ファンタジーの短編集。と、思っていいのかな。こういうの、けっこう好き。熊野の森の匂いがしそう。ファンタジー、と言い切らず、こういう世界があったのかもしれない。

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    2010年09月08日
  • 熊野物語

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    定期的に読む女流作家の一人です。しばらく見ないうちにいろいろ書いてました(笑)子育て落ち着いたのかな?書くモードになった姿勢が見えました。ただ手法が似てるので短編の場合、(あれこのアプローチって似てる)みたいなのが、あえてなのか、どうなのか分からず。。
    お父様への遠野のオマージュってことでたぶんこの本は特別で、乗り越えなくちゃ、書かなくちゃいけない1冊のように感じました。

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    2010年05月02日

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