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【第23回すばる文学賞受賞作】ハワイの大学に留学していた咲と裕美子は卒業旅行にタイを訪れた。咲は自分のルーツにつながる少数民族の村に伝わるブランコ=プレンカを探すために。裕美子はある思いを抱いて。北部の町・チェンライで山岳民族アカ族の青年とその妹と出会ったことから、二人の旅は変わり始める。それぞれの交錯する物語は、やがて思いもかけない結末を迎えることに……。
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Posted by ブクログ
表題の「彼女のプレンカ」と「八月のベーダ」が収録されている。 彼女のプレンカはタイ、八月のベーダはミャンマーが舞台である。 不思議な雰囲気の小説だというのが感想。 正直言うと私の感覚には合わず、あまりよくわからなかった。
タイの少数民族が、天と地を行き来する道具として儀式に使うプレンカ(ブランコ)。 それはそのまま、生と死のあわいを揺れる登場人物達のようだ。 死の影に満ち満ちた話だが、生の雰囲気をふんだんに含む南国の湿った空気を吸い込んだ気分になる。 死について掘り下げれば、相対的に生のコントラストも強くなるのだろう...続きを読むか。 己のリセットを選ぶ登場人物たち。 あまりにも濃いその生と死に、息苦しさを感じたのかもしれない。
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彼女のプレンカ
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