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モダニズムの南部的瞬間――アメリカ南部詩人と冷戦
★南部知識人にスポットを当てた、反攻のアメリカ文学史 敗者の末裔であるアメリカ南部農本主義の知識人たちが、いかにして二十世紀の知の覇権を握るに至ったか。それが戦後日本の知的体制をいかに呪縛したのか。 『赤毛のアン』を読んで英文学を志した「戦後の娘」である著者が、モダニズム・冷戦・リベラリズムをキーワードにその深層/真相に鋭く迫る、スリリングな論考。 <目次> 序章 農本主義者の立場 Ⅰ 創られた伝統としての「現在の中の過去」 Ⅱ 『アメリカ文学の再解釈』──アメリカにおけるアメリカ文学研究の制度化 Ⅲ ニュー・ヒューマニズム論争 Ⅳ 南部における衝突地図 Ⅴ ナッシュヴィルの農本主義者の立場 第一章 詩的南部連合──新批評と「南部文学」の誕生 Ⅰ 制度としての南部文学 Ⅱ フュージティヴ詩人と農本主義者の連続性 Ⅲ 南部文学のモダニズム宣言──象牙の塔の政治学 Ⅳ 「南部」の新批評、新批評の南部 第二章 新批評の父たち──南部農本主義者の共同体 Ⅰ 女性化する南部──合衆国最大の問題、それは南部 Ⅱ 正しい伝統の創造 第三章 アメリカの白いヨーロッパ──農本主義者のファシスト疑惑と、リベラル・ナラティヴ Ⅰ アメリカの白いヨーロッパ Ⅱ 農本主義者のリベラル・ナラティヴ 第四章 戦後少女の本棚──第二次世界大戦後の文化占領と翻訳文学 第五章 言説としての南部──男らしさの領有 Ⅰ 南部の男──共和国としての男の身体 Ⅱ 「国民」の創生──白い男たちの帝国 終章 あとがき 初出一覧 参照文献 -
海老茶娘探偵帖
昭和初期の女学生が次々に舞いこむ難事件を解決! 傑作ユーモアミステリー 古文の苦手な女子大生・三ノ宮邦子の楽しみは、82歳の今でもカクシャクとした葵お婆ちゃんに古文の手解きを受けながら、名門女子大に通った頃の冒険話を聞くこと。大好きなホームズを原文で読破したお婆ちゃんが影響されて級友3人と結成した、“海老茶娘探偵局”。この探偵局が難事件を次々と解決し、何と鬼の警察からも一目置かれるまでになってしまって…。昭和の良き日の迷推理。ノスタルジックな痛快ロマン。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
もちじゅわ 中華まんの奇跡 ひぐまのキッチン
学業優秀なリケジョだったが、融通がきかず就活を連敗していた「ひぐま」こと樋口まりあ。そんな彼女が秘書として食品商社「コメヘン」に入社して2年目の冬――。持ち前の生真面目さが愛され、徐々に周囲の協力も得られるようになった。10歳年下のイケメンバーテンダーと結婚していて、妙に鋭い総務部の山本梢や、かわいいのになぜかモテない営業部の野島樹実香と食べる弁当ランチも楽しい。本業の秘書業務に加え、社長の来客にふるまう手料理にも、少しずつだが自信をつけてゆく。そして、「奇跡の小麦粉」と呼ばれるキタノカオリで調理するうちに、初めての恋の予感も!? ほっこりおいしい、だけじゃない。名作『100年たったら』の著者が贈る心癒やすごほうび小説。 【目次】 小松菜の元気なきな粉和え ボルシチは祖母の味 恋と起業のにんじんケーキ 米良し、水良し、出会い良し イケメンシェフの和風ニョッキ もちじゅわ 中華まんの奇跡 -
望月のあと 覚書源氏物語『若菜』
平安の都は盗賊やつけ火が横行し、乱れはじめていた。だが、そんな世情をよそに、藤原道長は「この世をばわが世とぞ思う……」と歌に詠むほど、栄華を極めていた。紫式部はといえば『源氏物語』の人気に困惑気味の日々。そんななか、式部が訪れたあるお屋敷に、道長が瑠璃という謎の姫君を密かに住まわせていることを知る。式部はこの瑠璃姫と道長になぞらえて物語を書きはじめたものの、次第に現実と物語が重なってきて……。瑠璃姫とはいったい何者なのか? 式部が時の権力者に対して仕掛けた雅な意趣返しとは? 『源氏物語』をめぐる謎を解き明かす、平安王朝推理絵巻第3弾!/解説=荻原規子 -
黙過
瞠目の医療ミステリー 下村敦史はあくまでもミステリの枠内に留まり、濃厚な謎解きの味わいと〈どんでん返し〉を盛った上で、死を真正面からテーマにしてみせた。構築の美に感動さえ覚える。作家・有栖川有栖 読み終わったとき、思わず胸に手を当てずにはいられなかった。 東京慈恵会医科大学 教授・嘉糠洋陸。移植手術を巡り葛藤する新米医師――「優先順位」。安楽死を乞う父を前に懊悩する家族――「詐病」。過激な動物愛護団体が突き付けたある命題――「命の天秤」。ほか、生命の現場を舞台にした衝撃の医療ミステリー。注目の江戸川乱歩賞作家が放つ渾身のどんでん返しに、あなたの涙腺は耐えられるか。最終章「究極の選択」は、最後にお読みいただくことを強くお勧めいたします。(解説・有栖川有栖) -
モッキンバードの娘たち
わたしが母親になるまでの旅は、母を埋葬した日にはじまった――。本物の魔術を使うことができ、自由奔放に生きた母。わたしはそんな彼女に反発し、大学を出て三十歳になる今まで、まったく違う堅実な人生を歩んできた。だが母が亡くなったとき、奇妙な力を持つ六人の〈乗り手〉が降りてくる彼女の能力を、むりやり受け継がされてしまう。素質のあった妹ではなく、能力など望まない自分になぜ? わたしは母が〈乗り手〉たちをしまっていた、シフォローブの扉を開ける……。母娘、姉妹、家族の絆を深く伝える、世界幻想文学大賞候補作。 -
もっと遠くへ行こう。
人里離れた農場に住む夫婦のもとに、夫が宇宙移住者の候補になったという知らせが届き──。衝撃の結末が待ち受ける傑作スリラー -
最も危険な場所
1951年、州警察巡査部長アール・スワガーの親友サム・ヴィンセントはある人物の消息調査の仕事を引き受けた。サムが調査に赴いたのはミシシッピ州ティーブズという黒人町。そこにある有色人種用の刑務農場は、一度入ったら生きて帰れないと黒人犯罪者のあいだで噂されている所だった。到着早々、彼は地元保安官に不当逮捕される。だが、後からやって来たアールの助けでサムは脱出に成功した。一方、あとに残ったアールの方が追手に捕まり、看守と囚人の双方から凄絶な暴行を受けることになった。 -
もっとも暗い場所へ
ある日キャサリンが出会った、青い目を持つハンサムな男性リー。ふたりはたちまち熱烈な恋に落ち付き合いはじめた。その四年後、彼女は常に不安にさいなまれ、他人を警戒し、自室の錠が下りているか執拗に確認する日々を送っている。彼女とリーのあいだにいったい何が? そして、キャサリンがついに立ち直ろうと決めたとき一本の電話が彼女のすべてを脅かす……イギリスで一大ベストセラーとなった息もつかせぬ傑作サスペンス登場。 -
もっと、わたしらしく(アリシア・キーズ自伝)
★グラミー賞15冠、CDセールス6500万枚、楽曲再生65億回ーー世界的歌姫が自らの半生を赤裸々に語り尽くした著者史上最高傑作! ★米国Amazon2,600件以上で「星4.8」の超人気ベストセラー、初の邦訳! ★「自分の本当の価値を見つけ出す」ためのパワフルなメッセージに勇気づけられる人が続出! 世界で最も称賛されるミュージシャンの一人であるアリシア・キーズは、 その魂のこもった歌詞、驚異的な音域、そして心揺さぶられるピアノによって世界を魅了してきた。 しかし、華やかな人生を歩む一方で、人知れず個人的な苦しみを抱えていた―― 厄介で複雑な父親との関係、人を喜ばせたいという性格が高じて自らを追い詰めてしまった葛藤、恋愛におけるプライバシーのなさ、そして「完璧な女性であるべきだ」という期待からの重圧。 有名になるにつれ、アリシアの「表向きの個性」が奥深くにある「本当の個性」を覆い隠してしまい、彼女は何年ものあいだ、自分の本当の価値に気づくことすらできなかった。 こうして長いあいだ自らを抑え込む日々を送った末に、 彼女はついに、ある「問い」への答えを求めはじめるーー 「わたしは、本当は誰なの?」 本書を通じて、アリシアは真実を求めようとする自分自身の姿を初めてさらけ出してみせた。 自分自身について、自分の過去について、 そして、自分の気持ちを犠牲にすることをやめ、自らを大切にしようとする確固たる思いについて。 彼女が内側から変化していく姿を通して、 ぜひ、読む人一人ひとりが「本当の自分らしさ」を見つけ出すヒントにしてほしい。 -
もつれ
予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説! ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。中年検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件の闇は深まっていく。一方で、愛する妻と娘に恵まれながらもどこか閉塞感を抱いていたシャツキは、事件の取材に訪れた若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との狭間で悶々とする。やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づくシャツキ。真実に手が届こうとしたその時、思わぬ事態が……。 日本中のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、その「シャツキ三部作」の第一作がいよいよ日本上陸。ハードボイルドなのにポップ、凄惨なのに笑える、一度読んだら中年クライシス男のボヤキがやみつきに!? 予想の斜め上を行く傑作ミステリー! -
モツレク〈学園〉
君の、あなたのお子さんの、十代は大学受験だけではない。君よ、狂ったように何かに熱中したまえ! この私小説は半世紀前の出来事をもとに、30年ほど前に書いたものです。ただ内容が亡くなった友人に係るため、お蔵に納めておりました。このたび、以下を伝えたく出版いたしました。 ・1960年代の学園と、その生徒たちのテンパラメントの記憶を残しておきたかった。 ・この小説の主題である「十代」の大切さを、過酷だった団塊世代の大学受験に絡めて著し、現代の子を持つ親に伝えたかった。 ・小説全体を流れる自身の音楽への愛と、音楽による救済をMozart レクイエムの流れに乗って表現させていただいた。 【目次】 まえがき 1.Introitus 「千代田の南」 2.Kyrie 「音鑑」 3.Dias irae 「闘鶏」 4.Tuba Mirum 「楽園」 5.Rex Tremendes 「試練」 6.Recordare 「部室」 7.Confutatis 「最期の時」 8.Lacrimosa 「レクイエム」 9.Lux aeterna 「とこしえの光」 あとがき 参考資料 【著者】 麻布太郎 1949年東京生まれ。麻布学園卒。東工大電子工学科卒/原子炉工学研究所修士修了。カリフォルニア大学バークレー校にて、高レベル廃棄物の地層処分研究に従事。大手プラントメーカに38年奉職、技術理事。現在は大手非鉄金属会社で統括技師長を拝命。原子力燃料サイクルおよび非鉄金属製錬技術が専門。音楽歴は東工大管弦楽団、町田フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者を経て、現在は鎌倉交響楽団に所属。指揮者として町田フィル弦楽アンサンブルを指揮。2000年にパリ、ケルンへ演奏旅行。現在は合奏団メルクルディ指揮者。 -
モテ薬
「あの日」から、世界は変わった。 実力派の脚本家が書き下ろした、 愛と欲望渦巻くサスペンスの傑作!! はじまりは、美人研究者による新物質発見の記者会見だった。 だが次々に明らかになる論文不正は、ついに最悪の事態を迎える。 いったい彼女は、絶世の天才科学者か、世紀の悪女か――。 モテ薬は本当にあるのか、論文の不備が示唆するものとは――。 関係者の証言を積み重ねて浮かび上がる衝撃の真実から目をそむけてはいけない! 「一粒の薬が人の心をコントロールする。 この世に、そんな薬が現れたらとしたら いったい私たちはどうなると思いますか?」――本文より 著者略歴… 旺季志ずか(おうき・しずか) 徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、脚本家に。テレビドラマ脚本に「特命係長只野仁」「カラマーゾフの兄弟」「ストロベリーナイト」「屋根裏の恋人」「女帝」「佐賀のがばいばぁちゃん」 など多数。また小説『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え 』刊行、古事記ミュージカル『天の河伝説』の作・演出、2018年からは吉本坂46メンバーとしてもCDをリリースするなど幅広く活躍。 -
モテない男の残念な7つの特徴。致命的な欠点があるから彼女ができない。結婚できない。
10分で読めるミニ書籍です(文章量8,000文字程度=紙の書籍の16ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明 本書は女性にモテたい方の本です。 女性に引かれる残念な人の行動を参考にしながら、それを反面教師にして、自分を律していこうというものです。 モテる男になりたい方こそ、是非、ご覧ください。 気になる、あの子との距離が縮まるはずです。 女性にモテない人には、残念な特徴があります。 本書では、それを紹介します。 本書で紹介する特徴が少しでもある人は、女性に好かれる可能性は非常に低いです。 そのくらい致命的な特徴を集めました。 逆に考えると、その特徴を避けるように行動すれば好かれる可能性は非常に高くなります。 モテる人には、それなりの特徴があるし、モテない人には、モテないなりの特徴があります。 一番大好きなあの子と付き合いたい方、とにかく多くの女性に好かれたい方、 できる限り早く結婚したい方、これは、あなたの本です。 まえがき 初対面で女性につき合ってくださいと告白して成功する人は少ないでしょう。 だれでも成功率をあげるために、告白の前に良好な関係を築こうとします。 しかし、自身では良好な関係を築いているつもりでも相手にとってはそうでないこともあります。 その結果ごめんなさいと頭をさげられてしまいます。 そのようなとき、男性には理由がわかりません。 なぜわからないのか? 男性側は良好な関係を築いてきたと勘違いしているからです。 要するに独り善がりです。 それでは女性の心を射止めることはできません。 一般的に女性は断るときに理由を詳しくは話さずに「ごめんなさい」と簡潔な言葉を述べます。 しかし、胸の内にはそれなりの理由……ダメ出しがあります。 本書では、女性がダメ出しする致命的な7つの特徴を紹介します。 もし一つでも、あなたが持っているなら、致命的なので、急いで直すことをおすすめします。 それでは早速紹介いたします。 著者紹介 猫又にゃん太郎(ネコマタニャンタロウ) 三度の飯よりもおしゃべりが好物の三十代男。 二十代からサービス業に従事しているが、水商売の経験はなし。 -
モデル探偵事件録――アクセル、パリを駆け巡る
ハヤカワ・ミステリ文庫〈my perfume〉第4作 ミステリ好きで探偵に憧れる女子高生アクセル。ちょうどパリコレが開催して街は華やかなムードのフランスの町で、有名ブランドのデザイナーが謎の失踪を遂げた! アクセルは持ち前の美しさでモデル業界に潜入して失踪者の周辺調査をすると、謎のメモが……。「女子高生ファッションモデル探偵」、華麗なる活躍!? -
本居宣長『古事記伝』を読む
誰もがその名は知っている本居宣長の大著『古事記伝』。しかし、全巻読み通した人はほとんどいないといっていいだろう。つまみ食い的に読んで彼の思想を語る前に、まず、細部まで精緻に読み抜こうではないか。とはいえ、宣長の注解は多岐・厖大にわたり、簡単に読み切れるものではない。本書は、現代の代表的『古事記』研究者が、その責任において、徹底的に、かつわかりやすく『古事記伝』全44巻を読み解いていく画期的なシリーズである。そこに浮かび上がってくる宣長の無類のおもしろさ、そして思想の核心とは──。(講談社選書メチエ) -
元科捜研の主婦
【松本まりか主演のTVドラマが大ヒットした「本格警察ファミリードラマ小説!」】 最優先は家族…だけど事件も気になる理系女子、「科捜研のオンナ」の新たなる究明。 ”元科捜研”の詩織は現在休職して育児に邁進中。 だが、難事件を捜査する夫・道彦の姿を見るにつれ、 秘めていた科捜研魂がうずき始める。 時折冴える夫の勘と愛する息子・亮介の純粋さに助けられ、 シゴデキ理系女子が家庭と科学捜査を両立すべく大奮闘! ドラマ版にはない新たな事件を、 科捜研の研究員だった著者が描く 最先端科学捜査ミステリー! *********************** 有名シェフの変死、銀行同時爆発予告、温泉旅館オーナー殺人事件…… 難事件解決のカギは”科学的知識”と”家族との何気ない日常”にアリ!? 【家族一丸(?)で事件を解決する吉岡家】 <吉岡詩織> 科捜研・法医係所属で、主な業務はDNA型鑑定。現在は休職中。 料理も科学実験のように行う、理系女子。アレルギー持ちの愛す る息子・亮介のために日々新メニューの開発に取り組んでいる。 <吉岡道彦> 詩織の夫。刑事として捜査に奔走する毎日ゆえに家事や育児に 充分な時間を割けず、詩織から小言を言われることも多いが、 家族への愛情は深い。 <吉岡亮介> 春から幼稚園の年長さんの5歳。数字が大好き。何気ない言動 が事件を解き明かす最大のヒントになることも……!? -
元カレの名前なんて忘れた
“思い出”を置いて、私たちは進む――四人の人気作家が描く、苦くて甘い「元カレ」の物語 ●「姉ちゃん」(青山美智子) 出演したドラマが話題となり、俳優として注目され始めた姉ちゃん。「有名になると親戚が増えるっていうけど、元カレも増えた」と愚痴をこぼし……。 ●「三月なんて前世」(一木けい) 小麦アレルギーの脚本家、琴は元カレが米粉パン職人として成功していると知る。彼との出会いから別れまでが思い起こされ……。 ●「すべてはカーテンの中」(町田そのこ) 別れ話に納得できず、「セフレでもいい」と縋ってしまった美加は、同級生だった彩智と偶然再会する。彩智は高校卒業後にある事件を起こしていて……。 ●「二つ年上」(山内マリコ) 〈未経験者歓迎〉の着物ショップで働くことになった沙良。慣れない仕事に忙しくしながら、思い出すのは別れた恋人のことだった。 -
元彼の遺言状
第19回『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー! シリーズ累計48万部突破! テレビ・新聞・雑誌・WEBニュースほか各メディアで話題 (あらすじ) 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。 -
元女子高生、パパになる
セーラー服を着ていた。30歳で死のうと思っていた。 そんな僕に、こんな未来が訪れるなんて――。 父として、LGBTQムーブメントのリーダーとして、仕事、家族、恋愛など 社会の「普通」を問い直す、フミノの奮闘記。 * * * 2020年8月、NHK総合でドキュメンタリー「カラフルファミリー」が放送され、SNSで話題となりました。 トランスジェンダー男性と、パートナーの女性、そしてゲイの親友と、彼らの赤ちゃんの「4人家族」の物語。 本書はそのトランスジェンダー男性フミノ=杉山文野の物語です。 1981年女性の体を持って誕生した杉山さんは、性自認は男性。 乳房切除手術を受け、現在は男性として生きています。 自身がトランスジェンダーであることを告白し、恋や悩み、 自分らしく生きようともがく日々を綴ったロングセラー『ダブルハッピネス』を2006年に出版してから14年、本書は2冊めの著書となります。 杉山さんは、前作刊行後、海外を放浪し帰国して就職。その傍ら、テレビ出演や講演会で性的少数者の現状を語ってきました。 そして、LGBTQの若者の集まる場を作り、パートナーシップ制度の口火をきった渋谷区の条例に深く関わり、 東京レインボープライド(パレード)の共同代表を務めるなど、さまざまな活動を牽引してきました。 セーラー服を着ていた高校時代、希望が見えず「30歳になったら死のう」と考えていた杉山さんが、当時想像もできなかった今の自分。 まさに激動といえる14年間は、読む人に「普通とは何か」を考えさせ、さまざまな悩みを持ち、明るい未来を思い描けず苦しんでいる人に、勇気と希望、自分らしく生きるためのヒントを与えてくれます。 目次 はじめに 第一章 彼女のこと 第二章 親のこと、活動のこと 第三章 東京レインボープライド 第四章 同性パートナーシップ条例 第五章 ファミリーのこと 未来へ あとがきにかえて -
元人気アイドル・紅林真紀の事件簿
青函連絡船に秘められた想い出が、連続殺人を呼ぶ! 1億2000万円を持って失踪した夫のことで相談にのってほしい、と友人の塚田夢子に頼まれ、函館にやってきた元アイドルスター紅林真紀。その彼女が、函館港に浮かんだ絞殺死体の第一発見者になってしまう。被害者は失踪中の塚田の知り合いで、額に奇妙な数字が記されていた。さらに数日後、東京湾の運河から塚田の水死体が見つかり、額に同じような数字があった。東京と函館をつなぐ連続殺人に隠された真相を、真紀が追う。だが、第三の殺人事件が起こったあと、犯人らしき男は密室の中で自殺してしまった…。 芸能界を引退した元人気アイドルが活躍する旅情ミステリー、第1弾! ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。 -
元猫又ですが、陰陽師の家で猫のお世話係になったら婚約することになりました。
大正十年。女学生の琥珀はハチワレ猫の案内で、ある屋敷にたどり着いた。実は琥珀は父から猫又の生まれ変わりだと言われており、半信半疑ながらもどこか懐かしさを覚える、猫の沢山いるその四季島家に入ってしまう。縁あって猫のお世話係として働くことになり、なぜか大の猫嫌いの当主の陰陽師・御影と、持ち込まれる怪異に挑む。やがてある過去が明らかになり――。ほろりと泣けてキュンとする? 大正あやかし&猫まみれ小説。 -
物理波矢多シリーズ
……じた、じた、じたっ。湿った地面を踏み締めながら、どこまでもおいかけてくる――闇市の路地に巣食う真っ赤な怪人の謎。 舞台は敗戦直後の東京。物理波矢多シリーズ最新作となる、渾身の書下ろし長編ホラーミステリー!! 「赤迷路」の通称を持つ闇市に、若い女性を付け回す怪人「赫衣(あかごろも)」が出没するという。 『黒面の狐』事件後、友からの依頼でその真相を探る物理波矢多(もとろいはやた)は、 闇市「赤迷路」に巣食う怪人「赫衣」の正体を調べるなかで、凄惨な殺人事件に遭遇する。 炭鉱を突如襲った連続怪死事件を追う――『黒面の狐』、 灯台に憑いた怪異は時を超える――『白魔の塔』 に連なる、ホラーミステリーの名手、シリーズ第3弾! 物理波矢多:満州の建国大学に学び五族協和の理想を求めたが、敗戦に接して深い虚無に囚われ、以後は国の復興を土台で支える職を求めようとする。 -
物理波矢多シリーズ
あの真っ暗闇の奥から、何かが私を凝っと覗いている! ホラーミステリーの旗手による新シリーズ、ここに開幕。 戦後まもない混乱期。 主人公の物理波矢多(もとろい・はやた)は満洲の建国大学から日本に帰国し、足の向くままに北九州の炭鉱で炭坑夫となって働き始める。 波矢多は同じ炭鉱で働く美青年・合里光範(あいざと・みつる)と意気投するが、彼もまた朝鮮人の友を過酷な労働に従事させた過去に罪悪感を負っていた。 やがて同室の合里が落盤事故で坑道に取り残されたのを皮切りに、炭坑夫が次々と自室で注連縄で首を括るという、不気味な連続怪死事件に遭遇する。 現場からはいつも、黒い狐の面をかぶった人影が立ち去るのが目撃され……。 敗戦に志を折られた波矢多は、相次ぐ変死体と“狐面の女”の謎を解けるのか。 細密な炭坑の描写の中から、じわじわと迫ってくる恐怖と連続する密室殺人の謎。 本格ミステリとホラーの魅力を併せ持った、著者の本領発揮の傑作長篇。 解説・辻真先 -
戻る男
過去をリセットできるとしたらどうしますか。 ある日、作家の新居航生のもとに一通の書状が届いた。航生は、作家として5年前に出版した『もう一つの扉』が大ヒットを飛ばしたが、その後は小説を書いておらず、離婚して一人暮らしをしていた。書状は、タイムスリップを研究しているという、八木俊太郎という人物からだった。それによれば、ある程度ならタイムスリップが可能だという。可能なのは、過去へのタイムスリップのみで、未来は不可能。その過去も、当人が生きている時代に限られ、過去の自分自身に会えるわけではなく、当時の自分に重なることになる。そして、歴史を大きく変えるようなことを実行するのは不可能、ということだった。 自分が体験した小さな事実なら変えられる――。 考えた末に、実際に体験したことを雑誌に書くことにして、航生は八木の提案を受け入れタイムスリップを経験してみることにした。 航生は、中学生のときにいじめの標的にされたことがあり、航生は、この過去を変えようと思った。八木の運転で連れて行かれた部屋で八木と話すうちに、航生は、中二の文化祭会場である市民会館のホールの席に学生服を着て座っていた――。果たして、過去はリセットできるのか。 -
もどろき・イカロスの森 ふたつの旅の話
親子三代の人生と記憶、 土地の歴史が重ねられる京都を舞台とした「もどろき」、 十代の旅の思い出と、 北サハリンで出会った人々との交流と描く「イカロスの森」。 芥川賞候補にもなったふたつの「旅」をめぐる作品と、 初の書籍掲載となる小説「犬の耳」、書き下ろしの解説を所収。 池澤夏樹 推薦 血族、旅先の出会い、淡い恋、人と人は言葉を交わし、運命の舞台でゆっくりと舞う。背景には京都やサハリンの地名が星座のように刻印されている。季節は移り、生きることが大らかに肯定される。たとえ私たちが「いかなる歓喜の中にあっても無限に悲しい」としても。 この二篇の小説を読み終わるとどこか遠くへ行きたくなる。結局のところ世界は美しい、と思えてくる。 -
モナ・リザ・ウイルス
『ダ・ヴィンチ・コード』に連なる傑作! 「よき『モナ・リザ』が悪しき『モナ・リザ』に永遠に取って代わられなければならない」(本文より) ドイツ・ミステリーの新機軸となる、傑作エンタテインメント登場! (上巻あらすじ) ボストンに住む神経美学者ヘレンは、ある日、見知らぬ男からの電話を取った。 その男、パトリック・ワイズは、自分の父親が失踪し、それにヘレンの娘が関与している可能性があると言う。 離れて住む娘が行方不明になっていると知り、ヘレンは手がかりを求めワルシャワにあるワイズ邸へ飛んだ。 同じ頃、メキシコの高級リゾート・アカプルコでは、ミス・アメリカの候補者全員が行方不明になる事件が発生。 FBI捜査官ミルナーが現地に向かう。 さらに同じ頃、ブラジルや中国でミツバチが大量死し始める。 原因は、ウイルスか? ミツバチがいなくなれば食糧供給は瞬く間に崩壊し、人類は飢餓に襲われる。 ワイズの父親の部屋でヘレンが見たのは、壁に貼られた娘の写真と、モニター上の緑の数列と文字列――コンピューターウイルスだった。 そのウイルスは「人類の生活の基盤を破壊する」と、パトリックは言った。 世界各地で同時多発的に起きる一連の事件に、果たして関連はあるのか、ないのか。 21世紀とルネサンス、ヨーロッパとアメリカ、時間と空間を往き来する、空前の「美」のミステリー!! -
モナリザの微笑
かつてレオナルド・ダ・ヴィンチは、二枚の連作としてモナリザを描いた。一枚目は有名な「微笑のモナリザ」。そして、その対として描かれたのが二枚目のモナリザと言われている「悲しみのモナリザ」。失われた「二枚目のモナリザ」を巡って捲き起こされる危険な人物相関。虚々実々の駆け引きの末に、美の女神が微笑みかけるのは、誰なのか? フジテレビ系列にてドラマ化された長編サスペンス。「電子版あとがき」を追加収録。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。 -
モニター越しの飼育
美しい女性教師・加納凛は両親に厳しく育てられた影響で普段は控えめな生活を送っているが、たまにエロティックな下着をつけ自撮りをするという密かな気晴らしを楽しんでいた。しかし突然、凛のパソコンに、見知らぬ人物から、密かに撮りためていた自分の淫らな写真が送られてくる。さらに淫らな自撮り画像を送るよう命じる【鈴木】と名乗る男にいやいやながら従いつつも、次第に凛は心を許してゆく。そんなある日、凛は学校で携帯を紛失してしまい、同僚の石黒という男に携帯の中の写真を見られてしまう。脅されて何回か関係を持った凛だったが、ついに関係を拒否すると、逆上した石黒は、凛の写真を全世界へ発信してしまう。すべてを失った凛から鈴木へ送った『会いたい』というメッセージ。凛が彼のもとを訪れると、そこに待っていた人物は意外な姿で……。切ない男女の思いが交錯する、エロティックホラーサスペンス! -
もぬけの考察
第66回 群像新人文学賞受賞作! この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。 同じ部屋で前の時間が見えないまま孤独と恐怖を積み重ねていく構成で細部まで考えられていた。 理不尽さと暴力的な状況がスリリングで、多様な恐怖を描ける人だと思った。――柴崎友香 一連の奇想天外な考察は、インスタレーションと呼ばれる空間芸術の手法とも似ていて、 日常性からの逸脱を効果的に演出するにはうってつけだ。 ――島田雅彦 ある〈部屋〉のみを舞台にすることで、作品の〈空間〉は限定されている。 が、前の住人、その前の……と過去を連鎖的に想像可能で、今後の住人という未来も延々の想像が可で、その意味で〈時間〉が限定されない。そこに越境のポテンシャルが満ちている。――古川日出男 -
モノ
モノレールに乗る人、モノレールを支える人。一本のレールがつなぐ人間ドラマを、お仕事小説の名手が、あたたかい筆致で描き出す。 2024年に開業60周年を迎えた「東京モノレール」を舞台に描く、日本初「モノレール小説」出発進行! 【本書の目次】 *清藤澄奈 三十五歳 総務部 *梅崎初巳 三十歳 運輸部、乗務区乗務員 *水村波衣 二十五歳 営業部、駅社員 *杉本滋利 四十歳 技術部、施設区線路 *『東京モノライフ』 *あとがき *おまけ 【著者メッセージ】 東京モノレールさんはおもしろいなと、前から思っていました。浜松町から羽田空港までモノレールを走らせる会社。 とてもわかりやすいです。でもそのなかには、運転士のかたがいて、駅員のかたがいて、保守のかたがいて、総務のかたがいるはずです。 その全員を書きたいなと、あらためて思いました。 ちょっとお話を聞かせてもらえたらうれしいんだけどなぁ。 東京モノレールさん。予想を遥かに超えてきました。神対応というものがもしあるなら、まさにそれでした。 望んだ人全員のお話を聞かせていただくことができ、望んだ以上のものを見せていただくことができました。 (本書「あとがき」より) カバーイラストレーション/古屋智子 -
モノから学びます 今日がもっと好きになる魔法
一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた 【「一日一章ずつ読んでる」「大好き」「読みおわるのが惜しい!」とSNSで感動の声!】 〈しゃもじ〉〈コーヒー〉〈アボカド〉…。身の回りにあるモノをみつめれば、自分をもっと好きになる。韓国で爆発的人気のイラスト〈モノ〉エッセイ! 【一日一章ずつ読んで下さい。何気ない毎日がきっとあなたも愛おしくなる。】 ・傷ついた人間関係は、古い〈玉ねぎ〉の皮を剥くように癒やす ・〈しゃもじ〉を水に濡らすたびに思い出す、亡き祖父の教え ・食べ終わった〈アボカド〉の種を育てるということ ・二度目の〈コーヒー〉は、その日の体調に合わせて ・友人へのおみやげは〈すいか〉の種の気配り ・誕生日プレゼントだった〈オリーブオイル〉と〈生理用品〉 ――貧しくても一人でも、日々の生活と向き合って、私はここ(ソウル)で生きていく。 自分を好きになるというのは決して簡単なことじゃないけれど 昨日の自分よりも今日の自分を もっと好きになりたいという強い気持ちがあるはず。 日々の変化をモノを通じて感じることができたら。 そんなふうに、明日に向かって生きていきたいのです。(「はじめに」より) 一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた。――しゃもじ、コーヒー、アボカド。身の回りのモノに耳を傾ければ、今日の自分がもっと好きになる。読めば優しい気持ちになれる、ソウル発の大人気イラストエッセイ。 -
物が全てを教えてくれる 日本初の女性化学者・黒田チカ
“寅ちゃん”より30年前に 「知」の門を叩いた女性がいた。 日本初の女子帝大生・黒田チカ。 彼女の研究は、百年後の私たちの健康につながっている。 学ぶことを選び続けた女性化学者の挑戦。 大正時代、日本の帝国大学は男だけの学び舎だった。 それでも彼女は、学ぶことを諦めなかった。 幼い頃から学問への熱い想いを抱いていた黒田チカは、学齢前に尋常小学校に入学、姉のクラスで授業を受ける。 佐賀師範学校、東京女子高等師範学校を経て、チカは東北帝国大学理科大学(現在の東北大学)へ入学を果たす。 女性初の帝大生のひとりとなったチカの研究テーマは天然色素。 世間の嘲笑と制度の壁を前に「知」を選び続けたチカは長年の研究で数々の賞を受賞、 なかでもタマネギの皮に含まれる〈ケルセチン〉の血圧降下作用―― それは百年後の現在も、私たちの健康を支えている。 彼女の名は若き化学者たちの後押しとなる「黒田チカ賞」としていまも残されている。 日本の化学史に刻まれた、ひとりの女性化学者の確かな挑戦の物語。 カバーイラスト:シシヤマザキ 【目次】 第一章 五歳の小学生 第二章 門をひらく 第三章 紫の結晶 第四章 色を追う日々 第五章 玉葱の力 -
物語 西遊記
「水滸伝」「三国志演義」「金瓶梅」の四大奇書のひとつ。唐の僧玄奘、すなわち三蔵法師の紀行という史実をもとに創作された妖怪変化、奇想天外、千変万化の物語。軽妙洒脱な名訳で、孫悟空をはじめ脇役の活躍を活写。 -
物語 三国志
三世紀前半、魏、呉、蜀の三国が新たに興り中原に覇を争った……。日本の物語にない、かなたを思わせる厖大な世界を内蔵するところに着目すべきだとする訳者の読み込みが、新しい三国志として凝縮されている。 -
〈物語〉シリーズ オフシーズン全4冊合本版【イラストギャラリー付き】
西尾維新の大人気青春怪異譚〈物語〉シリーズが合本版になって登場! VOFAN氏によるイラストギャラリーも特別収録! 【収録作品】 『愚物語』 “それじゃあ、僕の勝利を祈っていて。この世界と、きみが愛する人達のために” 阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。 死体の付喪神である彼女が挑む、命がけの死闘とは!? 〈物語〉は育ち、走り続けて燃え盛る! 『業物語』 “キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードってえ名前は 俺様が考えてやった。” 六百年ほど前、今はもう滅びた国に『うつくし姫』と呼ばれる女の子がいました。その美しさに誰もが命をささげ、彼女が歩く道は死体の山となりました……。 『撫物語』 かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。 『結物語』 怪異譚となる前の“風説”を取り締まる、直江津署風説課で働きはじめた警察官・阿良々木暦。町を離れた、ひたぎと翼。23歳になった3人が選ぶ道と、暦が最後に伝える想いとは…?永遠に、この恋心はほどけない。 -
〈物語〉シリーズ セカンドシーズン全6冊合本版【イラストギャラリー付き】
西尾維新の大人気青春怪異譚〈物語〉シリーズが合本版になって登場! VOFAN氏によるイラストギャラリーも特別収録! 【収録作品】 『猫物語 白』 “何でもは知らないけれど、阿良々木くんのことは知っていた。” 完全無欠の委員長、羽川翼は2学期の初日、1頭の虎に睨まれた――。それは空しい独白で、届く宛のない告白……<物語>は、予測不能の新章に突入する! 『傾物語』 “変わらないものなどないというのなら――運命にも変わってもらうとしよう” 迷子の小学生・八九寺真宵(はちくじまよい)。阿良々木暦が彼女のために犯す、取り返しのつかない過ちとは――!? 〈物語〉史上最強の2人組が“運命”という名の戦場に挑む! 『花物語』 “薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ” 阿良々木暦(あららぎこよみ)の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河(かんばるするが)。直江津(なおえつ)高校にひとり残された彼女の耳に届いたのは、“願いを必ず叶えてくれる『悪魔様』”の噂だった……。 <物語>は、少しずつ深みへと堕ちていく――。 『囮物語』 “――嘘つき。神様の癖に” かつて蛇に巻き憑かれた少女・千石撫子(せんごくなでこ)。阿良々木暦(あららぎこよみ)に想いを寄せつづける彼女の前に現れた、真っ白な“使者”の正体とは……? <物語>は最終章へと、うねり、絡まり、進化する――。 『鬼物語』 “誤解を解く努力をしないというのは、嘘をついているのと同じなんだよ” 阿良々木暦(あららぎこよみ)の影に棲む吸血鬼・忍野忍(おしのしのぶ)。彼女の記憶から呼び覚まされた、“怪異を超越する脅威”とは……!? 美しき鬼の一人語りは、時空を超えて今を呑みこむ――!! 『恋物語』 “片思いをずっと続けられたら──それは両想いよりも幸せだと思わない?” 阿良々木暦(あららぎこよみ)を守るため、神様と命の取引をした少女・戦場ヶ原ひたぎ。 約束の“命日”が迫る冬休み 彼女が選んだのは、真っ黒で、最悪の手段だった……。 <物語>はその重圧に軋み、捩れ、悲鳴を上げる──。 -
〈物語〉シリーズ ファイナルシーズン全6冊合本版【イラストギャラリー付き】
西尾維新の大人気青春怪異譚〈物語〉シリーズが合本版になって登場! VOFAN氏によるイラストギャラリーも特別収録! 【収録作品】 『憑物語』 “頼むからひと思いに──人思いにやってくれ” 少しずつ、だがしかし確実に「これまで目を瞑ってきたこと」を精算させられていく阿良々木暦。 大学受験も差し迫った2月、ついに彼の身に起こった“見過ごすことのできない”変化とは……。 〈物語〉は終わりへ向けて、憑かれたように走りはじめる──。 『暦物語』 美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれ続けた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二カ月はめぐり、〈物語〉はついに運命の朝を迎える。 『終物語 上』 “お前は何も知らないのよ―阿良々木。自分が何で出来ているかを知らないの” 真っ暗な瞳の高校生・忍野扇。彼女が微笑みながら解き明かす、阿良々木暦の始点とは……? 『終物語 中』 “神原駿河は、私の姉の娘だよ―眠らせておくには惜しい才能さ” 何でも知ってるおねーさん・臥煙伊豆湖。彼女が阿良々木暦に課す、終幕へ向かうための試練とは……? 『終物語 下』 “それがきみの―青春の終わりだ” 大学受験当日の朝、北白蛇神社へ向かった阿良々木暦。彼を待ち受けていたのは、予期せぬ笑顔と最終決戦の号砲だった―。 『続・終物語』 “私、とっても幸せなのに――こんなの、全部嘘だって思ってる” 直江津高校卒業式の翌朝。妹達の力を借りずに目覚め、“何者でもなくなった”阿良々木暦が向かい合う、新しい世界とは……? 彼ら彼女らの物語の――続き。 -
〈物語〉シリーズ ファーストシーズン全7冊合本版【イラストギャラリー付き】
西尾維新の大人気青春怪異譚〈物語〉シリーズが合本版になって登場! VOFAN氏によるイラストギャラリーも特別収録! 【収録作品】 『化物語 上』 阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!? 『化物語 中』 吸血鬼体質となった高校生・阿良々木暦。彼が出逢う、猿に願った少女と蛇に巻き憑かれた少女とは……? 『化物語 下』 三つ編み眼鏡の委員長・羽川翼。阿良々木暦の恩人である彼女が魅せられた怪異とは……? 『傷物語』 全てはここから始まる! 『化物語』前日譚! 全ての始まりは終業式の夜。阿良々木暦と、美しき吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハードアンダーブレードの出逢いから――。 『偽物語 上』 阿良々木暦の青春は、常に怪異と共にある!? 夏休みに入った阿良々木暦は突然、戦場ヶ原ひたぎによって監禁されてしまい……?暦の二人の妹・ファイヤーシスターズも登場! 『偽物語 下』 「こんな偽物だらけの世界は滅んじゃっていいと思うんだよね、お兄ちゃん」。阿良々木暦の妹・月火が実行する、燃え盛るような正義とは!? 『猫物語 黒』 完全無欠の委員長、羽川翼。阿良々木暦の命の恩人である彼女はゴールデンウィーク初日、一匹の猫に、魅せられた――。それは、誰かに禁じられた遊び……人が獣に至る物語。 封印された“悪夢の九日間”は、今その姿をあらわにする! -
物語 水滸伝
「水滸伝」を直訳すれば「水辺物語」。梁山泊という湖水を背景にくりひろげられた数々の事件を描いたことから名付けられたが、宋江ほか36人が次から次に同じ志で集まっていく過程が時代を超えて人々を惹きつける。