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ほんのかすかな光でも
『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』などで人気を博し、数々の賞を受賞してきた実力派作家の最新短編集! 手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。 -
ほんのこども
横溢する暴力と身体、無垢なる魂の軌跡。第44回野間文芸新人賞受賞作! 元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、 商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。 父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくんはやさしく恋するみたいに他の人体を壊す。 殴られても反発するようによろこぶ身体。やさしさや暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体。 物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。 恋人をころして自分も死んだところで折り返し、あべくんの物語は無限に再生を繰り返す。 小説家があべくんなのかあべくんがかれなのか、やがてふたりの境界は曖昧になり、問い自体が意味を失う。 言葉を与えられていない領域に光をあて小説は紡がれ、大量虐殺の記憶が時空を架橋しやがて物語は侵蝕される。 ーー世界文学に接続する芥川賞作家の真骨頂・新境地。ーー 小説で考え、小説が考える。作者には小説に対する圧倒的な信頼がある。ーー保坂和志(野間文芸新人賞選評より) 鴻巣友季子さん絶賛!読書量と強靭な知性に瞠目! “すべてのポートレイトは画家の自画像であり、すべての小説は自伝を目指すと言う。おそらくすべての小説はどこかしら、一人称の失恋なのだ。” “小説でなにかを「再現」することは、過去のよみがえりのように見えて、未然の予告なのだ。すべてのフィクションは自伝を目指し、すべての自画像は他人の顔をしている。” “かきあうこと、傷しあうこと、死にあうこと。「かれ」と「私」、その人称空間のよじれは経験と真実味との落差そのものだ。落差から、小説は来る。”――鴻巣友季子(翻訳家) -
本の町の殺人
【ミステリ専門書店本日開店!殺人事件の在庫はございません】古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに大量の観光客が押し寄せる、読書家の聖地、本の町ストーナム。トリシアはそんなストーナムにあるミステリ専門書店の店主だ。ヴィンテージものの初版から、新刊のベストセラーまで取りそろえたこの店は、彼女の夢と努力が詰まった大切な城。ところが経営不振だった隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な料理本の初版が消えた。保安官は第一発見者のトリシアを容疑者扱い。なんとか容疑を晴らそうと、彼女は必死で事件を調べはじめる。本屋だらけの町を舞台にしたライトなミステリシリーズ第1弾。 -
ほんのよもやま話 作家対談集
人気作家46組がずらりとそろった豪華対談集! 「いま、何を読んでいるの?」「これからどんなものを書くの?」 書き手同士だからこそわかる創作秘話を語ったり、 お互いにオススメの一冊を紹介し合ったり。 作家同士のつながりや意外な組み合わせから、読書の楽しみがぐんぐん広がります。 ★例えばこんな組み合わせ 島田荘司&伊坂幸太郎「島田さんの本を読んで小説を書き始めました」 佐藤友哉&島本理生「夫婦対談ってはじめてだよね」 江國香織&島田雅彦「自分より上手い小説を読むと傷つくじゃない(笑)」 川上弘美&林真理子「出合った時に私のための小説だと思ったもの」 藤野可織&松田青子「洒落たラブストーリーやんな」「あれ私も大好き!」 村田沙耶香&穂村弘「傑作だから嫌いなんです」 青山七恵&綿矢りさ「ヘミングウェイのタフさに憧れるよね」 日々たくさんの作家にインタビューを重ねる瀧井朝世さんによるセッティングならではの 贅沢なラインナップで、読みたい本がどんどん増える対談集です。 【全46組】 桜木紫乃&桜庭一樹 朝井リョウ&西加奈子 島本理生&佐藤友哉 村山由佳&千早茜 山崎まどか&柚木麻子 青山七恵&綿矢りさ 山内マリコ&速水健朗 松田青子&藤野可織 村田沙耶香&穂村弘 島田荘司&伊坂幸太郎 恩田陸&辻村深月 岸本佐知子&クラフト・エヴィング商會 角田光代&川村元気 羽田圭介&中村文則 豊崎由美&阿部賢一 古市憲寿&加藤千恵 藤井光&小野正嗣 古川日出男&柴崎友香 西崎憲&米澤穂信 宮田珠己&金沢百枝 深緑野分&岡崎琢磨 長嶋有&和嶋慎治 須賀しのぶ&芦沢央 ジェーン・スー&春日太一 日高トモキチ&宮内悠介 垣根涼介&早見和真 星野智幸&松田青子 小嶋陽太郎&渡辺優 Pippo&古谷田奈月 森絵都&辻堂ゆめ 畑野智美&森見登美彦 東山彰良&小野正嗣 江國香織&島田雅彦 白岩玄&山崎ナオコーラ 中島京子&金井真紀 彩瀬まる&尾崎世界観 天野健太郎&斎藤真理子 朝井リョウ&奥田亜希子 高橋久美子&浅生鴨 今村昌弘&千街晶之 恒川光太郎&真藤順丈 朝比奈あすか&平野啓一郎 本谷有希子&武田砂鉄 はらだ有彩&王谷晶 平松洋子&小川糸 林真理子&川上弘美 -
翻訳と異文化――原作との〈ずれ〉が語るもの
「翻訳は原作の鏡である。ただし特殊な造りの鏡で、原作が属する文化とは異なる文化の装置が一面に嵌め込まれている。原作のなかで、その鏡が映しだしにくい部分は歪められ、変形させられ、ときには鏡面から完全にはじかれて写されなかったりする。この本では、そのさまを、日本語と英語の文学作品にかんして、垣間見ようとした。例えば日本文学にあふれている〈悲しみ〉あるいは〈物悲しさ〉の受け皿が英語にはないらしいこと、〈清々しい絶望感〉という日本人には何となくわかるフレーズが英語に吸収されるためには複雑なパラフレーズをへねばならないこと……」(おわりに)。翻訳は異文化理解の、多分もっとも重要な手段の一つである。しかし翻訳は〈或る文化〉を正確に伝えることができるのか?本書は原作と訳文をていねいに照合しつつ、異文化間の表現の〈ずれ〉を検証してゆく。『テス』における〈手〉、『こころ』に現われる血のイメージからパラグラフや主語の省略まで、翻訳における問題点を具体的に提示する。細部への探究から生まれたユニークな比較文化論の試み。 -
翻訳論の冒険
多くの文学翻訳、翻訳論で知られる第一人者が「翻訳になぜ理論が必要か」を、多くの実例を用いて解説する。翻訳はAIで「できてしまう」時代は、しかし翻訳すべき「内容」とは何か、その「正しさ」とは何かがより深く問われる時代でもある。翻訳の質への問い、翻訳の喜びへと読者をいざなう書。 【主要目次】 はじめに I 翻訳になぜ理論が必要か 01 イントロダクション――翻訳論はなぜ必要か 02 世界にはどんな翻訳論があるのか 03 まず、翻訳を定義してみよう 04 日本の「翻訳」とは何だったのか 05 形か意味か(1)――西欧の逐語訳 06 形か意味か(2)――日本の「逐語訳」 07 そもそも、意味とは何だろう 08 意味を伝える、とは 09 関連性理論とは何か 10 いよいよ、翻訳とは何だろう 11 文学テクストを翻訳するということ 12 さあ、理論の応用に漕ぎ出そう II 翻訳の実例を見る 01 文学翻訳の実践へ――冒険の見取り図 02 翻訳推敲のワークショップ――『たのしい川べ』 03 視点・声・心理劇を翻訳する――『床の下のこびとたち』 04 物語の意味を翻訳する――『ホビット』(1) 05 物語の仕掛けを翻訳する――『ホビット』(2) 06 仕掛け翻訳のバリエーション――スターン、ディケンズ、O・ヘンリー、トールキン、モンゴメリー 07 明治日本の天才たち――福澤諭吉、夏目漱石、森鷗外 08 短編翻訳のポイント――イエイツ、マンスフィールド、デ・ラ・メア、ブラッドベリ、ポー 09 書き換えられた『源氏物語』――ウェイリーとサイデンステッカー 10 言語が変わると物語が変わる――『赤毛のアン』『羅生門』『新聞紙』『コンビニ人間』 11 映像に翻訳する――『ホビット』『チョコレート工場の秘密』『ふしぎの国のアリス』 12 メディア間の翻訳を考える――『ジェイン・エア』から映画、児童書、語学教科書へ あとがき -
本屋百景 独立系書店をめぐりめぐる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読む人、売る人、つくる人――本に恋する人たちが集う独立系書店をめぐる前代未聞の圧巻のルポルタージュ! 進化を続ける知のワンダーランド、その現在地を根掘り葉掘り聞き尽くす「独立系書店」ガイドブックの決定版! 〈収録店舗〉 ・大島渚監督の遺本を膨大に譲り受けた…猫の本棚(神保町) ・オールジャンル猫づくし…Cat‘s Meow Books(世田谷) ・「シェア型+ワーキングスペース」で人と人をつなぐ…100人の本屋さん(世田谷) ・視線と思考の導線まで考え抜かれた棚づくり…本屋Title(荻窪) ・ハシゴを登った屋根裏に文系の隠れ家…ヤンヤン(高円寺) ・筋金入りの図鑑愛好者がおくるまったり空間…図鑑カフェfumikura(練馬) ・絶品豆料理と本をつまみに一杯…本と豆料理 豆千(埼玉) ・一人ひとりに向けてカスタム「選書えほん便」…ちぇすなっと(大阪) ・リノベした京町家に本とカルチャー…誠光社(京都) そのほか、文学、アート、旅、フェミニズムなど、得意分野を追求する個性的なお店、本だけに飽き足らず、カフェやお酒まで極めてしまうお店など……。 大人の秘密基地全102軒を徹底取材! 暮らしのそばにも、出先でふらりと入っても、はたまた旅の目的地にも。 こだわり抜いた棚のなかをさまよって本の世界で迷子になる、そんなあなただけのサードプレイスを見つけよう! 店主たちの個性が光る「ウチの推し本」も全店大公開! -
本読むふたり
待ち合わせの目印は、『ノルウェイの森』だった。 村上春樹、島本理生、森見登美彦、中田永一。 ふたりの間には、いつだって本があった。それなのに……。 2010年代のカルチャーを閉じ込めた、ピュアな恋愛小説。 大学の課題で読んだ村上春樹の短編小説をきっかけに、読書の面白さに気づいたタツヤ。調べるうちに出会ったのが、Twitterの読書アカウントだった。自由で楽しそうに本の感想をつぶやく彼らの中で、タツヤはフミカというアカウントの投稿に心惹かれる。初デートの渋谷。明け方の神保町。抱きしめ合った御茶ノ水――。 わたしたち、出会うはずじゃなかったんだよ。 -
本を愛した彼女と、彼女の本の物語
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。 これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。 -
本を隠すなら本の中に
「いますぐわたしの家から出ていって!」大学時代のルームメイト、パミーが家に転がり込んで二週間、我が物顔で家を占領するだけでなく、トリシアの大事な城であるミステリ専門書店に出て客に迷惑をかけるにいたって、ついに堪忍袋の緒が切れた。ところがトリシアが追い出したその日のうちに、こともあろうに人手不足に悩むカフェの店主でトリシアの姉アンジェリカが、うっかりパミーを雇ってしまったのだ。だがそのパミーが店の裏で殺された……。古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナムで起こる事件を描く、ライトミステリ。本の町の殺人シリーズ第3弾。アガサ賞候補作。 -
ホープ・ネバー・ダイ
新旧米大統領が主役を張るバディ・ミステリ。 トランプ政権下のアメリカ。ホワイトハウスを離れても常に注目の的のオバマ前大統領に対し、バイデン元副大統領は地味で単調な日々を送っていた。かつてはあれほど固い絆で結ばれた「チーム」だったのに、いまや便りのひとつも寄こさずセレブたちと華麗な交流を謳歌するオバマに、不満と嫉妬、そして寂しさを抱くバイデン。そんな彼の前に突如オバマが姿を現す。彼がバイデンの元を訪れたのは、バイデンの親友であり、かつて彼が通勤に利用していた列車の車掌の事故死を知らせるだった。自殺とされたこの死に疑念を抱いたバイデンは独自に調査を始め、やがてオバマとともに、老体に鞭を打ちながらホームズ&ワトソンよろしく真相を追うことに――! 2018年にアメリカで刊行されるや、AmazonUSの月間ベスト、NYタイムズベストセラーリスト入り、さらにgoodreadsの2018年choice awardファイナリストになったスマッシュ・ヒット小説。まさかの新旧大統領が主役を張ってしまった、前代未聞の超痛快バディ・ミステリ! 解説は「解説といえばこの方」、池上彰さん。 (底本 2021年10月発行作品) -
ホーム
20年前、大リーグのニューヨーク・フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。52歳となった今は、マイナーリーグの巡回コーチをしている。ある日藤原は、現役時代のライバルで、大リーグ機構上級副社長であるヘルナンデスの訪問を受けた。東京オリンピックのアメリカ代表監督が亡くなったため、代わりに監督をやってくれないかと打診されたのだ。悩んだ末にその依頼を引き受けた藤原は、戦力補強のため、アメリカと日本の二重国籍を持つ大学生天才スラッガー、芦田をスカウトする。しかし、そこには二つの故郷の狭間で苦しむ若者の姿があった――。元日本人大リーガーが金メダルを目指す! 圧巻のスポーツ小説!! -
ホームズ探偵学序説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰もがあっと驚くホームズの名推理の数々。その裏にはホームズ自身による確固とした理論的な裏づけがあり、それはさながら一つの学問体系をなすものであった。名づけて「探偵学」。ホームズは生前から、自分の探偵学を一冊の本にまとめると公言していたのだが、その本の存在はこれまで誰にも知られていなかった。「ところが、その『探偵学大全』の未発表原稿がついに発見された!」という設定で、生粋のホームズ研究家が、ホームズ推理の全貌を、ホームズの筆を借りて解き明かす。加えて、名作『バスカヴィル家の犬』を、魔犬という汚名を着せられたまま死んでいった犬の視点からつづったパロディも。シャーロッキアンはもちろん、ホームズは名前しか知らないという推理小説ファンも、目からウロコの一書。 -
ホームズと推理小説の時代
舞台はヴィクトリア朝のロンドン、拡大鏡を片手に元軍医のワトソンとともに活躍した鷲のような鋭い目、細身で寡黙な探偵。そう、彼の名前はシャーロック・ホームズ。登場以来時代を超え全世界を魅了し続けてきたのは、なぜか? その疑問をもとに推理小説がどのように誕生し、黄金時代を迎えていったのかをホームズを起点に丹念に辿る。本書はその歴史、基礎知識を交えながら、イギリス、アメリカ、そして日本の推理小説を概観し、正当な評価を与えるべく英文学者、愛好家の視点から考察する。推理小説を愛する多くの読者に捧げる一冊。書き下ろしオリジナル作品。 -
ホームズの生還
ホームズが宿敵モリアーティ教授もろともライヘンバッハの滝壷の底に消えて3年。失意の日々を送るワトスン医師のもとへ一人の老人が訪れた。その老人の正体は、なんと死んだはずのホームズであった! 喜びの再会と同時に、2人の新たな冒険が始まる。ホームズ物傑作短編第3集「シャーロック・ホームズの生還」から「空家の怪事」「ノーウッドの土建屋」「ひとり自転車を走らせる女」「プライアリ学院」「踊り人形」「ブラック・ピーター殺し」「奸賊ミルヴァートン」「六個のナポレオン」「三人の学生」「金縁(きんぶち)の鼻眼鏡」「スリー・クォーターの失踪」「アビ農場の屋敷」「第二のしみ」13編を収録。 -
ホーンテッド・キャンパス【9冊 合本版】 『ホーンテッド・キャンパス』~『ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月』
八神森司は、幽霊が「視えてしまう」体質の大学生。 片想いの美少女こよみのために、いやいやながらオカルト研究会に所属している。 次々もたらされる怪奇現象のお悩みに、 オカルト知識はプロ並の黒沼部長、部長の守り役で屈強な先輩の泉水、そしてアネゴ肌の藍など、 知れば知るほど好きになる登場人物が大活躍! もちろん、森司とこよみの恋の行方も、ゆっくりだけど進展中…? ホラーだけど胸キュン必至の、日常の謎解き系オカルトミステリ! 2016年7月映画化の大人気シリーズ、電子書籍の豪華合本版! 電子書籍オリジナルの描き下ろしカバーもついたファン待望の愛蔵版では、 シリーズのカバーイラストが見られる特典も!! ※本電子書籍は下記の9冊を1冊にまとめた合本版です。 ホーンテッド・キャンパス ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁 ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者 ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月 -
ホーンテッド・ホテル
家業である本屋の廃業を機に、探偵事務所に就職することになった「カメ」こと亀尾駿馬。彼には物を「置き換える」超能力があった。初仕事を何とか解決に導いた駿馬と古屋敷探偵事務所の愉快な面々の元に舞い込んできた新たな事件は、老舗ホテルに現れた「未来からやってきた幽霊」の調査だって!? 新米探偵・駿馬が挑む奇想天外な事件の結末とは――? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
ボイジャーに伝えて
世界の本質を鮮やかに描いた慧眼の作家 駒沢敏器が遺した幻の長編小説が、没後10年を経てついに刊行。 世界の自然音を録音しながら音の向こうの世界を見出そうとする公平と、レコーディングスタジオで働く恭子。 セント・ギガ(実在したラジオ局)に感銘を受けて自然音を採取し録音作品を作り始めた公平は、見えない音の向こう側にある世界を見出そうと日本を旅し、沖縄にたどり着く。その旅路を見守る恭子。2人は、お互いの存在を通してそれぞれ自分自身のあり方について真摯に模索し続けていく。 世界中を巡りながら紀行文を書いてきた駒沢氏の抱えていたテーマや思想が、フィクションという形で展開された作品。 【著者】 駒沢敏器 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『語るに足る、ささやかな人生』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(NTT出版/小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)など。2012年逝去。 -
忘却の河
1995年6月19日、名門高校の教師申明(シェン・ミン)は何者かに殺された。殺害された生徒と恋愛関係にあったのではないかと疑われていた直後のことだった。慕っていた生徒や同僚、そして婚約者の谷秋莎(グー・チウシャー)からも見放されて――。先に起きた女子高校生殺人事件との関係などが疑われたが、結局真相はわからず事件は未解決となった。 時は流れ、2004年。谷秋莎は訪れた小学校で、すらすらと漢詩を暗誦する小学3年生司望)スー・ワン)と出逢う。父が経営する私立学園の良い広告塔になると思ったのだが、次第に司望に執着していく秋莎。ある日、ふたりは廃車のトランクから死体を発見する。それはあの申明の旧友の死体だった。 忘れたはずの因縁が甦り、そして司望にちらつく申明の影。天才小学生は申明の生まれ変わりなのか? いま、輪廻が巡り始める――。 中国のスティーヴン・キングが描く、異色の輪廻転生ミステリ。 -
忘却の河 上下合本版
1995年6月19日、名門高校の教師申明(シェン・ミン)は何者かに殺された。殺害された生徒と恋愛関係にあったのではないかと疑われていた直後のことだった。慕っていた生徒や同僚、そして婚約者の谷秋莎(グー・チウシャー)からも見放されて――。先に起きた女子高校生殺人事件との関係などが疑われたが、結局真相はわからず事件は未解決となった。 時は流れ、2004年。谷秋莎は訪れた小学校で、すらすらと漢詩を暗誦する小学3年生司望)スー・ワン)と出逢う。父が経営する私立学園の良い広告塔になると思ったのだが、次第に司望に執着していく秋莎。ある日、ふたりは廃車のトランクから死体を発見する。それはあの申明の旧友の死体だった。 忘れたはずの因縁が甦り、そして司望にちらつく申明の影。天才小学生は申明の生まれ変わりなのか? いま、輪廻が巡り始める――。 中国のスティーヴン・キングが描く、異色の輪廻転生ミステリ。 -
忘却のパズル
かつて整形外科医だったジェニファーは、現在アルツハイマー病を患っている。そんな彼女に殺人容疑がかけられてしまう。殺されたのはジェニファーの親友である女性で、なぜか死体の右手は4本の指が切断されていた。手を専門としていたジェニファーは重要参考人として事情聴取を受けるが、病気のせいで記憶が曖昧になっており、体調次第では親友のことさえ思い出せない。彼女の記憶や独白、ノートの文章、介護人や子供たちの伝言など、パズルのピースのように断片的な記述が描き出す驚愕の真相とは。記憶を失っていく語り手が紡ぐ衝撃のミステリ!/解説=吉野仁 -
暴虐の痴図
大きなコーヒーの袋に包まれた獲物が、ワゴンの荷台から一つ、また一つと引っぱり出される。四つとも息がある証拠に、もそもそと蠢いている。うち一つは怪我をしているらしく、動きが痛々しく力がない上に、袋にべったりと血が滲んでいた。袋を城門の内側、貧民街の奥へと運び込むのを、パコたちもキャッキャとはしゃぎながら手伝った。(「暴虐の痴図〈前編〉」より) 鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。雑誌「S&Mスナイパー」に掲載された連作短編「暴虐の痴図」(全3回)など、計5本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *暴虐の痴図〈前編〉 *暴虐の痴図〈中編〉 *暴虐の痴図〈後編〉 *二人の男 *鬼になった青年 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
冒険小説論 近代ヒーロー像一〇〇年の変遷
スティーヴンスン『宝島』から始まり『水滸伝』を経由して滝沢馬琴『南総里見八犬伝』、そして戦後――英雄なき時代の先に繚乱する冒険小説のオデッセイアへ。洋の東西さえ越えて、著者は膨大な小説と文献を文字通り縦横無尽に渉猟する。ただ一心に、面白い小説を追い求めて。百年の文学史のなかで切り開かれた豊饒なる小説世界、その山嶺を闊達な筆致で踏破する一大評論。大衆文学研究に里程標を刻み、第四十七回日本推理作家協会賞を受賞した名著。この一冊をして、文学史に「冒険小説」は永遠に刻まれる。/【目次】1/近代ヒーローの誕生/ドイルと騎士道小説/大観光時代/荒野に立つヒーロー/ハックルベリーの旅/西部辺境の男たち/十九世紀イギリス補遺/芥溜(ごみため)のパリ/デュマの剣豪小説/科学の冒険/愛国主義者ルパン/『紅はこべ』と『スカラムーシュ』/騎士道の消滅/スパイ・ヒーロー、登場/不安と疑惑の時代/クリスティーの冒険/ジョン・カーターとターザン/無人島の少年たち/海の男ホーンブロワー/マクリーンの戦後/イギリス海洋小説補遺/不信のヒーロー/フランスのスパイ活劇/ジョバンニと暗黒小説/スピレインの亡霊/自警団ヒーロー、ボラン/スペンサーの饒舌/悪党パーカーの栄光/ライアルの場合/七〇年代の壁/現代の秘境/キャリスンとカイル/ヒギンズの陥穽/工作員の冒険/謀略小説の時代/ラドラムとカッスラー/フランシスの復活/2/『水滸伝』の世界/ふたつの『水滸伝』/3/『南総里見八犬伝』の世界/政治小説の時代/黒岩涙香の翻案小説/巖谷小波の少年小説/武侠の冒険/立川文庫と講談/「新講談」の時代/「少年倶楽部」の時代/高垣眸の海/密林のヒーロー/軍事冒険小説の行方/日本伝奇小説の系譜/国枝史郎と講談/伝奇小説の黄金時代/昭和十年代の壁/『宮本武蔵』への道/『赤い影法師』の衝撃/講談『柳生武芸帳』/風太郎忍法帖におけるロマネスク/伝奇小説の伝統/隆慶一郎が残したもの/ヒーローの善意/机龍之助の皮肉/丹下左膳の場合/長谷川伸と流れ者ヒーロー/眠狂四郎の剣/海のロマン/大藪春彦の意味/八〇年代のオデッセイア/夢枕獏の彼方/あとがき/文庫本のためのあとがき/解説=霜月蒼/人名一覧/書名・作品名一覧 -
冒険の日々(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 昭和40年代、子供たちにとって遊ぶことがすべてだった時代の胸躍る冒険の日々―こっそり忍び込んだ空き家で見つけた藁人形が騒動を引き起こす「座敷童子の夏」。河童を生け捕りにしようと底なし沼にボートを漕ぎ出す「河童沼」。廃坑になった洞窟を探検しているうちに不気味な寒村に迷い込んでしまった「山姥の里」ほか、自然の中で生きる人間の逞しさを描いて直木賞を受賞した著者の原点ともいえる郷愁あふれる連作集。 -
亡国の戦闘艦<マローダー>を撃破せよ!
新生オレゴン号、堂々出航。 荒波を越えて謀略の大海へ! カブリーヨと仲間たちの新たなる闘い。 対するはプラズマ砲装備のハイテク三胴船(トリマラン)! マラッカ海峡で、インド人テロリストの一 派によってクウェートの石油タンカーが攻 撃を受ける。一方、メルボルンでは会議に 訪れたアメリカ人上院議員の家族を狙った テロ攻撃が企てられる。ふたつの事件にい ち早く介入し早期の解決に導いたのは、フ ァン・カブリーヨ船長率いる、生まれ変わ った新生オレゴン号のメンバーだった。勝 利の余韻に浸る間もなく、新たな救難信号 を受信したオレゴン号は、寄港地のバリを 出てオーストラリア北西のティモール海に 駆けつける。そこで目にしたものとは……。 -
亡国の東京オリンピック
――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ! 世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。 天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。 新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。 「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか! 目次 まえがき 第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか ・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想 第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する ・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想 第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか ・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・“ぼったくり男爵”バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信 第4章 結局「国策」の正体は何だったのか ・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側 第5章 利権の宴が終わったあと ・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題 あとがき -
亡国のハントレス
第二次大戦後、激動の時代に消えた殺人者 “ザ・ハントレス”の正体とは―― 「戦場のアリス」(「本の雑誌が選ぶ2019年度文庫ベストテン」第1位/本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2020』)著者が放つ全米ベストセラー! 第二次大戦のさなか、ドイツ占領下のポーランドに“ザ・ハントレス”と呼ばれた殺人者がいた。 森で人を狩り、子供や兵士を殺した冷酷な親衛隊将校の愛人。 その女に弟の命を奪われた元従軍記者の英国人イアンはナチハンターとして行方を捜し、1950年春、手がかりを追って大西洋を渡る――。 一方、米国ボストンでは、17歳の娘ジョーダンが父親の再婚相手に不審を抱き……。 壮大な歴史ミステリー -
亡国の鉤十字(ハーケンクロイツ)
ロマノフ王朝の最後の秘宝が アドルフ・ヒトラーを終わらせる 一九四一年十二月、ヒトラーとムッソリーニ--ふたりの独裁者を狙った暗殺計画が発動。その混乱に乗じて、トリスタンはヒトラーが肌身離さず身に着けていた古代アーリア人の秘宝<スワスティカ>の奪取に成功。ヴェネツィアの【潟@ルビ:ラグーナ】に沈めた。ヨーロッパに地獄絵図を描く男が、その加護を失う日がついに訪れたのだ。 だが、一つ目のスワスティカはいまだドイツにある。ヨーロッパ大陸も依然としてナチスの制圧下に置かれままだ。何千何万というユダヤ人の血が流れ、ナチス・ドイツによる野蛮なユダヤ人絶滅政策は人類史上類を見ない悪魔の所業と化している。二つ目のスワスティカの力を得たイギリスが侵略の危機を脱した一方で、ソ連は@ドイツ国防軍【ヴェアマハト】から猛攻を受け、劣勢に立たされていた。 四つ目のスワスティカが戦局の行方を決めることは明らかだ。その行方を追うトリスタンはパリの市街地地下に蜘蛛の巣を張り巡らすように広がる採石場で、手がかりを【掴@正字】む。第四の秘宝はかつてロシアに君臨した【皇帝@ルビ:ツァーリ】に代々受け継がれていた。だが、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ二世が国外に隠し場所を移したため、帝政ロシアは崩壊し、スワスティカの行方も失われてしまっていた……。 古代アーリア人の叡智が秘められし四つのスワスティカをかけて、第二次世界大戦の舞台裏で繰り広げられる聖遺物争奪戦はいよいよ最終局面を迎える。 世界大戦の命運を握るロマノフ王朝最後の秘宝――、その存在を巡り英独米の争奪戦が始まる!!