今回は、久々のフィクション!!はまって一気に読み通した本だ。これはかなりお勧め。
志摩峻著「マネーロンダリングビジネス」ダイヤモンド社(2009)
赤字の海外子会社に赴いた損保マンが、不透明なカネの流れを追う中で段々と描き出されてくる構図。東京とアメリカ(テキサス)が舞台になり、大手損害保険
...続きを読む会社とアメリカ現地法人子会社とのやりとりを描きながら、リアリティを損なわない経済小説として完璧なストーリーだった!!個人的にすごく気になったのは、離婚した主人公の彼女だ。すごく知り合いと同じ共通点が多かったので。という個人的な興味も持ちつつ、一気に読ませるこのストーリーの構成力に乾杯!
個人的には、あまりフィクションは好まないのだけれど、今自分が担当しているヨーロッパの会社がまさにこの本と同じキャプティブ会社(再保険会社)。運営ノウハウとか持ってないのでキャプティブの勉強をしなくてはと実務書を最近あさり読みしていた所。ちょっと疲れたので頭の凝りをほぐそうと読んだら、これが当たった!!当たりのフィクションに出会うとなんだかワクワクするな。
でも、実務面の海外財務ってかなりシビアで難しい。今回も自分の知識が乏しいので、スイスから人読んでいろいろ勉強させてもらっちゃったし。特にキャプティブはかなり複雑だわ。