志摩峻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は、久々のフィクション!!はまって一気に読み通した本だ。これはかなりお勧め。
志摩峻著「マネーロンダリングビジネス」ダイヤモンド社(2009)
赤字の海外子会社に赴いた損保マンが、不透明なカネの流れを追う中で段々と描き出されてくる構図。東京とアメリカ(テキサス)が舞台になり、大手損害保険会社とアメリカ現地法人子会社とのやりとりを描きながら、リアリティを損なわない経済小説として完璧なストーリーだった!!個人的にすごく気になったのは、離婚した主人公の彼女だ。すごく知り合いと同じ共通点が多かったので。という個人的な興味も持ちつつ、一気に読ませるこのストーリーの構成力に乾杯!
個人的に -
Posted by ブクログ
保険を使ったマネロン小説。登場人物の描写が皆、ステレオタイプではあるが、損害保険業界に長年勤めてきたという著者ならではのディテールがよい。(あらすじ)買収した米国損害保険会社TCIの赤字に悩む中央火災海上保険は、滝田を調査のため米国に派遣する。滝田はTCIの業績を調べてゆくうちに、バミューダにあるキャプティブを介した保険契約が怪しいことに気づく。麻薬売買などの噂もあるD&S社から、保険料として巨額の入金がされているが、そのほとんどが再保険のため、バミューダに出されていた。これが、D&S社の裏ビジネスの収益をタックス・ヘイブンに隠すための仕組みであることを暴こうとする滝田に殺し屋