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Posted by ブクログ 2021年05月08日
読書開始日:3月22日
読書終了日:4月2日
所感
書き終えた所感が消えてフレッシュさを失ったかもしれないが、再度書く。
仕事で忙しかったこともあるがとにかく読み進めるのが難しかった。
理解できない、わからない、掴みどころがない、この感覚のまま進み始めた。
後半部になって、自分も少し感じたことがある...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月01日
ものごとの境界がよく曖昧になる川上ワールドだが、この作品の前半では家族の境界が曖昧になる様が描かれる。生ぬるい粘液に包まれるような、疎ましくも逃れ難い絆。母から娘への生物的な、そして生活的な愛着…礼は逃げ出したかったのだろうか?父親として疎外感を感じていたのだろうか。
出産~子育て、旅行の描写等は実...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月11日
わたしには、強烈な本でした。京は、失踪した夫、礼をずっと追い求めています。いつまで引きずっているの、気持ちはわかるけどいい加減・・と言いたくなる。
歩いていると、ついてくるものがあった。これはついてくるものとのお話。京の心の葛藤、立ち直るまでの心模様。
きっと、真鶴は女との修羅場だった場所でしょう。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月10日
歩いていると、ついてくるものがあった。から始まるこの小説は、「ついてくるもの」を書いた小説です。
「ついてくるもの」は主人公の分身のようでもあり、幽霊のようでもあり、突然いなくなった夫の不倫相手を感じさせるようなものでもありますが、そのどれでもないようなところもあり、結局のところなんだったのかと言わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月07日
とても好きな空気の作品です。
ずっと、膜がかかっているような隔たりがあるのですが、でもどこか体の芯に染み渡ってくるような、不思議な感触。
夫の礼が失踪して、母親と娘の百と暮らす京。度々訪れる真鶴での、彼岸のような時間。ひりひりしたものどろどろとしたものも描かれるのですが、全ては京から離れていきます。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月22日
「女」が溢れてる作品。女性は「海」そのものだ。流されていく「女」の宿命を背負った主人公が「男」を追って海辺の街「真鶴」に通うようになる。「男」は男性でありながら、海と同化し、曖昧模糊な「何か」として描かれている。鋳型に嵌められた性、そして生をも悠々と超えてくる作品。女/男 生/死 といった二項対立...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月19日
読み始めて、あれ…これは苦手なタイプの作品かも…
と、時間をかけて読むことになってしまった。
しかし、後半からは、一気に引き込まれた。
それまで皮膜のむこうの世界を、ぼんやり
眺めているような読書時間だったのが、
皮膜をやぶり、一気に核心に迫るような。
誰かを想うこと、失いそうになること、
失っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月21日
夢と現実と過去と妄想を頻回に行き来しているのと、主人公の話し方が独特なので、やや読みにくいかもしれません。が、途中からは主人公と青磁の関係や、礼のゆくえ、「女」の正体に惹かれて何だかんだ最後まで読めました。好みの分かれる作品だと思いますし、中だるみするところが何ヶ所かあります。
タイトルにもあるけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月29日
あなたにとって、思い入れのある場所はどこでしょうか?
世界には数多の観光地があります。例え仕事をやめて一生そんな観光地巡りをしたとしてもその全てに行き尽くすことなどできません。もちろん、観光地といっても幅があります。例えば、それを世界遺産だけと限れば行き尽くすこともできるかもしれません。しかし、そ...続きを読む
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