静月遠火の作品一覧

「静月遠火」の「R&R」「何かの家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 何かの家
    3.5
    1巻825円 (税込)
     その家には約束事がある。それは“決して一人で入ってはいけない”ということ――。  大学生の冬馬が夏休みに実家に帰省すると、父親から民俗学を学ぶ学生・雪穂のフィールドワークのためにある場所への案内役を頼まれる。そこは例の約束事がある家だった。目的地に向かう道中、雪穂は不思議な話をする。曰く、例の家には必ず誰か一人が囚われて、次の人が来ない限り永遠に出られなくなってしまう、というもので……。  ――これは、家にまつわるひと夏の物語。
  • パララバ ―Parallel lovers―
    3.7
    1巻605円 (税込)
    遠野綾は高校二年生。平凡な日々を送る彼女の一番の幸せは、部活を通して知り合った他校の男子生徒、村瀬一哉と毎日電話で話すことだった。何度も電話をするうちに、互いを友人以上の存在として意識し始めた二人だったが、夏休みの終わりに一哉は事故死してしまう。本来であれば、二人の物語はそれで終わったはずだった。 しかし一哉の通夜の晩、綾のもとに一本の電話がかかる。電話の主は死んだはずの一哉。そして戸惑う彼女にその声は告げた。死んだのはお前の方ではないのかと……。 二人が行き着く真実とは!? 出会えぬ二人の運命は!? 携帯電話が繋ぐパラレル・ラブストーリー。切なさともどかしさが堪らない、第15回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
  • R&R

    R&R

    4.3
    1巻649円 (税込)
    ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久々に学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたはずの5月6日だった。以来、千瀬は5月6日を繰り返すことに……。しかも、5月6日がリピートしていることに気づいているのは千瀬だけ。ほかの人たちはなにも知らず同じ日を過ごしていた。なかば自棄になりながら、何度目かもわからない今日を過ごしてた時、千瀬は新海百音に出会う。たまたま千瀬の話を聞いてくれた百音を頼りに、千瀬はこの奇怪な現象から抜け出そうとするが、百音もまた今日がリピートしていることを知らずに5月6日を繰り返していて……。
  • 真夏の日の夢
    -
    1巻704円 (税込)
    演劇サークルの活動費を捻出するため、心理学部の教授が行う奇妙な実験に参加した大学サークルのメンバーたち。外界との接触を遮断されて、一ヶ月間、ひとつ屋根の下で過ごすことになった彼らは、「お風呂が狭い」、「部屋の壁が薄い」、「外の空気を吸いたい」と文句を言いながらも、文化祭前夜のような日々を、それなりに楽しみながら過ごしていた。しかし実験開始から6日目、サークルのアイドル的存在の雪姫が、忽然と姿を消した。これをきっかけに、メンバーたちの微妙な人間関係が表面化し始め、やがてこの実験の裏に隠された事実が……。
  • ボクらのキセキ
    -
    1巻748円 (税込)
    「僕はもうすぐ君の彼氏になる男……でも僕たちは付き合ってはダメだ。なぜなら僕たちは、いつか人を殺すから……」 それはただのいたずら電話のはずだった。だけど僕らは出会い、そして僕は彼女に一目惚れをして……。
  • Black Robinia
    -
    1巻638円 (税込)
    なぜ俺達は、訣別してしまったのか。忘れたくても忘れ得なかった、幸せで忌まわしい高校時代の思い出が、今あざやかに蘇る! ゲーム本編では語られない、コミックスオリジナルストーリー!

ユーザーレビュー

  • パララバ ―Parallel lovers―

    Posted by ブクログ

    彼が死んだこちらの世界。私が死んだあちらの世界。ふたつの世界を繋ぐ携帯電話。死の真相を探るふたり。
    「会えないふたり」という王道の状況設定が、パラレルワールドを用いて功を為し、切なさをつのらせる。
    謎解きのサスペンスも効いた青春物語の秀作。

    0
    2023年08月31日
  • R&R

    Posted by ブクログ

    書店でパステルカラーのカバーに一目惚れして購入しました。
    中身は一日を繰り替えすループ物。途中の感想は主人公 廻谷千瀬くんの記憶力に素直に凄いな…と思いました。イヤでも覚えてしまう程ループしたんだろうな、と
    ラストはまぁ予定調和といいますか、ご都合主義のような気もしますが私は好きな終わり方でした。
    なにより主人公の二人の名前が可愛いなーと。由来を聞いてうーんと思いましたが…謎解きのヒントになってますし連想させる名前じゃないとね 個人的にはもう一人の名前の方が好きです

    0
    2013年04月24日
  • パララバ ―Parallel lovers―

    Posted by ブクログ

    すごく良い話だなと思いました。あちこち出てくる伏線もちゃんと回収してるし、何よりラストの切なさがたまらないです。自分は、かずやって本当にいるのかなーとか、いるんだとしたらこの場面ではどんな気持ちなんだろうなど想像を膨らませながら読んでました。個人的にはかずや視点での話も読んでみたいな!

    0
    2013年01月13日
  • R&R

    Posted by ブクログ

    同じ日を何度もめぐる主人公の名前が廻谷。
    協力してくれるヒロインとは繰り返しの今日で出会うから、次回の今日にはまたはじめましてから。
    廻谷くん強い。
    彼からの手紙には涙腺崩壊ものだったのに。
    良い結末だったが、涙を返してくれ。

    0
    2012年12月05日
  • R&R

    Posted by ブクログ

    オチがぁ……ちょっと微妙だが、その直前までは素晴らしかったです。  
    同じ日を永遠とループして、自分一人だけが記憶を保持していて、毎回が初対面の人と、ループ脱出のために力を合わせる。でも彼女はその記憶を保持することは出来ない……。  
    無限ループに入った人間の、葛藤とか遣る瀬無い気持ちとかノイローゼになりそうな感じとか、孤独感とか途方も無い感じとか絶望感とか、よく書けていたと思う。  しかも視点がその協力者だっていうのがまた、いつもとは違った感覚で良かった。    
    ただまぁオチがちょっと……台無し感がひどいです。  
    オチを除けばとっても良い作品です。

    0
    2012年11月16日

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