あらすじ
演劇サークルの活動費を捻出するため、心理学部の教授が行う奇妙な実験に参加した大学サークルのメンバーたち。外界との接触を遮断されて、一ヶ月間、ひとつ屋根の下で過ごすことになった彼らは、「お風呂が狭い」、「部屋の壁が薄い」、「外の空気を吸いたい」と文句を言いながらも、文化祭前夜のような日々を、それなりに楽しみながら過ごしていた。しかし実験開始から6日目、サークルのアイドル的存在の雪姫が、忽然と姿を消した。これをきっかけに、メンバーたちの微妙な人間関係が表面化し始め、やがてこの実験の裏に隠された事実が……。
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Posted by ブクログ
倒壊寸前の8坪の家に7人の男女が軟禁状態で過ごすことに。半分過ぎても事件は起こらず、???となったが…動きがあった後は捻りに捻りまくった展開。ミスリードに面白いほど振り回されていたことに気づく。しかも最後の謎解きまで油断ならない。これはスゴイ!!
Posted by ブクログ
年代的にもどストライクではまってしまいました(^o^;
うる星、エヴァ、北斗な世代には読んで欲しいなぁー
世代がはまってるのに、作者の思い通りに罠に引っ掛かってしまい、後半はアレ?えぇ!はぁ?な連続で、しーっかりと騙されました
色んな事が起こるので飽きさせないし、ライトノベル的なミステリィでサクサク読めるのでお勧めです(^^)
この作者の他の作品も読んでみよーと思える一冊でした
Posted by ブクログ
これは良い!読んでいる途中の期待値を遥かに上回ってくれる。
序盤は勘ぐりすぎず、ちょっと退屈かなと思いつつさらっと読むのが正しいのかも。
ここ覚えとけよ〜とばかりの伏線の張り方はどうせ大した回収されないので好みでないのだけど、この本においては全てが意味をもったミスリードやヒントで謎解きの際は何度も見返しながら楽しめました。
特に1人の登場人物に関するどんでん返し?では、自分の想像していた世界が揺らぎまくる程衝撃を受けた…笑った
読後は爽やかな雰囲気を出しつつじっとりと不安で嫌な感じ、まさに真夏の夢の様です。
Posted by ブクログ
すごい話です。なんかもう、すごいしか出てこないけど、すごい。男女逆転には最後まで気づけなかった・・・!龍之介先輩がかわいくて大変です。レイには噴いたwww なんやかんやでいちばん怖いのはこいつなのかぁ、と表紙絵を見ながら呆然とした思い出。もう一回読み直してみたいな。
Posted by ブクログ
前半は、学生たちの青春小説風で、
いつの間にか事件が起こってバタバタと。
細かいところで巧妙にすかしてくる。
みんなに配ったものが
原因だろうと思っていたけど、
金額がそれほどでもなかったり、
レイのミスリードだったり。
※結構最後の方まで小柄で無口の方と騙されてました
先輩も、だいぶ後半までわからなかった。
普通のミステリーなら、
アパートの平面図を載せるところを
あえて載せなかったり
作者も苦労したと思います。
面白かったけど、星5までではないかな。
でも、人にお勧めはできるので
興味があるかたは是非
Posted by ブクログ
これは上手い。前半のんびり大学生の青春モノっぽいのが、事件が起きた途端に怒濤の展開。でもきちんと伏線は前半からちりばめてたのか!と、久しぶりに解決編読みながらテンション上がりました。ドンデン返しがばっちり決まってましたね!
矮小住宅かつボロ家に学生7人、外へ出てはいけない心理学の実験なんて、「新本格」的なノリが好きな人にはたまらない設定ですね(笑)
Posted by ブクログ
一ヶ月の間、建物から一歩も出ない、という心理学部の実験に参加する事になった演劇サークルのメンバーたち。しかし、6日目にメンバーの一人が忽然と姿を消して……。
前半のスローテンポでお気楽な雰囲気がメンバーの失踪事件以降は一転、謎が謎を呼ぶ展開に一気に物語に引き込まれる。
終盤の怒涛のごとき伏線回収、ドンデン返しの連続もお見事。
Posted by ブクログ
ライトな文体でサクサク読み進められた
仮想宇宙船での治験という設定は面白かったが、読み終わってみたらあまり効いてなかったかな
Wの性別誤認トリック、探偵役が犯人、小ネタが直接的な大ヒント
ギミックの数と規模は足りてるけどなんせ文章が軽い
真相を明かされてもふーんで終わってしまった
綾波レイと北斗の拳レイ いいね
龍之介 うーむ
Posted by ブクログ
とても読みやすかったです。
事前情報収集なしで読み始めたので序盤はこれ苦手なやつかもと思いましたが、中盤からはあ、これ好きなやつだとなりました笑
1つのトリックには気づけましたが、まさかもう一つトリックがあったとは笑
Posted by ブクログ
僕にとって龍之介先輩がどのくらい大切な存在かなんて、説明する必要はない。
「警察が来る前でしたら、僕もいくらでも協力しました。ですが手遅れです。それに、もう秋公演は中止が決定しましたから、あなたが逮捕されようがどうしようが、もう関係がない」
(P.270)