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4.7天才修復士(※ただし変人)のお世話係になりました!? 神の力を無効化する〈堕天使〉と忌み嫌われ、所属する聖庁のあらゆる部署をたらい回されてきた新米神技官のエリスが次に配属されたのは、変人の巣窟と噂の窓際部署・聖櫃修復室。そこでエリスは、癒しの手をもつ天才的な聖櫃修復士だが、聖櫃馬鹿で人を人とも思わないドS変人のカルヴァンと組まされるはめになり…!? 神の力の容れ物“聖櫃”をめぐるゴシック×ラブ×ファンタジー!!
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3.3【おまけミニ小説つき!!】18世紀、ロシア――。ピョートル大帝一家は宮廷の中心にいた。欧州の貴族には田舎者と馬鹿にされることもあるけれど、ロシア宮廷では誰もが自分たちに道を開け、頭を垂れる。大公女アンナは、ただただ幸せな毎日を謳歌していた。だがある日突然、アンナは美貌の青年貴族と婚約することになる。それが、歴史を揺るがす、大事件へと発展していくとも知らずに…!! 2013年度ロマン大賞受賞作!!
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3.0王立探偵は、王家の利益を図り不始末を揉み消す、王家お抱えの探偵。たとえ逃したペットの捜索でも、愛人との別れ話でも……。その仕事のひとつに、呪いとも言える不思議な力を持ち≪過ちの魔物≫と呼ばれる物具を調査することがある。紫ずくめのインチキ魔術師のような恰好をした王立探偵シオンは、助手の少女ラナと共に、血の涙を流す肖像画を調べるため地方の伯爵家に向かったが?
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4.2没落貴族の娘ダリアードは16歳の春、爵位と引き替えに元敵国であるツェブ合衆国の大富豪と結婚することとなった。相手の名前も知らないまま赴いた先で待っていたのは、眼光鋭いカタブツ警部、マーク・コリンズ。ダリアードは彼に激しく「運命」を感じてしまって。恋愛とかときめきなんて自分には一生無縁と思っていたダリアードの人生は一転、カーニバルみたいに色とりどりになるのだが!?
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3.81~2巻572円 (税込)コバルト読者なら誰もが知る名作シリーズに、書き下ろし最新作が登場! 『龍と魔法使い』(榎木洋子)、『レヴィローズの指輪』(高遠砂夜)、『東京S黄尾探偵団』(響野夏菜)、『女神さまのお気の向くまま』(前田珠子)の新作が読める!【目次】龍と魔法使い 龍の夢の花(榎木洋子)/レヴィローズの指輪 水の伯爵からの招待状(高遠砂夜)/東京S黄尾探偵団 夏休みだョ、全員集合!(響野夏菜)/女神さまのお気の向くまま 宴の前(前田珠子)
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4.3少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が夢の競演! 現代を舞台に描く、とある姉弟の「ジャパネスク」的な大事件、幼い吉野君とのエピソード、十年後の瑠璃姫・高彬夫妻の物語、由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、ジャパネスクファンが楽しめるトリビュー作品をこの一冊に! 山内直美のコミックエッセイ、後藤星による「名場面(シーン)」も収録。 【目次】じゃぱねすく六区 ~うちのコバルト男子の弟が~(我鳥彩子)/み吉野に 春は来にけり(後白河安寿)/女郎花の宮(岡本千紘)/ジャパネスク・ネオ! 永遠の姫君たち(松田志乃ぶ)/氷室さんとの思ひ出(山内直美)/あの名シーンを描いてみました!(後藤 星)
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3.6結末を求め人を取り込む“未完の本(ウィルブック)”とは――!? 自分探し真っ只中、村娘のエステルは、追い詰められていた。その心の隙に、美しい青年の姿を取ったウィルブックの影が――!? 彼が主人公の未完の物語を完結させるべく、エステルは狙われたのだ。その危機を救うのは、美しくも哀しげな瞳をした来訪者ベルナール。またの名をウィルブック・ハンター。悲しみの過去を越え、そして……初めての恋を知る。未完の本が動き出す、旅立ちの物語!
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4.3【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】1巻は発売後即重版!! 男装陰陽師少女の平安妖コメディ! 男と偽り、陰陽師として出仕した真澄。真澄の正体を知りながら、彼女のために秘密を守っている玲雅(あきらまさ)。麗景殿で起きた怪異を調べるため後宮に向かった真澄は、見知らぬ少女に言い寄られてしまい…!? お家存続のため男と偽って陰陽師として出仕することになった真澄は、先輩陰陽師・玲雅の華麗な技に魅せられ、弟子入りを決意する。傲慢で人使いの荒い玲雅に、いきなりしごかれる真澄。二人は、後宮に現れる物の怪退治に臨んだが、間一髪で取り逃がしてしまう。男女の逢瀬の場にしか現れない物の怪を罠にかけるため、真澄は「女装」して、玲雅と一夜を過ごすはめに…!? 2011年度ロマン大賞受賞作!!
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4.0田舎の若者ラッドは、恋人である領主の娘アーシャに釣り合う男になるため旅に出た。都会で一旗揚げて、故郷に錦を飾って結婚の許可をもらうのだ! ところが観光都市エルドにつくなり初対面の少女から「あなた、私と駆け落ちしてくれない!?」なんて迫られて、あれよあれよと大騒動に巻き込まれてしまい!? 大人気『贅沢な身の上』シリーズのコンビが贈る、わらしべ長者的ハッピーコメディ!
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3.5平凡な高校生活を送る少女・羽月には、友人にも言えない秘密があった。幼い頃から身にまとっていた<香り>が強く立ちのぼる時、右手が銀色に変わること。そして、母の命令でいつも自分に影のように付き従ってくれる兄の塔埜が好きなこと――。だが、同じように<香り>をまとう青年・由和と出会って羽月の日常は一変する。彼は、特殊な能力で暗殺を行う闇の一族の人間だというのだが…!? ※あとがきは収録されていません。
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-湾岸に覇を競う二大暴走族<獄狼(ヘルハウンド)>と<毒眼竜>。<毒眼竜>の総長・筧将宗は、ある日見かけた激美形の少女に心を奪われる。少女の名は九藤春香。皮肉にも<獄狼>のマスコットだった。だが彼女は、ただの「お人形」ではなかった。封印された彼女の過去をめぐって戦いの火種が仕掛けられ、湾岸の夜に嵐の予感が吹き荒れる。男たちの熱い戦闘に春香の眠っていた牙もまた目を覚まそうとしていた…。※あとがきは収録されていません。
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4.2ある日突然ママが死に、十六歳なのに喪主にされ、チチオヤに引き取られて名字が変わり、おまけにカレシは世界放浪中。高二になったばかりの鈴木真奈子(旧姓羊野)にとっては踏んだり蹴ったりの春なのに、そのうえ、よりによって、とんでもない疫病神(せんせい)が現れた! 素行調査に愛人疑惑、おまけに抜き打ちの小テストetc.etc. 担任で×××な「ヤツ」と過ごす高校生活の明日はどっちだ――!? ※あとがきは収録されていません。
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4.0ダードリア――それは人々の願いを叶える樹。草原の国の三つの部族、紅樹族・青樹族・黄樹族はそれぞれの樹を守って暮らしていた。だが、ある日、紅樹族の長の娘・朱夏のもとに黄樹から急便が届く。黄のダードリアが枯れかけているというのだ。前代未聞の出来事に、朱夏は幼なじみの青樹と原因究明に乗り出すが、今度は突然黄樹が砂漠に姿を消す。次々と訪れる凶兆に朱夏と青樹は戸惑うが…。※あとがきは収録されていません。
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4.5世界カウス=ルーの界座領公女・透緒呼は、その民の証である叉幻月の<銀聖色>を持たない。空牙の日に生まれた透緒呼は黒髪に紫の瞳……。そのためか、母大陸から離れた小島・偃月島での暮らしも長い。ある時、透緒呼は、叔父・蒼主の治める清和月宮に呼び出される。そこには招待状が届いていた。それは、魔物<陽使>に占領された八騎城からのもの。なぜか透緒呼を誘う招待状だった。 ※あとがきは収録されていません。
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3.5亡国の王子ラエルは、秘宝≪創世の石(ローデリオン)≫を盗んだ天才調香師と言われるエォンを追っていた。しかし追いついたと思った矢先、エォンは賊に斬られてしまった! ところが暫くすると、目を覚まし傷も治っている。エォンは不死身で、連れの少女レクィエは宝石しか食べられない特異体質なのだという。そして、レクィエはラエルに「私を連れて逃げて」と迫り――!? 2009年度ロマン大賞受賞作!
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3.2コンパニオン・ドラゴンを使役し、国の中枢を担う上級魔法士。ウィーは、ドラゴン乗り(上級魔法士)になる夢を抱いて王立魔法士アカデミーに補欠入学した魔法士候補生だ。だが、入学早々出会った『運命の相棒』は、口も態度も最悪のはずれ者ドラゴン、ルドヴィッグ。傲慢なルドヴィッグに振り回され早くも落第の危機に瀕したウィーだったが、偶然、封印された闇の魔法を巡る事件に巻き込まれてしまい!?
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3.8橘花学園第一寮。山の上にあるそこは、個性的な寮生たちが思い思いの、しかし規律を守った規則正しい学生生活を営む場所。三沢寿々花は高校入学とともに、寮の一員となる。同世代だけの生活という新たな環境に不安を覚えつつ、新入生を集めての入寮ガイダンスが始まる。そんな中、堂々と遅刻してやってきたのが寿々花のルームメイト・小鳥遊初音だった――。
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4.1霧の街・オスタス。人間族の少年、リッツ・スミスは理由あって「マルタ・サギー名探偵事務所」の助手となる。ズボラで頼りない所長のマルタに不安を覚えるリッツ。しかし、マルタにはとんでもない秘密があった――
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4.0彼の名前はマルタ・サギー。本当は少し違うけれど、オスタスに来てからはそう呼ばれている。職業は『名探偵』。けれど推理はしないし、できない。マルタにあるのは“事件を強制的に終結”させる力だけ。彼がその力を行使すると“世界の法則さえ捻じ曲げて事態が解決”してしまうのだ。「だってどんな世界でも働かなきゃ、生きていけないし。僕にできるのは『名探偵』だけだし」完璧な探偵であり、同時にまったく探偵でないマルタ・サギーは、如何にして『名探偵』になったのか? 彼の“秘匿されている”過去が、そして宿命の好敵手、怪盗ドクトル・バーチとの出会いの顛末が、今初めて明らかになる! マルタは、へらりと笑う。「不安なのは、どこでだって一緒だ。だから新しい世界で、僕はどんな僕になろうか考えたのさ」
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3.7本土、紅海(ホンハイ)の港近く。外国人居留地で催された夜会に、婦人客の宝石を狙う盗賊団が押し入った。叫び声と銃声の響く中、あやしい男と出くわしたマクシミリアンは、気まぐれから男の拳銃を預かったのだが…(「石榴石(ざくろいし」)。底知れぬ闇を抱えながら白龍(バイロン)を統(す)べるマクシミリアンと、彼とともにあることを選んだ花路(ホワルー)の頭(トウ)・飛(フェイ)。ふたりが出会う以前から現在までを4つの物語で綴ったスペシャル外伝集!
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4.0暑気に灼(や)かれる四龍島(スーロンとう)の夏。白龍(バイロン)屋敷で一緒に暮らしはじめた飛(フェイ)とマクシミリアンだったが、色街・花路(ホワルー)の束ね役で忙しい飛はなかなか屋敷に居着かず、それが不満なマクシミリアンは、飛に黙って夏の祭礼が近づく南里(なんり)に旅立つ。後を追いかける飛だったが、ふたりを待ち受けていたのは、気鬱(きうつ)にふさぐ南里主人の夏燐(シアリン)と、材木商を狙った連続火付け騒ぎだった。
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3.6仕事を失った青年の願いを叶えるべく、彼を訪ねてきた猫。かつて飼っていた猫に会えるという噂のある、ちょっと不思議なホテル。猫飼い放題の町で出会った彼と彼女の恋。猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情にまつわる出来事。死後に猫となり、妻に飼われることになった男――。人気作家が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。全五編を収録。 【目次】ハケン飯友 椹野道流/白い花のホテル 谷 瑞恵/猫町クロニクル 真堂 樹/縁切りにゃんこの縁結び 梨沙/神さまはそない優しない 一穂ミチ
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4.6【コバルト文庫の人気No.1中華後宮ファンタジーのコミカライズ合本版!】後宮を舞台に繰り広げられるラブストーリー! 後宮に入るため育てられてきた名家の娘・翠蝶だったが、なぜか主上の弟・氷希に嫁ぐことに。それでも後宮入りを諦めきれない翠蝶に夫の氷希は、ある賭けを持ちかけ…!? 原作のはるおか先生による特別書き下ろしショートストーリーも収録し、読み応えがアップした第一巻! ※このコミックスは電子分冊版「後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく 1巻~5巻」5冊をまとめたものです。重複購入にご注意ください。
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4.0<空の旅団>は、どんな強固な警備もくぐり抜けるという謎の盗賊団。「盗みに入った屋敷の令嬢の心まで奪う」と言われる彼らが狙ったのは、ファロン王国にある宝玉<一つ目の涙>。そしてある朝、侵入不可能なはずのファロン王妃の寝室に旅団からの盗みの予告状が! 城は厳戒態勢をとるけれど、王女のイリーシェは<空の旅団>に興味津々。謎の旅団をひと目見ようと寝室を抜け出して…!? ※あとがきは収録されていません。
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3.8すべては、行き場のない愛と死からはじまった……。北方の小さな町の旅宿<白羊亭>にひきとられひっそりと暮らす少女、ポーシア。彼女はじつは、おのれの過去を知らず、愛する者を失い、たったひとりこの世に放り出された<灰かぶり(ドルー)>――秘薬<薔薇の灰>のこどもたち――だった。正体が露見すれば不死の怪物として忌まれる身に、謎の追っ手がつぎつぎ忍びよる……。新・伝奇ロマネスク! ※イラスト・あとがきは収録されていません。
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-信心深い貴族の少年ジョバンニは、オカルト好きの兄に心を痛めていた。ある日、兄が開いた『神秘愛好の集い』の最中、突然現れたデーモンが客を襲う。邪霊に親しんだ罪で牢につながれた兄を助けようと奮闘するジョバンニ。ひょんなことから居合わせた妖しい美貌の持ち主イリヤと従者ジャン・バチスタが協力してくれるが、謎めいた二人に翻弄されて!? 麗しき悪魔遣いファンタジー!
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4.0ラディーヌ王国の王女でありながら、王宮で暮らしたことのないロザリア。赤い髪の娘は魔女だと言われているため、田舎にある離宮に追いやられたのだ。だが、国が侵略されると、服従の証として、敵国の軍を率いていた青年と結婚させられることになり…!?(魔女の処方箋 薔薇色の媚薬)他、雑誌掲載時に絶大な人気を獲得した作品群を完全収録!! 全6編収録の恋の短編集。
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5.0【分冊版をまとめた1冊】心を閉ざした皇太子に嫁いだ令嬢は身代わり花嫁…その正体は腕利きの女料理人だった!? 身代わり花嫁の美味なる食譜(レシピ)が後宮に起こる事件の謎を解く! 大人気中華後宮ラブロマンスシリーズ、コミカライズ第二弾!! ※「後宮饗華伝 包丁愛づる花嫁の謎多き食譜」1~5話までをまとめたものです。重複購入にご注意ください。
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3.6血染めの廃妃、後宮に帰還す――。 「おまえを廃位する。しかるのち、極刑に処す」 花婿である皇帝、司馬雪峰から突きつけられた言葉は、幸せな結婚を夢見ていた劉美凰の心を容赦なく引き裂いた。残虐非道な稀代の悪女と呼ばれる凶后の姪で、その寵愛をほしいままにしていたがゆえに、美凰は婚礼の夜に起きた政変で断罪され、天下万民の怨敵として刑場に引っ立てられた。 そして十年の歳月が流れ、雪峰の崩御後に皇帝となった司馬天凱は、廃妃劉氏――美凰が幽閉されている離宮を訪ねる。都で猛威をふるう鬼病を鎮めるため、彼女の身に宿る奇しき力が必要になったからだ。幼き頃、姉弟のように過ごした二人はふたたび邂逅し、美凰はいまだ怨憎が煮えたつ禁城に舞い戻る。こたびは紅の面紗をかぶった天子の花嫁ではなく、白き喪服をまとった、皇太后として――。
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3.7首都警察特務捜査官だったイズーは、ある理由から、署長として田舎の警察署へ赴任することになった。行き先は、世界最後の秘境・ダナーク村。都への未練を引きずりながら、鉄道と馬車を乗り継いで、はるばるやって来たそこは、魔女が箒で空を飛び交う、魔法村だった! それは、暴走少女のビーに振り回される、イズーの受難の日々の幕開けで……。マジカル・コメディ・ファンタジー第一弾! ※あとがきは収録されていません。
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3.7京師(みやこ)、鬼市巷にある茶房「洞天茶房」は天界の底に通じている。茶房の主人で科挙の受験生でもある李子春は、天界から女仙さまと一緒に堕ちてきた美麗すぎる花仙の梅鬼と牡丹郎とともに、あやかし退治をすることに!? 李子春の「骨」に惚れながらもクールでストイックな梅鬼と、この世とあの世を面白おかしく生きたい快楽主義の牡丹郎に挟まれて、李子春の日々は愉快痛快にあやかしまみれ!?
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4.2【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】ケンカ仲間の朱雀(すざく)を追いかけて、私立青桃院(せいとういん)学園に編入した如月剣(きさらぎつるぎ)。そこは、良家の子息が固い絆を結びあう、アヤシイ全寮制の男子校だった。朱雀が自分から逃げるように青桃院に進学した理由を知りたい剣だが、いきなりヘンタイ美形上級生・伊集院に気に入られ、学園中を敵に回す。折りしも学園では、青桃会新委員選抜試験が迫っており……。スラップスティック男子校コメディ! 書き下ろしミニ小説は、「四龍島シリーズ」とセルフコラボ!
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3.0四龍島(スーロンとう)、春の盛り。春を寿(ことほ)ぐ花炮(ホワパオ)の祭礼を間近に控えた白龍市(バイロンし)では、付け火騒ぎが街を賑わしていた。現場に残されていたのは、孫(スン)が身を寄せる商家である孫家の品札。孫家では主人が病に臥(ふ)し、一人娘の媛媛(ユアンユアン)に縁談が持ち上がっていたのだが、騒ぎのせいで評判は悪くなるばかり。密(ひそ)かに想い合うらしい孫と媛媛の様子を気にしながら、飛(フェイ)は事件を調べに走るが…。四龍島シリーズ、待望の番外編!
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4.6『絶望の森』と呼ばれる深い森の奥、美女と野獣が愛し合い、暮らしていた。美女の名はダイヤモンド。ジェムナスティ国の王女だった。そして獣の正体は、トードリア国王子ジオラルド。陰謀に巻き込まれた彼は、魔法によって姿を変えられてしまったのだった。魔法を解く方法はただ一つ。誰かとの愛の誓いを立てること。2人は愛の口づけを交わすが…。恋と冒険がいっぱいの痛快ファンタジー!
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4.0伏木カレン。私立高校の一年生。ママと二人暮らしでクラスメイトのBFあり。そんな普通のプロフィールを持つ彼女だが、なぜか過去の記憶をほとんど持っていなかった。だが、ふとした拍子に兄のりくの存在を思いだしてから、カレンは次々と不思議な世界へ引きずり込まれ、やがてリングスシュタットという町にたどりつく。そこで彼女はあるゲームをしなければならないというのだが…。※イラスト・あとがきは収録されていません。
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3.7<深き緑の王国>と呼ばれ、世界の神秘が遺跡のように残る国、フィゼルワルド。16歳になった王女ヴュティーラは、故国を出て行くことを決意する。目指す先は大陸の南の砂漠にある要塞都市テ・クラッド。表向きの理由は機械音痴を直すため、ということだが…。運命をともにしている<連獣>クィンティーザとともに旅に出たヴュティーラだったが、旅先では予想もしない事件が待ち受けていた。※あとがきは収録されていません。
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3.5所属する漫画研究会の廃部を避けるため、連日部室に残って原稿を描いていた熊谷早紀子。折りも折り、同じ舟山高校の生徒が次々、怪奇現象に襲われた! 原因は学校の敷地内にある『入らずの森』では!? 生徒が嫌うその森には、以前から気味の悪い噂が絶えなかった。それでも部室で漫画を描かなければならない早紀子に、美しき幽霊部員、小城美也は「黄昏どきにひとりで部室にいてはいけない」と警告する。そんなある日、帰りが遅くなってしまった早紀子の背後から複数の足音がして…。※この電子書籍は集英社スーパーファンタジー文庫版を底本としております。
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3.2時は平安。かぞえで16歳になる、貧乏貴族の暁信は、結婚相手を熱烈募集中。この時代、妻の家柄や資産が出世に大きく関わるのだ。乳兄妹の実唯があれこれ世話をしてくれるのだが、もともと世渡り下手なせいか、何人もの姫にアタックしても玉砕続き。今度こそ、三日夜の餅(結婚成立)を! …と思った姫といよいよご対面というそのとき、暁信の前に物の怪とともに白銀の髪の童女が現れて!?
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3.5ポムグラニットは見習い魔女。まだ修行歴半年で、故郷のお祭りには家に帰りたいお年頃。だがそれには“魔女らしいことができたら”という、師匠からの宿題をクリアしなければ! 彼女は町の噂で、13人の義姉に日々いじめられているというレギ伯爵の末娘を訪ねる。しかし噂は真っ赤な嘘で、末娘のマダーとポムグラニットは仲良くなるが、マダーには町の噂以上にとんでもない秘密があって……!?
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3.9ファルサン王家の姫でありながら、町中で普通の庶民として暮らすレッカ。まだ16歳なのに、バツイチである。ある日、レッカのもとを、王宮からの伝令が訪れる。西の山の魔王が、王の娘を嫁に望んでいるというのだ! それを聞いたレッカは、伝令のメレンと、男なのにエプロンドレスを着たメイドのネリネと、王宮ではなく西の山に向かうと言い出して!? バツイチ姫の再婚(?)ファンタジー!
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4.6アメリカ禁酒法時代を思い出させる、火星マルスシティ。金髪美人の便利屋鈴木さやかは、人探しの依頼を受ける。尋ね人の名はチュチェ・フェレイラ。いつもスーツできめた小粋な悪党だった。さっそくチュチェを探し出したさやか。チュチェはなぜか、街いちばんの富豪カンディンスキー家の屋敷へ向かう。そこでふたりは罠にはめられ、警察に追われるはめに!! ロマンあり笑いありの大逃走活劇!
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3.0白龍市(バイロンし)の色街といえば、花路(ホワルー)のこと。しかし最近、新しい色街・美路(メイルー)が出現した。瞬く間に店を増やしたその界隈(かいわい)には、妖(あや)しい美貌(びぼう)の男娼(だんしょう)もいるといい、大繁盛の様子。苦々しく思いながらも静観していた花路の面々だが、用心棒との暴力沙汰など物騒な噂も聞こえだし、花路の頭(トウ)・飛(フェイ)は調査のため、なんと男娼として潜入することに!! 一方、さらなる嵐を望む『白龍』マクシミリアンの思惑は…!?
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4.3帰鬼節(ききせつ)、恨(うら)みを残す魂魄(こんぱく)が灯火に浄(きよ)められ天へ帰る祭礼の頃。四龍島西里(スーロンとうさいり)に本土から阿片が上等な洋灯に仕込まれ持ち込まれた。同じ頃、白龍(バイロン)屋敷には伍家(ウーけ)から祭礼の招待状が届く。禁制の品の捜査と因縁ある伍家の招待に応じるべく本土へ乗り込むマクシミリアンと飛(フェイ)。歓待の宴の晩、伍家当主がよこしたのは、亡き母を思わせる銀糸の髪の幽鬼のような女だった。四龍島シリーズ待望の最新刊!
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3.0春から夏へと移ろう季節を迎えた四龍島(スーロンとう)。白龍市(バイロンし)の色街・花路(ホワルー)を束ねる飛(フェイ)のもとを黒龍市(ヘイロンし)の雷英(リーイン)が訪れた。懐かしい客に喜ぶ飛だったが、聞けば盗賊団を追ってきたとのこと。内密に処理したいという雷英の頼みで、領主のマクシミリアンには知らせぬまま港の警護にあたった飛は、結局賊を取り逃がしてしまう。後には一味の少年が置き去りにされていたのだが…。
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4.3動乱が終結し、平和を取り戻した四龍島(スーロンとう)。飛(フェイ)は、『小黒龍(シャオヘイロン)』の名を背負ったまま黒龍屋敷で街の立て直しに尽力していた。だが、西里(さいり)への想いは断ちがたい。おのれの心と、師父の遺した「黒龍をよろしく頼む」という言葉との間で飛は揺れる。やがて、大春節(たいしゅんせつ)の日に正式に『龍』を継ぐことが決まった。飛は、ひとつの決断を下した…。ロングヒット・カンフーアクションロマン、ついに感動の最終巻!
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4.5ついに師父、月亮(ユエリャン)の野望をうち砕いた飛(フェイ)。だが、敗北した月亮が死を覚悟していることに気づき、たまらずあとを追いかけた。黒党羽(ヘイタンユイ)の廟堂(びょうどう)に火を放ち、冥府(めいふ)に赴こうとしていた月亮。追いついた飛は、師父をなんとか救おうともみ合う。しかし、そこに炎に包まれた梁(はり)が崩れ落ち、二人は下敷きになる。危ういところをかばってくれたのは、飛を憎んでいるはずの月亮だった…。
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3.7黒龍(ヘイロン)の動乱を治めるために、白龍(バイロン)に手勢を借りにいくことにした飛(フェイ)。次期『黒龍』の名を背負ったまま、マクシミリアンとの再会を果たす。改めて、自分の還る先はこの男のもとだと感じた飛だが、確かにこの場所に戻れるのか定まらないまま、師父との戦いの場に赴くことに。海には本土伍家(ウーけ)の船団が控え、陸路からは月亮(ユエリャン)の手勢が迫る。ついに、島じゅうを巻き込んだ争いの火蓋が切られた!
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3.5ついに月亮(ユエリャン)が、白龍(バイロン)を攻めるための手兵を集めはじめた。黒龍(ヘイロン)全体が不穏な空気に包まれる中、月亮のやり方を疑問視する者も少なくない。飛(フェイ)は、雷英(リーイン)の手引きで黒党羽(ヘイタンユイ)の根城に入り込み、現状に不満を抱く若い党羽たちに協力を求めた。だがそのとき雷英が、飛こそが月亮の嫡子(ちゃくし)であると彼らに明かしてしまう。はからずも次期『黒龍』の名を背負うことになった飛。彼の運命の行き着く先は…!?
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3.5冬眠(トンミエン)に、『黒龍(ヘイロン)』の座を譲らず月亮(ユエリャン)と戦ってくれと迫る飛(フェイ)。だが冬眠はのらりくらりと返答を避けるばかり。そこに毛家(マオけ)の使者が現れ、草郎(ツァオラン)が父に監禁されていることを告げた。飛は、草郎を救い出す代わりに願いを聞いてくれるよう取引を申し出る。一方、白龍(バイロン)では、悲しみにくれる花路(ホワルー)の前にマクシミリアンが現れた。悔しいなら仇を討てと挑発するマクシミリアンに、花路は一斉に刃を向けた…!
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3.8ついにマクシミリアンと再会を果たした飛(フェイ)。おのれの未来はこの男と共にあることだと見定めた彼は、事態の収拾を約してマクシミリアンと別れた。師父、月亮(ユエリャン)のゆがんだ野望を阻止するために、飛は雷英(リーイン)らと共に黒龍市(ヘイロンし)に向かう。黒龍市では、帰還した月亮を主(あるじ)に据え、改めて白龍(バイロン)に攻め込むたくらみが進んでいた。本土・伍家(ウーけ)の思惑もからみ、四龍島(スーロンとう)に再び嵐が巻き起ころうとしている…。
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3.7敬愛する師父の刃(やいば)に倒れた飛(フェイ)が死の淵から目覚めたのは、青龍(チンロン)・高楼街(カオロウチエ)だった。雷英(リーイン)が、飛は死んだと偽って、高楼街の頭(トウ)のもとに彼を匿(かくま)ったのだ。愛する人に裏切られ、なにもかもなくした飛。このまま命を手放そうかと思いつめた矢先に、マクシミリアンが生きているという知らせがもたらされる。全てを失った飛に見えるのは、ただ一つ、マクシミリアンの冷たい銀灰の瞳だけだった…。
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3.3四龍島(スーロンとう)、白龍市(バイロンし)。花路(ホワルー)一の娼館(しょうかん)から素封家(そほうか)に引き取られるはずの娼妓(しょうぎ)が逃げだした。娘は飛(フェイ)のもとに現れると、「好きだからそばにおいて欲しい」と泣きだして…!? (表題作)。白龍屋敷の執事、万里(ワンリー)には、花路の頭(トウ)をつとめる弟がいた。血のつながらない弟・遠里(ユアンリー)が、大龍(ターロン)に殉じてこの世を去った背景には、兄弟の悲しい絆が隠されていて…(「遠里」)。大人気、四龍島シリーズのお楽しみ番外編!
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3.7飛(フェイ)の出自を知った羅漢(ルオハン)たちは、マクシミリアンを廃し次期『白龍(バイロン)』の座に就くよう飛に迫った。急進派の羅漢と、飛に花路(ホワルー)離脱を勧める葉林(ユエリン)とが対立し、仲間たちの間でも争いが起きる。守りたいと願っていたものを自らの手で壊していくことに耐えられず、追い詰められた飛は、ついにある決意を固め、白龍屋敷に乗り込んでいくことに…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ、ついにクライマックスへ!
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3.7本土から戻ったマクシミリアンは、即座に街じゅうに触書を出した。花路(ホワルー)、龍江街(ロンチャンチエ)、大船主組合の全てを追い落とすかのようなその内容に、街は騒然となった。方々から『白龍(バイロン)』排斥の声があがり、一触即発の空気が漂う。それを裏で煽動しているのは、白龍転覆を目論む東州茶房主人こと月亮 (ユエリャン)だった。そしてついに、「花路が大龍(ターロン)の子を擁している」という決定的な噂が流されはじめて…。
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4.0領主である『白龍(バイロン)』が白昼堂々、花路(ホワルー)の頭(トウ)を拉致(らち)したことで、街は騒然となった。屋敷に真意をただしても煮え切らない返事ばかりで、花路の中でも『白龍』への不信が渦巻き始める。一方、本土外人居留区へ連れていかれた飛(フェイ)は、ついに己の出自の証拠を突きつけられた。が、マクシミリアンの少年時代の深い心の闇に触れ、彼を置いて逃げることにしだいにためらいを覚え始めるが…。
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3.3飛(フェイ)は、大龍(ターロン)と正妻の尊夫人(スンフーレン)との間に生まれた子供だった…。その事実に気づいたマクシミリアンは、確証を得るために過去の書類を探り始めた。『白龍(バイロン)』の奇行や、白龍屋敷と花路(ホワルー)の確執などで、しだいに街はざわめき始めている。それを機に、これまで沈黙を保っていた東州茶房(とうしゅうさぼう)主人が、積年の怨みを晴らすべく行動を開始した。激動の運命にまきこまれた飛が、街のために下した選択は…!?
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3.5青龍(チンロン)の後見について、ようやく『黒龍(ヘイロン)』と対面したマクシミリアンだが、『黒龍』はのらりくらりと返答を避けるばかり。その様子からマクシミリアンは、『黒龍』は無能を装っているだけではないかと疑いを抱いた。一足先に白龍(バイロン)に戻った飛(フェイ)は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。が、悩みのあまり花路(ホワルー)に心を砕けなくなっている自分に気づいて…。緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第14弾!
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3.4『青龍(チンロン)』の後見についての承諾を得るため、マクシミリアンは黒龍(ヘイロン)へ使いを出す。が、先触れの万里(ワンリー)が何者かに襲われ、拉致(らち)されてしまった。白龍(バイロン)屋敷から、独断での万里の救出を禁じられた飛(フェイ)はマクシミリアンへの反発心から、あえて禁を破り黒龍に乗り込む。屋敷が勢力を失い、黒党羽(ヘイタンユイ)という猛者(もさ)集団が悪事をくりかえす黒龍市では、ある密かな企みが進行していた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第13弾!
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3.3マクシミリアンの婚礼も終わり、表向き平穏を取り戻した白龍市(バイロンし)。だが、飛(フェイ)の心の中には言い知れぬ嵐が吹き荒れていた。また、マクシミリアンの強引な政策に花路(ホワルー)からも不満の声があがっていた。そんな折、大酒庁(ターチュウテイン)から白龍に『青龍(チンロン)』の後見を頼みたいという書状が届く。他市の意向をはかるため、マクシミリアンはクレイ・ハーパーを伴って朱龍(チューロン)へ赴くが…。待望の四龍島(スーロンとう)シリーズ第二部始動!
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3.0春の盛り。マクシミリアンを主(あるじ)に戴いたばかりの白龍市(バイロンし)。火つけや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家(ウーけ)の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。折しも、本土の染付(そめつけ)ばかりをねらった壷盗人を探していた飛(フェイ)は、盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って…。マクシミリアンとクレイ・ハーパーの本土時代の友情を描いた短編も同時収録! 四龍島(スーロンとう)シリーズ初の番外編。
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3.6マクシミリアンの最後の一手は、青龍(チンロン)の姉・雪蘭(シュエラン)を娶(めと)り、すべての諍(いさか)いを水に流すというものだった。突然つきつけられたあっけない結末に、飛(フェイ)は納得がいかない。最愛の姉の婚姻を前に、青龍は最後の抵抗を試みる。それを阻止するために再び奔走しながら、飛は次第に、マクシミリアンの思惑どおりに動くことに対する憤りを感じはじめる…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第11弾、いよいよ青龍篇解決へ!
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3.4母かもしれない玲泉(リンチュアン)が目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった…。青龍(チンロン)の襲撃はくいとめたものの、飛(フェイ)の中で何かが崩れかけていた。『青龍』は高楼街(カオロウチエ)をつかって陸路から再び白龍(バイロン)を狙うが、それに反発した高楼街の頭(トウ)・酔熊(ツォイション)は、青龍屋敷を見限る決定を下す。大詰めを前に飛の脳裏に浮かぶ敵の姿は、『青龍』ではなく冷たい銀灰の瞳だった…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ第10弾!
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3.6ついに『青龍(チンロン)』がその牙を剥いた。白龍(バイロン)を欺き、樹林房(シュリンファン)主人の命を狙ってまでひそかに木材を集めてきたのは、白龍を攻撃する船団を作るためだったのだ。だが、敵がどこに船を隠しているのかわからず、飛(フェイ)はあせりを覚える。一方で、街を騒がせ続けた祥船(シャンチョアン)の跡取り千雲(チェンユン)が、青龍と内通していた証拠の書状を残して突然失踪する。いよいよ対決の時が迫っていた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第9弾!
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3.6マクシミリアンを追って青龍(チンロン)屋敷までやってきた飛(フェイ)。酔熊(ツォイション)という男の助けを借りて首尾よく屋敷に潜り込むが、『青龍』の不穏な噂に警戒感を覚えていた。屋敷に単身のりこんだマクシミリアンは、『青龍』麗杏(リーシン)に、表向き客人としてもてなしを受ける。宴会でまたも酔ったふりをしたマクシミリアンは、一同が油断した隙に麗杏の偏愛する姉の雪蘭(シュエラン)を誘拐するが…!? 緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第8弾!
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3.4青龍(チンロン)・酒坊街(しゅぼうがい)から送られてきた酒甕(さけがめ)の中にしびれ薬が混入されていた。梅雪楼(メイシュエロウ)主人が被害に遭い、飛(フェイ)は犯人の意図を探るため、孫(スン)を青龍へ向かわせた。その矢先、祥船(シャンチョアン)屋敷に出入りするマクシミリアンを目撃する。不信感を覚える飛だったが、マクシミリアンが祥船の手配で青龍へ向かったのを知り、自らも青龍行きの船にとび乗った! いよいよ「青龍篇」クライマックス! 四龍島(スーロンとう)シリーズ7作目。
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3.6朱龍市(チューロンし)は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である。一計を案じて単身朱龍入りした飛(フェイ)は、到着早々、悪質木材商の材財房(ツァイツァイファン)にかどわかされる。屋敷には少年・桃(タオ)と樹林房(シュリンファン)の身内の女性、玲泉(リンチュアン)が捕らえられていた。二人を逃がすために立ち回っていた飛を危ういところで救ったのは、白龍市(バイロンし)にいるはずのマクシミリアンだった…。ますます目が離せない、四龍島(スーロンとう)シリーズ第6弾!
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3.3宿敵・青龍の意を受け、白龍市を内側から食いつぶそうとする大船主・祥船。彼らに対抗するために、なんとか樹林房との取引を復活させたい飛は、マクシミリアンに再三朱龍市行きを迫っていた。折しも、李の弟分である燕が、祥船といさかいを起こして狙われている。一向に動きを見せないマクシミリアンに業を煮やした飛は、事件に乗じてある計略を巡らせるが…。四龍島シリーズ第5弾登場!
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3.3『大龍』の死後、白龍市では大船主・祥船が木材の取引を独占していた。彼らの勢力拡大を阻止するため、マクシミリアンはかつて親交があった朱龍市の材木商・樹林房を訪ねることにする。しかし、ちょうどそのころ白龍市内で幽鬼騒動がもちあがった。またも背後に『青龍』がいると見た飛たちは、騒動の黒幕を探しはじめるが、次第に意外な真相が明らかになり……。四龍島シリーズ第4弾!