平凡な高校生活を送る少女・羽月には、友人にも言えない秘密があった。幼い頃から身にまとっていた<香り>が強く立ちのぼる時、右手が銀色に変わること。そして、母の命令でいつも自分に影のように付き従ってくれる兄の塔埜が好きなこと――。だが、同じように<香り>をまとう青年・由和と出会って羽月の日常は一変する。彼は、特殊な能力で暗殺を行う闇の一族の人間だというのだが…!? ※あとがきは収録されていません。
Posted by ブクログ 2009年12月23日
お久しぶりすぎるコバルト文庫。挿絵の人が好きだという理由で購入した友人より拝借につき一気読み。
響野夏菜さんは「S黄尾」シリーズが好きで読んでましたが、そちらはノリのよいコメディタッチなのに対して、こちらは完全なシリアス路線。
香りをまとうっていう設定はおもしろかった。
こういった特殊環境で育っ...続きを読む
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