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青龍(チンロン)の後見について、ようやく『黒龍(ヘイロン)』と対面したマクシミリアンだが、『黒龍』はのらりくらりと返答を避けるばかり。その様子からマクシミリアンは、『黒龍』は無能を装っているだけではないかと疑いを抱いた。一足先に白龍(バイロン)に戻った飛(フェイ)は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。が、悩みのあまり花路(ホワルー)に心を砕けなくなっている自分に気づいて…。緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第14弾!
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Posted by ブクログ
「龍は微睡む」で始まり、「龍は薫風を駆ける」で終わり。(と、思ったら続編が出た) レビューは薫風にまとめてます♪
これから先、飛はいったいどうなるのと、心配しながら悲しくなるこの1冊。 黒龍から戻った飛が花路に顔を出すと、白龍屋敷を悪く言う輩がいるという噂を聞かされ、休む間もなく走り出す飛。同じ頃、マクシミリアンは青龍の後見の件で黒龍と対面していた。マクシミリアンへの想いを抱えて重い気持の飛は、噂の出所を探る中...続きを読むで白龍屋敷の手勢に誤って捕えられてしまい…。 マクシミリアンとの関係に一人思い悩み、思い詰めていく飛。徐々に飛との関係に気付いていくらしいマクシミリアン。やはり何か裏があるらしい師父の動きに注目しながら、常に前向きだったはずの飛の心情の変化を追い掛けてください。
夜市では悪いウワサがたっていた。それは菊花節をまえに菊の被害が相次ぎ、それが花路のしわざであり、花路は白龍に反感を抱いているというもの。捜索に乗り出した飛だったが、陥れられ賊として白龍屋敷の牢へ入れられる。そこで今までずっと避けてきたマクについにもう解放して欲しいのだと訴える。
無事に助け出された万里と一緒に、青龍の後見について、『黒龍』と対面したマクシミリアンだが、当代『黒龍』は、のらりくらりと返答を避けるばかり。 先触れの使者の件を引き合いに出して、返事を促すも、その『黒龍』の様子からマクシミリアンは、無能を装っているだけではないかと疑いを抱く。 一方、一足先に白...続きを読む龍に戻った飛は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。 その噂の内容が、近頃夜市で菊の鉢が割られる事件が頻発していて、その犯人が「花路ではないか?」というものであった。 飛は、その噂が白龍屋敷へと届く前に、何とか火消しをしてしまいたいと考えるが、悩みのあまり花路に心を砕けなくなっていて、なおかつ、マクシミリアンから距離を置こうとする…… という話でした。 随分、長い話のシリーズモノで、一度最後まで読んでいるので、この先を知っているからいいんですが。 ここからしばらくは、とてもとても飛がつらいだけの状況が長く続くので、なかなか読み進められなくて、今回は苦労しました。 初めて読む人は、なるべくこの先まできっちりそろえてから読むことをオススメします。 飛の出生の秘密が、飛の中でこじれにこじれて。 そのせいで、マクシミリアンの目が見れなくなって。 マクシミリアンはそれに気がついていて、いらだっている。 そんな感じで、とにかくつらいです。 まだまだ続きがあるので、ここはさらっと読んで、次に進んでください。
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